昨日、仕事の帰りに本屋で平積みしてあったので、何気なく手にとって買った本。
アエラムックの「職場のうつ」という本で、「復職のための実践ガイド」と副題がついている。
「本人編」「家族編」「職場編」とわかれていて、それぞれ非常にいい内容である。ぜひとも本人はもちろん、家族、それから会社のメンタルヘルスに関するセクションの人、いや全ての会社員に読んでほしい一冊。
これを読んで、前の職場がいかに「理解しようとしているけど空回りしていて、全てにおいて後手後手にまわっており、うつ病で休職していた社員をスムーズに復職させることが全くできていなかった、むしろ再発に追い込んでいた」ということが、よ〜くわかった。
「うつ病」という病名は知られていたが、何がうつ病の兆候か、うつ病になったら本人は、家族は、職場の人は何に気をつけないといけないか、まだまだそこまで情報は広まっていない。
たとえば風邪をひいたら、
「あ、俺風邪ひきかけかも」
「無理しないで早く帰って休んだ方がいいよ」
という会話が普通にされるように、
「最近よく眠れないし、体ずっとだるいし気力でないし、俺うつかも」
「無理しないしちょっと休んで、病院に行ってみなよ」
という会話が普通にされるようになるのはいつの日か。