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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日は久々に1日中起きていたか、夜は追加眠剤なして眠れた。朝は6時頃起きて、メールをチェックするとまた50通くらい来ていた。メールの処理をしながら、これはまだまだ油断ならないと思い、調子はよかったがデイケアに行かずにメルマガの処理を今日もすることにした。

ところで「メールの処理」とは何をやっているのかと言うと、以下のようなことである。

まず、私が応募したのは、楽天市場の中の「懸賞市場」という、楽天内店舗で行われている懸賞のポータルページがあって、そのページから各店舗に飛んで片っ端から応募したのだ。楽天のお店で懸賞に応募すると、決まったフォーマットで「応募を受理した」旨のメールが来る。それらをメーラーの振り分け機能で一つのフォルダにまとめている。

懸賞に応募すると、応募した店舗からメールマガジンが来ることになっている。だから今じゃかじゃかメールが来ているのだ。ちなみにたいていの店舗は、メルマガを解除した時点で懸賞への応募は無効となる。それで、

 メルマガが来る
   ↓
 メルマガを発行している店の名前から、「懸賞応募受理メール」フォルダの中から該当する懸賞メールを検索し、
  ・放棄する懸賞なら「メルマガの解除」という処理を行い、さらにそのアドレスからのメールを「解除済み」というフォルダに振り分けるように設定。これは楽天のシステムの仕様で、解除操作をしても実際に解除されるまで3日くらいかかるから、それまでに余計なメールが来るのをはじくため。
  ・応募しておきたい懸賞なら、そのアドレスからのメールは解除はせずに、「応募中」というフォルダに振り分けるようにする。

という作業を繰り返しているのだ。けっこう地道な作業で、なかなかはかどらなかったりするし、ときどきネットが異様に重くなるのでちょっとつらい。(早くBフレッツ開通しないかなあ)

この作業をやっている間にもどんどんメールが来て、昨日はずっといたちごっこという状態であった。今日はメールの数が減っていて、9時くらいに追いついて未読メールがなくなってしまった。疲れたのでちょっと横になったら昼まで寝てしまった。彼女に起こされて昼ごはんのパンを買いに行き、食べてからまた作業に入る。寝ている間にまた50通メールが来ていた。またせっせとメールを処理する。15時くらいにまた追いついたので、いったん休みにして彼女と散歩に行った。

家から40分ほど歩いて、みなとみらいの臨港パークへ行った。平日の夕方はすいていて穴場だ。景色もいいし、家からちょっと散歩するにはもってこいの場所だがしばらくぶりだった。

新しく買ったデジカメで写真を撮っていたが、それの「カップリングショット」というのを試してみた。これは2人で写っている写真を撮りたいときに誰もシャッターを押してくれる人がいない場合、左半分だけまず片方の人が撮って、そして交代して今度は右半分を撮る、という機能だ。そうしてあたかも同じ場所で2人並んで写したかのように見える。なかなかおもしろい機能だ。実際に使ってみた。まず彼女が私を撮り、次に私が彼女を撮った。このとき先に撮った人の立ち位置をちゃんと覚えておいて、そこから液晶モニタを観ながら左半分の画像と右半分がうまくつながるようにカメラの位置と被写体の位置を調整(もうちょっと前、とか右、とか指示する)してシャッターを押す。するとこんな写真が撮れてしまった。

gousei.jpg

うまくつながっているように見えるが、実は実際の寸法で見るとわかるが彼女が撮った左半分は手ぶれしていてちょっとぼけている。そして、もうどんどん日が暮れていく時間だったので、微妙に左と右との明るさが違う。でもこの機能はなかなか便利だ。これからも利用しよう。

とちゅうクイーンズスクエアのユニクロに寄ってTシャツを買い、無印良品でウィンドウショッピングをしてから家に帰る。帰ったら18時で、70通近いメールが来ていた。げ、と思ったが振り分けてみたら応募中フォルダにけっこう移った。頻繁にメルマガを送ってくる店がけっこうあるのだ。

そうしてまたメールの処理に入り、途中夕食と風呂をはさんでずっとメールの処理。まだまだ苦労しそうだ。

昨日は結局また追加眠剤を飲んで0時過ぎに寝た。最近のパターンだ。

朝は7時に目が覚め、メールの整理に入る。昨日から「今日は休む」ということを決めていたせいだろうか、なぜか調子がよい。やはりプレッシャーがないと体はいとも簡単に動くものだ。

溜まったメールを整理していき、どの懸賞で送られてくるようになったメルマガかを確認して、応募しておきたいものは専用のフォルダを作ってそっちに振り分け、どうでもいいやつは配信を解除し、ということを一日中やっていた。今まではぱらぱらと飛ばし読みして当選発表だけをチェックしていたが、それらゴミ箱に捨てたメールも拾い出し、過去メールに遡っていらない懸賞のものは配信解除するようにチェックしていった。う〜ん、めんどくて地道な作業だ。しかし今や一日に500通ものメールが来たりして、とんでもない状態になっている。早くこの状態を食い止めなければ。まるで山火事が起こったようだ。10日間あまりで2000件以上の懸賞に応募してしまった報いだ。やれやれ、ひきこもっているとろくなことがない。

昼間は中断して、バイトが休みの彼女と元町へ出てご飯を食べ、ショッピングをして帰ってきた。今日はぜんぜん調子がいい。一度自分を解放してやるのは気持ちがいい。このまま明日につなげればいいのだが、この調子だと明日もデイケアを休んでメールの処理をやった方がいいかもしれない。とにかく、早く食い止めないと収集がつかなくなってしまいそうなのだ。

ところで、今日やっとまともなものが当たった。昨日まで当たったものと言えば、

 グァバ茶のサンプル(大量当選)
 海草シャンプーのサンプル(大量当選)
 「プロポリスで癌が治る」という本(いらねー)
 浄水器…一瞬まともなものが当たったと思ったが、よく読むと、毎月
     カートリッジを交換しないといけなくて、その会社と契約して
     毎月3000円以上カートリッジ代を払わないといけない。ちょっと
     うさんくさい。浄水器本体は「えさ」であろう。放棄した。
 ヴォーダフォンの携帯電話…新しい機種ではあるが、当然本体だけ
     もらっても契約しないとしかたがない。契約は「その会社を
     通じて」行わないといけなく、最低1年は解約できない。
     当然これも放棄。
 カード型AirH”…上記と同じ
 その他、「期間限定その店での買い物10%オフの権利」が2件

と、ぱっとしなかったが、今日はワインが当たった。12,000人以上の応募者の中から、みごと1等(30名)のワインを当てたのだ。特等のドンペリ(1人)は逃したものの、これはちょっといいかもしれない。しかしまあ、これだけ応募すれば当たるもんだなあ。ちょっとまた欲が出てきてしまうが、今のメール地獄の状況を考えると、これ以上応募するわけにはいかない。とほほ。

昨日は朝寝も昼寝もせず、夜には眠たくてしかたがなかったのに、風呂に入ったら眠気が覚めてしまい、23時頃寝たものの結局また眠れずに追加眠剤を飲んで1時頃まで起きていた。

そして起きたのは5時過ぎ。せっせとメールチェックを行う。やってると眠たくなってきた。昨日オークションに出したデジカメをチェックすると、さっそく入札者が現れた。よしよし。メールチェックを終え、着替えてゴミを出しに行く。割と調子はいい。そうだ、今日はお弁当を持っていこう。前は彼女にお弁当を作ってもらっていたが、調子が悪くなってデイケアに行けなくなってから作ってもらってなかった。お米をといで炊飯器をセットする。7時くらいに炊き上がるはずだ。

7時になって私の目覚ましが鳴った。彼女が起きて止めたところで「お弁当作ってくれない?」とお願いすると、不機嫌そうな顔で「前の晩に言ってよ。自分で作って」と言われたので自分で作る。玉子焼きを焼いて冷凍食品をチンしてつめる。

ここまではよかったのだが、7時半頃になって急に調子が悪化。なぜか頭がぼ〜っとしてきて立っていられなくなった。そしてそのまま布団で寝てしまい、「8時だよ」という彼女の声で目が覚めたが全く体が動かなかった。そしてそのまま意識は深い闇の中へ落ちていく。

「お昼だよ」という彼女の声で目を覚ます。だるい。異常にだるい。朝は割りと調子よくて、自分でお弁当も作ったし今日は朝からデイケアに行けるだろう、そう思っていたのに、なぜ急に調子が悪くなったのだろう。しかたがなく自分で作ったお弁当をもぐもぐ食べる。これからデイケアに行けるか?とても行ける状態ではなかった。立っているのがやっとだ。結局今日はお休みにした。

せめて寝てしまわないように、せっせと懸賞のメールを処理していく。今までは当選発表のメールだけをチェックしていたが、毎日こんなにメールが来るのではたまらない。ちょうど時間もあるし、来たメールからオンラインストアのHPをチェックして、応募したものがしょうもないものだったらメールマガジンの配信をどんどん解除していく。やっているそばから次から次へとメールが来てなかなかはかどらない。

結局18時過ぎに彼女がバイトから帰ってくるまでメールの処理。来るメールの数がどんどん増えてきて収集がつかなくなっている。非常にやばい状態になってしまった。夜も遅くまで解除解除解除。あるいはどうしても欲しい懸賞のメールマガジンは振り分け設定をしていく。地道な作業だ。ちょっと時間がかかるから本当にもう応募はストップして、いらない懸賞のメールマガジンの解除と、ほしい懸賞のメールマガジンの振り分け設定を過去のメールに遡って明日やることにした。デイケアは休もう。ちょっとメール環境がパニックになっているのではどうにもならない。明日1日で済むかなあ。

昨日も寝付けずに追加眠剤を飲んで、ちょっとだけ懸賞に応募して寝た。いかん、このパターンが続いている。

しかし今日は6時半に起きて、それからずっとネットをしていた。大量に来るメルマガから懸賞の当選発表を見つけて、外れていたら解除していく。いつの間にか時間が経ってしまい、朝食を食べて着替えて、そして今日は朝からデイケアに行けた。久しぶりである。

行ってみたものの、午前中の園芸は雨でできなかった。屋内でちょろっとだけ、カブの種を小さな鉢に植えた。朝早くから起きていると眠い。

午後のプログラムは映画を観る予定だったが、私はパスして13時頃帰った。いろいろやらないといけないことが溜まっているのだ。学生時代に所属していた合唱団の同期の名簿やらHPの更新をしたり、いろいろボーカルアンサンブルの演奏会の宣伝のために、チラシを友達が入っている合唱団で配ってもらうようにあちこちメールしたり。それに、帰った時点で120通くらいのメールが来ている。自業自得だがとにかくメールの量が半端ではない。ひたすら処理していくが、それでも処理しているそばから次か次へとメールが来る。やれやれ。

17時過ぎに歯医者に行って18時半くらいに帰ってきた。夕食を食べたら眠たくなってきた。朝から一睡もしていないのは久しぶりだ。このままうまくリズムを取り戻せるといいのだが。明日も朝早く起きてネットしてからそのままデイケアに行こう。

今日は午後からだが、やっとデイケアに行くことができた。

昨日は22時半頃に寝たが、やはり寝付けずに23時半過ぎに追加眠剤を飲み、眠たくなるまでまたネットをしていた。また懲りずに懸賞に応募していた。もうトータルで2000件以上に応募している。いったい何をやっているんだか。もうやめよう。結局1時過ぎに起きた。

できれば今日は朝からデイケアに行くことにチャレンジしてみようと目覚ましをかけておいた。実は早朝覚醒が起こるようになってからしばらく目覚ましをかける習慣がなくなっていたのだが、久しぶりに目覚ましをかけてみた。だが7時にセットした目覚ましが鳴る30分も前に目が覚め、目覚ましを止めておいてから大量に来ているメールを処理していた。メルマガが大量に来ているので、その中から当選発表のやつだけ探して当たっているか確認し、外れていたらメルマガを解除していく。30分くらいして終わったので、7時半に目覚ましをセットしなおし、もう一度布団に潜り込んだ。その時は体は動く、と思った。

7時半に目覚ましが鳴った。止めたのはいいが、さっきと違ってまるで体が動かない。そのまままた寝てしまった。

お昼になって彼女に起こされ、昼食を食べる。そのあと、のろのろと着替えているうちに「今日はこのまま動けそうな気がする」そう思ってそのままカバンをもって家を出た。久しぶりに病院に行った。

デイケアでは月曜の午後からはミーティングをやっているが、今日は12月に行く鎌倉散策のプランを練っている。3つのグループに分かれてそれぞれプランを練る。私はなんちゃら切り通し、というハイクコースに入ってどこを歩くかみんなと相談した。

15時から3週間ぶりのカウンセリング。今の状態をかいつまんで話した。前と同じ状況に陥ってしまったが、あれだけ注意していたのになぜまた調子を崩したのか。何が原因なのか自分ではわからない。これからどうしたらいいかもわからない。前回は入院という外的手段で元に戻したから、自分でなんとかする方法はまだわからないのだ。

カウンセラーは、調子を崩した原因が心理的なものではない、つまり内的要因ではなくて外的要因にあるのではないかと推測した。あれだけ気をつけていたのに何がきっかけとなって調子を崩したのか。その外的要因となったのが、「職場復帰のリミット」である。このリミットは、本当に最後の最後のリミットではなく、自分が職場復帰の計画としてたてていたリミットである。実際にはまだ1年以上の猶予はあるのだが、傷病手当金が来年の3月からぐっと減ってしまうことなどを考え、できれば来年の1月、遅くとも4月には復帰したい、と計画を立てていた。そして退院してデイケアに3ヶ月通って調子を崩さなければ会社の人事部と復職の時期について相談しよう、そう考えていたし、カウンセラーにもそれを伝えていた。

しかし、実際にそのリミットが近づいてくることを意識したことで、感情面の不安が大きくなり、結果的にその不安が鬱を引き起こしたのだろう、そうカウンセラーは指摘する。ではこれからどうすればいいのか。あれこれ話をしたが、とりあえず自信をつけること。自分もそう思っていたが、カウンセラーもそう言う。それももっと大きなレベルでの自信。たとえ今の職場に復帰できなくとも、自分のポテンシャルを信じて、どんな形であれ何か仕事をしてやっていけるだろう。そういう漠然とした自信を持つことだという。そうすれば不安は消えるだろう。そういうことらしい。

私も数年前まではそういう自信があった。システムエンジニアという専門職の能力には自信を持っていたし、いざとなったら腕一本でフリーで食っていける、と考えていた。しかし、この業界は技術の進歩が激しい。もう何年も現場から遠ざかっている自分にとって、エンジニアとしてこれからやっていけるのだろうか。今の会社に戻れば、私のブランクを考慮して仕事の配置を考えてくれるかもしれない。しかし、他の会社で働いたり、自分一人でやっていくとなると、どうなるのか。自分のできる範囲でできることをやっていくしかないが、そこの自信は以前よりもかなりなくなっている。そして、一番大きな不安材料、それは「この病気は治るのか?」そこにたどりつく。たとえどんな形でも、健康で体が動きさえすればなんとかやっていけるだろう。しかし、今のように体が動かなければ何にもできない。結局一番おおもとの大きな不安「この病気が治るのか?」そこに辿り着くのだ。その不安を消し去ることはできるのだろうか。そして、本当にこの病気は治るのだろうか。

しかし、今日久しぶりに病院に行ってみて、少し自信がついたような気がする。一歩前へ踏み出せた感じだ。「まだ自分は大丈夫だ。ちゃんと外へ出てそれなりにやっていける」そういう小さな自信だが、小さな自信を積み重ねていって大きな自信をつけるしか今の自分にはできない。明日もデイケアに行けますように。