昨日の夜にPCのリカバリを始めた。Windows10から11にアップグレードしたこのPCを、マイクロソフトからダウンロードしてDVDに焼いたWindows10のインストールメディアを使ってWindows10の初期状態にするつもりで、データはフルバックアップをとった。
ネットで調べた手順にしたがって進める。Shiftキーを押しながら再起動すると、起動時に水色の背景の「トラブルシューティング」という画面が表示される。そこで「このPCを初期状態に戻す」を選択。「個人用ファイルを保持する」と「ドライブを完全にクリーンアップする」と2つ選択肢が出てくる。データのバックアップは取っているからクリーンアップしてもいいのだが、一応「個人用ファイルを保持する」を選択してみた。
それからリカバリが始まったのだが・・・実に不思議だ。
インストールメディアを用意したのに、それを使わないままリカバリが終わってしまった。そして起動してみたら、ちゃんと普通にWindowsが立ち上がった・・・Windows11が。
わからないことだらけである。メディアが不要だったとしたら、Windowsのイメージは内蔵ディスク内にあったことにある。よくリカバリ用のイメージをディスク内に隠し持っているPCがあるが、それだったのかもしれない。しかし、それだと工場出荷時の状態、すなわちWindows10に戻るはずなのに、Windows11に戻るとは、これはいったいどこの時点に戻った?自分は使ったことがなかったが、自動的に作成される「復元ポイント」まで戻ったのだろう。
そういうことなので、まっさらな状態ではない。これはちょっと便利だった。画面のショートカットはいろいろ残っている。アプリは消えたからアプリへのショートカットはないが、いろんな設定が残っており、たとえばOfficeをインストールしてExcelをタスクバーにピン留めしたら、そこで右クリックしたら表示されるピン留めされているファイルがきちんと残っている。文字入力で自分で辞書登録した漢字がちゃんと変換される。その他アプリをインストールすると元の設定が残っていて、そのまま使える、などなど。
まあそんなこんなでタスクバーも無事表示されて、思ったよりも苦労せずに復旧したのであった。万歳。
リカバリ直後のデスクトップ。Windows11のデフォルトでタスクバーが真ん中に表示されているが、自分は左端に変更している。その設定は残ってない。画面にはファイルやフォルダ、それからプリインストールされているEdgeへのショートカットは残っている。なぜかCygwinも残っている。
いろいろ設定して復旧したデスクトップ。
どうやらハード障害ではなかったぽい。何かの拍子にWindowsが壊れてしまって、それを復元できたということか。アプリはインストールしないといけないが、いろいろ設定など残っているので楽することができた。
よくわからないが、この「システムの復元」でCドライブが「有効」になっていたから?Windowsのことは実はよく知らないのだ。検索してみると、復元ポイントはいろんなタイミングで自動的に作成されるらしい。
①7日間に1回タスクスケジューラーによって作成される
タスクスケジューラーによって7日間に1回「パソコン起動時」と「0時になった時」に、パソコンがアイドル状態になり、アイドル状態が10分間続くと復元ポイントが作成される。
②7日間に1回の他に「重要な変更があった時」の以下の4つに該当する場合に作成される
1.OSを新規でインストールした場合
2.デジタル署名されていないアプリケーションやドライバーがインストールされた場合(海外のフリーソフトに多い)
3.Windows Updateによって更新プログラムがダウンロードされインストールされた場合
4.システムの復元が実行される直前
ふ~ん、知らんかった。
ちなみに私のPCのスペックはCore i7でメモリ16GB。そしてCドライブはSSDが500GB。かなり快適である。買い替えるとかな~りお金がかかるので、無事リカバリできてよかった。あと2年くらいはもってほしいぞ。