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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

デイケアキャンプ2日目。前日の晩は寝付くのにちょっと時間がかかったようだった。何度か朝目が覚めたが、まあいいや朝食ができるまで寝ていよう、と思って8時くらいまで寝ていた。宿泊施設は研修生が利用するちゃんとした個室で、ちょっとしたビジネスホテル並みできれいなところなのでゆっくり寝ることができた。

起きて下に下りていくとちょうど朝食ができあがるところで、みんなもう起きていた。早朝組は朝6時から釣りに行ったそうだ。もし魚がつれたら朝食に、ということだったのだが誰も期待していなかった。が、13匹も釣れたそうだ。朝食では釣れたてのきすが出た。うまかった。

その後はみんなで片付けして掃除して集合写真を撮って解散。だらだらやっていたので、全部終わったのは12時前であった。

家に帰ってきてのんびりする。けっこう寝たので疲れはあまり残ってなかった。行く前はちょっと心配だったが、無事乗り切れてよかった。しかし、今日はもう一つ大きなイベントが残っている。夜からうちで、うちの家族と彼女の家族とが集まってお食事会をするのだ。来るのはうちの両親と東京で働いている兄、そして彼女のお母さんとお姉さんと姪、そして仕事の都合でわからないがお兄さんも来れるかも、という話だった。

父親は祖母の家に泊まるが、母親はうちに泊まることになっていた。うちには来客用の布団がないから、と言っていたら結婚祝いにプレゼントするから、ということで昨日布団を送ってきた。

それはいいのだが、それが普通の布団でなくて、父親が商売で売っている「健康にすごくいい布団」らしいのだ。めんたまが飛び出るほど高いらしい。17時頃に両親がうちに来たが、挨拶もそこそこに父親はその布団についての解説を始める。

と言うか、その前にさんざんそれを説明するための実験みたいなものをやらされた。「Oリング」というテストなのだが、利き手の親指と人差し指でわっかを作って力を入れ、それを人が外してみる。それが簡単に外れるかなかなか外れないかでその人にどれくらい力があるか、それはすなわち健康の具合を表すらしい。

それで、電磁波がどうだとかこの布を当てるとどうだ、とかでいろんなテストをやらされて、そしてこの布団の上でやるとどうだ、とか、要するにの布団が本当に健康にいいことを説明しようとしているのだ。私はこういう「健康にいい」とか言うものをうさんくさいものが多いので、今までできるだけ耳を貸さないようにしていたのだが、今日はついにつかまってしまった。いったい何をしに来たんだ、そう思ってしまった。まあ布団はくれるというのでもらっておこう。

18時半に兄がやってきて、19時頃に彼女の家族もやって来た。デリバリーのおいしい中華料理があって、ときどきうちでは頼むのだが、それのセットを頼んだ。ここの中華はとてもうまくて私も彼女もファンなので、それを大量に注文できるのはずっと楽しみだった。ちょっと遅れて料理が届き、みんなでお食事会。

みんなすぐに打ち解けてくれて、それはいいのだが父も兄もあんまり酒は飲まないと思ったらけっこう飲んで、父は酔っ払って大丈夫かな?という感じになってしまった。夜遅くなってから彼女のお兄さんも来てくれた。結婚式もなにもしてなかったので、両家の家族がこうして顔を合わせるのは初めてだったし、今後もなかなかこういう機会はないだろうが、やってみてよかった。

終わったらすっかり遅くなっていた。母親に泊まってもらうために、送ってもらった布団を敷いて順番に風呂に入り、寝たのは0時過ぎだった。最近にしてはちょっと夜更かしだ。さすがにちょいと疲れた。


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