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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日のお昼ごはんは作業所の企画ランチ。カツ丼セットだった。福利厚生の一環として無料。めっちゃうまかった。

カツ丼

うちの職員のすごいところは、こういう料理を10人前以上作ってしまえるところだ。以前何かで読んだが、たとえば蕎麦を打つのが趣味で、玄人はだしの蕎麦を作って客人に出してるとする。お客さんは「こんなにおいしいお蕎麦が作れるのなら、お店を出せるのでは?」と言うのだが、そう簡単にはいかない。それはなぜか?

おいしく作るだけならアマにもできる。しかしプロとアマの違いは、これを1日50人前、同じクオリティで同時にたくさんのお客さんにあまり待たせることなく提供できるか、というところらしい。フレンチのシェフなんかもそうで、ひとりでひとつの料理を時間をかけて作るのでなく、バンケットなどでたくさんのアシスタントシェフを使いながら100人前の料理を一斉に提供しないといけない。そういうことができるのがプロだという。

カツ丼と言うと、作業所の60代男性が「昔警察でカツ丼食わしてもらったよ」と言うのでみんなびっくりした。「何やったんだ」「本当にカツ丼とるとかあるの?」と話を聞いたら、献血カードを落としてしまったらしく、そのカードを拾った人がそれを悪用し、彼の名前で何か悪いことをしたらしくて家に警察が来て連れて行かれたと。そして容疑が晴れたらカツ丼が出たと。ああ「ごめんね」みたいな感じだったのか。でも本当にカツ丼とるんだ。

そう言えば前テレビで元刑事の人が出ていて、「利益供与になるので今は取り調べでそんなことはやらないが、昔は刑事のポケットマネーでほにゃらら」と言ってた。取調室でカツ丼なんてドラマの中の話だと思っていた。


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