SNSを見てると、次の元号が「令和」と決まってから情報システム業界が騒がしい。どうやら「令」には2種類の文字コードがあるらしい。
U+FA98 https://t.co/EQfIZ854DD は互換漢字,トラブルのもとです.
たとえば,
・Twitterで使うと,U+FA98はU+4EE4に変わります.
・U+FA98とU+4EE4を(Ctrl+Fで)検索するときに同一視するかどうかはブラウザによります.お仕事がちょっと増えた人がいるかもしれません. pic.twitter.com/Ujg5dbXEN2
— Taro YABUKI (@yabuki) 2019年4月1日
「令」の字は、
下を縦棒に書く方(左)が「活字体として」正しく、
下を「マ」に書く方(右)が「楷書体として」正しい。結論――どちらも正しい。#新元号 pic.twitter.com/TBA7kMaEip
— MooLing (@MooLing_jp) 2019年4月1日
…その場合、新元号を入れてテストじゃ済まなくて、対応方針を決めて(たとえば、U+4EE4に統一する。U+F9A8をはねる)、仕様を確認して実装して、テストする…ってことになるわけで、それなりに大変そう。他の異体字にも影響が出る場合もあるわけですから…
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2019年4月1日
ああー、まぁそうかもしれんとは思ったけど…
Office は U+E44Eの令とU+F9A8の令(Twitterでは正規化されるらしい)を区別してる模様。U+F9A8の令を入れて普通に「令」で検索すると見つからないやんかー…ブラウザでは、Chromeは同一視してくれる模様。一方IE11もEdgeもFirefoxも別扱いするわ…
— 上原 哲太郎/Tetsu. Uehara (@tetsutalow) 2019年4月1日
こういうケースは想定していたかなあ。していなくってもあと1ヶ月でなんとかしなくちゃならない。幸運を祈る。