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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

今朝はばっちり起きてしばらくメール処理した後、朝食を食べてちゃんと着替えて、あともう少ししたらデイケアへ行こうとした。あとちょっとだった。が、しかし、なぜかまた寝てしまった。なんでやねん。やはり眠気が強いのか。鬱という感じではないのだが。

結局12時前に家を出て13時過ぎに病院に着いた。デイケアにしばらく顔を出した後、今日は診察があるので途中で抜けて外来へ。ドグマチールを飲みだしてから異常に眠たいことや、最近はその眠気も少しはましになってきたこと、全体的に調子はあがってきて今週は午後からだがデイケアに行けていることなどを話した。薬はもう少し様子を見たほうがいいのでとりあえずそのまま続けることになった。

デイケアに戻ってからゲームに合流し、帰途に着く。帰るとまたいっぱいメールが来ているのでしばらくその処理に追われた。明日はデイケアのイベントで鎌倉散策に行く。楽しみなのだが、果たして朝ちゃんと行けるだろうか。

今日はなんだかわからないが、行けなかった。いや、行かなかったのか。どうなのか自分でもわからない。

動けそうな感じだった。彼女も「今日は元気そうだから行ったら?」と言った。確かに動けそうだった。でも「めんどくさい」そう言ってまた寝てしまった。なぜ?めんどくさい?そう、布団から出るのも着替えるのもめんどくさかったのだ。

本当に調子が悪いときは、本当に動けない。なんとか着替えて外に出られる格好になったとしてもせいぜい徒歩30秒のコンビニくらいまでしか行けない。そこから先、駅に行って電車に乗って…、ということは到底無理そうに思える。

が、今日はそういうのではなく、「そこから動くこと」そのものがめんどくさい、と感じたのだ。デイケアに行くことが嫌とかそういうのではなく、プレッシャーがどうのとかそういう以前の問題のような気がする。今日の場合、もしその場で布団から出てパジャマを着替えていたら、そのままデイケアにも行けていただろう。でも、めんどくさかった。今日のプログラムはけっこう楽しみだったのに。午前中はソフトボール、午後はみんなで持ち寄ったお薦めの1曲を聴く予定だったのだ。

プレッシャーでもなく行くのが嫌なわけでもなく、ただそこから動くのがめんどくさい、これはどういう心理の働きによるものか。また課題ができてしまった。単に寒くなったから布団から出るのが億劫になっただけなのかもしれないが、そんなことでぬくぬくと寝っぱなしになるような自分ではなかったはずだ。

自分探しの旅はまだまだ続く。

今朝はいつものごとく、6時頃起きてはPCに向かい、そしてまた寝てしまった。今日は昨日ほどの重さはない。ただ眠い。

昼前に彼女に起こされたが、まだ眠い。彼女は昼食のパンを買ってくると言って家を出た。眠いが起きれないこともない、そう思ってもそもそと起きてのろのろと着替えた。なんとなく、今からなら行けるんじゃないかと思って準備した。彼女が帰ってきて一緒にパンを食べた後、家を出てデイケアに向かう。今日は昨日ほど行くのはつらくない。

午後からデイケアに合流。今日は散歩で、海沿いをずっと歩いていった。デイケアのメンバーが勝手に「エーゲ海」と呼んでいるこじゃれた場所まで行ってのんびりする。何がエーゲ海なんだかわからんが、ベンチがあったりテラスがあったりしてちょっと雰囲気がいい。しばらくそこにいた後、来た道を帰って病院に戻る。久しぶりにいい天気で暑いくらいだった。なによりの散歩日和でよかった。

家に帰ってからまたメールと格闘。昨日から今日にかけてメールの数が半端ではない。これは11月末締め切りだった懸賞の当選発表が大量に来ているからだ。せっせと処理しているうちに彼女がバイトから帰ってきて夕飯を作って、そしてまだ作業の途中だけど夕飯を食べてしばらくテレビを観た。その後もちょっとかかってようやくメールを処理し終えた。1ヶ月に1回くらいこういうピークがあることになるなあ。まあいいか。そう言えば今朝、懸賞で当たったワインが届いた。私は酒のことはよくわからんが賞品にするくらいだから多分いいワインではないかなあ。

今日は昨日よりも軽い気分でデイケアに行けた。これを積み重ねていきたい。「社会復帰のための訓練」などと身構えずに、ふらりと遊びに行く感覚でまずは行くのだ。昨日よりも今日はそれができていた。明日は午前中からソフトボールだ。久しぶりにソフトボールやりたいなあ。

昨日のもくろみは見事に失敗した。

朝は早くに起きていつものごとくPCに向かっていた。しかし、いつもより気が重い。

そして、着替えようと、タンスのある寝室に入ったところで、「がまんができない」そういう感じで布団に潜り込んで寝てしまった。

今日は「眠い」のではない。「重い」のだ。

この重さはなんだ。

昼前に起きて、のろのろと着替える。なんとか動けそうだったのでとりあえずそのまま家を出る。横浜駅でまずいカレーを食って病院へ。

デイケアではミーティングをやっていたが、私はそこに辿り着くだけでかなり消耗したのでしばらく部屋の隅で横になっていた。ミーティングでは忘年会で作る食事の相談をしている。

カウンセリングでこの「重さ」について話す。歌の練習に行ったり彼女と買い物に行ったりするのは平気でできる。もっと調子が悪いときはそれすらままならないが、少なくとも昨日は平気で外出していた。それらは「軽い」のだ。

しかし、「デイケアに行く」となるととたんに「重く」なる。鬱が入りこんできて体を心を蝕む。

カウンセラーは、デイケアに来ることが社会復帰のためのステップであるからではないか、と指摘する。デイケアに来ることイコール会社に行くことなのだ。そして私はまだ休職のリミットまで1年以上あるにもかかわらず、そのリミットにしばられて焦っている。無意識に焦っている。「早く復帰しなきゃ」「そのためにデイケアに行って訓練しなきゃ」そういう思いが帰って自分を縛り上げる。

カウンセラーは言う。逆説的だが、いったんそのリミット、つまり「会社」という枠を取り払って考えられるようになれば、ふっと軽くなるのではないか。枠を取り払うとはどういうことか。休職の期限が過ぎて会社に戻ることが叶わなくとも、幸い自分はエンジニアだし、他の会社へ行ったり独立開業したりして食っていける、漠然とでいいがそういう自信を持っていれば、「今の会社の休職のリミット」を意識しなくてもよくなり、心は軽くなるのではないか、というのである。

これはこれで難しい課題だなあ。「難しく考えないでいい」カウンセラーは言う。「デイケアに遊びに来る感覚でいい」そうも言う。社会復帰のための訓練とかそういうつもりでなく、家にいてごろごろして昼夜逆転したりしてむちゃくちゃになるよりかは、外へ出て遊んだ方がまだましだ。それくらいのつもりで軽く来たらいい、そう言う。

できるかなあ。

今日は朝6時くらいに起きて、しばらくの間PCに向かっていた。今日は11月の最終日。また先月に引き続き、性懲りもなく11月いっぱいで締め切りの懸賞にせっせと応募していたのだ。とは言え、前は本当に何が当たるのかもろくろく確かめもせずに片っ端から応募してはしょうもないものが当たっていたが、今回は一応欲しいものや当たったらオークションで売れそうな高額なものを狙いにいった。数的には前の10分の1くらいか。最初はメールマガジンがたくさん来て困っていたが、締切日を5日ごとに区切るフォルダを作ってそれらに振り分けるようなシステムをメーラー上に構築したので、まだ応募しても大丈夫だろう、ということでちょこちょこ応募を続けているのだ。なんか一発でかいものが当たらないかなあ。

不思議なことにPCに向かっていると起きていられる。しかし、一通り懸賞に応募してしまったらまた布団に潜り込んでしばらく寝てしまった。それでも昼前には起きたが。

昼から彼女とお出かけ。朝は雨がかなり降っていたが昼にはやんでいた。でも寒そうなので厚着をして手には傘を持っていく。彼女はみなとみらいで先日見つけたお目当ての財布があって、それを買いたいというのでまず桜木町へ。

ランドマークタワーのマックで昼食を食べた後にお目当ての財布を彼女がゲットし、そのまま横浜へ。私はいろいろ買いたいものがあったが、とりあえずヨドバシで年賀状ソフトを買った。今も持っているのだが3年前に買ったやつで、もう収録されているイラストから来年の干支であるを猿を選択する余地はない。別にイラストくらいどっかから拾ってくればよさそうなものだが、アップグレード版は割りと安かったし、なんつーか新しいソフトをインストールして新機能を試したりするのが好きなのだ。この辺は「性」かもしれない。「さが」と読んでほしい。はなわではない。

その後ダイエーでパジャマを買ったりマツキヨでVAAMを買ったりして家路に着く。寒いと思いきやけっこう暖かくて、実はコートの下は汗だくであった。おまけに雨なんか降ってないのに手には傘まで持っていて大荷物。コートを脱いで手に持つこともできない。やれやれ、ちょっとうんざりだった。

そうそう帰りに年末ジャンボ宝くじを買った。家へ帰って彼女と「3億円当たったらどうしようか」と真剣に話す。「まず5千万円でマンションを買って、残りが2億5千万。あと50年生きるとしたら、1年で500万。お、余裕で暮らしていけるじゃないか」などと話し合う。確かに家賃がいらなくて子供も作らなければ1年に500万もあれば充分暮らしていけるだろう。年金の心配も不要だ。「後は当たるのを待つだけだな」って、こういう話をしているといつの間にかもう当たったような気分になるから不思議である。いや、不思議でもないか。

今日は昼からはものすごく眠たいということはなかった。昨日、眠いのは新しい薬の副作用ではないか、と書いたがそう言えば薬局でくれる薬の説明書きがあったなあと思って読んでみた。するとその薬についてはこんなことが書いてある。

−主な作用−

中枢に作用して胃壁の血液の流れをよくして、胃・十二指腸の粘膜の回復を助ける作用があります。さらに、精神病やうつ病・うつ状態の症状を改善する作用を併せ持った薬です。


胃腸の薬でもあるのか。まあ抗鬱剤と言う説明はいいだろう。問題は次だ。


−用い方と注意−

効果と副作用のかねあいをよく評価して用いる薬ですから、指示をよく守り、副作用を自覚した時は医師に相談しましょう。危険な作業や車の運転は避けましょう


なんか奥歯にものが挟まったような書き方だ。つまるところ、人によっては副作用が強く出たりするのでその場合は医師と相談して使用を中止しろ、と言いたいのだろうか。具体的な副作用は書いてないが、「危険な作業や車の運転は避けましょう」ということは、やはり眠たくなることが多いのだろうか。

明日からデイケアに復帰である。と言うのは今のところの「こころがまえ」である。今までさんざん休んでおいて「明日は行けるといいな」とか「明日は大丈夫だろうか」とか書いてきて、そして挙句のは手には「もう明日は最初から休みに決めた」などと先週の後半は開き直っていた。しかし、今度はまた手を変え品を変えた。今までの不調を「なかったこと」にするのだ。そして自分に対して平然と「明日から復帰だよ」と言ってのけるのだ。これがどれだけの心理的効果をもたらすのか。薬の副作用でまた眠くなったらどうするのか。それはそれで秘策はある。なぜかPCに向かっていれば持続できるのだ。だから、朝起きることができれば(これが必要条件であるが)、ずっとPCに向かっていて、眠たくなる前にそのまま家を出てしまうのだ。家を出てしまえばこっちのものだろう。さて、この方法は成功するだろうか。