再び光療法を毎朝やったり薬の調整をしたり、今は心理も入って臨床心理士の元で認知行動療法もやっているが、進展ははかばかしくない。
というわけで、最後の手段「修正型電気けいれん療法(mECT)」をやることにした。ただ、うちの病院には常勤の麻酔医がいなくて週に2日しか実施できる日がない上に、枠が混んでて今から予約すると8月の終わりから9月の頭頃に開始となる見込み。週2回の通電を4~6週行う、とのことで退院が10月にずれ込むのは必至。まさかこんなに入院期間が延びるとはなあ。ありとあらゆることを試してきたが、mECTは最終手段である。
ちなみにこの治療法は、巷で言われているほどのリスクはない。記憶障害に関する副作用については、なぜそのような根も葉もない噂が流れているのか主治医は不思議そうだった。信頼できる医師が書いた書籍やWebサイトでも、優れた治療法の一つとして紹介されていることが多いので、悪い噂だけが一人歩きしていったのであろう。