今日Seriaでカリンバ用マグネットを買った。いや、別にカリンバ専用のものではない。カリンバに使えるちょうどよい大きさのマグネットである。
カリンバのテクニックとして、磁石で音の高さを変えられるというのを先日動画で知った。なんと磁石をキーの真ん中より少し下の辺りにくっつけると、そのキーの半音くらい下が出る。おお!これは便利!と思って、しかも「100均で6個入りとかで売ってます」と書いてあったので、「100均でマグネットなんか売ってたかな?」と思いつつ行ったら、8個入りで売っていた。いろんなものがあるんだなあ。
ちょっとここでカリンバの解説である。私は17キーのカリンバと34キーのカリンバを持っている。34キーは半音階(ピアノで言う黒鍵)があるので、出せる音域の範囲の曲ならなんでも弾ける。(低い音は一部出せない)
34キーカリンバ。
キーが2段になっている。
しかし、17キーカリンバには半音階がない。キーは1段だけ。ほとんどの機種はこれだ。
したがってこいつではハ長調に移調して臨時記号がない曲しか弾けない。これはけっこう困るところである。
まあ、34キーカリンバを持っているのなら、それだけ使えばいい、で話は終わってしまう。しかし音質は今持っている4台のカリンバのうち、LingTingというメーカーの17キーのカリンバが一番きれいで気に入っている。響きがすごくいいのだ。これで弾ける曲、つまり17音で弾ける曲は弾いているのだが、例えばヘ長調の曲を弾こうとしたら、B♭が出てきた時点でアウトである。そういうときに、このマグネットをキーに貼り付ければ、BをB♭に変えることができるということらしい。残念ながら音を上げることはできないので、フラット系の調にしか対応できないが、それでもだいぶ選択肢は増える。
ということで、LingTingのカリンバで今まで弾けなかった曲を一部弾けるんでないの?と思って買ってつけてみた。
こんな感じ。ほくろみたいである。
弾いてみると、うん、確かにB♭ぽい音が出る(正確にチューニングしてないから適当)。それ以外に臨時記号として♯あるいは♭が出てきたときには、素早くマグネットをずらしてまた元に戻す、というテクニックもあるようだ。けっこうハードル高いな。でもおもしろい。1曲試しに弾いてみたが、うん、これは使えるかも。
夜には昨日Amazonで注文していたカリンバの楽譜が届いたのだ。
カリンバを始めた頃、いろんな人がいろんな演奏をYouTubeにアップしていて、自分でもいろいろ弾いてみて、なんとなくジブリの曲とユーミンの曲ってカリンバに合うなあと思っていた。単にその2つがオルゴールアレンジでよくあるからかもしれない。
先日はカリンバをアコーディオンなんだかハープなんだかわからない持ち方で伴奏を弾きながら多重録画でメロディーを弾いている動画も見た。いろんな人がいろんなことをやっていておもしろい。ちょっと真似はできないが。
たまたま去年の10月にAmazonで見つけて買ってみたカリンバだが(存在は知っていた)、最近はコロナでの巣ごもりもあって始めた人が多く、静かにはやっているらしい。私も適当にぽろろんと弾くのであった。