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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

9月にほぼスキンヘッドな坊主頭にしてから3ヶ月。

まあまあ伸びてきて、サイドの髪が鬱陶しくなってきたので、バリカンで刈ってみることにした。散髪代を浮かせるために、これから自分でやろうと思って買ったのだ。二千円いくらかだったので、すぐに元は取れる。髪の毛をキャッチするシャンプーハットみたいなやつも一緒に買った。

 

とりあえず洗面所の鏡の前に立ち、自分でやってみた。バリカンにはアタッチメントがいくつもついていて、髪すき用が長髪用と短髪用の2種類、短髪用アタッチメントが3mm6mm9mm12mmの4種類。どんなに刈ってもこの長さに揃うというアタッチメントである。取説によると、長い方から使っていって、徐々に短くしてできるだけ自然な感じでサイドや後ろを刈り上げるといい、と書いてあった。

 

・・・いきなり3mmでやってしまった。読んだことを無視した、というよりすぐに忘れてしまっていた。とりあえずサイドと首の後を刈り上げてみた。

 

途中で妻がやってきて言った。

「後ろ、変だよ」

そうかそうか、変か。変だと思ったよ。しかし合わせ鏡で見てもよくわからない。

「虎刈りになってるし、段になってるよ」

ありゃ虎刈りか。均等に刈れていなかったか。段は・・・、いきなり3mmからやってしまったという過ちに、そのとき初めて気がついた。

まあ虎刈りは、その辺を徹底的に刈れば、アタッチメントの長さで揃うのでなんとかなったが、問題はその後。取説とは逆に少しずつアタッチメントを長くしながら上に刈っていった。

 

悪戦苦闘した結果、まあまあの出来になった。「失敗したら、また丸坊主にすればいいや」と思っていたが、丸坊主は免れて、前髪も少しだが残った。スポーツ刈りという感じ。

 

妻にやってもらえばいいのだが、失敗したら嫌だと言ってやりたがらないので、自己責任でやるしかない。コツは、バリカンを当てる周囲を、もう片方の手のひらで触りなつつ、段になってないか把握しながら刈っていくことだと悟った。3mmのアタッチメントでも、少し浮かせれば4mm5mmになる。手で触りながら、買っているところが段にならないように、うまくグラデーションをつけられればオッケー。

 

ビギナーズラックかもしれないが、まあ、「失敗したら坊主」のつもりでお気楽にやればいいか。


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