頭が割れるように痛い。
首と肩が異常なまでに凝っている。調子が悪い証拠である。
左目と右目の像が一致しない。
今さらながら、村上春樹の「1Q84」を読んだ。
2つの月が空に浮かぶ世界に迷い込んだ話。
昨日、夜空を見上げてみた。
自分にとって、昔から月は2つだ。はっきりと間隔があいて、2つに見える。
それが普通の世界だと思っていた。普段はその2つの像を1つに見せるために、目の周りの筋肉が頑張っている。その筋肉が弱っていると、左右の像を一致させることができない。
今でもPCの画面に向かって、同じウィンドウがずれて並んでいる不思議な世界を見ている。自分の両眼視差はかなり大きいが、見た目は正常に見える。特殊な斜視らしい。普通の人にはもちろん月は1つに見えるらしいが、特殊でない斜視の人には、月はいくつ見えているのだろうか。
そう言えば斜視の友だちが一人いた。そういうことを聞いても差し支えない間柄なので、今度何かのついでに聞いてみよう。