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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日の睡眠の状況

 21:00 就寝
 23:04 中途覚醒
 01:27 中途覚醒
 01:45 中途覚醒
 03:27 起床

昨晩は追加眠剤をもらわずに、どこまで睡眠をひっぱれるか試してみた。1時27分に目が覚めてからその後すぐ45分に目覚めたときは、さすがに追加眠剤をもらいに行こうか迷ったが、あえてもう一度寝てみた。そうすると3時半頃まで眠れた。その後も寝ようとしたのだが、ぜんぜん眠れなくなったので、起きてホールに出てきた。21時に寝て3時半に起きるということは、実質6時間半は寝ているわけで、実生活を考えるとこれでちょうどいいのかもしれない。だいたいにおいて毎日9時間も寝ろというのは実生活と比べてちょっとおかしい。

そう言えば昨日夜から首が凝っていて、寝つきも少し時間がかかったような気がする。知らない間にどこかに余計な力が入っていたのだろうか。どういうときに首が凝るのか。どういうときによけいな力が入るのか。しばらくホールでたタバコを吸ったりこの日記を書いたりしていたが、4時半頃なんだかうとうとしてきたのでベッドに戻ったら、1時間くらい眠れた。5時半にまたホールに出てくる。外はかなり激しく雨が降っていて、雷も鳴っている。いやだな〜、今日から外泊なのに。

なんだか気分がすぐれない。雨のせいだろうか。寝不足というわけではない。鬱でもなさそうだ。でもなんかやる気がしないから、やはり軽い鬱が入ってるのか。まあ、ラジオ体操にも朝食にも、放送が入ったらすぐに動けたので、重症なわけではないが、なんかかったるい。

やはり寝足りなかったのだろうか。上の文を書いた7時半ころから1時間くらい寝てしまった。やはり追加眠剤なしで寝てると、眠りが浅いのだろうか。前の入院のときにも感じたが、睡眠は長さより深さがものをいう。時間が短くても深く眠れたら目覚めもよく、朝もすっきりしているものだ。

今日からまた2泊3日の外泊。先週の結果とカウンセリングで話したことをもとに、今回の目標は「1日ごとにちゃんと疲れをクリアする」「1日の終わりまで疲れをため込まない。1日の間にちょこちょこリフレッシュを入れる」ことだ。外泊中のスケジュールは先週と同じなので、どう変化があるか比較がしやすい。

9時になったので外泊届けと薬を出してもらい、病院を出る。朝に降っていた雨はあがっていて晴れ間がのぞいている。今日も暑くなるそうだ。バスと電車を乗り継ぎ、途中横浜で買い物をして家路につく。今日の目標である「疲れをためない、ちょこちょこリフレッシュする」というのを意識しながら、できるだけ肩の力を抜いて、ときどき深呼吸したりしながら行動する。それが功を奏したのか、家に帰ってきたときは、あまり疲れを感じていなかった。あ、でも電車の中でちょっと寝てしまったぞ。やはり寝足りなかったのだろうか。電車で座れなかったらどうなっていただろう。

家に帰って、あらかじめやる予定だった雑事をこなす。これも一つやるたびに休みながら、できるだけゆっくりやるように心掛ける。とは言え、やはり癖は簡単に抜けず、一つ終わればはい次、はい次、というようになかなかうまく休めない。とりあえず財形の書類を会社に送るところまでやって一休み。引越に備えて財形を一部切り崩しておくのだ。最近株があがっているようだが、株式投資信託の残高は少しは増えたかなあ。株が下がる一方なので途中でストップしたのだが、株があがるのを待ってたらいつまでたっても上がらなかった。さっさと売ってしまえばよかったのかもしれない。公社債の投資信託の方は順調に増えている。

一休みはしたものの、結局その後はいろんな雑事を次から次へとやってしまう。リラックスを入れるのをつい忘れてしまう。私は5つのホームページと1うのメーリングリストを管理しているのだが、そのメンテの仕事などがいろいろ溜まっていたのだ。

13時を過ぎて、いつもの通りバイトが昼休みの彼女がやってくる。こっちも一休みでパンを買ってきて食べる。そして14時前にまたバイトに戻っていってしまう。土曜日はこれだけしか会えない。明日は私が合唱団Pの練習で、彼女もバイトだから夜しか会えない。早く一緒に暮らしたいものだ。

彼女が行ってから、文庫本を40冊ほどデイパックにつめて駅前の古本屋に売りに行った。引越に備えてできるだけ部屋の荷物を少なくしようと思っていたのだが、私は「捨てられない人」なのである。特に本、文庫本が大量にあったのだ。1回読んだだけで読み返すことがあるかどうかもわからない本が、何冊だろう、200冊はあるだろうか、段ボール箱にぎっしり詰まっていたのである。それらは4年前に引っ越したときからその箱のままだった。その前の引越の時からそのままだったものもある。古いのでは私が上京してからずっとそのままのものもあった。引越のたびに大量の本と一緒に移動したが、今回ついに処分することに決めたのだ。でもやっぱり捨てるのはしのびない。せめて誰かにもらってほしい。そう思って古本屋へ行った。値段なんかいくらでもいい、ただでもいいから、引き取ってもらって誰かの手に渡ってもらえばそれでよかった。実際、買い取り値は予想よりはるかに安い金額だった。ひょっとしたら、最初は安値でふっかけて(?)きて、交渉次第で値をつり上げられるのかもしれないが、そんなめんどうなことはやだ。引き取ってくれたらそれでいいので、言い値で引き取ってもらった。それでもまだまだ文庫本は残っている。毎週売りに行こう。そうそう、本を売りに行くなら晴れの日がいいそうだ。

戻ってきてしばらく音楽を聴いていたが、じっとしていてもあまり外泊訓練にはならない。もうちょっと自分に負荷をかけつつ、その合間にリラックスすることを意識的にやらなくては。もう一度デイパックに文庫本をつめて再び古本屋へ。さっきとあわせて合計80冊の本を売ってきた。なんだかすっきりしたのだ。やっと一箱目の半分くらい減っただろうか。まだまだ本はある。続きは来週にでもしよう。

それから、昔のペンシルパズルの本がまた大量にある。こんなものは古本屋で売れないだろうが、マニアックな趣味を持っている証として(?)、学生時代から後生大事に取っておいたのだが、これらはすっぱり捨ててしまおう。売れなさそうな本を段ボールから出していく。紐でしばってゴミに出そう。これらが片づくとだいぶすっきりするぞ。そう言えばこの辺りには古紙回収車というのは来ないなあ。私が学生時代に住んでいた町にはよく来ていたものだったが。

その後、5時前に家を出て合唱団Pの練習へ行く。途中、また横浜に寄った。今度は家電量販店へ行って、新しく買わないといけない家電の値段を下調べする。一人暮らしをしているから大概のものは揃っているが、なんとうちには冷蔵庫と電子レンジがない。冷蔵庫はマンションに備え付けの、キッチンの下にある小さなやつ、よくホテルなんかにあるやつと同じやつであるが、それをずっと使っていた。自分でほとんど自炊をしなかったし、外食が多かったのでそれでよかったのだ。彼女がご飯を作ってくれるようになってから、彼女はだいぶ苦労していた。それからうちのマンションにはガスがひいてない。今までカセットコンロ1個で料理をしていたのだ。これもけっこう大変だった。今度はガスのあるところにしよう、と思ってガスコンロなんかも見ていた。ガスコンロは大体1万円台くらいだが、冷蔵庫や電子レンジは大きさや機能によってだいぶ値段の幅がある。できるだけ安いのでそろえても、全部で10万くらいはかかるかなあ。

下調べを終えて合唱団Pの練習に向かう。週末の夕方の横浜はかなりの人込みだった。にもかかわらず、リラックス、リラックスをこころがけていたら、そんなに疲れなかった。そういえば前に入院していたときに読んだ「あくせくするな、ゆっくり生きよう」という本に「流動的思考」という概念が出ていたが、それを試してみたときに近い感覚がある。たくさんの人がいて、たくさんのものがあって、たくさんの情報が脳に入ってくる。でもそれらをすべて受け止めるのでなく、流していくのだ。視野を広く持って、自分に必要な情報だけをピックアップしていき、後は捨てていく。そんな感じだ。わっ、人込みだ。やになっちゃうなあ。くそ、いちいちよけて歩かないといけない。前はそんな感覚だったかもしれない。そして体が無意識のように緊張していたのだろうか。今日は人込みの中にいても疲れをあまり感じない。

合唱団Pの練習ではモテットを2曲とブラームスを全曲やる。う〜、昨日「本番にも合宿にも参加しない」と書いてしまったが、やっぱり歌っていると楽しいし、せっかく練習しているのにステージに乗らないのはもったいない、という気になってきた。本番に乗るんだったら合宿も行かないと。う〜、金がかかるが、まあ金はないことはないのだ。今日、財形を一部引き出す書類を会社に送ったところだ。貯金を崩せばあるのだ。だが、結婚後の生活を考えると、そして自分が予定通りに復職できなかったときのことを考えると、できるだけ貯金は崩さずに置いておきたい。でもステージには乗りたい。う〜ん、今回はやっぱり乗ることにしようか。いやはや優柔不断だ。

練習が終わって家に帰ってくる。電車の中でもリラックス、リラックス。先週は帰りの電車の中ですでに「ぐったり」という状態だったが、今日はぜんぜん疲れを感じていない。実は家を出るときは少し疲れを感じていたのだが、いつの間にか疲れがとれているようなのだ。練習中もリラックスを心がけていたからだろうか。家に帰ってきても全然平気だ。先週はバタンキューだったのに。とりあえず今日の目標はクリアしたかもしれない。だがそれは明日の朝に起きてみないとわからないかもしれないが。

昨日の睡眠の状況

 21:00 就寝
 22:59 中途覚醒
 01:47 中途覚醒
 02:50 中途覚醒 追加眠剤
 04:30 起床

中途覚醒は3回と最低記録をマークした。よしよし、この調子だ。できるだけ寝る前の眠剤でひっぱるために、目が覚めてもすぐに追加眠剤はもらいにいかず、3時前までねばっていた。2時50分に目が覚めたときに追加眠剤をもらいに行ったら、リミットぎりぎりなので看護婦は「微妙〜」としぶい顔をしていたが、なんとかもらって寝たところ、1時間半眠れて4時半に起きれた。この調子で、今度は中途覚醒はあっても、できるだけ最初の眠剤で引っ張って、追加眠剤なしで眠れるようにしていこう。薬は少ない方がよい。

朝一の体重を量る。最初の1ヶ月で4キロほど落ちたが、ここ1週間ほど停滞している。ダイエットは最初はぐぐっと落ちるが、ある程度落ちたらそこからなかなか減らないという。停滞期に入ってしまったか。これだけ運動して食事もダイエットメニューにして間食もいっさいしていないのに、体重が減ってくれないとは。私はもともと筋肉質で、手足には余分な脂肪は全くついてない。腹だけがみっともないのだ。ここを削るのは一番苦労するだろう。

朝4時半に起きたときは目が冴えていたのに、朝食前後あたりからまた頭がぼんやりし始めた。なんだろう。眠剤が残っているのだろうか。このまま寝てしまいそうになるが、それでは入院前のパターンと同じだ。どうすればよいのだろう。

なんか頭がぼんやりして気が乗らないので散歩は行かずに寝ていた。こういうときは無理矢理でも散歩に行った方がいいのだろうか。こうやってもう一度二度寝することが悪循環の始まりとなってしまうのか。それとも体の指令にしたがって休んだ方がよいのか。ケースバイケースなのかもしれないが、実生活に戻ったときに、どう判断すればよいか入院中につかめるようになっておきたい。

9時になったので作業棟へ行く準備をし、ストレッチを入念に行って作業棟へ。体力テストではなんと、「6段階中の6。非常にすぐれている」が出た。はじめてである。毎日運動しているからと言って、そんなに簡単に体力があがるものなのだろうか。日によってコンディションは違うだろうが、機械もひょっとしたら当てにならないかもしれない。とは言ってもけっこう高性能なマシンなのだがなあ。以前私が通っていたスポーツジムにあるのと同じ機種だが、ジムに通っていたときですら最高値は5だったのに。

それじゃあ、一般トレーニングもかなりいい値が出ると思いきや、普通だった。普通と言っても消費カロリーが198kcalとかなりいい方だが、以前200kcalを超えたときがあったことを考えると、もうちょっと高い数字が出るかと思った。初期負荷値がかなり高かったので、前半でばててしまったようだ。やはりたった10分の体力テストでは、ロングスパンの持久力を正確に出すことは難しいのかもしれない。

エアロバイクを終え、すぐにデイケアに合流。今日の午前は私の得意な卓球でトーナメント試合をするという。優勝はもらったと思っていたのに、今日はめちゃめちゃ不調で、凡ミスを連発して2回戦で素人に負けてしまった。素人と言っても運動神経のいい人で、長年デイケアで卓球をやっているからそこそこ上手だが、負ける相手ではなかったのに。サーブミス、スマッシュミス、平凡なショートのミス、数え上げたらきりがない。まあこんな日もあるさ。

午後のデイケアはフリータイム。将棋を指している人もいれば、ただお喋りしている人もいる。私もずっとソファに座ってお喋りしてたが、何かしようということになって、久々にUNOをやる。う〜ん、何年ぶりだろう。そんなこんなで昼のプログラムの時間は終わった。前は毎日スタッフが何らかの企画をしていたが、最近は「活動内容をメンバーの自主性に任せる方向にシフトしてく」とか言ってプログラムの内容が変わってしまった。スタッフが何か企画するのは水曜日だけ。後はミーティングだけとかセミフリーとかフリーとか、よくわからないプログラムになっている。メンバーはみんな単なるスタッフの手抜きだと言っている。

病棟に戻ると彼女が面会に来ていた。15時の約束だったが午後のプログラムが少し長引いたのだ。というかUNOが長引いたのだが。彼女とは結婚に向けていろいろ話をした。実は、こんなところに書くのもなんだが、まあ自分の日記だからかまわないのだが、自分が退院したら彼女と二人で住んで籍を入れようということになっている。式はあげない。自分がこんな状態なのでそれどころではない。できるだけ手間と金をかけずに実質的なことだけやってしまおう。式なんぞ後からでもできる。自分の中で一人暮らしというのがやはりどこかでネックになっていると感じていたし、彼女も一緒に住みたいと前から言っていたので、自分が退院したら調子がよくなろうが悪くなろうが一緒に住むことにしたのだ。それは先週父が来たときにも伝えたし、彼女の母親も同意してくれている(父親は亡くなっている)。ただ、自分がこういう状態なので彼女の母親はやはり心配なようだ。私の状態について私の主治医に直接話を聞きたいらしい。私の方から主治医に話を通しておくので、彼女の母親に直接病院に電話して主治医との面接を申し込んでもらうことにした。

彼女の中には不安はないらしいが、私の中には不安がある。ちょっと前まではそんなに不安はなかったのだが、本当にやって行けるだろうか。自分の計画では、長くてもあと2ヶ月くらいで退院してデイケアにちゃんと通い、区切りのいいところで来年の4月から職場に復帰したい、という心づもりである。それまでは会社の健保から支給されている傷病手当金で食いつないでいかないといけない。もう2年以上も会社を休んでいる私にはあまり経済的余裕はない。引っ越しするだけでも金がかかるし、財形を崩してでもなんとかやっていかなくてはならない。それまで金がかかることは極力控えよう。今年の春から合唱団Pに復帰して、8月には合宿、9月には演奏会があってちゃんと参加するつもりだったのだが、それも見送ることにした。どっちも金がかかるのだ。今は本当に100円単位で節約している。しかし、また調子を崩して再入院することになったら、復職できなかったら、その後の生活をやっていけるのか。先のことを考えると考えるほど悪い方向へ思考が行ってしまう。そんな先のことを心配するより、まず今の自分の課題を一つずつクリアしていくことを考えなければ。結果はあとからついてくるはずだ。う〜ん、男の自分がマリッジブルーになってどうする。

昨日の睡眠の状況
 21:00 就寝
 00:00 中途覚醒
 01:27 中途覚醒
 01:31 中途覚醒 追加眠剤
 03:31 中途覚醒
 03:50 起床
中途覚醒は4回。と言っても1時27分の後すぐに31分に目が覚めている。もっと寝ようとして一瞬寝たけどすぐに目が覚めたので追加眠剤をもらった。そして3時31分の後も50分にもう目が覚めている。もう一度眠れるかとベッドの中でねばったが、眠れそうにないので起きてホールに出てきた。喫煙所には一人しかいない。日によっはこの時間でももっと賑わっていることもあるのだが。少しずつ中途覚醒が減っていって、1回に眠る時間が長くなっていけばよいのだが。

朝食後は8時頃から久しぶりに散歩してオカリナを吹き、猫と遊ぶ。9時半からは病棟の体育館レク。ドッジボールとバレーボールをやったが、デイケアのスポーツに慣れていると、やはり物足りない。

昼食後、デイケア棟に行ってエアロバイクを30分漕ぐ。前回もそうだったが、午前中にスポーツをやった日は心拍数がはじめから高い。負荷もあまり上がらなかったが、消費カロリーは177kcaだったから、まあいいだろう。

午後からは病棟レクでソフトボールをやるというので参加する。13時半から始まって、私はピッチャーをやったのだが、30分もしないうちに雨が降ってきて中止。1−1の引き分けだった。

その後は8月にある「盆踊り」なる病院行事のために、ホールで盆踊りの練習をやっていた。が、私はやる気がなくて参加しなかった。病棟のプログラムの参加義務はないが、デイケアより病棟の行事を優先するように言われているため終わるまでデイケアには行けない。ベッドにひっくり返って寝ていた。

盆踊りが終わったようなのでデイケアへ顔を出す。ちょうど午後のプログラムが終わったところのようだった。そして15時から16時半までバレー。いつもなら体育館のドアや窓を開けてやるのだが、今日は雨が激しく降っていたので全部閉め切ってやった。そうしたら、サウナのような状態になって、みんなぼ〜っとしてテンションが低い。不快指数上がりまくりである。そのテンションのままバレーをやった。なんだかいつもより爽快感はない。なんか妙な疲労感がある。

夜になって自律訓練法をやる。昨日よりも手足の重量感や温感が早く感じられるようになった。毎日続けることがやはり重要だろう。その後は喫煙所で自分と同じような病気を抱えた人たちと話をする。やはり同じ病気や同じ悩みを持った人たちと話していると、お互いに共感できるところがたくさんあって、なんだかほっとする。

昨日の睡眠の状況
 21:00 就寝
 22:51 中途覚醒
 01:40 中途覚醒
 02:17 中途覚醒
 02:35 中途覚醒 追加眠剤
 04:08 中途覚醒
 04:15 中途覚醒
 04:26 起床
昨日は中途覚醒が6回と多いように見えるが、昨日は3時前に2回目の追加眠剤をもらって、朝それが残ってぼんやりしてた反省をふまえて、やはり追加眠剤は1回にして、できるだけ1回目をもらうのを後にしようとしたからである。だからちょこちょこ目が覚めても3時前ぎりぎりまでねばって追加眠剤をもらった。1回目の追加眠剤は2回目のより弱いので、後に残る心配はない。4時台になってまたちょこちょこ目が覚めたが、10分20分と細切れでもいいから、寝られるところまで寝ようとした結果、中途覚醒の回数は多くなった。でも今はこれでいいのだ。後は自然に夜中に目が覚めなくなるのを待つしかない。と言いつつなかなか睡眠が持続しないのはなぜだろう。寝付きはよくなった。眠剤の効きが早くなったのは、寝る前の薬は21時前に飲んですぐに寝てるのだが、22時までに寝付いていることで証明されている。22時の時点で起きていたら巡視に入ってくる看護婦に気がつくはずだからだ。「寝付きをよくするのは簡単だが、眠りを持続させるのは難しい」前の入院の時にも主治医に言われたことだ。

夕べは寒かった。この梅雨寒なのに窓を少し開けて寝てしまったせいだろうか、風邪をひいたみたいだ。いっときものすごく暑くなったときに長袖のパジャマは持って帰ってしまい、今は半袖の薄手のパジャマで寝ている。下にTシャツでも着込めばよかった。鼻水がじゅるじゅる出て少し咳が出て、朝は少し喘息気味だった。看護婦に風邪薬の希望を告げておいた。

シーツ交換の後、散歩は行かずにゆっくり寝てた。少し楽になったが鼻水は止まらない。9時過ぎになったのでデイケアへ。今日の午前はこの病院の職員とのソフトボールの対抗試合。職員の野球部の人たちもいてみんなうまく、14−9で負けてしまった。自分はセンターとファーストを交代で守ったのだが、守備は良かったのだがヒット性の当たりを打てなかったので悔しかった。相手のミスで出塁しただけだ。でもやはりソフトボールは楽しい。

午後のデイケアはゲームの時間。今日は作業療法士の実習生の企画したゲーム。けっこうおもしろかった。うむ、負けてなるものか。私もまた何かネタを考えてこようかな。

15時からはテニス。1つしかコートはないのに今日は19人も集まって大変だった。ちょこっとしか練習できなかった。本当は木曜日の午前もテニスをやっていて、そっちの方が人数が少ないのでそっちに出たいのだが、病棟に戻った後の主治医との面接で「病棟の体育館レクよりもデイケアの方に出たいんですけど」言ったところ、「デイケアは原則的に退院した人が通うところだし、入院している間は病棟のプログラムを優先してください」と言われてしまった。ちっ。主治医との面接ではその他に、一昨日の晩に2回目の追加眠剤を飲んだら朝に残った、ということを言った。今の2回目の追加眠財は結構強いやつなので、効果の持続時間が短いハルシオンに変えてもらった。できれば2回目の追加眠財は飲まずにすませたい、というか1回目もなしにすませたい、そして中途覚醒なしで、夜寝たら朝までずっと眠っていたいものだ。寝つきはいいが眠りが持続しない。でもそれなりに熟睡感はある。どうしても継続して眠れない状態が続くのであれば、日中に体は動くのだから、そういうものだと思ってあきらめてしまう必要もあるのか。

夕食後、しばらくたってから自律訓練法をやる。病院にいる間はスポーツもしているし、体は緊張していないしリラックスしてはいるのだが、毎日続けていくことによって、カウンセラーの言うようにいつでも瞬時に体をリラックスした状態にできるかもしれない。外へ出たとき、うちへ帰ったとき、疲れをためないように、日頃から訓練しておくのだ。一歩ずつ、一歩ずつ。

昨日の日記は自分でアップしようとしたら途中でちょんぎれてしまった。やはりPDAからだと何らかの制約があるのか、アップできる文字数に限りがあるようだ。友人にメールで日記のファイルを送って代理アップしてもらったので、昨日の日記を読んで「途中で切れてる」と思った方は、今はちゃんとアップされているはずなので昨日の続きから読んでいただきたい。

さて、本文。

昨日の睡眠の状況
 21:00 就寝
  0:21 中途覚醒
  0:51 中途覚醒 追加眠剤
  2:46 中途覚醒
  2:54 中途覚醒 追加眠剤
  4:25 中途覚醒
  4:52 起床
久しぶりに2回目の追加眠剤をもらってしまった。最近はいつも1回なのだが、3時前に立て続けに目が覚めて、これはもう眠れないかも、でもまだ3時前だから追加眠剤がもらえる、と思って2回目をもらったのだ。もっと寝たかったのだ。案の定「強いから朝に残るよ」と看護婦に言われたが、「そう言われても残った試しがないんです」そう答える。2回目の追加眠剤のおかげでまたけっこう眠れた。でも4時をすぎてからちょこちょこ目を覚ますようになったので、結局ホールに出てきた。起床時刻まで眠っていたことはまだ一度もない。でも少し頭がぼんやりして、眠剤が残っている感じはある。前は2回目の眠剤は残らなかったので、前よりは薬が効くようになってきているということだ。夜中に目が覚めないで眠れないかなあ。首が少し凝っている感じがする。寝ている間にも体が緊張しているのだろうか。自律訓練法をやって寝た方がいいのかな。

今日はなんとなく気分が乗らなくて散歩に行かず、朝食後にベッドで寝ていたら看護婦から呼び出された。父親から電話があったからコールバックしてほしいという。7月1日から患者への電話の取り次ぎは行わなくなった。家族も例外ではない。父親の携帯に電話すると、仕事で東京に来ているから今日の午後に面会に来るという。

9時前になったので作業棟に行く準備をして畳のところでストレッチ。作業棟ではエアロバイクでいつもの体力テストと30分の通常トレーニングをこなす。体力テストの結果はあまりよくなかった。眠剤が残っていてなんとなく頭と体がぼんやりしているせいだろうか。心拍数が平常時からいつもより高めだった。その体力テストの結果で出た負荷値を一般トレーニングで設定するのだが、いつもよりだいぶ低い。それで一般トレーニングを始めた。結果はあまりよくないだろうと思っていたが、そんなことはなく消費カロリーは185kcalを超えた。調子が悪いときは悪いなりにスタート負荷が低くても、それなりに持続してトータルではいつもと変わらない成果を出せるようだ。これは一つ教訓になった。

作業棟から戻ってすぐにデイケアへ。今日の午前は園芸。植えている作物が風で倒れないように添え木をしたり、周りの草刈りをする。私は草刈り班で、鎌を片手に徹底的に雑草を刈っていった。こういう土いじりも楽しいものだ。天気は曇りで気温もそんなに高くなく、快適に作業ができた。終わってみると、鬱蒼としていた畑がとてもすっきりした。

午後は13時半から患者懇談会が病棟であったが5分で終わったのでデイケアに合流する。火曜の午後はセミフリーと言って、あらかじめメンバーの誰かが何かを企画してやる、と決めて、メンバー主体でゲームなどをする時間だ。

とは言え、今まで誰も何も企画しなかったので、だらだら過ごしているだけだった。今週は初めてメンバーの企画があった。企画者は私である。昨日のミーティングで「明日の午後は何をやりましょうかね」と言う話が出たときに、ちょっとアイデアがあったので手を挙げてみたのだ。そして今日やったのが「事故紹介」。念のため自己紹介の誤変換ではない。

これは、ジョイントコンサートの打ち上げの二次会でやったらしく、私は出席していなかったのだが、みんなが自分の遭遇した事故を紹介するというものだ。ジョイントコンサートの掲示板でそれを読んでおもしろそうだな、と思っていたので今回ゲームのネタにしてみた。

みんなが一人ずつ、自分が遭遇した事故や事件、ハプニングなどを話していき、そして誰の話が一番おもしろかったか、あるいはインパクトがあったか、というのを紙に書いて投票してもらい、開票していく、という形式でやった。そして最も得票数の多かった人が「ハプニング大賞」というわけである。けっこうみんなの知られざる過去が出てきておもしろかった。みんなも割と楽しんでくれて、スタッフも喜んでいた。これを機に他のメンバーも企画を出してくれるといいのだが。私はこういうのをやるのが好きなので、誰もやらなかったら次々とネタを考えて毎週やりそうだ。

スタッフの都合により15時からのスポーツクラブはお休み。今日は父が来るのでちょうどよかった。15時半くらいに父が面会に来て、久しぶりに自分のことや家族のことをいろいろしゃべった。父と会うのは2年ぶりくらいだろうか。以前に入院していたときに面会に来たことがあったが、それ以来である。

私はアダルトチルドレンの本やら何やら読みあさって「今の自分がこうなってしまったのは両親のせいだ」そう思ってずいぶん恨みを持った時期があった。その頃に「もう二度と俺に電話するな。会いにも来るな」そういうことを言ってしまった。それからほとんど連絡を取ってなかった。前回退院したときに「退院したから」そして今回入院するときに「また入院するから」そう電話しただけであった。

今日父と話してみて、ずいぶんと自分の中でわだかまりがなくなっていることに気がついた。うちは男ばかりの4人兄弟だが、4人ともおかしい。精神病を抱えているのが2人、あとの2人も社会に適応できないちょっとひねた性格だ。兄弟全員がおかしくなったのは親のせいだ、そう思っていた。それは確かにあるかもしれないが、今さら過去のことを責めてどうこう言ったところで、子供に返ってやり直せるわけでもなし。親もそういう風にしようと思って育てたわけでもなし。後ろを向いてもしかたがない。過去のわだかまりを捨て、前を向いて、これからどう家族といい関係を築いていけるか、そういう心境にようやくなれた。