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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

携帯をMVNO、つまり格安SIMに変更した。

前々から検討はしていた。菅総理が携帯の料金を下げると言っているが、本当に下がるのか、いつ下がるのかもわからない。前から携帯料金は痛かったので、格安SIMを改めて調べてみた。

私はかつて格安SIMも使っていた。5~6年くらい前だったが、その頃はガラケーとスマホの2台持ちだった。セキュリティの2段階認証でキャリアメールのアドレス(@ezweb.ne.jp)が必須なサービスがあり、auのメアドを手放すわけにはいかなかったので、通話とメールはガラケーにして、格安SIMでスマホを使っていた。2台持ちでもauのスマホを持つより安かった。しかし2台持ちはやはりめんどくさいので結局auのスマホ1台に戻した。

ふと、キャリアメールを必要とするサービスがどうなってるか調べ直してみた。今では変わっているかもしれない。auに来たメールはGmailにも転送されるようになっているので、Gmailの画面から過去に来た全てのメールの送信元アドレスを調べ、ひとつひとつしらみつぶしに調べていった(と言っても携帯のメールはもともと殆ど使ってない)。その結果、上記の「携帯アドレスが必須」だったサービスは「強く推奨」に変わっており、前はワンタイムパスワードの送信先が「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」「@softbank.jp」などでないと弾かれたのだが、その他のアドレスでもよくなっていた。というかSMSにしろよ、てな感じだ。

ということで、キャリアメールがなくても大丈夫ということがわかったので、他にもいろいろ調べて格安SIMにMNPすることにした。格安SIMでも以前使っていてそんなに不便を感じたことはなかった。速度が落ちることがあるが、そもそも外で動画を見たりするようなこともないライトユーザなので、多少遅くてもかまわない。

どこのMVNO業者がいいか調べていったが、OCNモバイルONEがよさげだった。自分は今でも月1GBプランで、1GBを超えると勝手に上限が上がって値段も上がるプランだが、実際に1GBを超えたことはない。電話は普段はあまりしないが、するときは1時間半とかしてしまう。そういうことを考えると、

・音声対応SIMカードの1GB/月コースが1,298円(税込み)
・通話料は税込み22円/30秒(OCNの電話アプリを使えば11円/30秒)だが、「トップ3かけ放題」935円/月(税込み)というオプションがある

で、さらに容量追加オプションが550円/1GB。1GBをオーバーしても550円でもう1GB買える。「トップ3かけ放題」というのが他にはない特徴で、「その月の国内通話料のうち、「上位3番号」の通話料が0円になる」というオプションで、これを使えば兄弟と2時間、友達と1時間半話したりしてもそれらが0円になる。一回話すとめっちゃ長くなるが、電話する相手自体はあまり多くない自分にとっては一番重宝するプランかもしれない。今でもかけ放題のオプションはつけているが、それだけで1,700円もかかっている。

ところでau固有のサービスや、大手キャリアではなくなって特に困ることはないだろうか。携帯に詳しくない人はわからないことがあるとショップに行って聞くので、ショップがなくサポートもよくわからない格安SIMや格安携帯は心配で使いたくないらしい。わからんことがあったら自力で調べられる私みたいな人はそういう心配はいらん。よくわからない人は、そもそも格安というものの存在を知らないようだ。LINEモバイルとかがCMやってるのに自分の理解できないものは脳みそをスルーするのだろう。

その他緊急地震速報やらJアラートやら大丈夫か調べてみたら、Yahoo!防災速報を入れておけばOKらしい。それはすでに入れてある。災害用伝言ダイヤルは使えない。まああれは各キャリアがやってるものだからしかたがないので代わりにweb171を使うしかない。年齢確認ができなくなるのでLINEのID検索や電話番号での検索ができなくなるな。これは前にも格安SIMでLINEやっていて知っていたが、ちょっと不便かもしれないなあ。目の前にいる人とならQRコードで友達になればいいのだが、離れている人と友達になるのはちょっとめんどうだ。LINEモバイルなら大丈夫らしいが、まあいいや、裏技はある。

他になにかあったかな。auスマートパスは使ってないし、au Payの残高が消えることもないだろう。au Payはauユーザでなくても使えるものだし。よし、大丈夫だろう。

しかしまあ、携帯料金が高いのは3社がほぼ独占状態だからなのだが、こんなにもMVNO業者が乱立していて圧倒的に値段が安いのにそっちに流れないのは、いかに日本人のITリテレシーが低いかということだな。日本がIT後進国だと話すと「え?進んでるんじゃないの?」と言う人がいるが、日本が進んでいると思っている時点で人々の意識が遅れている。キャッシュレスが進んでないことと、Wi-Fiスポットが少ないというのが外国人旅行者が日本に来て困ることのベスト3に入っていたと思う(残る1つは英語が通じない)。ビジネスでもまだアナログな押印やFAX文化が残っていて、ステイホームでテレワークで仕事をしていて、せっかくペーパーレスでやっているのに最後の最後で上司のはんこ1つもらうためだけにプリントアウトして電車に乗って会社に行くというわけのわからないことになっていたという。河野さんには頑張って押印文化とFAXを撲滅してもらおう。ああ今日は話がそれるそれる。

話をもとに戻すと、MNPでOCNモバイルONEに切り替える手順を調べていたら、まずはauでSIMロック解除を行い、MNP予約番号を発行してもらい、OCNモバイルONEに申し込んでSIMカードを発行してもらい、それに設定をするとOK。SIMロック解除はネットですぐにできる。MNPの転出手続きはネットか電話でできる。格安SIMは普通はネットで申し込むが、OCNモバイルONEはMVNOでは珍しく実店舗で即日でできるらしく、この辺だとヨドバシに行けばできるらしい。

じゃあ今日中にできるじゃん。

と思い立ったが吉日。WebでSIMロック解除をし、電話でMNPの予約番号発行を発行してもらい、Go To ヨドバシ。MVNOのカウンターでちょっと時間を食ったが無事に切り替えができた。ちゃんと通話もできたしネットもつながる。文句なしである。これで月3,000円は安くなる。地味に大きい。13年使ったauをさっくりやめてしまった。

切り替えたスマホのロック画面。左上に「NTT DOCOMO」の文字が。OCNモバイルONEはドコモの回線を使っている。

OCNモバイルONEのスマホ画面


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