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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:精神科デイケア

昨日も少し寝つくのに時間がかかったような気がするが、以前ほどではない。朝は6時くらいにすっきり目が覚めた。すっきりと朝食を食べ、すっきりとゴミを出し、ついでに溜まっていた雑誌類なども一気に処分し、なぜかすっきりと朝っぱらから掃除機をかけたり雑巾がけをしたりしていた。うん、今朝はすっきりだ。いつもの頭の重い感覚がない。こんな感覚は久しぶりだ。いつもなら二度寝してしまうようなところが、今日はすっきりと家を出てデイケアに行った。

デイケアに朝から参加するのはいつ以来だろう。もうかなり来ていなかった。3ヶ月ぶりくらいだろうか。前に参加したときに、バレーボールで左手小指の靭帯を損傷した。それ以来だ。今日も午前中はまたバレーボール。6月の神奈川県精神科デイケア対抗バレー大会に向けてみんなはりきっている。私は、というと久しぶりだし体力も落ちている、ということもあって動きが鈍い。3試合をこなしてくたびれてしまった。ふぅ。

そのおかげですっかり疲れてしまい、昼食を食べた後、デイケアルームの和室の隅っこで眠ってしまった。気がつくと13時半を過ぎている。寝たいときに寝れるスペースがあるのがいい。普通に外出しているとそうはいかない。和室ではいつも午後からゲームをするのだが、みんな和室に集まってはいるのに何もする気配がない。どうやら今日の午後は特に何をするというわけでもなく、雑談をして終わりらしい。それから月曜日の定例であるミーティングをして掃除をして、「今日の一言」というのをやっておしまい。久しぶりにデイケアにフルで参加したぞい。

そしてこっちも久しぶりだが、カウンセリング。夜に眠れなくなって昼夜逆転に近い状態がかなり続き、2回連続で診察にも行けなくて自分では「入院寸前かも」と覚悟したことなどを話す。

カウンセラー曰く、「要は体の調子が悪かったってことでしょ」そうなのだ。どうも自分は「うつ状態で動けない」「疲れ果てて動けない」という、「動けない」という状態になったときに「心理的に何かある。自分の行動を妨害する何かが自分の心の奥底に眠っている」と考えがちであった。いや、それは正しいときもある。カウンセリングを通じてそれがわかってきたのだから。

かと言って、何もかもそれが当てはまるとは限らない。昨日か一昨日か、「鬱を語るのに心理的アプローチだけでは不十分なのか」とか書いたが、そんなもの当たり前なのである。もともとうつ病とは脳の病気なのである。脳内の神経伝達物質であるセロトニンやらノルアドレナリンの分泌が異常をきたして起こる、「心の病気に見えるけど実は体の病気」という感じのものなのだ。そんなこと、腐るほど本を読んできた自分は当然知っていたのだ。知っていたのだが、カウンセリングで「心理的な問題点」を指摘されたら、視点がそこばかりに行ってしまっていたのだ。完全に視野狭窄に陥っていた。

そもそも眠剤が効かなくなってきて夜眠れなくなってきた時点で脳が正常な働きをしていないのだ。その時点で身体的症状が出てるのだ。今思えば、それは心理的にどうのこうのいう問題ではなかったので、実はさっさと入院していればもっと早く対処できたかもしれないのだ。まあ、これは結果論だが、「再入院はごめんだ」という一心で何とか自力で克服しなきゃ、と思っていた自分を反省。今後、また調子を崩して診察さえ自分で行けなくなるような状態に陥れば、とっとと入院することにしよう。こうやって試行錯誤していきながら、自分の状態に応じて臨機応変に対応していけるようになれば幸いかな。

とにもかくにも、夜は眠れるようになったし今日はすっきりデイケアに行けた。とりあえず好調が維持できることを願うばかりである。

昨日は23時頃に眠剤を飲んで寝ようとしたのだが、なかなか寝つけず、またもぞもぞと起きだしてメールを書いたりしているうちに1時をまわってしまった。結局寝たのは1時半頃だったと思う。そして起きたのが4時半。3時間しか寝ていない。睡眠時間に、というか睡眠のとり方にずいぶんむらがある。

いつもなら夜明けとともにまた寝てしまうが、今日は眠らなかった。横にはなったし頭もぼ〜っとしていたが、起きていることができた。昨日も同じような感じで9時頃までは起きていたので、少しずつ調子が戻っているのかもしれない。今日は動けそうなので久しぶりにデイケアに、それも朝から行った。

午前中のプログラムはスポーツで、今日はバレーボールをフルにやった。久々のスポーツなので体力が落ちているかと思いきや、前より体が軽い。やはりダイエット効果はあるようだ。5キロ減るとこうも違うものか。4試合をやったが、くたくたというほどではない。心地よい疲れだった。

しかし終わった後、左手の小指が第一関節から曲がったままなのに気がついた。手を思い切りひろげようとしても、どうしても小指だけまっすぐに伸びない。右手でつかんで伸ばしてみると、痛みもなく伸びるのだが、離すとまた曲がってしまう。これはこれは、ちとやばいのではないだろうか。左手と言うと、お箸を持つ手であり鉛筆を持つ手でありボールを投げる手である。私の場合そうなのである。

というわけで、午後からのプログラムとカウンセリングはパスして帰り、自宅の近くの整形外科に行った。骨折かなあ、それにしては痛くないなあと思ってレントゲンを取ってもらったら骨には異常はない。どうやら腱が切れたらしい。なんでバレーをやってて小指の腱が切れるのかよくわからないし、いつ切れたのかもわからない。しかしまあ骨折じゃなくてよかった、と思っているのも束の間、医者いわく「腱は時間がかかるよ」ということだ。指用のギプスみたいなものをはめられて指をまっすぐに固定し、その状態で2ヶ月様子を見るらしい。2ヶ月!そんなにかかるのか。骨折なら、小指の骨1本くっつくのにそんなに時間はかからないだろう。しかも腱の場合、完全には元に戻らなく、すこし縮んだ状態でくっつくため、治っても少し指が曲がったままになるらしい。とほほほほ。これじゃ骨折の方がましだったかもしれない。小指1本とは言え、こんな風にギプスをはめられると不便でしかたがない。PCのキーボードを打つのも少し手間取る。風呂に入るのも、ビニール袋を手にかぶせて輪ゴムでしばって濡れないように注意し、右手一本で頭も体も洗う。この不便な生活が2ヶ月も続くのか。う〜ん、最近どこもかしこも壊れてきている。顎関節症の初期症状で顎も具合が悪いのに。

そして明日は内科の受診。ダイエット通院3回目である。朝一番に血を抜いて検査してもらい、先月の検査とあわせて結果を教えてもらう。この1ヶ月で値が変化しているかどうか。体重は減ってるので良くはなっているとは思うが、そんなに急激に変化するものでもないだろうから、まあ少しでもいい方向に向かっているということがわかればいい。それはそうと、明日も朝8時に家を出れるかなあ。

カウンタ3333を自分で踏んでしまった…。

久々に充実した一日だった。

朝は4時に目が覚める。いつものごとく早朝覚醒。そしていつものごとくメールチェックをしたりネットをしたり。そして今朝はゲームも加わった。「パラッパラッパー」の4面がやっとクリアできたが、5面がぜんぜんクリアできない。それにしても出てくるゲームが全部古いものばかりだ。今頃ゲームにはまったので、昔はやったゲームを次から次へとヤフオクで安く落札しているのだ。

5時半頃。いつもならこの辺でまた寝てしまい、起きると動けなくなるパターンが多いが、今朝はまだ暗い中ウォーキングに行った。今日は早歩きバージョンで(彼女が一緒のときはペースが遅いので腿上げをやっている)、いつものコースで坂を上り下りして、今日は目的地の公園をぐるっと1周して帰ってきた。公園はいつもちょいと寄るだけだが、1周するとけっこうある。500メートルくらいはあるのではないだろうか。正味40分くらい歩いた。

帰ってきてテレビを観たりまたネットを覗いたり。またまたヤフオクでゲームを入札してしまった。プレステ2用の「いくぜ!温泉卓球!」。このゲームは知らないが、元卓球部としては非常に気になる。出品者のコメント「接客用にどうぞ。笑えます」も非常に気になる。

8時前に家を出てコンビニで昼食を買って行く。9時半に病院に着き、午前中のデイケアはスポーツ。ポートボールをやると言うが、なまった体で激しく動くのは心配だったので、相手ゴール前のブロックをやらせてもらった。後半は三角ベース。3打数3安打の猛打賞だった。バットを振り回すのは気持ちいい。

昼食はカロリーメイトとおにぎり1個。ダイエットのために、と思ったのだがよくよく見るとカロリーメイトは食べた気がしないのにカロリーが高い。そもそもカロリーを手軽に取れる栄養食だったのだ。明日からは普通のお弁当にしよう。

午後のプログラムのゲームの後、久々に英検クラブに出る。参考書の問題をやってみるが、ぼろぼろであった。長文の穴埋め問題が2題、それぞれ5問ずつなのだが、最初の問題が正解1つ、後の問題が4つだった。後の問題は割りと簡単な内容だったので、これくらいのレベルの問題ならなんとかなりそうなのだが、最初の問題は難しかった。長文全体の意味はわかるのだが、肝心の穴埋め問題の選択肢の単語が知らないものばかりだった。話にならない。

英検クラブが終わると17時。家へ帰って夕食を食べたら、どっと疲れがでてきて少しの間倒れてしまった。それまではあまり疲れを感じてないつもりだったが、やはりほっとすると一気に疲れが出てくるようだ。調子がよくなったと言ってもいきなり無理をし過ぎないように気をつけねば。

やっと動けた。デイケアに行けた。

朝3時45分起床。起きたくてこの時間に起きているわけではない。いったん目が覚めて、眠れなくなるのだ。しばらくメールチェックやネットサーフィンする。そして5時頃また眠たくなる。そのまま寝てしまい、気づいたら昼過ぎ…、というのが今までのパターンだった。今日は7時半頃目が覚めた。目が覚めて、そして体が動く。おお、動くではないか。こんな当たり前のことにこんなに感動するとは。昨日までは二度寝してしまったら、途中で目が覚めても体が動かずにまた寝てしまっていた。

とりあえずたまっているごみを出しに行った。新しいPCを梱包していた段ボールもまだそのままだったので、かなりすっきりした。いそいそと外出する準備をし、いざ病院へ。

しかし、駅へ歩いていく途中で気がめいってきた。やばい、調子がいいと思いきや、少し鬱が入ってきた。引き返して布団にもぐりこみたくなった。でも「行ける所まで行ってやろう」そう思って駅まで行った。

なんとか電車に乗り、横浜で乗り換える。ちょうどラッシュアワーで、人込みから逃げ出したくなるのを必死に我慢して電車になだれ込む。当然座れるはずもなく、「次の駅まで」そう思いながら必死につり革にぶら下がっていた。最後にわずかだが座ることができて少し落ち着いた。

バスを乗り継いでなんとか病院へ。病院についたときには気分はだいぶ落ち着いていた。よかった、あのままだと午前中のスポーツは見学かと思っていたが、参加できそうだ。少し寒いが外のグランドで久々にソフトボールをやった。バットを思いっきり振り回すと気持ちがいい。

しかし昼食を食べてからデイケアルームのソファで休んでいると、急にどーっと疲れを感じてきた。今週ずっと寝たきりだったのに、いきなりソフトボールなんかやるから体がびっくりしたようだ。う〜ん、これは最後までもちそうにない。午後のプログラムを省略してさっさと帰ってきた。

帰ってきておとなしく寝てればいいものを、彼女の家に遊びに行ってしまった。プレステのゲームをちょっとやってみたかったのだ。私は基本的にゲームはやらない。嫌いというわけではなく、はまって抜け出せなくなるのが怖いのだ。だから自分ではゲーム機は買わない。人の家でしかやらないことにしている。「はまりやすい性格」だということは昔から自覚していて、そのために「はまりやすそうなもの」は極力避けてきた。ゲーム機を買わないのもそうだし、学生時代にマージャンに誘われても参加しなかった。というかルールも覚えようとしなかった。ギャンブルにも一切手を出さない。せいぜいジャンボ宝くじを買うくらいだ。

この「はまりやすい性格」というのは実は今の病気に大きく関連している。自分で区切りのいいところでやめることができない。やりだしたら誰か止めてくれるまで、あるいは疲れ果てて動けなくなるまで猿のようにやり続けてしまう。うつ病の人にありがちな性格だ。そしてはまり過ぎて抜け出せなくなると○○依存症という病気になってしまう。入院中にいろいろ本を読んだり他の患者の話を聞いて知ったことだが、うつ病と依存症、そして拒食症や過食症などの摂食障害(も依存症のひとつだが)とは密接な関係がある。事実、アルコール依存症の治療で入院したのに、アルコールは絶ててもその後にうつ病になってしまった、という人が何人もいた。摂食障害の患者の多くはうつも併発していた。入院して何ヶ月も一緒に暮らしているとお互いにどんな人間かわかってくるものだが、私は他の患者から「お酒が飲めなくてよかったね。お酒が飲めたらきっとアルコール依存症で入院してたよ」と言われた。

話が脱線したが、だからまあゲームは自分の家じゃなくて人の家でやることにしている。帰ってくる途中でだいぶ落ち着いたので、バイトが休みの彼女の家に遊びに行ったのだ。幼稚園児の姪御さんと猫とも遊んで、また夕食をごちそうになって帰ってきた。子供の相手は少し疲れるけれど、たまにはこうやって遊ぶのも気晴らしになっていい。

明日から世間は三連休だ。まあ私も最近は勝手に連休にしてしまってるが、この三日は堂々と休める。あさっては彼女の誕生日だ。かわいそうに、クリスマスと近いため、今まで誕生日とクリスマスをいつもまとめられてたらしい。とは言え、確かに22日に誕生日プレゼントをあげて24日にクリスマスプレゼントをあげるのもなんなので、22日はディナーをご馳走して、24日は家でまったり二人で過ごすことにした。22日はせっかくだから夜景がきれいなお店を予約したら、通常の倍の値段の「クリスマスのスペシャルディナー」しか選べないらしい。う〜ん、向こうも商売だからしかたがないとは言え、こっちはあくまでもクリスマスでなくて「誕生日祝い」なんだけどなぁ。そんなことお店に言ってもしかたがない。

今日はなんとか診察に行けた。

11時半の予約だったので10時頃家を出ないといけない。その頃に彼女が電話してくれることになっていた。もちろんそれまでに自分で起きれたらちゃんと行くつもりだったが、起きれずに寝ていた。彼女も同じく今日診察だが、予約は14時なので出るのはもっと遅い。電話がかかってきたとき、今は動けないと思ったので、予約の時間は過ぎてしまうが彼女と一緒に14時に行こうと思ってそう伝えた。が、その後ふっと体が動くようになり、あわてて家を出た。前もあったが、動けないと思っていてもこんな風に電話で話したりすることがきっかけで、なにかしらスイッチが切り替わったような感じがして動けるようになることがある。なぜだかはよくわからない。

診察を終えてそのままデイケアに参加する。午後のプログラムはストレッチだった。ストレッチ以外にも簡単なダンスをやったりするが、今日は25日に予定されている「デイケア大忘年会」のオープニングの出し物の練習をやった。昔懐かし「8時だよ全員集合」の冒頭の踊りをやろうというのだ。ビデオを観ながらみんなで踊っていた。実は踊るのはけっこう好きで、のりのりで踊ってしまった。

彼女はその間に診察を終えて駅の喫茶店で待っていた。私はデイケアが終わったあとに合流する予定だったのだが、バスの時間まで30分ある。バスの便が悪いのだ。いつもなら30分待つかタクシーに乗るか、というところだが、今日は駅まで歩くことにした。入院中によく病院を抜け出して病院の裏の山へ歩きに行ったのだが、その山を抜けて行くと駅まで30分くらいで行けると思ったのだ。いや、実際にそれくらいで行けていた。歩くのが手っ取り早いと思ったのだ。

が、考えは甘かった。小さな裏山とはいえ、多少山道は歩く。その山道がこたえたのだ。ストレッチをした後なのにふくらはぎや足の裏が痛い。体力がものすごく衰えている。衰えているのはわかっていたが、これほどとは。この間の鎌倉散策では山道と言ってもほとんど登りはなかったからそんなに疲れを感じなかったのだ。結局休み休み歩いて、駅に着いたら一時間くらいたっていた。思わぬ誤算である。これほどまで体力が落ちているというのがわかって、まあそれはそれで今後の教訓にしよう。へとへとに疲れてしまっているので明日も休みにしようかと思っているところである。たまに次の日休んでもいいときは、今日と同じように駅まで歩いて体力をつけるのもいいかもしれない。