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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:精神科デイケア

やっとデイケアに行けた。何日ぶりだろう。先週の月曜日以来か。あのときはデイケアのプログラムには最後のちょっとしか出ていない。まともに丸一日フルに参加したのは、本当にしばらくぶりだ。

朝、起きたのは6時前。とりあえず起きてメールチェックしたり朝食を食べたり。そこからが勝負だ。昨日の晩「二度寝せずに、早すぎてもいいからとにかく家を出ることにする」ことに決めた。しかし、一度活性化した脳と体をけだるさと睡魔が襲う。それに負けじとするが抵抗しがたく、かろうじて目覚ましを7時にセットして寝る体勢に入ってしまった。が、頭の中では「7時には起きなきゃ、7時には」という思いが強かったのか、けっきょく再び眠ることなく、目覚ましを止めて7時前に家を出た。体をひきずるように出て行った。必死だった。朝の通勤ラッシュはすでに始まっており、電車の中ではとてもつらかった。座れるかもしれないと思って横浜駅で一本電車をやり過ごしたのに結局座れず、必死につり革にぶら下がっていた。

着いてしまえばあとは平気だった。午前中の卓球大会に出場し、うちのデイケアAチームが優勝した。去年は入院患者として病棟代表で出場して、やはりそのときも優勝したのだが、そのときは1年後にまたこの大会に出るとは夢にも思わなかった。

午後のプログラムでは、来週の誕生日会で何の料理を作るか決めたり、あさってのハイキングの確認など、ミーティングだけで早く終わった。15時以降はクラブ活動で、水曜日はテニスをやっているグループと、「ガチンコ英検クラブ」と題して英検の勉強をやっているグループがある。調子が不安定なので今まではほとんどクラブ活動には参加していなかったが、なりゆきで英検クラブのメンバーになってしまい、来週から参考書に沿って準1級の勉強をすることになった。学生時代ならまだ英語は少しはできたが、今はすっかり頭も錆びついている。どうなることやら。と言うか、毎週水曜日にちゃんと行けるのだろうか。

帰りの電車もつらかった。参加しているときは気が張っているのだろう、あまり疲れは感じないのだが、電車の中で一気に疲れが噴き出した。行きと同様、ぐったりだったが、座れたのがまだ救いだった。首と肩が異様に凝って痛い。私は疲れると首と肩が凝るのだが、なぜなのだろうか。

さて、明日はどうしようか。あさってはハイキングなので、それに向けてまた一日休みを取ることにしようか。今回は明日の朝の調子しだいで決めよう。

今日は朝からデイケアに行くはずだった。調子は上がり気味なので、昨日の感触からすると行けると思っていた。が、今朝起きたら体が動かなかった。精神的なものではなく、なんと全身筋肉痛だった。昨日ちょっとテニスをやっただけなのに、こんなに次の日にダメージが残るとは情けない。寝たきりの生活が続いていたので基礎体力やら筋力やら、思った以上に衰えているようだ。朝8時頃に彼女から電話が入る。「ゴミ出すんだよ〜」と言われたが、疲れ果てて動けない。結局ゴミも出せず、また昼頃まで寝てしまった。とは言え、昨晩も3時半頃とか5時半頃に目が覚めている。かなり体が疲れていて、しかも眠剤まで飲んでいるというのに中途覚醒は起きる。

今日はデイケアは休みにせざるを得なく、バイトが休みの彼女と近所で昼食を食べて、レンタルビデオ屋で借りてきた映画「オーシャンズ11」を一緒に観た。大掛かりな金庫破りの話だが、なんだかルパンっぽくておもしろかった。

そう言えば今日はヨガをやり忘れた。もう寝る前だが、寝る直前にやると体が覚醒するのでよくないと聞いた。夕方頃にできるとベストだ。毎日彼女がうちで夕食を作ってくれるので、その間にやることにしよう。

今日は朝の4時半から起きている。早朝覚醒のため、いつもそれくらいの時間には一度目がさめ、PCを立ち上げてメールをチェックしたりネットサーフィンなんぞやったりしているが、6時くらいに調子が悪くなってまた寝てしまうことが多い。が、今日は調子がよかったので、そのまま朝からデイケアに来ることができた。長い間しまいこんでいたリサイクルゴミ(ビン・缶・ペットボトル)も出せた。毎週木曜日に回収なのだが、うちは商店街に面しているせいか、8時過ぎには持っていってしまう。毎週出せずに溜まっていたのだ。

デイケアの午前中のプログラムは、皮細工や裁縫をやっているグループとテニスをやっているグループがある。ちゃんとしたハードコードのテニス場までこの病院にはあるのだ。久々にテニスをやったが、やはりかなり体力が落ちている。小一時間ほどやっただけでくたくたになってしまった。

午後からはゲームだった。が、午前中の反動か、途中で急に疲労を覚えて早退した。この辺の見極めが重要なところだ。無理は禁物だが、どこで自分にストップをかけるか、下手したら頑張りすぎてしまう傾向にある自分は注意しないといけない。「できません」と言う勇気を持たなくては。

しんどいながらも帰る途中ビックカメラに寄ってみた。昨日ジャイアンツが優勝したので、何かセールをやってるかな、と思ったのだ。「2万円の福袋(2メガピクセルのデジカメ入り)」「3万円の福袋(3メガピクセルのデジカメ入り)」なんかがあったが、「優勝記念」とはどこにも書いてないし、派手なセールはやってないようだった。まさかこんなにあっけなく日本シリーズが終わるとは思っていなかったので準備が間に合わなかったのだろうか。

家に帰ってくるとどっと疲れが出てきた。ヨガを取り入れたリラックス体操を20分ほどやると、かなり疲れがとれた。これからできるだけ毎日やることにしよう。そうして明日への体力を蓄えておかなくては。明日のハイキングは中止になったので通常プログラム、午前中はソフトボールだ。とは言っても雨天だと屋内になるので、卓球をやるかもしれない。11月20日の病棟対抗卓球大会に向けて卓球モードなのだ。元卓球部の私は楽しみにしている。

今日は午後からだがデイケアのプログラムに参加することができた。
昨日に「休む」と決めて1日完全に休んだのが功を奏したのだろうか、朝は調子がいまいちだったが、「行く気になったら行く」というスタンスで今日は寝ていた。11時ごろ、ふと体が軽くなり、「チャンスだ」と思って、できるだけ余計なことを考えずに機械的に身支度を済ませて外に出た。あれこれ考え出すと、またマイナス思考に陥って行けるものも行けなくなってしまうかもしれないからだ。途中、乗換駅のホームで「やっぱ調子悪いかも」と思ったが、行けるところまで行ってしまえ、そう思い直し電車に乗った。電車とバスを乗り継いで病院に到着した頃にはすっかり気分はよくなっていた。

午後からのプログラムは散歩だった。どこへ行くとも決めず、みんなでのんびり歩いていき、分かれ道に来たらさいころやジャンケンで行く方向を決める、といういきあたりばったりな散歩。たわいのないことだが、こういうのは案外楽しい。「出るらしい」と噂に聞いていた暗くて長くて細いトンネルをはじめて通ったり、児童公園でブランコに乗ったり、童心に返ったように楽しめた。爽やかな秋の風と少し汗ばむような太陽の陽気が肌に気持ちよかった。今の自分にとって、最高のリフレッシュになったかもしれない。

明日はどうしようか。今日行けたから、明日は無理していけなくてもいい。上り調子だから、自然と行けるかもしれないし、行けなかったらそれでもいい。30%の確率で行けたらいいかな、という感じである。あさってはハイキングの予定で、それは80%くらいの確率で行けたらいいと思っているので、明日は温存するかもしれない。だがあさっての降水確率が70%なのだ。誰が作ったのか、デイケアの部屋に大き目のてるてる坊主が首を吊っていた。いやいや、首を吊ってるのは当たり前というか、てるてる坊主を普通に作るとそうなるのだが、精神科の病院の中でそういうものを見るとちょいと不気味なものを感じてしまう。