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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

睡眠障害はひどくなる一方。昨日はほんとさっさと寝ようと23時前に眠剤を飲んだのに、確実に4時までは起きていたことは覚えている。もうカーテンの向こう側に薄明かりがさしていた。いったいどうなってるんだよー。サイレースが全く効かぬとは。昔はこれだけでぐっすり眠れていたのになあ。

まあ、一睡もできなかったということはない。いつの間にか目が覚めた。ということは、いつの間にか眠っていたということに気がついて喜ぶ。時刻は7時過ぎ。3時間くらいは眠れたかな?今日は、今日こそ「ぜったいにぃぃ!!!」病院へ行って診察を受けなければならない。念のために彼女に着いていってもらう約束だった。8時に彼女から電話がかかってくる予定なので、それまで二度寝しないように必死だった。朝っぱらから「太鼓の達人」でドコドコ叩いていた。近所迷惑だったかもしれない、ごめんなさ〜い。

8時を過ぎても電話がかかって来ないのでこちらからかけた。起きたばかりらしい。「今すぐ来なさい。今すぐ」と無茶を言ってせかす。急いでしたくしたようで、ほどなくして合流し、病院へ。

病院では久しぶりの診察で、主治医といろいろ話した。かなり時間を割いて話を聞いてくれた。私の話の要点としては「相変わらず午前中が調子悪いが、最近ではそれに加えて睡眠障害がひどくなっており、それが悪循環の元になっているような気がする。とりあえず夜眠れるようになりたい」という感じだった。自分で診察に2回も行けなかったのはやばいので、それで改善されずに今後もこういう状態が続くようだったら入院も考えていることも話した。

主治医は、以前に話した「電気けいれん療法」はやってみる気はないか、と聞いてきたが、やはり気がすすまないということは伝え、「それで一時的によくなっても、また元に戻ることはあるのですか?」と聞いてみた。「そういうこともあります」という返事。それならリスクを犯してまではやりたくない。

今の状態から脱出するには、おそらく普通の入院治療を1〜2ヶ月もすればとりあえず回復できることは自分でわかっている。退院してぶり返したから問題なのである。電気ショック療法なるものが「ぶり返さない」のであれば、またそれは考える余地があるのだが。

結局、眠剤を増やして様子を見ることになった。長期作用型のダルメートが処方された。入院中から退院してしばらくは飲んでいた薬だ。おそらく眠剤の強さとしては3本の指に入る強い薬で、この薬を処方しない病院も数多くあるという。入院中は「強い眠剤」のベスト1から3までは全部飲んでいたっけなあ。とりあえずこれで夜ぐっすり眠れて朝おめめぱっちり、体も心も健やか元気、になればいいのだが。

その後、彼女と一緒に近くの公園へ。公園と行っても超巨大な公園で、山をそのまま一つ切り開いて作ったような公園で、巨大なお花畑がある。ちょうどポピーが全開でとてもきれいだった。そして公園を通り抜けて(通り抜けるだけでも山を一つ登って降りるので1時間近くかかるのだが)駅へ歩いて帰った。体力がかなり落ちている。むっちゃ疲れた。足がぱんぱんだ。横浜へ戻って、思わずリフレクソロジーに行ってしまった。金を節約するために、昔は月一では行っていたマッサージもずっとがまんしていたのだが、こんなに疲れたときは許してあげよう。

家へたどりついてぐったりする。ふぅ、今日は疲れたがなんとか病院に行けて診察も受けられてよかった。崖っぷちでかろうじて耐えた、という感じだ。病院では入院していた頃の仲間3人くらいに久しぶりに会えて話もできた。今日はさんざん歩いて疲れたので、明日は早々と「安息日」と決めてかかる。無理は禁物だ。おとなしくしていよう。

いかん、ますますリズムが狂ってきた。昼夜「半」逆転状態になりつつある。

昨日もいつもと同じように23時頃に眠剤を飲み、寝ようとした。実際に寝ようとしたのは0時前だが、薬が効き始めるのが1時間くらい経ってからだから、そこで寝ても本来なら十分薬の効果は出るはず。なのだがやっぱり寝られない。眠くならない。眠剤が効かない。

それでも今までは何とか寝ようと横になっていたり、それに飽きたらちょっとだけPCに向かってまた寝たり、ということをして、あまり動き回らないようにしていた。が、昨日は1時過ぎだったろうか、なんとなくコンビニに行って、カップラーメンとチョコレートを買ってきて食べてしまった。もう寝るのをあきらめてしまったのだ。いや、本当にあきらめたわけではないのだが、じっとしているのに飽きたのだ。本来寝ないといけない時間に薬を使っても眠れなくなって、しかもどんどん行動が拡大していくのはどういうわけだ?しかも夜中にラーメンとチョコを食べるなんて、ダイエットしないといけない自分にとってはもっての他の行動だ。しかし、何か自分の中で抗しがたい欲求があったのだ。それが何かはわからない。禁を破って飛び出していきたい何か。それは何なのだ?夜中にコンビニ、ラーメン、チョコというのは単なるシニフィアンでしかない。そのシニフィエは?

そういやシニフィアン、シニフィエという言葉は学生時代のフロイトの講義で出てきた。フロイトの夢判断。私の夢にはしばしばずっと昔の友人やら景色やら、今は離れて住んでいる家族やら実家が出てくる。日ごろ頻繁に会っている人たちや、今現在自分が住んでいる場所や自分が置かれている状況がそのまま出てくることはない。これはどういうことなのだろうか?

結局昨日は3時過ぎに寝たと思う。起きたのは8時頃。そしてまた寝た。昼過ぎに起きる。あとはいつもと同じ日常。満たされない日常。夢の中だけが満たされる場所なのか。夜中のコンビニは実は白昼夢なのか。

昨日はまた眠れなかった。23時頃に眠剤を飲んだのに、寝たのは多分2時過ぎだろうか。そして今朝、起きたのは5時前。昼はぐーぐー眠れるのに夜眠れないのはどういうわけだ。昼寝るから夜寝られないのか。でもそのために眠剤を飲んでいるのに、それも効かない。医者と相談しなくては、と前から思っているのに、なかなか診察にも行けない。「診察にも行けなくなる」というのは、状態としてはかなりやばい。この状態が続くようなら、また入院しないといけないかもしれない。そうならないように、少しでもよくなってほしいものだが。

先週の診察に行けなかったので薬をもらいに行かなくてはならない。昨日は行こうとしてあきらめたが、今日ははじめから行く気はなくて寝ていた。その方がずっと気楽である。薬だけもらいに行くなら他の医師でもいいのでいつでもいいが、気がつけばもう月末が近いので、会社に出す書類を主治医に書いてもらわないといけない。そこで、病院に行くのは主治医が外来の木曜日に、と決めたのだ。朝起きてちゃんと行けるかどうか、これがまた一発勝負だが、なんとかするしかない。彼女も一緒に行ってくれると言っているので、まあなんとかなるだろう。

てなことで今日は「お休み」と決め込んで寝ていた。開き直ると落ち込んだ気持ちも出てこない。これが重要だ。下手に落ち込むと悪循環に陥るから。明日もお休み、と決めてある。木曜日に行ければそれでいい。それまで休むのだ。

今朝は8時に起きた。いや、その前にも何回か目を覚ましていたのだが、時計も見ずにまた寝ていたのだ。おそらく5時とか6時とかに目を覚ましていたことだろうと思う。いつもならその時点で起き、また寝てしまうところなのだが、今日はあえて目が覚めても起きださなかったのだ。パターンを変えてみた、というところだ。今日こそ病院に行って薬をもらわなきゃ、と思ってたので、8時頃に起きて、そのいきおいで一気に用意をして家を出よう、そう思っていた。

で、実際に8時に目が覚め、起きた。そう言えばゴミが溜まっている。ポリ袋が4つも。8時半までには収集にくるのに、最近ぜんぜん出せないでいた。「出さなきゃ」と思ったが、体は重い。が、なんとか片手に2つずつポリ袋を持って、小雨の降る中ゴミ収集所まで走って行って戻ってきた。

そして戻ってきて、これから病院に行かなくちゃ、そう思ったのだが、ふと頭に浮かんだのが「ありえない」という言葉。なぜこの言葉が浮かんだのか?CMで誰かが言ってたっけ?自分の気持ちとしては「行かなくちゃならないんだけど、とてもじゃないが体が動きそうにない」という感じなのだが、それを体現した言葉として頭に浮かんできたのだ。「ありえない」

そう、そして実際にそれはありえなかった。ゴミを出しに行くだけで全エネルギーを消費しつくしてしまったかのようだった。戻ってきた私は布団にぶっ倒れ、そのまま永眠。あ、いやいや長い眠りについたのだ。

気がつけば16時をまわってる。「え?」ほんと、ありえなかった。昨日も調子が悪かったが、今日もそれに勝るとも劣らず。そうそう、入社2年目くらいだったか、会社の開発チームのミーティングで、その頃はあるパッケージ製品の開発に携わっていたのだが、リーダーが「他社製品に『劣るとも勝らない』ものを作ろう」と真顔で言って、こっちは心の中でずっこけたことがあった。いや、ほんと今日の調子は昨日よりも「劣るとも勝らない」という方が正しいかもしれない。

昨日は珍しく普通に眠れた。朝は何時に起きたっけ?4時とか5時とか、そういう早い時間ではなくて、普通に起きた気がする。午前中はぼ〜っと過ごし、10時からTBSの「サンデージャポン」を観る。この1週間の話題が次から次へと流れていく。今日は白装束集団の話題はでてこなかった。白装束というと、以前町のいたるところで別の白装束集団が「無料お試しキャンペーンです」とか言ってただでモデムを配っていたが、あれはもう終わったのだろうか。

昼前に彼女からメールが入る。「今起きたところ」彼女は今日は寝坊らしい。「起きているけどぼ〜っとしている」と返事を打った。少しして彼女がうちに来て、一緒にパンを買って来て食べた。

今日は、「中華街に行ってタピオカ入りココナツミルクを飲むぞ」という予定だった。前々から行こう行こうと言っていたのだが、ずっとのびのびになっていたのだ。彼女は行く気満々だったが、実は私はあまり調子がよくなかった。あいかわらず頭はぼ〜っとして体がだるかった。だが、最近彼女と外へ遊びに行ってなかったし、来週の土日も彼女がバイトなので、無理を承知で行くことにした。

が、やはり調子が悪いものは悪い。駅で電車が来るまでベンチでぐったり座ったり、石川町の駅から中華街へ歩くまでもふらふらだった。西門の近くに雑貨屋さんができていて、彼女が「ちょっと見ていきたい」というので、彼女がお店を見ている間、店の前にあったベンチでまたまたぐったり。その後、店頭で売っているタピオカ入りココナツミルクを買って西門の手前で飲む。門から先に行くつもりは到底なかった。見ると、中華街の大通りは原宿並の人込みだった。調子が悪くなくても避けたかもしれない。ココナツミルクを飲み干してから回れ右し、帰途に着く。

家へ帰ってから、やっぱりしんどいのでしばらく寝ていた。クライミングジムに行った夢を見た。ガバホールドをがしがしつかんでは初心者向けのルートをハーネスもつけずに上っていく。前に室内クライミングをしたのはいつだったか。もう2年くらい前だっただろうか。今のこの弱りきった体では、すっかり肥えてしまったこの体では、到底クライミングなんかできそうにない。おそらくハーネスもウェストが入らないだろう。目標のルートを完登したときの達成感。あれはもう味わえないのだろうか。トップロープでなんとか5.10aを登れるかどうか、というレベルで止まってしまった。次にやるときはエイトノットからやり直さなくてはなるまい。

私が寝ている間、彼女は漫画を読んでいて、いつの間にか買い物に行ってきた。夕食にスパゲッティーを作ってくれて、それを食べながらテレビを見る。今日は夜、ずっとテレビを見ていた。「あるある大辞典」では「軽うつ」がテーマだった。

鬱のCMをやっていたり、最近ではマスメディアでも取り上げられることが多くなった。私が最初に鬱の症状を発した頃、こういう番組はやっていただろうか?少なくとも私は「うつ病」という言葉は聞いたことはあってもどういうものか全く知らなかったし、自分がどういう状態でどこへ行って誰に相談すればいいかもわからなかった。あの頃、こういう番組を見て何らかの予備知識があれば、最初に適切な治療を行っていれば、こんなにも苦戦しなくてもすんだかもしれない。

ストレスの多い現代社会に数多く存在すると思われる「うつ病予備軍」に「うつ病」というものの認知度を広げるこの手の番組はよいと思う。実際には、健康ブームに乗っかって「健康」をテーマにした番組を続けてきて、「体の病気」があらかたテーマとして片付けられたので、「心の病気」が採り上げられるようになったのかもしれないが。