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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今日もデイケアに行けなかった。病棟対抗の卓球大会もあったと言うのに。

そんなに調子は悪くないような気がする。睡眠もとれているし、朝起きたときも、動けない、というわけではなかった。だが、動けるのに行けないのだ。なんというか、「まるで行く気がしない」とでも言おうか。病的なほどの重い鬱ではないし、軽い鬱、というほどまでの身体感覚はない。だが、これも鬱の一種なのだろうか。それとも単なるサボリなのか。ひきこもりモードに入ってしまっているのか。

デイケアに行くことは嫌ではない。けっこう楽しい。それに、今日は自分の得意な卓球の大会だ。去年も一昨年も優勝している。それなのに、なぜ行く気がまるでしないのか。行く気がしない、というより、その場から動くのがひたすらめんどくさい。そんな感じだ。鬱と引きこもりの境界線上に立っているような感じ。あまりにも動けない日々が続いたので、動くのがめんどうになってしまったのか。なんなのか。

結局今日も無駄な一日が過ぎていった。でも、これは無駄な一日だったのだろうか。それは今はわからない。じゃあいつわかるのか。結局いつになってもわからないんだろうな。

明日は診察だ。これはなんとか行かなくちゃ。はぁ、気が重い。

今日もデイケアに行けなかった。朝ちゃんと起きたのに、PCに向かうことはできてもその他のことは何一つできやしない。朝飯も食べずまた布団に潜り込む。まるで現実逃避だ。何からの逃避?現実とはいったい何なのか?

昼過ぎ、なんとか這い出して用事を済ますために郵便局へ行った。頭にもやがかかっているようで全身がだるい。郵便貯金のインターネットサービスで昨日落札された古いデジカメの入金を確認し、Yahoo!ゆうパックを出しにファミリーマートまで行く。週刊アスキーを買おうと思うと置いてなく、ローソンへ行って買った。

夕方までPCに向かったり横になったりを繰り返す。なんとか寝ないようにがんばった。週刊アスキーを読もうとしても、頭がぼんやりして内容が入ってこない。夜になってテレビを観ていても、まるで内容が頭を素通りしていって、おもしろいともつまらないとも思わない。ただ落ち込みだけが自分を襲う。

明日は病院内での卓球大会。出たいのだが、いつもより早起きして行かないといけない。この状態でいけるのだろうか?一昨年は入院中だったので病棟代表選手として、去年はデイケア代表選手として出場し、いずれも優勝した。今年も出たいのだ。

今日は動けなかった。昨日までは大丈夫、だと思っていたのに。なぜだ。

昨夜は早目に、22時前に寝た。久々に追加眠剤も飲まずに早く寝付いてぐっすり寝た。起きたのは7時。じゃっかんのだるさを感じながらも起きて、メールの処理をした後、洗面をしたり朝食を食べたりしているうちに、だんだんだるさが増してきた。着替えようと思ってタンスの置いてある寝室へ入ったとたん、そのまま布団に潜り込んで寝てしまった。そして、1日中寝てしまった。

なぜこうなってしまうのだろうか。今日はカウンセリングもあったのに。なぜいきなり動けなくなるのだろうか。自分はいったいどうなっているのだろう。自分はいったいどうすればいいのだろうか。

夜、昨日の夜にビデオに撮っておいた「おしゃれ関係」を観る。6年間のうつ病生活を克服した高島忠雄がゲストだったから観たかったのだ。高島忠雄は私よりずっと症状が重いようだったが、しかし6年かけて回復したという。私も希望を捨ててはいけない。

昨日はあれだけ疲れていたのに、なかなか寝付けなかった。しかたがないので1時間くらいしてから追加眠剤を飲んだら、その後すぐに眠れたようだ。なぜ疲れているし眠気もあるのになかなか眠れないのだろうか。やはり自律神経が狂いまくっているのか。ちょっと前の日に夜更かしをしたくらいですぐに体の調子は狂ってしまう。

今朝は6時に起き、またもやメールの整理。と言うか、もうほとんど整理するものはない。懸賞の締切日の期間別にフォルダを分けたので、入ってくるメールはほとんど読まずにすんでしまう。午前中はのんびり過ごしていた。

お昼に彼女の実家に行って少し猫と遊び、途中の金物屋で買い物をして帰ってきた。おもちを買ったのだが、焼く網がなかったので買ってきたのだ。そして今日のお昼ご飯は買ってきたパンとお汁粉となった。お汁粉は私の希望である。

午後ものんびり過ごす。今日は徹底的に体を休めるのだ。ところが今度は眠たくなってきた。昼間に眠ってしまうと、また夜眠れなくなってリズムが狂ってしまう。眠らないように、またPCに向かって新たな作業を始めた。PCに向かっていると眠気が気にならないで集中できるのだ。

新たな作業とは、昨日懸賞に応募したメルマガのフォルダを15日ごとに分けたが、それをさらに5日ごとに分けて振り分けるように設定していった。これもまた地道な作業だったが、おかげで眠らずにすんだ。

途中、夕食を食べてテレビを観たりして中断し、20時過ぎに作業終了。これでこれからますますメールの処理がやりやすくなる。あれだけ懲りた懸賞の応募も、またやってしまうかもしれない。というかもう今日新たに数件応募してしまった。賞品がPCだとつい手が出てしまう。

先週後半はメールの処理に追われて結果的にデイケアは休んだものの、決して精神的に不調だったというわけではなかった。彼女と元町へ出たりみなとみらいへ歩いて行っても疲れなかった。明日からまた新しい1週間が始まるが、このまま調子よく復活できるといいなあ。

昨日は23時頃眠剤を飲んで、眠気が来るまでPCでメール処理作業をやることにした。解除したメールも多いが、ちょっと欲を出してしまって残してしまった懸賞もかなりある。応募中のショップからのメールは「応募中」というフォルダに振り分けるように設定していたのだが、そこにたくさんメールが入ってきてやはりチェックが大変なのだ。それで、応募中フォルダを懸賞の締め切り時期ごとに分けて複数つくり、「11月19日まで」「11月20-30」「12月1-15」「12月16-25」「12月26-31」「1月〜」とわけて、それぞれのフォルダに振り分けられるように過去メールをチェックしながら再設定していったのだ。これまた地道な作業だ。でもこれをやっておくと、まだ締め切り前のメールを全部読まずに捨てることができる。これでだいぶ楽になるはずだ。ちなみに12月の後半を25日で分けているのは、クリスマス企画で「25日締め切り」というのと、「年末締め切り」というのが多いからである。

そうやって作業をやり始めたら、私の悪い癖の登場である。止まらないのである。1時間くらいして眠たくなってきた。じゃあ寝ればいいのだが、やり始めたら止まらない。あと1つやったら終わろう。あと1つ。そう思いつつ眠たいのに全然自分はやめてくれない。わ〜ん誰か止めてよう〜。そんな感じだ。そして結局4時頃までその作業をやって寝た。まったくとほほである。

でも朝は7時くらいに目が覚めてしまったので、眠いながらもまた作業の続きをする。彼女は9時半にバイトに出かけて行った。私はボーカルアンサンブルの練習に行くまで寝ようと思って横になったが、眠いのに眠れない。眠くて体はだるいのに、じっとしていられない。これは精神的には調子がいい証拠なのだが、それはそれでまた困るのだ。結局昨日デジカメで撮った「合成写真」をプリントアウトして遊んだりしていた。プリントしてみるとますますおもしろい。左半分と右半分の境界がスパッと分かれているのではなく、うまくつながるようにモーフィングのような処理がされている。私の左手と彼女の右手が半透明になって透けてうしろの景色が見えているのだ。不思議な写真だ〜。でもちょっと面白いかも。

そんなことをしているうちに時間が来たのでボーカルアンサンブルの練習に行く。今日は眠たくてしんどかった。歌っているうちは神経を使っていて緊張しているのだが、その合間合間にぐでっと疲れが来てしまう。コンディションが悪いと変に力が入ってよけい疲れる。今日はかなりの曲数をこなした。あまり細かい練習はやらずに、次々に何回か通してみて、部分的にやばいところを少し重点的にやる、という感じだった。本番まであと1ヶ月半。練習はあと4回。なんとか形になるだろうか。お客さんも集めるために宣伝活動もたくさんしないといけない。忙しいなあ。

最近ぜんぜん合唱団Pの練習に出てないので、調子がよければ今日は出ようと思っていたのだが、やはり前日の無理がたたって、ボーカルアンサンブルの練習が終わった後、へろへろだった。みんなとお茶して帰った。彼女にメールしたら、実家でご飯を食べるからいらっしゃい、と誘われたので彼女の実家にお邪魔する。

彼女の家でご飯をごちそうになる。彼女のお姉さんの娘さん、つまり彼女の姪だが、その子は小学1年生とは思えないほど絵と文章の才能がある。絵を描いたら、普通子供がかかないような動きがある絵や難しいアングルの絵を、まったく考えることなくさらさらと描いていくのだ。そしてそれと一緒にお話を作っていく。これがまた小学1年生とは思えないほどよくできた文章を書くのだ。今日読ませてもらったのは、ペットとして飼われていた「リンリン」というリスが野生に戻るというお話で、その最後のページにこう書いてあった。

 リンリンはもうリンリンではありません。
 これからもうただのリスなのです。
 それでせいいっぱいなのです。

う〜ん、何て考えさせられるお話なんだ。「それでせいいっぱいなのです」と来た。深い。実に深い。本人はそんなに深く考えているわけではないかもしれないが、ときとしてびっくりするようなことを書いたりする。感受性が豊かなのかもしれないし、ひょっとするとすごい才能かもしれない。昔から絵本が好きで、本は毎日読んでいたしビデオとかテレビとかでいろいろ見てきたらしいから、どこかからのパクリかもしれないが、たとえパクリだとしても小学1年生に書けるだろうか?

20時過ぎに彼女の実家をおいとまして家に帰る。と言っても歩いて10分もかからない。帰ってPCを立ち上げ、さあメールが何通来てるかな、とチェックすると120通くらい。まだたくさん来る。しかしフォルダに振り分けてみると、受信箱に残ったのは50通くらいで、あとは「11月19日まで」のフォルダに15通くらい、それ以外はそれ以降の日付のフォルダに入った。60通くらいのメールは読まずに捨てることができる。よしよし、効果大である。受信箱に残ったのは、応募してからはじめて来るメールなので、ペースとしては週1くらいだろう。これらをまた振り分け処理したり解除していったりして、風呂に入ってエンタの神様を見てこの日記を書いて、そして今日こそはもう寝よう。明日は1日ゆっくり休むのだ。