今日の朝、玄関でなにやらがちゃがちゃ音がしていた。ゴミを捨てに行った妻が鍵を開けようとしても開かないらしい。妻は超心配症で、団地の階段を下りて出たら30秒もかからないゴミ集積場に行くのにも鍵を閉めていく。それで戻ってきたら鍵が開かなかったようなのだが、とりあえず私が内側から開けて試してみた。確かに鍵を挿しても左右に回らない。鍵を変えてもだめである。どうやらシリンダーの方がおかしくなったようだ。2人そろって外出してなくてよかった。
しかたがないので県営住宅のサービスセンターに連絡した。シリンダー交換が必要になりますが、居住者の負担になります、と言われた。「またかよ」というところだ。トイレの鍵が壊れたときも自己負担だった。故意に壊したわけでもないのに、玄関の鍵なんて県営住宅の設備なんだから県の方で負担するべきでしょう。とは言わなかったが、言ったほうがよかったのか?「知っている業者があればそちらに頼んでもらってもいいのですが、こちらからも業者を紹介できます」と言われて、知っている業者なんかないのでそのまま紹介してもらった。
紹介してもらった業者に電話をしたら、金額は税込みで22,000円です、と言われた。
22,000円、2万2千円、にまんにせんえん、ニマンニセンエン、nimannisenen・・・・・・・・・・・・
ううううう、この数ヶ月臨時出費が続いて経済状況がどんどん悪化しているので、もう大きな出費がないといいのに、と思っていた矢先である。なんでうちで負担せなあかんねん。思わず関西弁が出てしまった。はあ、頭が痛い。
そう言えば昔、妻と結婚した頃に住んでいたマンションで、防犯のために玄関にもう1つ鍵をつけたいと思って管理会社に相談したら、「自費でつけるのはかまわない。鍵は退去時にこちらに渡してもらう」ということで了解が得られたので、業者に頼んでつけてもらったことがある。消費税がまだ5%の頃だったのだが、事前の電話では「料金は21,000円になります」と言われていた。そして業者が工事に来て代金を請求されたときに、「21,000円と消費税で22,050円です」と言われて、「なんじゃそりゃ」と思った記憶がある。21,000円と言われたら20,000円+税だと思うだろう、普通。なんだか腑に落ちなかった。
改めてネットで鍵の業者を探してみたら、4,000円とか10,000円とか書いてあるが、「部品代が別とか言って法外な金額をふっかけてくる悪徳業者もいる」というのも書いてあったので、自分で業者を手配して失敗するよりまだいいか、と自分を慰めてみる。