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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:作業所

昨日は21時40分に寝たが、何日かぶりに寝付きが悪かった。25分くらい経ってからいったん起きて、牛乳を飲んでチーズを食べて、またカロリーメイトを食べてしまった。懲りてない。でもこれで非常持ち出し袋の中身を点検して入れ替えたカロリーメイトも最後の一本だったので、今後はもう食べないはずである。と言いつつ他のものを食べると困る。少しだけ妻と話をしていたら一気に眠気が来たのですぐ寝た。ぐっすり眠れて、朝はなんとか7時20分に起きた。今日は起きるのが辛かった。しかしまあ、起きてしまえば体は動いた。

体調は無事回復したようで、作業所には元気に出勤。私が作ったお花見のチラシを見せて、さらに崎陽軒のお弁当一覧のページをプリントアウトした紙も出して「各自好きなお弁当を選んで名前を書いてください。僕がとりまとめますから」と言ったら好評だった。ここで「さすがはまーさん」と思わせてしまうからますます頼られることになれるのはわかってるのだが、やる以上手は抜けない。それがいかんのだが。

お弁当なんてみんな同じ定番のシウマイ弁当にしてもいいのだが、自分がそれに飽きているというのと、シュウマイが苦手なメンバーがいることがわかっていたので、好きなのを選べるようにした。その分手間がかかるが、注文用紙がPDFでダウンロードできて、お弁当一覧に個数を書いてFAXするだけなのでそんなに大変ではない。なにより「これがおいしそう」「私これがいい!」とわいわい楽しそうにしているメンバーや職員を見ると、それだけで報われたような気がする。「みんなを笑顔にしたい」というより「みんなにありがとうと言われたい」「みんなに頼られたい」「自分を必要としてもらいたい」というのが私の原点なんだと思う。だからこそノーと言えないのだろうが、なかなか根が深い。

最近仕事がないらしく、隙間の仕事の箱折りもない。最後の隙間の仕事である三角くじ折りというのがあり、今日の作業はそれだった。それは本来症状が重くてみんなと同じ作業ができない人専用の作業なのだがやむを得ない。途中でポストカードを透明の袋に入れるという仕事が配達されたのでそれをやったが、それも午前中に終わってしまった。午後も三角くじの続き。終業時刻近くになってようやく新しい仕事である布製品の検品が届いた。紙関係の仕事も明日入ると連絡が来た。明日からの仕事ができて職員もほっとしていたが、本当に仕事がなくなったらどうするのだろうか?

今日のお昼ご飯はローソンの「重慶飯店監修担々麺」。担々麺大好き。

担々麺

昼休みに職員が「雪!」と言うので外を見たら、あらら少しだけど今日も雪が降ってるよ。もう季節がわけわからない。

この動画ではほとんどわからんな。他の人のセリフが入ってしまった。

メンバーがスズランの花を持ってきた。29才の乙女とおやじが同居するラスボスのような女の子である。よくわからないと思うが、とにかくそういう女の子である。

スズラン

また別の話だが、新しく定期的な仕事のオファーが来ていて、それは横浜のある地区の清掃というものなのだが、どれほど大変かどうかわからないので今日ボスがじきじきに体験してきた。すると「めちゃくちゃ大変」らしい。2時間半休憩なしにあちこちのゴミを拾ってまわるが、たばこの吸い殻が未だにたくさん落ちてるし、他にもビン缶ペットボトルプラ紙ゴミその他その他、当然分別しながらで、とにかく範囲も広いとのこと。そういう話をボスがして、行きたい人はいますか、と聞いたらみんな嫌がったので多分このオファーは断ることになるだろう。職員のひとりは「これはA型の仕事よね」と言うが、確かに清掃は就労継続支援A型事業所でよくある作業だな。ちなみにうちはB型といって、工賃は安いが比較的軽い作業をやっている。A型はより実際の就労に近く、最低賃金をもらえるのだがその分仕事はきつい。

作業が終わってから第3作業所であるカフェに寄ってお花見の説明をしたあと、メンタルクリニックへ通院。ドアを開けたら待合室に人がいっぱいいてびっくりした。9人もいた。ひとりは会計待ちだったがそれでも8人待ち。この日記を書きながら時間をつぶしていたが、わりとさくさく進んで診察を受けた。その後、調剤薬局へ行くと、なんと誰も待ってない。こんなことって初めてだ。なぜだろう?コロナの影響で他の病院はがらがらなのだろうか。

薬を受け取るときに、薬剤師さん(わりと美人)に「夜は眠れてますか?」と聞かれたので「寝付きが悪いときもけっこうあります」と答えたら、「寝る前に電子機器を使ったりしてますか?」と聞かれた。う、痛いところを疲れた。自分はできるだけ睡眠にいい生活習慣を心がけているつもりなのだが、寝る直前までPCやスマホを見ている。それは自分でもよくないと思っていて、そう答えたら「できるだけ寝る前にはそういうものを使わないでいただけると嬉しいです」と言われた。薬剤師さんに「嬉しいです」と言われてもなあ。あなたを嬉しがらせるために治療をしているわけではないのだが、でもわりと美人だから許す。

帰りにはルーティーンであるカレー屋へ。ビッグロースカツカレーを食べて帰ってきた。おなかいっぱい。

ビッグロースカツカレー

昨日は22時半に寝た。昨日もよく眠れた。睡眠が改善しつつある。このまま安定してくれればいいのだが。朝は5時くらいに目が覚め、そのままうつらうつら、という感じになった。7時には目が完璧に覚めていたので起きた。昨日の夜は疲労困憊だったのだが、そんなに疲れは残ってない。

朝はPCに向かってアンケートに答えたり、SNSを巡回したり。そして作業所のお花見のチラシをワードで作り始めた。レク委員に関しては、先日「僕はもうやりたくないです」とみんなの前で言ったのに、昨日久しぶりに出勤したらボスが「花見の件、進んでないのよ。もうS公園にしましょう」と言ってその続きをやれという。なんだそりゃ。私がいつ出てくるかもわからないのに、出欠もとってなければ集合時間も弁当をどうするかも決めてない。私が出て行かなかったらお花見はやらないつもりだったのか。

職員もメンバーも、私が当然全部やるものだと疑わずにしれっとしている。もうだめだ、この人達。結局自分がやるしかないのか。「やりたくないです」と言えそうな雰囲気がまるでない。それは刺々しいというわけではなく、心底私が信頼されてしまっている感じなのだ。甘えるのもいい加減にしてほしい。と言いつつこういうものを作ってしまった。こんなのがさくっと作れるのは私しかいないのだが、むしろPCを使うところだけやらせてほしい。

花見ちらし

7月のイベントにしても、去年はバーベキューをやったが、今年は焼肉食べ放題に行きたいと職員が言い出す。「自己負担千円、補助千円の2千円で食べられる焼肉食べ放題なんかあるんすかね。」と言うと、「所長は1年に1回くらいたくさん補助を出してもいいと言ってたじゃない。所長に交渉してよ」とボスが私に言う。それはみんなで遠くに行くときの交通費やイベント代の話のはずだったが。それはともかく、うちの作業所の責任者である職員が、他の作業所の責任者である所長と「メンバーに交渉させる」というのは、いったいどういう状況なのか。なんでそうなるの?「きちんとノーと言う。アサーティブにセルフアドボカシー」というのが自分の課題だったが、結局この雰囲気に飲まれてとてもノーとは言えない。どうしたものかなあ。

のんびり本を読んでいたら、妻が「雪だよ!」と言うので見てみたら、あらま、本当に雪が降ってるよ。この冬は暖冬だったのに、なぜここに来て初雪が。昨日はかなり暖かかったのに。

「WRAPを始める!」の「元気回復行動プラン編」を読み進めて、やっとクライシスプランに入った。6つあるプランのうち、このプランだけ3章に渡っている(他のプランは1章ずつ)。それだけ中身が濃い。なんせこのプランだけは「あらかじめ自分をサポートしてほしい人に渡しておき、自分がクライシスに陥ったときに自動的に実行してもらう」という他者が介在するもので、「何をもってクライシスの状態と判断するのか」など他のプランよりも難しい判断が必要なので、それだけ複雑。某福祉施設のプログラムでも教わったが、やはりここを作るのは一番難しそうだ。

作り方としては、「自分がこういう状態になったとき、○○さんにはこういうサポートを」「☓☓さんにはこういうサポートをお願いしたい」というように人によってやってもらいたいことを分けて作り、サポーターそれぞれに渡しておく。ところで自分をサポートしてくれる人って誰だろう。妻?兄?友達?福祉施設の職員?作業所の職員?メンバー?医者?誰に何をお願いできるだろう。WRAPのことを知っている人なら説明不要で託しておけるかもしれないが、WRAPを知らない人に説明するのは、そこからしてちょっとめんどくさいかもしれない。

午後は本を読んで、少しテレビを見て終わった。そんなに疲れは溜まってない。明日は天気がよくなるようだが、どうしようかな。

昨日は21時に寝た。ちょっと早くしてみた。寝付きはよくて、3日連続よく眠れた。しかし石川県で震度5強の地震があって、Yahoo!防災速報がけたたましく鳴って目が覚めた。そのときはちょっと辛かった。朝は7時の目覚ましでは起きれず、8時20分になんとか起きたがちょっとしんどい。でも今日は出勤する予定だったので、なんとか急いで支度をして家を出た。

今日は先月急に辞めてしまったメンバーが工賃を取りにくると言ってたらしいので、最後に話でもできたら、と思って行った。しかし今日は午後から某福祉施設でSSTの予定。13時半までしか作業所にはいられない。朝に彼女から「今日は顔を出します」と連絡があったらしいのだが、何時とは言わなかったらしい。昼休みくらいに来てくれたら少し話ができるのに、と思っていたが、結局13時半まで待っても来なかったので、しかたがなくそこで早退して福祉施設へ行った。また遊びに来てくれたらいいんだけど。

久しぶりの作業は切手貼り。この作業ははじめてだ。古~い様々な10円切手(昭和30年代~40年代くらい)を用紙に貼っていく。もう古くて水をつけても貼れないので、糊をつけてペタペタ貼っていった。なんだろう、この作業?これを郵便局に持っていって換金してもらうのかな。そう言えばときどきうちに「切手買い取ります」というチラシが入るけど、そうやって集めたもの?

切手

お昼ごはんを買っていかなかったので、他のメンバーと一緒に近くの中華料理屋へ。実はここへ来るのは自分ははじめて。小さな店だが出前もやっていてそれなりにお客は入っているという。チャーハンを食べたのだが、昨日も天下一品でチャーハン定食を食べたことは忘れた。普通盛りでもけっこう量があってお腹いっぱい。うまかったからまた行こう。

チャーハン

福祉施設に行ってSSTの3回目に出席。今日のテーマは「言語的コミュニケーションについて理解を深める」というもので、それだけ聞くとあまりにも大雑把というか範囲が広すぎるような感じ。ポイントとしては「わかちあう」「相手と同じものをもつ」ということ。自分は自分の枠組みを持っているし、相手は相手の枠組みを持っている。

今日は参加者によるロールプレイはなく、エクセサイズがあった。白いA4の紙に、講師が話すとおりに絵を描いていく。絵は苦手なのだが挑戦してみた。

1.右上から左下に星が流れています
2.その星の下に1軒の家があります
3.その家の下に少し大きな池があります
4.池に3羽のアヒルがいます
5.家の玄関に旗竿があり、日の丸の旗があります
6.家の後ろに大きな木があります
7.その木の上に三日月があります
8.空には3羽の渡り鳥がいます

という説明で、これを1つずつ聞いてみんな描いては次に進む、という感じで進める。そして最後に見せ合う。見事にバラバラである。それは講師の伝え方がいろいろとまずかったからという悪い例。絵は下手なので載せるのは恥ずかしいのだが、一応載せておこう。

絵1

次に良い例として、状況を具体的に説明しながら細かい情報を補足して講師が話すのを聞いて、そのとおりに描く。補足した点としては、以下のような感じ。

・星は用紙の右上の隅から、用紙の左半分の中央まで流れている。線は3本線
・星の4センチくらい下に家がある。三角屋根で、家の本体は2センチ四方の正方形
・家の正面右側にドアがあり、左上には正方形の格子の窓がある
・池は横10センチ、縦4センチくらいの大きさ
・アヒル3羽は池の右側にくの字の形になっている
・旗はドアの右下から斜め45度の角度で2センチくらいの長さ。日の丸は下向き
・家の後ろの木は真後ろでなく、左半分がはみ出るくらいの位置。種類はもみの木で、星と重なるからその辺をよけて描く
・三日月は木の真上のてっぺん近くにある。右側が欠けている
・渡り鳥3羽は右端の上の方に、くの字の形で飛んでいる

そうやって描いたのがこれ。

絵2

するとみんなだいたい同じような絵が描けた。まあそういうコミュニケーションが大事ですね、ということだった。他にもいろいろ話をしたのだが、ポイントとしてはそんなところか。もし自分が話して伝わらなかったとしたら、なにか欠けてませんか?ということ。それにしても絵心がないな、自分。これでよく小学生の頃に「漫画家になりたい」とか言ってたものだ。

ところで夜中に遠方の地震でスマホが鳴らないように設定を見直した。Yahoo!防災アプリの通知設定で「登録地以外の設定」の「全国共通の災害情報」を「オフ」にすれば登録した地域以外の地震情報などは鳴らなくなるようだが、そうすると「国民保護情報」というのも鳴らなくなる。これは鳴ってほしいやつじゃなかったか?通知する時間帯を指定することもできるので夜には鳴らないようにもできるのだが、そうすると地元の地震情報も鳴らなくなる。ううう、帯に短し襷に長しという感じだ。

今日はちょっと無理したので疲れちゃったな。でも作業所は行きたかったし、SSTも出たかったのだ。週末はゆっくり休もう。

昨日は21時半に寝た。よく眠れた。よく眠りすぎて9時まで寝た。11時間半も寝てしまった。そんなに疲れていたような気はしなかったが、それくらい寝ないといけない体になってしまったのだろうか。

9時というとふだんなら作業所に行くために家を出る時間だが、今日はボスに電話して、「しばらくお休みをいただきます」と連絡した。もちろんコロナウイルス対策のためである。昨日ネットでいくつかの信頼できる筋からの情報を読んで、自分の認識がまだまだ甘いということがわかった。いろいろ考えた末、いつまでになるかわからないが、事態が収束するまで作業所を休むことにした。ボスには金曜日の段階でそうするかもしれないと言っておいたので、「わかりました」の一言で済んだ。

普段いろいろなところに行っているが、作業所は特に危ない。その理由は、

  • 狭い空間で10人くらいの人がテーブルに向かい合う形で座って、至近距離(1メートルくらい)で6時間(休憩含む)も一緒に作業をしている。しかもマスクをつけずにぺちゃくちゃ喋りながら仕事をしている人が多い。マスクを何のためにつけるのかわかってない。先週「マスクをしてほしいんですけど」と言ったら「手に入らない」と言う。手に入らないのはしかたがないので、それならこちらが自衛するしかない。
  • 内職的な作業がメインなので、他の人がペタペタ触ったものを次の工程でまた自分がペタペタ触るということが多い。もろに接触感染の元。
  • 今回の事態に関して未だに対岸の火事にしか思っていない、あるいは何が起こっているか理解できていない人が多い。どこか遠い外国のこととか(もちろん外国のことでもある)、テレビの中のことという感覚の人が多く、何も対策をしていない。自分は出勤したらまず手をよく洗ってうがいをしていたが、そういうことをしていない人が多く、リスク管理が甘い。「自分への感染を防ぐこと」は「自分が人に感染させるのを防ぐこと」でもあるということを理解していない。(これに関しては、こういう言い方をするとちょっとあれかもしれないが、半分は知的障害者なのである意味しかたがない)

という感じ。正直今の職場はいつ小規模クラスター化してもおかしくない。何の根拠もなく「自分は大丈夫」と思っている人が一番怖い。いつまで休むかと言うと、あくまでも「事態が収束するまで」なのだが、いつになることやら。2週間が山場だと言ってはいるが。

作業所以外の外出は、

  • 通院はしかたがないので行くが、病院でも手洗いうがいをする、薬のみですむ場合は診察を受けずに薬をもらうだけにする(待合室での時間が大幅に短縮される)などの工夫をする。
  • 某福祉施設のプログラムは考え中。リカバリーと自分の勉強に必要なものばかりだが、2時間も狭い空間で話をするのは作業所と一緒。ただしセンター利用者はちゃんとマスクをつけている人が多い。また作業所の作業と違って人や人が使ったものと接触する可能性は低いので、出席はして休憩時間にきちんと手を洗ったりすることで凌ごうと思っている。うがいはできなくても、ウイルスは喉についてから体内に取り込まれるまで15分かかるから、5分、10分おきに水やお茶を飲んで流してしまえば大丈夫。胃に流してしまえば胃酸でウイルスは死ぬ。

という感じ。しばらく引きこもろう。と言ってもいっぱい用事はあるのだが、とにかくうちの作業所は危険だ。

ということで、今日はのんびり本を読んでいた。「WRAPを始める!精神看護師とのWRAP入門」を読んでいたが、時間ができたしあまり外にも出ないだろうから、次に読みたいと思っている本(今の本の続編)をAmazonで注文した。これで本を買うのはしばらく打ち切り。

15時過ぎに家を出てメンタルクリニックへ。これは行かないとしかたがない。今日は2週間前とあまり状況は変化がないから、たいして話すことはなかった。作業所はしばらく休みにすると話したらなんかリアクションがあるかと思ったが、「そうですか」で終わった。「なんか作業所の人はテレビの中の話だろうみたいな認識の人が多いし」と話したら、「ダイヤモンド・プリンセス号がすぐそばにいるのにねえ」と言っていた。そうなのだ、近くなんだよ。

病院は今日はすいていて1人待ちだったが、これは珍しいことではない。しかしいつも激混みの薬局(いろんな病院の患者が来る)はめちゃめちゃすいていた。みんな病院にも来ていないのか。まあかえって病気をもらいそうだし。

帰りはまっすぐ帰ってきたらいいのに、どうしてもルーティーンで行きつけのカレー屋へ。不特定多数の人が密集する場所に行くのは避けているのだが、食い意地のほうが勝ってしまう。感染には気をつけよう。

カレー

昨日は21時に寝たが、40分経っても眠れないのでいったん起きて牛乳を飲んでチーズを食べた。これはいつものパターン。それで眠れると思いきや、また30分経っても眠れないのでまた起きてきて、フォーレのレクイエムを聴いていた。フォーレクの「Sanctus」は本当に名曲だ。この曲の楽譜をはじめて見たとき、三拍子だったのに驚いた記憶がある。出だしは四拍子のように聞こえる。「Hosanna in excelsis」では完璧に三拍子なのだが。同じフォーレクでは「Libera me」も好きである。デュリュフレのレクイエムではベースのパートソロとなっているが、フォーレではバリトンソロ。どっちも格好いいが、フォーレの方が好きだな。

そんなことをやっていたらやっと眠気が来たので23時頃にようやく寝た。朝は7時半に起きた。あまり疲れは残ってなくてほっとした。一応睡眠時間は8時間半確保できたので、早めに布団に潜り込んだのがよかったか。

作業所に行ったら、ボスが「コロナウイルスの影響が広がっていて、小学校や中学校も休校になった。うちの作業所もどうするか検討したが、閉所にはせずに仕事は続けることにした。ただし1週間や2週間など、あるいは事態が沈静化するまで休みたいという人がいれば遠慮なく休んでもらっていい」という話があった。みんな来るつもりみたいだ。来るのはいいけどマスクをしてない人も何人もいる。「飛沫感染が怖いのでマスクしてほしいんですけど」としてない人に言うと「手に入らないんだよ」と。う~んそれはしかたがないかあ。持ってない人に自分の分をあげたらうちにマスクがなくなってしまう。テレワークとかできないのかな。やっている仕事は完璧に内職なので、家でも十分できるのだが。まあ無理だろうな。

ボスがさらに驚くことを言う。

「第1作業所の所長から、やっぱりお花見は第1作業所と第2作業所で別々に行きましょうとのことです。第1作業所はK公園(作業所の向かいに地域の公園がある)でやるので、第2は第2で行ってくださいということになりました。みんなでS公園にでも行きましょう。第3作業所は人数が少ないので、どちらかについて行ってもらうことにします。お弁当もそれぞれで手配することにします」

 

はあ?

 

先月、その所長と第1、第2、第3作業所のレク実行委員が集まって「お花見はN公園(桜がきれいなけっこう大きな公園)にしましょう」と決めて合意したはずである。そして日程についても私が所長と話し合って決めた。お弁当の業者をどうしようか、今のところ2つ候補を出してメンバーから希望を聞いてみよう、そういうことをやっている段階だったのに、なんで実行委員会で決めたことを、職員が一方的に反故にして梯子を外されなければならんのだ。おそらく第1作業所のメンバーから反対意見が出たのだろうが、それならそれでもう1回実行委員会で意見を尊重して検討し直す、というのが筋である。

久々にちょっと怒った。私が人前で怒るというのはあまりないのだが、

「実行委員が集まって決めたことを鶴の一声で覆されるると、なんのために自分たちがいるのかわかりません。今後こういうことが続くようだったら、私はもう辞めます」

と強く言った。憤りを感じていたのは他のメンバーも同じで「それでいいと思う」と言っていたが、ボスは黙り込んでしまった。そもそもこの作業所は今のボスが立ち上げて、頑張って軌道に乗せてきたという経緯がある。数年前に所長が交代したので(交代した理由は世代交代的なものだと聞いている)、実質一番えらいのは今の所長で、でもうちのボスの影響力も大きくて、院政ではないのだがこの辺がややこしくなっている。どちらにしろ、いくら所長だからといって、いくら自分が育ててきた作業所だからといって、利用者ミーティングで「レクに関しては各作業所から実行委員を選出して、メンバーが主体的に進めていきましょう」と決めたのだから、なんの相談もなしに実行委員を飛び越して職員で勝手に話を変えてしまうのはおかしい。

なんかもう疲れた。「自分にばかり仕事が振られて、どうやって自己権利擁護をしようか」と思っていたのだが、もうそれ以前の問題。もう知らん。もう誰に何を相談したものか。はあ、ここはもっとアサーティブに言ったほうがよかったのか?今度必要なのはアンガーマネジメントか?

午前中だけ封入の作業をした後、今日は午後から福祉施設でSST講座があるのでお昼で帰った。今日は作業所で焼豚を作っていたので、買って帰った。ちょっと高いのだが美味いのでたまにはいいだろう。

焼豚

焼豚

家で昼食を食べたあと、30分くらい横になってから某福祉施設へ。14時からのSST講座に出たのだが、前回よりもかなり人が少ない。全4回シリーズの第2回目で、1回目の2週間前は出席者が10人以上いてかなり好評だった。今日もそれくらい集まるかと思ったら6人しかいなかった。なんでかな。やはりコロナウイルスの影響で、狭いスペースにたくさん人が集まるのを避けているのだろうか。

今日のテーマは「相談」。う~ん、まさに自分の苦手なところだ。どうしたらうまく相談できるのかな。前半は「いい相談のしかた」というのを軸に話が展開していき、後半はロールプレイ。このロールプレイこそがSSTの特徴。具体的な場面を設定して、相談者と相談される人で実際に相談の場面を再現してもらう。最初は講師の設定したシナリオどおりに「NGの場合」と「OKの場合」の二通りを台本にしたがって演じてもらい、見ていて感想を言ったりする。その後は参加者から実際に「今相談したいと思っていること」を募って、参加者のケースで実際にロールプレイしてみる。2人のケースをやってみた。自分はまさに作業所の件を相談したいと思ったが、状況が複雑すぎて今この場所で即興でロールプレイに取り上げてもらうのは無理だろうと思って諦めた。しかし今日の内容はとてもためになったので、今後どういう風に相談すればいいヒントをもらった。もう少しよく考えよう。