昨晩は寝付きはよかったものの、何回か目が覚めて、3:00頃目が覚めたあとはほとんど寝た記憶がしない。気がつかないけど眠っているかもしれないが、ほとんど起きていたような気もする。6:00の起床のアナウンスまでベッドの中にいたが、別に頭がぼんやりしているというわけでもない。
1/24(木)入院176日目
昨日はまあまあ寝付きはよかった方か。昨日の主治医の面接で「5:00くらいまで連続して眠れるようになりました」と言ったばかりだが、3:30に目が覚めた。まあそれくらいはいいだろう。その後もぐっすり眠ったようで、また4:30に目が覚めた。それから眠れなくなってずっと起きていた、と思う。知らぬ間に眠っていた可能性はあるが。5:00の巡視の灯りは覚えている。トイレに行きたくなって、5:30過ぎにホールへ出てきた。
今日は午前中に業者が入ってゴキブリ駆除をやった。床頭台の中のものと床に置いているものを全部ベッドの上に出して布団をかぶせ、床頭台は廊下へ出す。体育館レクをやっている間に業者が薬液を床と床頭台の中にまいていった。昼食後、床頭台を元に戻してシーツ交換する。
それが終わった後、山へ行って散歩した。
1/23(水)入院175日目
朝、起床のアナウンスで起きると、目は覚めてもなかなか動けなかった。眠いのか。眠いのではない。でももっと寝ていたい。元気がない。軽い鬱だ。おそらく。本当に自分は鬱なのだろうか。またその疑問が頭に浮かぶ。単なるなまけなのか。ベッドから何とか半身を起こしてしばらくぼ~っとする。6:20頃起きて洗面した。半ば惰性のように部屋でラジオ体操し、薬を飲んだ。その後にようやくのろのろと着替えて吸入した。
なぜこのような状態になるのだろうか。意識的か無意識的か。それさえもわからない。あまり感情がない。なぜこんなに動作がゆっくりになるのか。わざとなのかそうでないのか、自分でもわからない。なぜ今朝起きたらこんな状態になっていたのか。
夜中はぐっすり眠れた。途中で目が覚めて時計を見たときは、すでに5:00をまわっていた。ただ、寝付きは悪かった。ミスチルのCDを割と大きな音でかけていたため、興奮して寝付くタイミングを逃してしまったせいかもしれない。CDを聞き終わった後も、KBさんがごそごそ、というかぼりぼり何か食べてるのか、その音が気になったり、MZさんが病室を出たり入ったり、そのペタペタ足音が気になったり、ほんとあの固い底のサンダルはやめてほしいものだが、HNさんが起きて出ていって戻ってきたり、そういうことがいちいち気になって気になって、ぜんぜん眠れなかった。でも22:00の巡視は記憶にない。おそらくそれまでには眠れたのだろうか。それが今朝の不調の原因か。
それとも昨日の夜にIさんといろいろ話して心につっかえが取れたつもりで、逆に心につっかえができたのだろうか、精神状態が不安定になったのだろうか、それとも頼りにしていたKさんが退院したことが「喪失体験」となって自分の精神状態に影響を及ぼしたのだろうか。
のろのろと朝食を食べ、メールを読んで、一通メールを書いているうちに少しずつ調子があがってきた。体や指先を動かすのは、こういう低い精神状態をアップさせる効果がある。今日はテーブル当番だったのを思い出した。朝食前はできなかった、というか忘れていた。朝食後はやった。手を体を動かしていると徐々にあがってきた。洗濯もして、ドリッパーでコーヒーを飲み、朝刊を読み、洗濯物を干した。そして病室に戻ってきた。でもまだ本調子ではない。これを書き終わったら早く横になりたい、そういう気分だ。朝刊で読んだが、「精神分裂病」の新しい呼び名は「統合失調症」らしい。なんだかよくわからんが、それが狙いなのだろうか。
午前中は抑鬱状態。ストレッチをやったりしてみたが、いまいち気分があがらない。昼食後にIさんから「調子悪い?」と聞かれ、話をする。調子を崩した原因は「Kさんがいなくなったこと」なんじゃないの?という。昨日までと何か変わったかと言うとそれくらいしか思い当たらない。知らぬ間にKさんに依存していたようだ。
KMさんから電話があった。久しぶりだ。退院してからすぐに仕事をしたら、すぐに調子を崩して、それからずっと調子が悪かったらしい。が、薬を勝手にやめたら急に調子がよくなったらしい。どうも躁状態のような気がする。自分にもその経験がある。
SIさんがまた入院してきた。調子が悪いようだ。
抑鬱気味だったが、昼食後にオカリナを吹いて帰ってきたら調子がよくなってきた。メールの返事を1本書く。
主治医と面接し、午前中に軽い抑鬱状態だったことを伝える。先週の外泊でもリズムを崩して失敗したことも話した。入院期間について話したが、もう少し様子を見ようということになった。
ロールシャッハの結果について聞いたら、結果は来ているが、直接患者に見せるようなものではない、と言われた。この検査はちょっと意地悪な見方をする、とか、治療にあたって自分自身の見たくない面にも目を向けていかないといけないなどと言われた。要は直接結果を伝えると私がショックを受けるようなことが書いてあるに違いない。
「例えばどんなことが書いてあるかというと」という前置きで教えてくれたのは、「完全主義」「自分に要求するレベルが高いが、自分がその理想に達していないため、ギャップに苦しんでいる」「対人関係に繊細で傷つきやすい」ということだった。もっと恐ろしいことが検査結果に書いてあるのだろう。直接患者に内容を見せるものではないとは言え、せっかく検査を受けたのだから治療に役立ててもらわないとこっちは困る。検査料も払ったのだから。
カウンセラーは「検査結果は私のところに来ない」と言っていましたが、と言うと、「多分結果は行ってると思うけど」と言うので、来週のカウンセリングで確認することにした。カウンセラーくらいには結果を見てもらっておかないと、何の意味もない。ただ、主治医の言うところによると、「性格が今の症状に関係しているのは確か」だそうだ。「それはすなわちカウンセリングによって性格を変えていくことができれば、再発防止につながる、ということですか」と尋ねると、「そういうことですね」という返事が返ってきた。カウンセリングによって自分は変わるのだろうか。自分をコントロールできるようになるのだろうか。
夜、洗面所でSIさんと話をした。幻聴がひどく、それを紛らわすために騒音のするパチンコに通ううちにパチンコ依存症になってしまったらしい。それで、なんと昨日自殺未遂をしてしまったそうだ。タオルで首を吊ろうとしたが足がついてしまって失敗し、眠剤を30錠飲んで、それだけじゃ死ねないのはわかっていたが飲んで寝たそうだ。自殺未遂までしたのなら閉鎖病棟に入ってもおかしくないのに、と言うと、「自殺はしない」という約束でうちの病棟に入った、と言っていた。
1/22(火)入院174日目
昨日はけっこうよく眠れた方だろう。寝付きはよかった。目が覚めたらもう5:00くらいだったと思う。そこからうつらうつらの状態に入り、6:00の起床のアナウンスで「目覚めのヨーガ」をやって起きた。
作業棟でエアロバイク。体力テストはまた5が出た。これだけ続くと、本当に体力がついてきたに違いない。一般トレーニングの結果はまあまあか。この間は230kcalを超えたが今回は220kcal台だ。しかし、2回目も210kcal台が出たのでいい方だろう。体力は衰えてはいない。
Kさんが退院していった。Hさんも来ていたので一緒に見送った。Kさんは最寄り駅が私の隣の駅で、うちの近くの商店街も近くらしいので会うことがあるかもしれない。
TKさんが来ていた。彼女が持ってきてくれたフルーツを広げて食べた。元気そうだ。2ヶ月は仕事をしてはいけないらしい。
夜、Iさんとじっくり話をする。話しているうちに自分の課題が見えてきた。自分の「ねばならない病」を何とかせねば。そして「疲れる前に休む」「疲れている自分を自覚する」ことを外泊時に意識しなければ、訓練しなければ。病院にいるときも、もっと本気で「休む」ことを意識しなければ。「擬態うつ病」の本に書いてあった文章が自分に突き刺さる。
1/21(月)入院173日目
昨日は22:00頃寝たというのに、朝は疲れが残って起きれなかった。5:30くらいまではぐっすり眠っていたが、その後何回か目を覚ましたものの眠り続け、8:00頃「あ~、ゴミだ出さなきゃ。起きなくちゃ」とかすかに思いつつ「まあいいや」と寝てしまった。結局9:00まで寝ていた。11時間も寝ていたことになる。まだ体がだるいけど、起きて動き出すとなんとか普通に動けるようだった。
なんだかんだやっているうちに10:30をまわってしまった。スポーツジムの休会手続きをしないといけないと思ったが、よく考えると今日は月曜日だ。スポーツジムは休みじゃないか。しまった、来週やろう。2月分はもう休会手続きは無理かもしれない。
そろそろ秋に受けた情報処理技術者試験の結果が発表されているはずだと思っていたが、会社から何の連絡もない。受かっていたら知らせてくれると思うのに。ネットで検索したら、すでに発表済みで、経済産業省がちゃんと合格者の受験番号を掲載している。落ちていた。けっこうマジで勉強したのにショックだ。
早々に病院に戻る。途中でドリップ用のコーヒーを買った
夕食の前に、明日退院するKさんが挨拶をした。第二の人生をこれから歩んでいく決意が感じられる挨拶だった。夕食後、CD-Rに焼いたドリカムのCDをKさんにあげた。ちょっと聴いてみたようだが気に入ってくれたようだ。Iさんは髪を脱色して外国人のようになっている。退院を1月31日に決めたそうだ。そして会社をやめてフリーになるそうだ。SEとしての会社での仕事について、復職した後の仕事について熱く語ってしまった。
そして今日入院してきた18歳の女の子と話した。彼女は「解離性障害」で、ときどき記憶が飛ぶらしい。そしてその記憶が飛んでいる間は、小学生の頃の人格になっているらしい。「多重人格」まではいかないが、もう少し病状が進めば多重人格になる可能性がある、と医者に言われたらしい。彼女とAK君といろいろ話をした。AK君としゃべるのもほとんどはじめてかもしれない。彼は強迫神経症らしく、物の位置が気になるそうだ。解離性の患者に会うのははじめてだ。