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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日も相変わらずしんどくて気力がなくて、会社を休んだ。そう言えばリフレックスを追加したときに抜いてみたデパスを昨日から服用しているが、まだ目に見える効果はない。デパスは一応頓服として処方されているから、自己判断で無茶をやっているわけではない。とにかく、早く少しでもよくなってほしいのだ。

昼前に、会社から持たせられている携帯に同僚のMさんからメールが。「○○のCD-ROMってどこにある?」電話して場所を伝えたついでに、いろいろ話をした。私がひたすら「みんなに申し訳ない」と謝って、薬を変えたりしていろいろやってるけど、なかなか調子があがらなくて医者も困っていて、なんて話もした。

仕事に関しては、自分がこんな状態だし、そんなにクリティカルなタスクを担当しているわけではないので、私待ちの案件はあるが、なんとかなっている。Mさん曰く、先輩のYさんが「はまーさんがフルで出勤できたら、凄いパフォーマンスを出してくれると思っている」と言っていたらしい。評価してもらっているのは非常にありがたい。だからこそ、活躍の場を与えられているのに、その場所に上がっていけない自分がはがゆい。

ところで、音楽プロデューサーの加藤和彦さんが首をつって自ら命を絶った。「おらは死んじまっただ~」が本当になってしまった。全くしゃれにならない。先日クレヨンしんちゃんの著者が事故で亡くなったときに、しんちゃんの真似をして「おら、死んじまったぞ~」と言ったら妻に「不謹慎」と言われた。全くその通りであった。この場をお借りして関係各者にお詫び申し上げるしだいです。

それはそうと、加藤氏もうつ病だったそうだ。奇しくもつい数日前、「希死念慮」とはという日記を書いたところであった。http://news.livedoor.com/article/detail/4401482/ によると、遺書や友人の話で、

「自分の思うようなものができないと悩んでいた。若い時には当たり前のようにできたことができなくなり、そのジレンマが卓越した創造性を侵していき精神的に追いつめられていった」

「うつで仕事が進まない。作品を書こうと思うとダメなんだ」

という状態だったという。理想と現実のギャップ。自分のことを「ダメなんだ」という自己否定。自分を自分で追いつめてしまい、やはりそれが希死念慮につながってしまったのか。うつ病が「死に至る病」であること、そして時として死の選択をほのめかすようなサインを出していることをみんなに知ってもらいたい。この病気の「犠牲者」が一人でも減るように。


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