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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

昨日も今日もただただ寝ているだけの1日だった。こういう日が続くとさすがに書くこともなくなってきた。それでも昨日はネットで注文していたパペマペセットが届いたので、嬉しがって写真だけでごまかすということをした。デジカメで写真を撮って、PCに転送して、画像処理ソフトでサイズを小さくして、自分のWebスペースにファイル転送して、そしてタグをじか書きで日記を書く、という、一見手抜きのようで実はめんどくさいことをやっていた。しかもアップした写真が大きすぎたので後からリサイズしなおしてアップしなおしてるのだ。

今日はさすがに書くこともない。世の中は祝日らしいが私は毎日が日曜日の状態なのであまり関係ない。やはり1日中寝ていたのだ。明日は診察なので、ちゃんと行けるか不安である。

パペットマペットの
pape1.jpg
ショートコント
pape2.jpg

むむむ、なぜ動けないのか。

動けそうなのだが、なぜか動けない。体が、というより心がいやいやを発している。

どうすればいいのやら。

今日もウィルスメールがいっぱい来た。7通くらい来ただろうか。昨日、一昨日となりを潜めてたから勢いは衰えたかと思いきや、まだまだらしい。困るのは、私が出したことになっているメールが不達で返ってきていることだ。不達で返ってくるのもウィルスバスターで引っかかるからそれはいいのだが、私のPCはウィルスに感染してはいない。だから私のPCがウィルスメールを出すはずはないのだ。つまり、こいつはどうやら差出人を詐称するタイプらしい。私のアドレスを語って今日もどこかでウィルスメールが送られていると思うと気持ち悪い。

今日も調子が悪かった。

今日は日曜日。特に用事はない。彼女が朝から13時までバイトだから、それが終わったら横浜に買い物にでも行こうか、と昨日話していた。

しかし、今日は一日中寝ていた。別に何のプレッシャーがかかっているわけでもない。それなのに、昼を過ぎても何もする気が起きず、彼女は一人で買い物に行ってその後実家へ行ってしまった。私はただただ寝てるばかりだった。結局18時半くらいまで寝たおした。

なぜなんだろう?

昨日はあまり寝付けなかったので、いったん起きて自分の部屋でパソして(最近PCに向かってると彼女がこう言う)からまた布団に潜り込んだ。そのとき彼女が低い声で「ちょっと」とつぶやいた。なんか文句を言っている感じだったので「なに?」と聞き返すと「ん…」と言ってそのまま寝息を立てている。どうやら寝言だったようだ。どんな夢を見ていたのだろうか。

6時頃目が覚めたのでとりあえず起きた。今日は土曜日。第1と第3土曜日は紙類の資源ごみ収集日だ。収集はけっこう早かったので、もう集積所へ持って行こうと、パジャマにコートを羽織って、昨日の夜に紐で縛ってまとめておいた新聞や雑誌を両手に持って朝の冷たい空気の中、えっちらおっちら歩いていく。こんな早い時間だと今まで人に会ったことないのに、今日は見知らぬおばさんと鉢合わせしてしまい、「おはようございます」と挨拶して戻ってきた。う〜ん、パジャマ姿で外に出るのはあまりよくないか。まあ、マッパではないしいいか。

その後メールチェックして朝食を食べて、そしてまた寝てしまった。彼女は午前中からバイトなので、いつの間にか消えていた。

昼頃起きてパンを買ってきて食べ、しばらく音楽を聴いたり山岳会の会員専用HPのメンテをしていたりしていた。山岳会では、ぜんぜん活動していないのですっかり幽霊会員となってしまっているが、会員専用HPに会員名簿やら運営委員会の議事録やら載せていて、その作業だけ細々とやっている。先月に総会が行われて運営委員が入れ替わったので、そのページのメンテをして昨年度分は過去ログのページに追いやったり、総会の議事録を新たにアップしたり、あとはたくさんたまった名簿のメンテをちょこちょこやった。1月付けで入会した人たちをあわせると会員数も70人以上になる。これだけ多いとやれ引っ越しただの携帯の番号が変わっただの、ちょこちょこと修正依頼があって、ちょっとそれが溜まっていたのを一気にやっつけたのだ。

夕方になる。私は悩みだした。今日から合唱団Pの練習に復帰しようと思っていたのに、どうにも気乗りがしないのである。なぜなんだろう。ボーカルアンサンブルAの練習のときはそんなことはない。本当に調子が悪くて行けないことはあっても、「気乗りがしない」ということはない。ところが今日Pの練習に行くのかと思うと、なんか憂鬱感に襲われるのだ。これは最近のデイケアに行けないときの自分と同じ状態だ。体は動く。激しい鬱ではない。でも気乗りがしない。なぜなんだろう?どうしたら行けるようになるのだろう。デイケアに関してはそれは模索中であり、自分をひきとめる原因としては、カウンセリングでは「デイケアに行くことイコール社会復帰のための訓練、という意識が自分の中で強いため、よけいプレッシャーになっている」と指摘されている。

実はこの点において、Pとデイケアの類似点がある。私は98年にPに入団してから2回定演に乗ったものの、その後うつ病の治療のため、3ヶ月大阪の実家に戻ったり、いったん調子がよくなって横浜に戻ってからもAの本番を控えて忙しくなったりして、ずっとPにご無沙汰になっていた。そしてそのまま休団状態が続いていたのだった。そして去年の春ごろだっただろうか、やはり今と同じように調子に波があり、Aの練習も行けたり行けなかったり、という時期が続いた。Aの練習は月2回である。1回休むともう月1回になってしまう。それだけしか歌わないと、ぜんぜん声が出なくなるのだ。発声は筋肉の運動であり、使わないと衰える。筋力が衰える、というより筋肉の使い方を体が忘れるのだ。普段の生活で使わない筋肉の使い方をするのだから。これはA以外にもコンスタントに声を出す場が必要だ、そう思って悩んだあげく、結局Pに舞い戻ったのである。戻ったら戻ったで、そこには仲間がいるし素晴らしい音楽もある。だから去年の定演まではちゃんとコンスタントに練習にも出ていた。

しかしである。なんか疲れてしまったのである。毎週毎週練習に出るというのは、なんだかきつい。いや、別にきつかったら毎週出なくてもいいのだ。会社ではないから。それはわかっているのだ。わかっているのだがなぜか今日みたいに「気乗りがしない」という状態になってしまうのだ。これはやはりデイケアと同じように、Pの練習を「訓練」と自分が位置づけているせいだろうか。デイケアと同じように「気軽な気持ちで」行けばいいのだが、どうも身構えてしまう。

となんだかんだ迷っているうちに時間が過ぎて、結局今日は行かなかった。はあ〜、ま、いいかぁ。定演にも乗らないし、合宿にも行かないし。今からそう決めてるのは経済的な理由からなのだ。休職して1年半過ぎた私は、来月から傷病手当金がかなり減ってしまう。いよいよ貯金頼みの生活になるのだ。去年の夏、いい調子が続いて「この調子でいけば来年頭くらいに復帰できるだろう。乗り越えた」と思っていたのに、秋になってまた調子を崩し、職場に復帰できる見通しがまた立たなくなってしまって先行きが非常に不安なのだ。そもそも職場に復帰できるのか?生活していけるのか?貯金はいつまでもつのか?考え出したらきりがないし、考えても悩んでも答えは出ない。とにかく先が見えない今は、できるだけ節約することにしたのだ。だから、趣味の活動もできるだけ出費を抑えるのだ。演奏会やら合宿やら、万単位で金が飛ぶイベントは残念ながらこれからパスすることにしたのだ。はあ、バブリーだった独身寮時代が懐かしい。

夜、1通のダイレクトメールが目をひいた。「パペットマペットのうし君とかえる君のパペットを覆面とセットで990円」というものだ。思わずオンラインで買ってしまった。衝動買いもこの程度の金額で抑えなければ。