スマホのOSアップデートがあると通知が来たので、アップデートしてみた。Android8からAndroid9 Pieへアップデート。ちょっと失敗した。こういうのはアップデート直後にはいろいろ不具合があったりするから、しばらく待って世間の評判を調べてからアップデートするべきだったのだが、新しもの好きだからついやってしまった。アップデートして何か変わったか見てみたが、デザインとかいろいろ変更されたりタスク一覧が横に並ぶようになったりしたが機能的にはあまり変わりはない。「電池が長く持つ自動調整バッテリー機能が追加されます。」と書いてたが本当だろうか。
マナーモードがなんかおかしくなった。「マナーOFF」「バイブ」「ミュート」があるのだが、「ミュート」にしてもアプリを起動すると音が鳴るぞ。なんでや、と思っていろいろ試したら。どうもアプリの音量設定はマナーモードの設定とは独立しているみたいだ。たとえば音楽プレーヤーで再生すると音が出るが、それは「ミュート」でも出る。そしてメディア音量を個別にミュートにすると、今度は「マナーOFF」でも音が出ない。じゃあ「バイブ」と「ミュート」の違いは何?と思って音量の詳細設定をみたら、何も違いがない。前のバージョンでは「バイブ」は着信音は鳴らないけどメディア音は鳴る、「ミュート」ではメディア音も鳴らない、だったのになんでこんな変な仕様にしたの?
いろいろ試してみたが、どうやら「マナーOFF」「バイブ」「ミュート」では着信音の音量のみをマナーモードごとに設定できるが、その他の音量はマナーモードとは独立しているらしい。
「マナーOFF」の設定。
「バイブ」の設定。着信音の音量がミュートになっただけ。
「ミュート」の設定。「バイブ」と全く同じ。
一見マナーモードごとに個々の音量を設定できるように見えるが、「着信音の音量」以外はマナーモードの設定とは独立している。たとえば「マナーOFF」でメディア音量を設定すると、「ミュート」にしてもその設定が引き継がれる。他の「通話音量」「アラームの音量」も同じである。全くわけわからん。「ミュート」にしたら自動的に全部音量ゼロになってほしい。アップデートのお知らせに「マナーモードがよりシンプルに設定できるようになります。」と書かれていたが、ちょっとひどくない?
裏技らしきものを発見したのだが、「高度なマナーモード」という自分でカスタマイズできるモードがあって、それでは「着信音」「アラーム」「メディア」「タッチ操作音」が全てミュートできるのだが、このモードではバイブもOFFになる。つまりポケットに入れていても着信に全く気がつかないというわけだ。なかなか痒いところに手が届かない仕様である。
あと、アプリ一覧を出すのにホーム画面の下の方、アイコンとクイックパネルの間をわざわざ上にスワイプしないといけなくなった。Android7のときもその仕様だったのだが、Android8ではスワイプしなくてもタップしただけで一覧が出るようになったのに、また元に戻ってしまったではないか。前の方が使いやすかったのに、なんでかなあ。通知画面を2段階で下にスワイプしないと設定アイコンが出なくなったのもちょっと使いにくくなった。今回のアップデートはいまいちだらけだ。通知領域やクイックパネルのデザイン変更なんてどうでもいい。
結局アップデートしても何もいいことなかったな。今のところは、なので何か他にいいこと悪いことがまだまだ出てくるかもしれない。