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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:精神科デイケア

昨日は林道歩きは休んだものの、精神的・身体的に不調というわけではなかった。が、寝る前に「明日やばいかも」という予感を感じた。前から書いている「予感」。自分の奥に眠る本音を気づかせてくれる、体からのメッセージ。そして「ああ、また自分は月曜日のプレッシャーを感じているな。また体が拒否を始めたな」と考え、それを素直に受け入れて寝る努力をした。「明日起きたら調子が悪いかもしれない」そう思って寝た。

だが、今朝起きたらそうでもなかった。「調子はまずまずかもしれない」そう思った。5時頃だった。ただ、やたら寒い。そう思って外を見ると雪が降っていた。寒いはずである。そのまま布団に潜り込んでまた寝てしまった。

8時半頃目が覚めた。もう行かなくてはならない。再び外を見ると、相変わらず雪は降っていて寒い。「午前中はパス」早々にそう決め込んで再び布団に潜り込む。

その後のことはあまり覚えてないのだが、何回か目が覚めたかもしれないが、結局14時頃まで寝ていた。デイケアもカウンセリングも休んでしまった。が、今日は確信犯である。「今日は勘弁して」寝ながらそう思っていたような気がする。

結局今日は一日中暖房のきいた部屋でぬくぬくとしていた。自分を甘やかしているような気がするが、あまり深く考えないことにする。考え出すとまた自分を責めることだろう。そして自己嫌悪に陥ることだろう。

改めて今週の予定を立てることにした。水曜日は英検クラブがあるので行きたい。木曜日は診察の日なので行かなくてはならない。水・木・金と行くことに決めて明日も休むことにした。明日は部屋の掃除第一弾をすることに決めた。というか彼女に決められてしまった。

明日彼女も手伝ってくれて掃除をすることになった。同じ病院に入院していた「患者仲間」の友達が年末に来るので、もう少し部屋をきれいにしたら、と言うのである。その友達は今ではすっかり彼女のメル友だが、症状は私と同じ鬱なので、私の話もいろいろ聞きたいようだ。というかそっちがメインらしい。やはりこういう病気を抱えている人共通の悩みは「同じ悩みを共感して話し合える人がなかなかいない」ということだ。入院中は他の患者としゃべる機会はたくさんあったが、退院してしまうとそうもいかない。その友達とは入院中はあまり病気の話をしなかったので、その娘も鬱だと知ったのは彼女が退院してからメールでやり取りしてからである。

私の場合、自分のHPでうつ病であることをカミングアウトし、こうして「うつ病日記」なども書いているため、「実は私もうつ病です」と告白してくれた知り合いが何人もいる。もう5〜6人にはなるだろう。みんな「え、あなたも?」という人ばかりだ。一見そうは見えない人ばかりで、みんななかなか人に話せずに悩んでいるようだ。実際私も「鬱には見えない」とよく言われる。人の前に出て行けるときは調子がよいときなので、みんなは鬱ではないときの私しか知らないだけなのだが。他のうつ病の人と話したりメールでやり取りすると、やはりお互い共感できるところが多い。語感は悪いが「病気仲間」と話すのも一つのセラピーになるのではないだろうか。

今日も調子がよかった。鎌倉散策に無事参加できた。

朝は4時半頃起きただろうか。しばらく起きていたが、暇だったしまた眠たくなったので少しだけ寝た。不思議と寝過ごさない自信があった。8時過ぎに目が覚めただろうか。今日の集合は10時だから時間に余裕がある。9時前に家を出て集合場所まで向かった。調子はかなりいい。

集合場所から病院バスに乗って、いざ鎌倉。3つのグループに分かれてそれぞれ別々のコースを散策する。他の2つのグループは、大仏ハイキングコースの方へ行ったり美術館めぐりをするようだ。我々のグループは8人。朝比奈インターを下りたところでバスから降ろしてもらい、朝比奈切り通しを通って十二所神社へ抜ける。その後鎌倉街道をずっと下って途中の寺社仏閣に参りながら鎌倉駅まで歩いてきた。一番安上がりだが一番ハードなコースだ。

鎌倉へは何度か行ったことがあるが、今回のコースは初めてだった。1時間ほどだが久しぶりに山道を歩けたし、切り通しも見事でみどころもたくさんあった。まだちらほら残る紅葉もきれいだった。けっきょく休憩をはさんで4時間あまり歩いただろうか。こんなに歩くのは久しぶりで足が少し痛くなったが、そんなに疲れは感じなかった。少しずつ体力は回復しているように感じる。

明日は土曜日だからじっくり体を休めることにしよう。あさっては山岳会の企画で西丹沢の林道を歩きに行く。お天気があやしいが、さっき「中止の予定はない」とのメールが来た。あまり疲れが残っていたり気温が低いとパスするかもしれないが、自分自身も今のところ「行くつもり」である。その次の月曜日に体が動くか、というのが心配だが、最悪の場合カウンセリングだけでも行けたらいいことにしよう。

昨晩は23時頃に寝ようとしたが、0時過ぎまで眠れなかった記憶がある。そして目が覚めたのは3時半。もう一度寝ようとしたが眠れなかったので、それからずっと起きている。早朝覚醒再び、である。

しかしながら朝になっても調子は悪くならなかった。今までは朝早く目が覚めても、朝方に再び眠たくなったり鬱な気分に襲われたりして二度寝してしまい、そのまま動けなくなってしまうパターンが多かったが、今日はすこぶる快調で、デイケアのメニューをフルにこなすことができた。

夜が明けるまで何をしていたっけ?そうそう、PCの調子が悪くて悪戦苦闘したあげく、新しいPCをオンラインで注文したのだった。私は今VAIOのノートを使っているのだが、こいつが起動している間「ガタガタガタガタ」という振動音が鳴ってうるさいのだ。そしてそのうちに本体の一部が異常に熱くなる。おそらく冷却ファンがいかれているのだと思うが、デスクトップ機と違っておいそれと開けてみるわけにはいかない。そのうち時々急にリセットがかかって再起動してしまったり、急にフリーズしてしまったりする。そして再起動してもすぐに自動的に電源が切れてしまったりする。おそらく熱暴走を防ぐための回路が作動しているのだと思うが、そうなったら冷めるのを待ってから再起動したり、とめんどくさい。うちわで扇いで冷ましたり、デフラグをやってて途中でリセットがかかるのを避けるために「熱さまシート」をPCに貼ったりしたこともある。そんな風にだましだまし使っていたのだが、最近どんどん調子が悪くなってきて頻繁にPCがおかしくなるようになり、今朝はそれで悪戦苦闘していたのだった。このままだと熱で回路がやられて本当に作動しなくなるかもしれない。そう思って、新しいPCをネットで買ってしまった。実はこの前のPCもVAIOだったのだが、そいつもハード障害で壊れた。もうVAIOはごめんだった。次に買うなら会社でも使っているDELLにしよう、そう決めていたのでさっそくDELLのサイトにアクセスして注文してしまった。今月は会社からお見舞金が出たし、いつも年末調整で数万返ってくるのでそれもあてにしている(とらぬ狸の皮算用だが)し、さらに7月から9月分のデイケア通院の交通費も振り込まれるはずだ。臨時収入がいろいろとあるので、思い切って買った。早く届かないかなあ。

交通費が振り込まれると書いたがこれは、「精神障害者通院費公費負担制度」というのを私が利用しているためで(つまり精神障害者の身分に片足突っ込んでしまっているということなのだが…)、申請して通れば通院費のうち診療費は5%負担、薬剤は無料、さらに通院にかかる交通費が支給されるのだ。どこから支給されるかと言うと税金なので、市民の皆様すみませんです。デイケアは基本的に毎日だが、そんなには行けていない。が、往復で1500円くらい交通費がかかるのでばかにならない。デイケア通院も一回行けば普通の診察より高い金がかかる。というわけでこの制度を利用させてもらっている。

今日は調子がいいせいか、鬱とは関係ない話をだらだら書いているが、まあこんな日もあっていいだろう。デイケアのプログラムは午前中はスポーツ。今日はなんとポートボールをやった。ポートボールである。バスケに似ていて、ゴールの代わりに椅子の上に人が立っていてボールを受け取るあれである。実に小学生のとき以来だった。前半5分、後半5分の試合をしたが、たったそれだけで超つかれた。かなりハードに動き回ったが、体力の衰えは激しく本当にばてばてだった。その後はバレーをやったが、やっているうちに体力が回復してきてあまり疲れを感じないようになってきた。体がやっと慣れてきたのだろうか。

午後からは、金曜日の鎌倉散策のコースを再び検討する。その後15時から英検クラブ。準1級の参考書をはじめて開いてみたが、見たこともない単語、見覚えはあるがさっぱり意味を覚えてない単語のオンパレードである。思ったよりハードルは高そうだ。まあ、英語の勉強はやっていて損はないだろう。最近の思考能力が衰えて腐りかけている脳みそにはいい刺激になるかもしれない。

昨日、「明日はやばいかもしれない」という予感を感じた、と書いた。そしてその予感と正面から向き合うことで乗り切れるかもしれない、そう書いた。

はたして、今日は朝起きてからすこぶる快調だった。昨日の予想は裏切られたのか?いや、そう単純な話ではない。自分でも驚きだが、向き合った結果は思った以上に良好だった、ということだろう。実際、昨夜この日記を書いた後、少し自分の中のもやもやが吐き出せてすっきりした気がした。そして、書く前に感じていた「悪い予感」が薄らいでいたのを感じていたのだ。その結果、今日は調子が好転したに違いない。これも一つのパターンとして、これからも同じような状態に陥ったときには試してみよう。

というわけで、久しぶりにデイケアのプログラムに朝から参加した。午前中はスポーツ。久しぶりにバレーボールと、それから卓球をやった。かなり体がなまっているのでけっこうきつかった。午後からは今週の金曜日に予定されている鎌倉散策のコースをみんなで話し合い、その後は週例のミーティング、掃除、そして15時からはカウンセリングと、月曜日のメニューをフルでこなした。

カウンセリングは2回さぼってしまったため、3週間ぶりだった。とは言えカウンセラーはデイケアの担当スタッフでもあるため、その間まったく会わなかったわけではなく、デイケアルームで話をしたりボーリングをやったりもしていた。まあ、そこでは世間話しかしないが。そうそう、英検クラブもこのカウンセラーが主宰している。

カウンセリングではこの3週間の状態を報告し、前に成功したパターンを試したが今度はうまくいかなかったことや、昨日の日記に書いた「予感」の話、調子が好転した話などをした。自分の予想を裏切って「予感」の話にはあまり突っ込んでこずに、先週の土曜日にヴォーカルアンサンブルの練習と山岳会の仲間の結婚式二次会に行けなかった話にかなり突っ込んできた。誰かに強制されたイベントではなく、あくまでも自分の趣味や友達づきあいのイベントで、当然自分としては「行きたい」と思っているし、行くも行かないも自分が自由に選択できるイベントなのに、なぜその日に調子を崩したのか。プレッシャーになっているとしたら、何がプレッシャーになっているのか。その辺を細かく突いてきた。

結局、自分の中に「自分の理想像」があり、それは以前と同じようにフルで活動できる自分であって、そのつもりで行動したり予定をたててしまうが、理想通りの振る舞いができないことに対するおそれが鬱を引き起こしているのではないだろうか。今日のカウンセリングではそういう話になった。

自分で入れた予定、自分で選択したつもりだが、その裏に「そういう場には参加して当然」と思い込んでいる自分があり、それらのイベントに「参加する」と表明した時点で「約束」が生じる。そう、土曜日の日記のタイトルに書いた「守れなかった約束」が。約束は契約であり、契約を交わした瞬間からそれを守る義務が発生する。その義務が自分を「ねばならない病」に追い込む。「行かねばならない」そう思った瞬間から自分にプレッシャーを与えている。結果、自分で作り出したプレッシャーに縛られて動けなくなるのだとカウンセラーは指摘する。

「義務」「責任」「約束」など、社会生活を営むにおいて、そういった外的制約から逃れられることはできない。そういうものと、これからどううまくつき合って行けばいいのだろうか。今後の自分の課題が見えてきた。

昨夜の予感どおり、今日は調子がよかった。
3時頃一度目が覚めたが、もう一度寝て次に起きたのは5時半。まずネットで天気予報を確認すると、「曇り時々雨」だったのが「曇り」に変わっている。お、いいぞいいぞ。これは期待できるかもしれない。卓球大会のときとは違い、朝から絶好調である。はりきったものの、まだハイキングが決行かどうかわからない。病院に電話して確認しなければならないが、8時半くらいにならないとスタッフも出勤してこないだろう。だが集合時刻に間に合うためには8時過ぎには家を出ないといけない。とりあえず山に行ける格好をして家を出た。

8時半。横浜駅から病院に電話する。「天気がもちそうだから、行くことにする」ということだ。「うぉーっしゃ、ラッキー」と思いつつ、るんるん気分で電車に乗り、集合場所へ。だが、先に到着していたメンバーから聞いた第一声は「ごくろうさん、中止だってよ」。ががーん、さっき決行って言ったやんけ〜、なんでやね〜んと思いつつわけを聞いてみると、局地的な天気予報で午後から雨の確率が高かったので、あとから中止に決まったそうだ。う〜ん、俺なら強行突破するけどな〜。どうやらみんな8時半頃に電話して「決行」と聞いて来たらしい。すごすごとみんなして病院のお迎えバスに乗って病院へ。午前中は何もせずにだらだらと過ごす。山の上で作る予定になっていた豚汁を作ってみんなでお昼にし、昼過ぎからボーリングへ。久しぶりのボーリングはいつもの重さのボウルがなぜか重たく感じ、コントロールが定まらない。う〜、結果は超最悪。やっぱ腕の筋力とかも落ちてるんだろうか。だろうかだろうかだろう〜かぁ。でもみんなでわいわい楽しかった。

ハイキングは中止になったけど、それなりに楽しい一日だった。さすがに夕方は少し疲れを感じたが、今までほどではない。すこぶる絶好調だ。躁軽したのか?と思ったがそこまでは行ってないようだ。しかし気をつけなくてはいけない。今日の文面は少し躁が混じっているような気がする。ある意味、躁の方が鬱よりやっかいなのだ。突っ走らないように気をつけねば。