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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

どうも熟睡できない。割とよく寝たと思って目が覚めて時計を見ると0:00。その後はなんども目が覚めては寝て、という感じ。4:30にも一度時計を見た。寝ながら「まだ朝にならないのかなあ」とずっと感じていた。一応眠ってはいるのだが、眠りは浅いような気がする。

6:00に起床し、顔を洗った後、熱を計る。35.9℃。血圧、脈拍とも正常。喉がまだ少し痛いほかは、風邪らしき症状はない。外出は大丈夫かな。

朝食直前に裏技を使ってしこんでおいた洗濯を、朝食後、ちょうど残り10分の注水のときにも裏技でバケツリレーで手早く済ませる。バケツも2つ使うことによって、さらに時間短縮できた。終わったらさっさと干しに行く。今日はいい天気で、気温も上がるらしい。よく乾くだろう。

それはそうとなんだか熱ぽっくなってきた。大丈夫かいな?まあ、今日の外出はあえて強行することにしてみよう。調子が悪い中、外出してどれだけ自分の状態を客観的に把握しながら行動できるか、ということも試してみなくては。無理を感じたら帰ってくればいい。うがい薬とコップも持っていって、外出先でもうがいすることにしよう。

出発まで音楽を聴きながら、財布の中身を整理し、レシート類を捨てたり、皮膚科の領収書を「医療費領収書」と書いた封筒に入れたりする。家賃を振り込んだときのATMの明細も封筒に保存する。なんだかんだやってるうちに出発時間が近づいてきたので、着替えて準備をする。

バスと電車を乗り継ぎ、いつも行っている散髪屋へ行く。待ち時間の間これを書いている。今のところ疲れは感じない。電車でも座れたし、ずっと音楽を聴いていたせいかもしれない。

散髪が終わってから近くのカレー屋で昼食を摂り、電車へ乗って乗り換え駅へ。その後は、人混みに慣れるためにわざと混んでいる方の本屋へ行き、「情報セキュリティアドミニストレータ」の参考書を買う。問題集を出しているのと同じ出版社のやつである。そして文庫本のコーナーをぶらぶらしていると、精神科を題材にした小説だか手記だかがあったので、2冊買った。

今日は早めに戻ることにする。時間には余裕があるが、帰りの電車に乗る。今のところしんどくはないが、風邪がぶり返してはいけない。なんだか汗が出ているのは、今日が暑いせいなのか、自分の冷や汗なのか。

病棟に戻って荷物の整理をする。15:00にお風呂だが、外出届を返却したときに「今掃除中だから、終わったら呼びます」と言われたのでしばし待つ。その間に買ってきた参考書をぱらぱらとめくる。前の参考書よりポイントが絞られていてわかりやすい。

シャワーを浴びて体を洗った後、しばらく汗が出てくるのを拭き拭きスキンケアをしてから、また参考書を読む。16:00になった。帰ったときに出してもらったコードでハンドヘルドPCの充電をしていたが、またコードを返却し、家計簿をつける。

夕食後、18:00頃まで音楽を聴きながら体を休め、その後に買ってきた参考書を読み進める。ポイントは絞ってあるが、解説は詳しくない。前まで読んでいた参考書を読んだ上でポイントを整理するのにちょうどよい。ポイントの説明の後に、何題かずつ設問があって、読んだ知識を確認するのに役立つ。

夜もしばらく勉強を続ける。ポイントの説明の後の設問は、問題集にも出てきた問題がいくつかある。別試験の過去問もあれば、独自の問題もある。知識の再整理には役立つが、どうせなら別の問題があればいいのに、と思う。なんだか熱っぽくなってきたぞ。おいおい。19:40頃に頭が働かなくなってきたのでやめにする。頭を使うと熱が出るのだろうか。風邪をひいたときは頭も使わない方がいいのかな。今夜も早めに寝よう。

また、朝起きれなかった。

夜はけっこうよく寝たと思うが、途中で喘息が出た。その間少し苦しかった。2回時計を見た記憶があるが、1回目は11:30だったか0:30だったか「まだこんな時間か」と思った。2回目は3:30だったか4:30だったか、「あれからけっこう寝たな」と思った。

6:00になっても6:30になっても起きることができなかった。意識はあった。覚醒はしていた。周りの音は聞こえていた。でも眠たくてもっと寝ていたい。起きるのがしんどい。そっち思いの方が強かった。7:00になり朝食の時間になり、なんとか体を動かすことができて、朝食を食べにホールに出ていった。T看護婦は「早く起きなさい」と言う。そんなこと言わなくたっていいのに。まず「どうしたの、起きれなかったの?」とか、優しい言葉をかけてあげるということはできないのだろうか。それにしても喉は痛いし鼻水は出るし、なかなか体調が安定しない。今日も作業療法は自粛しよう。

朝からずっとベッドに横になって寝ている。今は10:40だ。やはり調子が悪い。喉が痛いし、体もだるい。週に一度は外出してストレス耐性訓練をすることにしていて、明日は散髪して買い物する予定だったが、大丈夫だろうか。とりあえず外出届を出す。調子が悪ければ中止にしよう。勉強も進めたいが、体調を整えるのが先だ。

昼食後、ドリッパーでコーヒーを入れて飲み、また横になる。なんだかやはり熱っぽい。体のだるさは午前中よりましなのだが。はてさて、なんでなかなか治らないんだろう。病院でぬくぬくと生活しているため、抵抗力や免疫力が落ちてしまったのか。病み上がりで運動会に出たり、昨日の夜のように卓球したため、治りかけたのがいちいちぶり返しているのか。とにかく今日は風邪を治すことに専念しよう。

16:00の服薬までまた寝ていた。風邪薬の作用か、夜も寝ているのに眠ってしまっていた。ホールへ出ていくと月曜日に退院したSさんが来ていたので少し話した。薬を飲んでうがいをして、また休むことにする。

17:00の夕食までまた横になっていた。今度は別に眠っていたわけではないが、CDを聴きながら休んでいた。夕食を食べた後、また横になろう。夕方になるとなんだかまた熱っぽくなってきた。喉も少しまだ痛い。うがいはしてるんだけどなあ。明日は外出予定にしていたが、予備日として明後日の外出届けも出しておけばよかった。

メールチェックすると、同じ県の山岳連盟に所属している若手クライマーが単独で沢登りに行ったまま戻らず、捜索した結果、発見したものの手遅れだったというメールが入っていた。非常に残念だ。去年は北海道の歴史ある山岳会でも、やはり沢登りでベテランを含め3人死んでいる。

18:00過ぎ、検温する。36.7℃。熱はないが、自分としては少し熱っぽい。暖かくしなければと思って、サマーセーターを着て布団を二枚重ねで寝ていたら、かえって暑くて汗をかいてしまった。ペットボトルのお茶で吸水する。水分は多く取らなくては。「外出届、日曜日の分も予備で出しておけばよかったな」検温しながらそう言うと、看護婦が「外出なら、土曜日に『変更します』と看護婦に言えば、多分大丈夫ですよ」そう教えてくれた。そんな融通かきくのか。知らなかった。外泊はいろいろと面倒なのでそういうのは無理だそうだが、外出なら何とかなりそうだ。しかし、日曜日は外出予定がないというので灰皿当番を引き受けてしまった。ま、なんとかなるっしょ。

さっきの事故報告のメールに対してML宛に返信する。万が一のときのために、すぐに初動体勢に入れるように、うちの会でもいくつかシナリオを用意しておいた方がいいのではないか、と提案した。企業のリスクマネジメントでは「コンティンジェンシープラン」と呼んでいるもの、ということを付け加えておいた。こういうことを書くと反感を買うだろうか。

その後もCDを聴きながら横になっているうちに20:00になった。今日は眠剤をもらって飲んでさっさと寝ることにする。

長い夜だった。眠れなかったわけではないが、途中何度も目を覚ましては「まだ夜か」「まだ夜か」と思った。以前のようにいちいち何時、と確かめているわけではないので、どれくらい連続して寝ているのかはわからない。途中で目が覚めたときに、布団が裏がえっていたり、ポータブルCDプレーヤーがソフトケースから飛び出しているのに気づいたりした記憶はあるが、夢を見た記憶はない。私は深く眠れたのだろうか。起床時刻の少し前からみんな起き出してきたようなので、私も起きて洗面をすませた。

今日は8:00から皮膚科に通院。10月というのにけっこう暑い。薬だけでもよかったけど、保湿剤のワセリンがべとべとするので、クリーム状の保湿剤を出してほしいと思い、診察を受けることにした。8:30過ぎに皮膚科に着いたというのに、一時間近く待たされた。まあ、こんなにもよく混むものだ。今まで「抗炎症剤」だと思って顔に塗っていた軟膏が、ただの「保湿剤」だと教えてもらい、さらにそのローションタイプがあるというので、それを出してもらうことにした。

バスの時刻を確認し、少し時間があるので駅ビルをふらふらしているうちに、ズボンを一本買ってしまった。そんなことをしているうちにバスは行ってしまい、次のバスが来るまで100円ショップをぶらぶらした。これくらいでは全然疲れを感じなくなった。

病棟に帰ってくると、看護婦からメモを渡された。ずいぶん前からお願いしていたカウンセリングだが、ようやく来週の月曜日にアポが取れたという。えらい長く待たされたものだ。話すことを整理しておかなくては。

昼食後も試験勉強を続ける。問題集の問題は「ものすごく難しい」という程度ではないだが、完璧な解答は書けない。まあ、完璧でなくてもいいや。それよりも、問題文を読み違えたり、よく読まずに意図から外れた解答を書いてしまう。それは避けるように注意しなければ。

ホールでは看護実習生が企画したレクリエーションをやっているが、私はもう試験が10日後に迫っているため、参加しないことにする。学生さんが病室にお誘いに来たが丁重にお断りする。

Mちゃんが退院していった。みんなで見送りに行った。最後に外来で医師と面談があるというので、外来まで行き、面談している間、玄関横の喫煙所で待つ。と、Tさんが入ってきた。「Mちゃん、今からもう行っちゃいますよ」そう言うと、「あら、ちょっと待ってて」と言い、荷物を置いてトイレへ行ってしまった。その後、面談を終えたMちゃんが来たが「Tさんがトイレに行ってるからちょっと待ってて」そう言って待ってると、その間にO嬢もそこを通りかかって、お見送り隊に加わる。Tさんが戻ってきて、じゃあ家に帰るから、というところで退院したA君に玄関で出くわす。何か用事があって来たらしいが、グッドタイミングだ。涙もろいMちゃんはまた泣きそうな顔で、一人一人と抱擁していく。最後は両親の車で帰っていった。見えなくなるまでみんなで手を振った。退院してもまた調子が悪くならないことを祈りつつ、病棟へ戻った。

その後は勉強の続き。問題集をやっていく。16:00からはリラックス体操をやって、17:00までの余った時間で少しだけグランドに行ってオカリナを吹く。食後少し休んでから問題集の続きをやり、午後Iの問題をすべてやり終えた。明日は午後IIの問題に取り組もう。

夜は喫煙所で少しお喋りした後、軽く卓球をした。O嬢にこの病院のカウンセラーについていろいろ話を聞いた。カウンセラーはどうやら3人いるらしい。カウンセリングに行くのに「話したいことまとめておかなくちゃ」と私が言うと、O嬢は「それはやめた方がいいっていう話だよ」と言う。たまにそういう人がいるらしいが、そうしない方がいいのか。その場でカウンセラーが引き出すものなのか。「瓶のふたを開けるのが私の仕事です。そこからいろんなものが出てくるかもしれない。でも、その瓶のふたを閉めるのも私の仕事です」カウンセラーがO嬢にそう言ったらしい。

話題がかわって、私が精神医学の本を買ったので読もうとしている、という話をすると、それはやめた方がいいんじゃないかとKさんは言う。どうなんだろうか。普通、医者は患者に対して病気や治療方針について詳しい説明をする。が、ここの医者はそういう説明はしてくれない。医者は自分に対してどういう治療をしようとしているのか自分でいろいろ知りたいと思って買ったのだが、それはよくないのだろうか。

さて、20:00もまわったことだし、後は就寝準備をしてから何をしようかな…。

隣のベッドの人の気配で目が覚めた。時計を見ると起床時間の直前だ。ほどなくして起床を知らせる放送が入った。う~ん、眠いけどえいやっと起きて洗面しにいく。最近はよく眠れてる。昨日の晩も、1回か2回布団ちゃんとかぶってるかなぁというのを半分寝ぼけながら確認した程度で、それ以外は目を覚ました記憶はない。ちょっと寝過ぎかもしれないが、別にかまわないのだろうか。

メールチェックすると、山岳会の仲間のKちゃんから返事が来ている。のでまた返事を書く。栄養士で病院に勤務しているので、病気についても、詳しくは知らなくても偏見はあまりないと思うので、山岳活動を休止している旨を説明した他の人宛のメールを転載する。私の日記を読んでくれていた人だけに送ったメールだが、躁状態に陥ると正常な判断力を失うので、山岳活動中に躁状態に陥って自分を含めたパーティのメンバーを危険な状態に陥れる可能性があるという内容である。

問題集の続きを1題だけやった。システム監査の問題だ。やはり難しい。なんとなくはわかるが、的を得た解答がやはりかけてない。いっぺんにたくさんの知識を詰め込んだものの、それら個別の知識の重要度が頭の中で整理されていない証拠だ。より一般的で的確な書き方で解答すべきなのに、どうしても具体論的な答えを書いてしまう。

今日の午前中は運動会だが、外は雨だ。まあ、体育館でやるから関係ないが。私は8:00過ぎに小雨の中、厚着をしてグランドまで行き、小さな建物の屋根の下でオカリナを吹く。病棟に戻ったら少し熱っぽい感じがした。やばい、また風邪がぶり返したか?

運動会はけっこう盛り上がった。各競技のルールも、スタッフ側もなんだかうろ覚えで、最初の競技をやった後、少し違うというので「今のは練習とします」とかなんとか言って、結局2回も「本番」のはずの「練習」になったりした。「練習」ではうちのチームが2回とも勝ったのに、「本番」では負けてしまった。う~む、納得いかんぞぉ。それはそうとして、よく見るとアンカーがゴールするときに張っているテープは包帯だ。さすが病院。

タイヤ転がしはけっこう難しかった。車のタイヤだが、スペアタイヤなのか、細めのやつを転がして戻ってくるだけなのだが、細いせいか安定が悪く、なかなかまっすぐに進んでくれない。少し転がしては軌道修正して、という感じでなんとか乗り切ったが、人によってはえいやっと転がしたらぜんぜん別の方向へ行ってしまってあわてて追いかけたり、ちょこちょことタイヤにくっついて転がしているものの、方向がだんだんずれていったりする人もいた。一度タイヤが思わぬ方向へ行ってしまったりして失敗すると、みんなあせって余計に失敗を繰り返す。なかなか人生の縮図を見ているようでおもしろかった。

本当に小学生や中学生の頃に戻ったようで、けっこう楽しめた。玉入れもけっこうやってみるとむきになってしまうし、フォークダンスも楽しかった。でもけっこう疲れた。最後の綱引きは、久々に全力を出しきった。あんなに力を入れたのはいつ以来だろう。クライミングで必死に手で支えているとき以来だろうか。クライミングがやりたくなってきた。

午後からまた問題集の続きをやる。まあまあの解答を書けたものもあるが、やはりベストではない。まあ、この問題集では「問題の解き方に慣れる」という感じで取り組んだ方がよさそうだ。今の段階でベストの解答を書けなくてもいい。復習するポイントをつかんで、もう一度重点分野を来週復習しよう。

私の担当のY看護婦が別の病棟に異動になって、N看護士が担当になったらしい。「よろしくね」Nさんがそう言う。Nさんは話のわかる人なので、こちらもやりやすい。

入浴した後、勉強を続ける予定だったが、Iさんと話を始めたら、話が盛り上がってしまった。入浴前にIさんとTさんが話しているのにちょこっと割り込んだときに「薬の本、持っているんですよね?」と聞かれたので「見たいですか?」と言ったら「見たい見たい」と言うので貸してあげたのだが、風呂から上がってくると、Iさんが「見方がわからないんですけど」と言うのでそのまま話し込んでしまって、気がつくと16:00だった。服薬後、喫煙所で一服していると、今度はK君と話が盛り上がってしまって、結局もう16:50だ。勉強は進まなかったけど、ま、いいか。

新しく私の担当になったN看護士に呼ばれて、私のハンドヘルドPC(「電子手帳」ということになっている)の充電のことについて、充電のためのコードを夜間はナース室で預かる、ということが決まったと言われた。充電していることをできるだけ目立たないようにして、袋に入れてカモフラージュしていて、一度婦長にも見てもらってそのときは認めてもらっていたのだが、改めて看護婦が預かる、ということになったらしい。やはりコードが問題になるからということだ。まあ、本体を取り上げられると困るが、充電のコードだけだったら昼間充電すればいいので特に支障はない。毎朝10:00にナース室に取りに行って16:00に返しに行く、ということになった。充電はその間にすればいいか。

風呂の後、上着を着ないでずっと話していたため湯冷めしたのだろうか。夕食後、なんだかまただるさを感じて熱っぽくなってきた。勉強したかったがこの状態では無理なので、しかたなくベッドに横になって音楽を聴きながら休む。夕方の服薬では風邪薬が出てなかったが、それまで薬で抑えていたのが、薬効がきれてまた症状が出てきたのだろうか。

寝ていると、看護婦から呼び出しがあった。「風邪薬がまだ残っているので飲みますか?」ということなので、ホールへ出ていって飲む。熱っぽいので熱を計るが、やはり平熱。身熱があるのだろう。

明日退院するMちゃんが「今までありがとう」と言ってお別れのプレゼントをくれた。廊下で「ありがとう」「がんばってね」を言い合う。もうすぐ連絡会だ。今度こそ彼女は本当の「退院の挨拶」をすることになる。手を握りあって、また会えるよね、そう言う。プレゼントの中身は、靴下と、手のひらサイズの小さな人形。薄紫色の透明で、宇宙人らしき何者かがボールを持っている。なかなか私にぴったりなシュールな人形で嬉しかった。

夜も寝て体を休めようと思ったが、19:00から「力の限りゴーゴーゴー」の2時間スペシャルで、「ハモネプ東西対抗」という特別企画があったので見てしまった。なんと「こーろころころ」の犬飼さんが出ている。そうだろうなあ、世界アカペラ連盟の日本代表だもんなあ。東西の大学アカペラサークルのバンド3つずつが出てきたが、京大が一番うまいと思った。判定は関東96対関西104で関西に軍配があがった。この間の高校生と比べると、はるかにレベルが高い。なかなかおもしろかった。4年前にヴォーカルアンサンブルの講習会で一緒のグループで歌ったことのある人がレギュラーっぽく出ていた。その当時はまだ大学生で、その頃からだいぶ感じは変わっているが、テレビ出演するようになるとは。しかしまあ、アカペラもだいぶ世間に広まってきたようだ。特別ゲストでm-pactが出ていた。

20:00にメールチェックする。いろいろやり取りしているメールの返事が来ているので、また返事を書くために返信のドラフトに放り込んでおく。就寝準備をしてからゆっくり返事を書いて、今日は早めに寝ようかな。

起床の放送で起こされた。せっかくぐっすり眠っていたのに。とは言え、一晩中ぐっすり、というわけにはいかなかった。何回か目が覚めたのか覚めかけたのか、あ、一回時計を見た記憶がある。何時だったか覚えてない。それから布団を2枚重ねているのに、気がついたら1枚しかなくてもう1枚がずり落ちていたのも覚えている。寝相が悪いからなぁ。寝付くのにちょっと時間がかかった記憶がある。ちょっと頭かかっかしていたからか、寝ようとするときに私の悪い癖である空想癖が現れてしまった。強制的に起こされて、まだ眠くてもっと寝たいと思ったが、えいやっと起きることができた。

朝食後もまだ眠いというかだるいというか、あまり調子がよくない。少し喉も痛いし、まだ風邪は治りきってないようだ。今日は無理しないようにしよう。午前中は作業療法もお休みにして勉強しよう。しばし音楽を聴きながら横になる。同室の人もほとんど寝ている。

シーツ交換は水曜日だが、明日は午前中に運動会があるため、今日やることになった。という放送が急に入った。なんでこういうことをいつも「急に」言うのだろう。まあいいや。手っ取り早くシーツ交換を済ませる。一服してから勉強モードに入ろう。

午前問題集の残りをやる。昨日やった分の解説を読んで、その次は「情報セキュリティの運用管理と評価」に入る。7問しかないが、4問しか正解しなかった。情けない。まだまだ理解が浅いのと、問題文や選択肢をよく読んでひっかけ問題にひっかからないようにしなければ。

それにしても、廊下が騒がしくて集中できない。シーツ交換を自分でしない人のために病室に看護士とスタッフが入ってきてシーツ交換をしているが、しじゅう喋りまくってとてもうるさい。どこの病院に行っても、病室や廊下では静かにする、というのは常識だと思っていたが、この病院ではどうもそういう雰囲気ではない。医療スタッフ自らが大声で話しているのだ。どうなっているのだろうか。婦長に直談判してみようか。

と思ってホールに出ていったら、ちょうど婦長がいたので聞いてみた。「ここはいろんな患者さんがいて、周りが静かだとどんどん落ち込んでいくような患者さんもいるので、できるだけ声かけなどをしていく方針なんです」と説明してくれた。まあ、そういう方針で医療スタッフ側がやっているのならしかたがないだろう。ただ、さっきは部屋に私一人しかいなくて、明らかに本を読んでいる状態なのに、大声で看護士が話をしていた、ということを話すと「そういう場合はちゃんと状況を見て判断しないといけないですね。注意しておきます」と言ってくれた。ここの婦長はかなり話がわかる人だ。

午後Iの問題を2題やってみた。「監査」の問題はぼろぼろだった。何をどう答えていいやらわからない。解答と解説を読むと納得して、読めば「そんなことはわかっていたのに」と思うのだが、いざ出題されると、その通り答えられない。難しいものだ。

記述式問題の続きをやってみる。う~ん、ぜんぜんまともな答えが書けない。しかし、試験制度の概要によると「情報セキュリティアドミニストレータ」は「システム利用者」の位置づけの試験なのに、こんなに高度な問題が出るものなのだろうか?

シャワーを浴びてスキンケアの後、午後I問題の第一部「情報セキュリティシステムの企画・設計・構築に関すること」の最後の問題をやった。まあまあできたが、「40字以内で述べよ」というところで、必要な要素を簡潔にまとめて書くことができない。部分点になるかな、という感じだ。こういう訓練はあまり最近あまりやってないなあ。

16:00を過ぎてリラックス体操をやっているときに、薬剤師が来たというのでホールに出ていった。この間、たまたま主治医が来ているときに薬の説明を薬剤師にお願いしたい、と申し出ておいたのだ。自分が飲んでいる薬の作用、副作用の一覧表をくれて、丁寧に一つずつ解説してくれた。これだけ丁寧に説明してくれるとは思わなかったが、最初のトレドミンの説明が、どう聞いてもSSRIの説明だったので「これってSNRIですよね」と確かめたら「あ、そうでした。その通りです」と頭をかいていた。いや、実際にはかいてないが。その他の薬についてはソラナックスとサイレースくらいしか知らなかったので、いろいろ教えてもらえてよかった。本で調べたらわかることだが、やはり実際に説明してもらった方がわかりやすいし、質問にも答えてくれる。ちょっとびっくりしたのは、寝る前の薬にメジャートランキライザーが入っていたことだ。メジャーは私は飲んでないと思っていたので意外だった。「メジャートランキライザーの中でもマイルドな方ですから」そう教えてくれた。

前から気になっていたことについて質問した。一つ目は、普通「食後」と指定されている薬なのに、ここの病棟では食前に服用しているが問題ないか、ということで、その回答は、これらの薬は胃を荒らすようなものではなく、通常「食後」と指定されているのは単に飲み忘れを防ぐため、ということらしい。本当に胃を荒らすような薬は「食直後」と指定したり、胃薬と一緒に処方したりするらしい。

もう一つの質問は「依存性」についてどうか、ということだが、これらの薬は比較的新しくて、依存性も全くないわけではないが非常に少なく、依存症にならない程度の量を守って処方しているので問題はない、ということだった。何か発作的なものを抑えるために、そのときに薬を飲んだりするようなタイプの薬では「精神的依存性」ができあがることがあるが、医師の指示で定時に飲むような場合は依存症にはならない、ということも補足して説明してくれた。なかなか親切な薬剤師だ。今日は作用の説明だけだが、来週また副作用の説明をしに来てくれるらしい。

夕食の直前に、明日の運動会の説明をするのでホールに集まってください、という放送が入ったので出ていく。どうも班分けがあるらしいが、「班」というのにどういう意味があるのかよくわからなかった。各種目に出るメンバーは決まっていて、それとは別に班があるらしい。後から看護婦に聞いたら、ぶっちゃけた話「どの看護婦がどの患者を見張っているか決めておくため」という程度のものらしい。うちの病棟は白組だった。白組は他に2つの病棟がチームとして入っていて、赤組は2つの病棟とデイケア組のようだ。私は「タイヤ転がし」と「バドミントンレース」に出る予定になっている。他に全員参加の「ウルトラクイズ」や「パン食い競争」や「フォークダンス」がある。

メールチェックすると、学生時代の合唱団の同期の女の子から同期ML宛にメールが来ている。来年のGW頃に結婚するらしい。「おめでとう」メールを出す。ついでに自分の近況も報告するが、ついでの方が長くなってしまった。

Mちゃんが明後日退院するそうだ。もうちょっとしかいないので卓球したい、と言うので卓球を始める。私は風邪がの症状がようやく治まってきたところなので無理をしないで見ておこうと思ったが、やはり見てるだけじゃ物足りなく、参加してしまった。先々週に私の隣のベッドに入ったSさんがはじめて卓球に参加したが、けっこううまい。基本ができている。ちゃんとスマッシュもつっつきもやっている。聞けば中学時代にやっていたそうだ。S君に続いてまた卓球経験者出現だ。対戦してみたが、けっこうおもしろかった。久しぶりというので勘が戻ってないと言うが、これで勘が戻ってきたら相当手強いだろう。2戦して1勝1敗だった。まぁ、私はあまり動かないように軽くやっていたけれども。さてと、風邪がぶり返さないように気をつけなくては。

20:00から問題集の続きをやった。第2部「情報セキュリティシステムの運用・管理に関すること」の1問だけをやったが、またしてもシステムアナリストの過去問だ。それにしても、こんな難しい問題が出るのか?はじめての試験なので、問題集を作る側としてもセキュリティに関する過去問を別の試験から引っ張って来るしかないのだろうが、「情報システム利用側」の立場の試験で、システムアナリストレベルの問題が出たらたまらんなぁ。

1問やって解説読んでこの日記を書いてたらもう20:40近い。今日はこの辺にしておいて、後は眠剤を飲んで寝ることにしよう。