今日は8時50分起床。うう、遅い。今月に入って一番遅い。目覚ましはかけてなかった。7時58分に目が覚めて、起きようと思ってサナギの状態になった。そこから動けない。辛くて辛くて動けない。いつの間にかまた横になっていた。気がつくと50分経っていた。作業所の日でなくてよかった。作業所だと無理やり起きれていたのだろうか。
道尾秀介「片眼の猿」読了。なんつーか、不思議なミステリーだった。読んでてシリアスかと思ったら急にコメディータッチになって、ルパンだかめぞん一刻みたいなノリになったりして、またシリアスになったと思ったら最後の方の謎解き、そしてどんでん返しに継ぐどんでん返し。「騙された」「また騙された」「ずっと騙されてた」てな感じだ。
今日は昼から横浜防災センターという所で体験ツアーというものに参加した。昨日実習に行った作業所のイベントだったのだが、まだ正式な利用者ではないけれどもはまーさんもどうぞ、と言われたので参加してみた。
横浜防災センターには初めて行った。かわいらしい消防車がお出迎え。
広報宣隊防センジャー。何のひねりもない。
1階はゆったりとしたくつろぎスペース。
まず最初は20分くらい防災の啓蒙映画を観た。くさい芝居で、免許証更新の時に見せられる映像を思い出す。ガイドのお姉さんがかわいかったのでテンションが上ってしまった。
続いて地震シミュレーターで揺れの体験。
この上に乗ってバーにつかまり、揺れを実際に体験する。最初は震度5強。東日本大震災のときの横浜の揺れがこれくらい、と説明されたが、もっと揺れてなかったっけ?とみんな話す。あれはいきなりだったし、こんなバーにつかまってなかったからもっと大きく感じたのだろうな。
揺れはだんだん強くなっていって、最後は震度7。これはさすがにやばい。つかまっていてもふっ飛ばされそうだ。目の前3方向を大きなスクリーンに囲まれていて映像が映し出されるのだが、家の中でタンスが倒れてきたり、屋外で自販機が倒れてきたりしてなかなかリアルだった。長周期地震動の体験や、関東大震災のときの揺れを再現したりもした。長周期地震動は船酔いしそうである。
その次は消火器体験と煙体験。タイムリーと言っては怒られるだろうが、ノートルダム大聖堂が火事になったばかりだ。まず消火器の使い方を教わり、実際にやってみる。と言っても本物の消火器ではないのだが、前面にスクリーンがあって映像が映し出されている。鍋で火が燃えているのでそこを狙って消火すると、ゲームのように狙ったところに泡かなんかが当たって無事消火できる。
続いて煙体験。火災のときの煙への対処法をレクチャーされ、実際に煙の中を歩いて避難してみる。この写真は狭い通路の上から煙がもくもくと下りてくる様子をガラス越しに見ているのだが、この中を歩く。
袖で口を覆い、這うようにして端から端まで歩いて行った。けっこうきついな。でも火災では火よりも煙のほうが恐いとのことだ。一酸化炭素中毒だけでなく、煙で喉や気管がやられ、窒息死することもあるとか。
最後は災害シミュレーション。モデルルームのような部屋に入って待機していると何かの災害が起こるので、適切に行動する訓練である。2つのグループに分かれてやったが、うちらは大きな台風が来て大雨洪水警報が出た。もう一つのグループは緊急地震速報が出た。地震のグループは机の下に隠れたりしていて、その後ヘルメットがあったのでそれをかぶってドアから出て避難していた。うちらの洪水は、みんなどうすればいいかわからずカーテンを閉めたりしていたが、ドアが開かなかったので階段で2階へ避難(と言っても階段は3段しかなかったが)。これは洪水でもう扉が開かない状態だという設定だったので、高いところに行くというのは正解だったようだ。シミュレーションのあとに色々解説があったのだが、「ブレーカーは忘れずに落としてください」と言われた。忘れそうだなあ。いろいろ頭で知っていても、いざというときに人ができるのはその2割くらいとのこと。だからこういう訓練が必要だという。1年に1回くらいやった方がいいな。これは個人でも申し込めるのだろうか。
ツアーの後は展示スペース。大型のタブレットがあって、クイズやら災害用伝号ダイヤルのシミュレーションができた。
防災グッズがいろいろ展示されていたが、「水で光るLEDライト」というのが便利そうだなと思った。
体験が終わった後、バスで図書館へ移動し、本を3冊借りて帰ってきた。
東野圭吾「犯人のいない殺人の夜」
表紙にタイトルが書いてないのだ。東野圭吾の本なので適当に借りてみた。
栗本薫「鬼面の研究」
名探偵伊集院大介シリーズの第3弾。
筒井康隆「わが愛の税務署」
筒井康隆の自選短編集6。ブラックユーモア《現代》篇。
防災の体験をしたから、今日の動画は復興応援ソングにしよう。AKB48の復興応援ソング「掌が語ること」。