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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

寝付きはいいのだが、中途覚醒はある。と言っても最初に起きたのは3:30。6時間連続して眠っているのだから、まあいいかという気はするが、眠剤の量をもっと減らしたい自分にとっては、寝過ぎて困るというくらいになってほしい。その後は4:30に目を覚まし、そして何だか不安な夢を見た。車を運転している。なぜか助手席だ。いや、運転していたのではなくて助手席に乗っていただけかもしれない。靴が脱げた。すると運転しようとするのに足が動かない。アクセルを踏まなきゃ、ブレーキを踏まなきゃ、でも足は動かない。車は勝手に進んでいく。なぜこんな夢を見るのだろう。自分は車を運転しないのに。

夢から覚めて、そしてまた寝るが廊下を歩く人の足音が気になる。どうしてあんなにこつこつと音をたてて歩くのだろうか。寝てる人に気をつかうということを全く考えないのだろうか。理解不可能だ。寝てるのか起きてるのかわからない状態で時は過ぎ、時計を見てみると、もう6:00前だった。まもなく起床のアナウンスがあったので、「目覚めのヨーガ」をやって起きた。

今日はKNさんが来た。2週間ぶりにいろいろ話をした。勘違いしていたが、KNさんは二回目の入院は幻聴で入院したんじゃないらしい。「家族とうまくいってなくて、ちょっと精神的に不安定になったら、放り込まれちゃった」そんなことを言っていた。なんだなんだ?ディスカウントストアの薬局の仕事が決まったらしい。

お風呂に入った後は、久々にみんなで散歩。S君とT君と、閉鎖病棟から戻ってきたSちゃんと音楽堂へ行き、その後は吸水塔のところへ行った。

夜、昨日から書きかけているNさんへの返事をやっと書き上げた。かなり時間がかかった。内容が内容だけにうかつなことは書けない。考え抜いて注意深く書いたが、少しでも彼女の救いになるか、アドバイスになってくれるか、はたまた逆効果になるか。自分から首を突っ込んだのでしかたがないが、乗りかかった船だ。彼女もカミングアウトした方が楽になるのに、そういう気がする。

やはり夜中に目が覚める。最初に時計を見たときは2:30だった。それまでは熟睡はしていたと思うが、浅い眠りのときに少し目を覚ましかけたような、おぼろげな記憶はある。次は5:00くらいだったろうか。だんだん浅い眠りに移行していって、6:00の起床までは寝てるのか起きてるのかわからないような状態だった。5:00くらいまではぐっすり、というわけにはいかないようだ。

Nさんからメールが来ている。なんかトラブルがあって、かなり参っている様子だった。「大丈夫?」というメールを出しておいた。予想通りかなり精神状態は不安定で、大量服薬してリストカットをしかけたところで彼氏に見つかって怒られた、と書いてある。自分なりに思ったことを書いて返事を出す。

作業棟で体力トレーニング。体力テストは今までの最高値が出た。評価レベルは5で、評価値が195W、VO2maxは5.10L。なかなかどうして体力がついてきた。一般トレーニングの値は220kcal台で、まあ最近にしては普通だ。今日もVAAMを飲んだが、糖分などのエネルギー補給に切り替えなければ。

懇談会の後、主治医と面接する。先週の外泊の状況を伝え、カウンセリングでも話したようなことを伝え、睡眠の状況を伝え、継続診断書を書いてもらうことをお願いした。

その後、山に行って散歩した。病棟に戻ってくると、Kさんが来ていた。コンサートの日は動けなかったそうだ。その2日前も動けなかったらしい。「鬱かな?」「鬱でしょう」そういう会話が交わされた。私と入れ替わりくらいに退院していったY子さんも交えて喫煙所で話をした。Y子さんはよく喋るしノリがいいし、しかし話していると私と同族、つまり鬱であり、同じような傾向の性格を持っていることがわかった。Iさんも明後日退院するし、これから話し相手になってくれるだろう。Iさんには「はまーさんは歩くの速すぎ。周りに目もくれずに一点を見つめてすたすたと歩いている。余裕がない」と言われた。ずっと私に言いたかったそうだ。それは自分では今まで気がつかなかった。これから自分で気をつけ、「実感を伴って気がつく」ようにしてみよう。

夜はけっこうよく眠れた。やはり疲れがたまっていたのか。朝方目は覚ましたが、また寝てしまい、6:00になってもまだ眠たくてなかなか起きれなかった。ラジオ体操もパスして、なんとか薬を飲んで着替えて朝食を食べた。コーヒーをいれて飲んだが、まだ頭がぼんやりしている。眠い。

作業棟に行って基礎データを計ったら、体脂肪率12.0%が出た。それはちょっと低すぎるのではないだろうか。筋肉がついた分、脂肪の率は相対的に下がったのか。体重は変わってないのだが。体力テストをやったら4だった。まあまあか。少し調子が出ないような気がする。一般トレーニングは13歳という設定でやった。心拍数150まで負荷が下がらない。よし、これからはこれで行こう。調子は悪いかと思ったが、220kcalを超えたのでまあいいだろう。腹筋をして腕立て伏せをした後、無理をせずに1セットでやめておいて病棟に戻った。

カウンセリング。何かをやっているときに途中で休みを入れる必要性に気がつかずに、あとから疲れが出てくる。途中で休みを入れないといけないこと、それに自分が気がついてない、ということに最近気がついたことを話す。自分の状態が観察できてない。自覚できてない。Kさんが退院した次の日に午前中抑鬱状態だったことも話す。これまた自分がKさんに依存している状態に気がついてない。

ロールシャッハの結果はやはりカウンセラーは見ていないそうだ。主治医が「カウンセラーのところにも結果が行っているはず」と言ったと言うと、じゃあ私も見ますよ、と言った。主治医が教えてくれた、結果の一部を話すと、今までのカウンセリングで十分わかってるようなことだと言う。それは自分にとってもそうだ。直接教えてもらわなかった結果については、自分で気づいていくものなんですよね、そう話すと「今いいこと言いましたね」そう言われた。

自分で気づかないといけない、と一番最初のカウンセリングでカウンセラーが言ってくれたのだが。自分で気づいて身をもって実感しないと自分のものにならない、自分は変わらない。身をもって「気づき」を体験し、変わりたい。早く。あせっちゃだめだが、入院生活ももうすぐ半年になる。早く出たい。戻りたい。変わらなきゃ。その思いがあせりにつながる。あせっちゃだめなんだが。

夕食後、準夜勤のH看護婦がまわってきた。「お変わりありませんか」と尋ねるH看護婦に「変わらないんですよ」と話す。早くここを出たい、そのためには変わらなきゃ、でもまだだ、あせっちゃいけない。そういう話をする。音楽を聴き、メールの返事を書いた。気分は少し憂鬱だ。

ユーミンのCDを聴き、「FBI心理分析官2」を読み進める。20:00になったので着替えて吸入して歯を磨いた。歯を磨き終えた後、鏡でまじまじと自分の顔を見てみた。みんなが言うように確かにやせたようだ。斜めの角度から見ると頬がこけて見える。ちょっと脂肪を削りすぎだろうか。体力トレーニングも、VAAMを飲んで体脂肪を燃やすより、飴でもなめてカロリーを外から補給した方がいいかもしれない。ものには限度ってものがある。

昨日は疲れた。22:30頃寝たが、寝付きは少し悪かったかもしれない。でも、5:30くらいまでは連続して眠れた。その後もまた寝て、7:30に起きた。あまり頭がぼんやりしているということはない。これから落ちていくかキープできるか上がっていくのか。ゆっくりと休みながらいろいろなことをやろう。

病院に戻ってきたらやっぱり疲れていた。メールを書くのに1時間くらいかけたか。その後はずっと音楽を聴いて寝ていた。ユーミンのバラードのベストとエンヤのCDを家から持ってきたので、それを聴いていた。いい曲ばかりだ。ユーミンは懐かしい。

コンサートにオカリナで出演。緊張してガチガチだった。ソロで演奏するのは初めてだった。疲れた。Kさんはいなかった。