前回の記事の続きで、昨日参加した心理ワークショップで、「気」を送ってもらった後の話。
カウンセリングの受講生の実習が催眠療法ということで、被験者なる自分は催眠療法を受けた。自分は自律訓練法を昔からやっているので、催眠に対する誤解もないし、その辺の話は早い。まずは先生が自律訓練法を私の左手の温感で行ない、トランス状態に誘導し、言葉で潜在意識に働きかけてきた。
と書いたが、大半の人は???かもしれない。
自律訓練法というのは、たとえば「右手が重たい、右手が重たい」とか「右手が温かい、右手が温かい」とか、頭の中でつぶやきながら、その部位に意識を集中させる、という自己催眠である。この例で言うと、実際に右手がずしんと重く感じたり、本当に温かくなったりする。体をリラックスさせ、心身のバランスを取る効果がある。
自己催眠というと胡散臭そうに思うかもしれないが、医療現場でも用いられている、れっきとした治療法である。スポーツ選手なども取り入れていると聞く。私が教わったのは、ボイストレーニングの先生である。レッスンの最初に必ずこれをやらされた。
その後、受講生の実習として、再び催眠療法を受けた。その前に自律訓練法を行ったばかりだったからか、すぐにトランス状態に入ったような気がする。ヒーラーの話がオーケストラの話だったのだが、オケ伴で合唱曲を歌ってた頃のいろんな場面が、かなりはっきりとしたイメージとして視覚的に頭の中に出てきた。
自律訓練法では体をリラックスさせることはできても、それ以外の暗示を自分にかけることは難しい。訓練すればできるものなのだろうか?