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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

明日の土曜日は、この団地の自治会の夏祭り。常任委員にとって、1年を通して最も大変な行事だという。先日妻が打ち合わせに行ってきて、いろいろ段取りを聞いてきた。祭り自体は明日だが、今日はいろいろ準備があり、翌日には当然後片付けがある。

今日は、女性陣は出店の準備と仕込み、男性陣は櫓の組み立て、ということになっている。妻は当然行かないといけないが、私は行かなかった。櫓の組み立て自体は常任委員の役目ではなく、定年退職して暇を持て余しているような「お祭り男」たちによって毎年行われているらしい、というのが理由の1つであるが、もう1つ理由がある。それは、

「まだ若いのに、平日の昼間からぶらぶらしてると思われたくない」

からである。

 

まだ自分たちの「事情」は誰にも話してはいない。だから、「あそこのご主人、いつも昼間にぶらぶらしているわね。働いているのかしら?」と思われたくないのだ。まあ、実際働いてないわけだが。それで、実際に調子が悪いという理由もあるが、昼間はあまり人目につかないように息を殺して生きている。

しかし、いくらかくれんぼしていても、だんだんわかっていくことだし、いずれは自分たちの事情も話して理解してもらう必要がある。しかし、まだその時期ではない。そのためには周辺住民に自分たちを信頼してもらわないといけないし、それは少なくともこの1年間、きちんと常任委員の責務を果たした後、と考えている

とりあえずの関門としては、この夏祭りの役割をきっちりこなすこと。メインは妻の仕事だが、自分も店番などを手伝って、後片付けにも参加できればしようと思っている。

常任委員でなければ、適当に参加して何か食べて盆踊りでも踊ってればいい祭りであるが、運営側はけっこう大変。どんなイベントも同じ話ではあるが、とにかくこの夏祭りを乗り切ったら、あとは楽になる。

とは言え、自治会の行事はまだまだある。敬老の集い、日帰りバス旅行、クリスマス会、餅つき大会などなど。否が応にも巻き込まれてしまう、昭和を感じさせるコミュニティの姿がここにあった。


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