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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日はあまりよく眠れなかった。

疲れているので早めに寝ようと22時半に布団に潜り込んだのだが、なかなか寝付けずに何度も起きては自分の部屋に行ってメールチェックをしたり、ということを繰り返して、0時頃に追加眠剤を飲んでから寝た。ようやく眠れたが眠りは浅く、夜中に何回か目を覚ました後、5時頃起きた。しばらくはネットで遊んだりしていたが、6時頃から先日ビデオに撮った怪奇現象スペシャルのビデオを観た。彼女はこういうのが苦手なので、観たいときはビデオに撮って一人で見ることにしている。隣の部屋で彼女が寝ているのでヘッドホンで聴きたいところだったが、あいにく先日ヘッドホンは壊れてしまった。どうせまだまだ目を覚まさないだろうからいいか、と思って小さめの音量で観ていたが、観おわってから寝室へ行くと起きていて、「怖いの観てたでしょう」と言われた。今日に限って起きていたようだ。ヘッドホンを買ってこなければ。

朝食を食べてもう一度寝ようとする。睡眠不足で眠たい。でも眠れない。眠ろうとしているのに眠たくならないのも困るが、眠たいのに眠れないのも困る。寝ようとしているのにあくびが出る。なんでなんだ?でもしばらくして11時過ぎまで眠れた。睡眠不足はようやく解消された。

昼食のパンを買ってきて食べ、ボーカルアンサンブルAのHPのメンテをする。レパ・リストと演奏履歴のページに先日のコンサートの分を追加。こうやって見るとAもだいぶ歴史を積み重ねてきたなあと実感する。

今日は割りと調子がよい。大学時代に所属していた合唱団の関東OB/OG同窓コンサート&飲み会に行くために家を出る。本当は関係者オンリーの会だが、彼女が男声合唱が聴きたいというので急遽昨日幹事に了承を得て連れて行くことにした。バイトが終わった彼女と駅で待ち合わせて大倉山の会場へ行く。久しぶりに会う顔もあれば、半分くらいは下の回生で知らない顔が多い。結局出席者は15人くらいで、言いだしっぺの6年下の回生とうちの回生が多かった。コンサートはとりを歌う後輩が風邪で声が出なくなって、急遽同じ歌を歌える人が歌ったりとアクシデントもあったが、なかなかおもしろかった。最後はみんなで懐かしい曲を歌いまくりだった。やはり歌い継がれている定番の曲は変わらない。関西では定番中の定番である「サリマライズ」は関西ローカルで、実は関東の人はほとんど知らないということは関東へ来てはじめて知った。

コンサート後、打ち上げまで少し時間があるので、年寄り組みはお茶をする。結婚する予定の人が2人いたので、いろいろと突込みや探りが入っておもしろかった。そして飲み会へ合流し、内輪のネタで盛り上がった。世代を隔てた同窓会というのもおもしろいものだ。

飲み会が終わって帰ってきた。調子は今日はよいと思ったが、帰ってしばらくするとどっと疲れが出てきた。やはり外では気を張っているのだろう。家に帰ってきてから疲れてもいいのだが、その疲れを明日に持ち越してはいけない。明日の調子はどうかな。

昨日は寝つきがよくなかった。追加眠剤を飲もうかと思ったが、もう少し粘ってから眠れなかったら飲もう、と思って粘っているうちに眠れた。しかし夜中に何度も目が覚めた。眠りが浅かったようだ。6時過ぎに起きてPCに向かい、朝食を食べて7時過ぎにもう一度布団の中へ。そして気がつくと11時過ぎ。二度寝したときの方がぐっすり眠れているようだ。

その後は昼食のパンを買ってきて食べ、のんびりしていたが、あまり調子はよくない。今日は16時から男声合唱の練習がある。なんの男声合唱かと言うと、明日に学生時代に所属していた合唱団の関東OB/OGによる同窓会兼ソロコンサートがあるのだ。その余興として合唱団Pで歌っている後輩2人とボーカルアンサンブルAで歌っている後輩1人と一緒に男声合唱をやることになって、その練習を渋谷ですることになっていたのだ。しかし、調子が悪くてやばいかも、と思いつつなんとか家を出て練習会場へ。

外へ出てしまえば何とか体が動いたので、無事練習場へ行って1時間だけ練習をし、そして帰ってきた。この後はPの練習の歌い初めがあったのだが、調子もよくないし無理すると明日動けなくなる、と思って素直に帰った。

家へ帰ってきたら疲れがどっと出てきてぐったり、という状態だった。やはりPの練習はパスして正解だったかもしれない。あとはちゃんと明日体が動いてくれるといいのだが。

今日も朝起きては朝食を食べて寝て、昼起きては昼食を食べて寝て、腹が減ったのでまたパンを買ってきて食べ、そして夕方まで寝ていた。一日中寝ていた。やれやれ。

今日は診察だった。12時からの予約だったので10時半までには家を出ないといけなかったが、10時半の時点ではとても動ける状態ではなかった。でも予約してある日は遅れても診てもらえるので、寝ながら動けるようになるのを待った。

12時近くになって彼女に起こされた。もうそろそろ行かないと、と言う。そうなのだ。さすがにもう行かないとやばい。彼女は今日は診察についてくる、と言って自分も外出の用意を始めた。私も起きなければ、と思うのになかなか体が言うことをきかない。やばい、診察はなんとしてでも行かなければ。そう思ってじたばた、いや体が動かないからじたばたはしてないのだが、ともかく動こうとしていた。

私が起きないので、彼女が「少しだけでも動いてみたら?」と言う。動きたくなくて動かないのではない。なんか日本語がわかりにくいのだが、そう言われても動けないのだ。彼女が「じゃあ今日は私が行くよ」と言う。何回かこの手は使った。彼女に言ってもらって薬だけもらって来てもらうのだ。しかし、自分の状況は自分の口から説明しなければいけない。調子が悪いときならなおさらだ。

私は必死に動こうとした。そしてなんとか布団の回りに落ちている衣服に着替えた。これらの衣服、そう昨日の夜に動けなくなって、風呂も入らずにとりあえずパジャマに着替えた残骸だ。そのまま昨日着ていた服に着替え、なんとか動けそうなので体を引きずってカバンを持ってきて、そのまま家を出る。寝癖でぼうぼうの頭を帽子で隠しながら。

一度動いてしまえば、後はそんなに苦しくない。無事病院まで行って診察を受けて帰ってきた。薬を増やされてしまった。前のように新しい薬が増えるのではなく、今飲んでいる薬を1錠だけ増やすから、今度は副作用の問題はないと思う。しかしまあ、今日は動けてよかった。「最初の一歩」これが難しいのだ。最初になんとか動くことができれば、後はなんとかなることが多いのだが、今日はほんとぎりぎりのラインだった。

今日はデイケアに行こう。行けたら行こう。行けなかったらまた考えよう。昨日はそんな感じで考えていた。

そして、結局今日も行けなかった。行けなかったのか行かなかったのか自分でもわからない。朝は一応起きて朝食も食べたのだ。しかし、しかしまた布団に逆戻りしてしまうのはなぜか。なにかこう、抗えないなにかの力が存在しているかのように毛布の中に吸い寄せられて眠りに入ってしまう。

明日は診察だ。這ってでも行かなくては。