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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

昨日はよく眠れなかった。まず寝付きが悪く、22:00の巡視のときにもまだ眠りに入ってなかったのを覚えている。もう少ししてからまだ眠れなかったら久々に追加眠剤をもらいに行こうかと思った。が、そのうちに眠りに入った。喘息の発作が出るかもしれないという不安感があったためだろうか。アトピーは少しひどくなってかゆかった。その後、何度か目を覚ましたが、眠りは深かったと思う。熟睡感を感じて目が覚め、時計を見ると3:00だった。その後また寝たがOさんが枕元の電気をつけたので目を覚ましてしまった。また寝ようと思ったら、今度はS君が電気をつけて、それから眠れなくなってしまった。喉が乾いたのでホールに出てきてペットボトルのお茶を飲み、タバコを一服吸う。もう一度寝ようと思って病室に戻る途中、夜勤のN看護士に「今日はひゅーひゅー言ってませんでした?」と聞くと「言ってなかったよ。もう大丈夫」と暖かい言葉をかけてくれた。

病室に戻って再び寝ようとしたが、ぜんぜん寝付けなかった。Oさんがまた電気をつけてまぶしい。結局5:15頃、また起きてきてホールに出てきた。ナース室の前の明かりの元で日記をつける。N看護士に「部屋でゆっくり本読んだり日記書こうとしても、MZさんが話しかけてきて止まらないんで困ってるんですよ」とさりげなく訴える。

喫煙所でOさんに「MZさんってよく喋りますよね」と話すと「あの人はちくりもあるから。閉鎖病棟でも携帯とかライターとか隠し持っている人はちくられた。やな人と一緒に来ちゃったな」と言っている。それはやばい。「あまり関わり合いにならないようにした方がいいですよ」Oさんはそう言う。

Y看護婦が病室に来たときに、喘息は大丈夫だったけどアトピーが出てかゆかった、と告げる。かいて血がにじんだシーツを見せる。その後朝の薬をもらうときにもN看護士に「喘息は大丈夫だったけどアトピーが出たんですよ」と話す。N看護士は「そうなんだよね、どっちかに出るんだよね」と言う。

もう水曜日か。今週のカウンセリングでしょっぱなに「一週間は長いですか?」と聞かれたことを思い出す。「一週間は短いけど、一日は長いです」と答えたのを思い出す。「今日はシーツ交換か、この間やったばかりなのに」という感じがする、そう言った。まさに今日シーツ交換だが、ほんとこないだやったばかりという気がする。ちゃっちゃと終わらせる。

その後はしばらくCDを聴きながら横になる。9:00頃起きて売店に行き、ペットボトルのお茶を買ってきて、病棟から家に電話をかけた。父親から母親へ取り次いで、さらにテレビの音を小さくするから、とか言って待たされているうちにどんどんテレカが減っていく。いったん切ってコレクトコールでかけたら話し中だった。コールバックしてるな、と思ったらほどなくしてナース室にいた看護婦さんが受けたようで、私が待ちかまえてましたというように受話器を受け取る。今年実家に帰っていたときに置いてきたコートを送ってもらうように頼んだ。他に置いていったものはないか聞くと、探しても部屋に見つからなかった緑のパジャマがあるという。そうか実家に置いていったんだった。その2つだけ送ってくれと頼む。喘息の発作が出て、専門の病院に行くことになったことや、その他今の状況も簡単に伝える。今日は比較的穏やかに話ができた。こちらの精神状態が安定しているときにかける分にはよさそうだ。

環境整備でベッドの周り、床頭台、窓を拭く。その後はぶらぶらしたり音楽を聴いたり、「心のメッセージを聴く」を読んだりした。明日に喘息治療で行ってみようと思っているK病院へ電話して行き方を聞いた。

Oさんから「○○周辺病院ランキング」という本を借りて、改めて呼吸器系の病院を調べてみた。病名別にお勧めの病院が載っているが、K病院は喘息では載ってない。医師の出身大学別の系列も載っているおもしろい本だが、この病院の系列も近くにはない。いろいろ考えて、前に本屋で調べたYK病院かYC病院のどちらかにしようか、と思った。YC病院は少し遠いが、NさんによるとYK病院は駅から歩けるらしい。そこが一番近いので、とりあえずそこでいいか。

「心のメッセージを聴く」を読み進める。前半は「カウンセリング・マインド」を含めたカウンセリングの話。後半からは自分の心の中の「実感」、この章からは「フェルト・センス」と言ってるものを引き出すための「フォーカシング」の技法の紹介。これを読んでいる途中だが、これは自分でできるものなのだろうか。これで自分の「無意識」がわかるのだろうか。自分が本当は何をどうしたいのか、少しでもわかるのだろうか。まだ読んでいる途中だが、とりあえず最後まで読んでみよう。

体重測定があった。62.0kgだった。先月が確か64.2kgだった。一ヶ月で2.2kg減ったのか。最近は風邪をひいてエアロバイクもあまりやってないのに、減り方が早くなっている。

リラックス体操をやっている間に主治医が来たので面接する。喘息の件を伝え、明日YK病院に行ってみるつもりだと言って紹介状を書いてもらった。ただ、初診だと早く行った方がいいかもしれないですね、と私が言うと、それはそうですね、ということだったので、明日は皮膚科だけにしようか、と思った。が、外出届の件でA看護婦と話をしているときに、喘息の方が優先で、YK病院に先に行きなさい、皮膚科は午後もやってるから、そう言われた。そう言えばそうだ。

いつの間にか眠ってしまった。20:00前に起きた。と思ったら突然の喘息発作。まだこないだの夜中よりは軽い方だ。咳がひどい。やはりこれは喘息最優先だ。これを書いている今もひゅーひゅー言っている。

20:25。着替えてはを磨いてきた。就寝準備完了。後は薬を飲んで寝るだけだ。まだ少しひゅーひゅー言っている。

昨晩も喘息が出た。かなり激しかった。咳が出て止まらなくなり、呼吸がかなり苦しくなった。時計を見ると1:00過ぎ。もっと眠ったような気がしていたが、それまでは熟睡していたらしい。どうもこの1:00から2:00の時間帯に出るようだ。今までで一番苦しい。仰向けに寝ていられないので上半身を起こしたり四つん這いになってみたりするが、咳が止まらず同室の人にうるさいだろうと思い、箱ティッシュを持ってホールに出ていった。しばらくホールで一人でひゅーひゅー言っていたが、夜勤のN看護婦が気づいて、処置室に入って念のため熱を計ったり、少し話をしたりした。その頃にはだいぶましになっていた。「医者を呼ぶ?」と聞かれたが、当直医を呼んだところですぐにどうにかなるものなんだろうか。S先生にも相談したし肺機能検査もやったけど、さじを投げられた、という話をしたら「S先生以外にも内科のお医者さんはいっぱいいるんだけどねぇ」と言う。とりあえず主治医に相談してみてください、というので今日喘息について主治医に相談しよう。内科でも呼吸器系の先生はいないのだろうか。ここはみんな循環器系の人ばかりのような気がする。

メールチェックすると24通。今日も多いなあ。個人宛のものはなく、またもやほとんど山岳会ML。ウイルスが2通ある。みんな続々感染しているようだ。Nimda型のプレビューするだけで感染するウイルスに次から次へと感染している。WindowsCEなのでよかったが、私やSさんが流したウイルス対策をみんなやってないと見える。

ラジオ体操の前、体重を量ると61.5kg。うお、ついに61kg台が出た。最近はエアロバイクも漕いでないのに。勝手に体重が減っていってるような気がする。この辺でストップしないと、逆にやせすぎになってしまうのではないか。

今日もお休みモード。雨も降っているし、病棟の中でじっとおとなしくしていよう。朝食後、コーヒーをいれて一服した後は、またCDを聴きながら横になる。

10:00に預けてるコードをナース室に取りに行ったときに、N看護士から喘息について話をしたいというので、少し話をした。N看護士は患者をずっと見てきて、喘息は夜中に出ること、一度出始めたらずっと治らないということがわかっている、と話し、退院した後もずっと治療を継続していく必要があるため、この病院で診てもらうより他の呼吸器内科があるような病院に通院した方がいいのではないか、と言う。最終的には私もそういうつもりだったので、その方向で主治医と相談します、と答えた。そう言えばこの間の外泊で「お勧めの病院○○県版」みたいな本を本屋で見つけて、その呼吸器専門の病院をメモっておいたのだった。その情報を活用しようか。合唱団のYさんにも病院を紹介してもらえないかメールを送ったが、返事はまだない。

Y看護婦から、主治医に書いてもらった入院証明書を渡された。主治医は今日はお休みだそうだ。すると、今日は面接できないから明日になる。喘息の件で今度はY看護婦が話をしてきたが、N看護士との会話の内容を伝え、自分でも本屋で病院の本を見てあたりをつけている、と話した。明日面接するとなると、早くて木曜日に病院に行くことになる。明日強引に行ってもいいが、「入院中だし、こちらで出してる薬の情報なども伝える必要があるので、紹介状を持っていった方がいい」ということだ。

2人新しい患者が同室に入ってきた。2人とも閉鎖病棟からの転入らしい。またもや同年代ではない。なんで同年代が入ってこないんだろう。

念のため、自分の携帯の番号に公衆電話から電話してみたら、話し中だった。やばい、やはり紛失して誰かに悪用されている可能性が高い。電池が切れていたり圏外だったら、その旨のメッセージが出るはずだ。病棟の外の公衆電話まで行って、Tちゃんに教えてもらったDoCoMoのサービスセンターに連絡し、電波を止めてもらい、その後説明を聞く。もし見つからなかった場合、新機種を購入する際に警察に紛失届を届ければ、割引サービスがあるらしい。それは知らなかった。買うとなると、そうだなあ、日曜日のヴォーカルアンサンブルの練習の前にいったん自宅に戻って、そこで本当に家にないかを確認してから交番へ行き、紛失届を出して、何か書類をもらってDoCoMoショップへ行くとするか。いや、自宅にあれば話し中になることはまずないので、自宅へ寄る前に交番へ行ってDoCoMoショップへ行った方が早いだろう。そうすれば自宅へ寄って新しい機種にメモリ登録できる。PCで携帯のメモリを管理しておいてよかった。

どれだけ悪用されたのか知りたいので、紛失に気づいてからどれだけ使われたか知ることはできないかオペレータに聞いたところ、通話明細を保存するオプションを選択してないので細かいことはわからないが、DoCoMoの支店に行って免許証などの身元確認を行えば、発信記録はわかるという。携帯のメニューで通話料金もチェックできたはずだ。DoCoMoショップでなくて支店に行かないといけないのはめんどくさい。通話料金をチェックして、あまり高くなければ行かないでおこう。高かったとしても、発信記録を調べてもらったところでその分の料金を返してもらえるわけでもないだろう。あせるところだが、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせる。あせらないように。もう電波は止めてもらったのだ。これ以上被害が広がることはない。よかった、試しに電話してみて。

新しく入ったMZさんはとにかくよく喋る。52歳だそうだが、蘊蓄を垂れるというか、説教をするというか、とにかくず~っと話をしている。こちらは横にでもなりたいところなのに、よく喋るなぁ。うっかり自分の出身大学を言ってしまったため、安保闘争の真っ直中にいた彼はわが母校の話もえんえんとしだす。参ったなぁ。

16:00からリラックス体操するが、リラックスできん。T君が来てS君と並んでベッドに座ってお菓子を食べている。S君は看護婦に注意されたことをちっともわかってないようだ。体操の合間にN看護士が来て、内科の医者が今来ているが、気管支拡張剤とかを持っているか、と聞かれた。今まで喘息で医者にかかったことはないので持ってないけど、アトピーなので抗アレルギー剤は飲んでいる、と答える。

夕食後、N看護士がまた来て、私の喘息の話をして気管支拡張剤をもらってくれた。とりあえず今夜は看護婦預かりにするので、発作が出たらナース室へ来て、と言われた。ありがたい。昨日みたいに苦しいのはもうごめんだ。あまり多用すると怖い薬であることは知っているが、喘息の場合、息ができないと死んでしまう。これがある、というだけでも精神的にだいぶ楽かもしれない。

その後は18:00過ぎまで日経コンピュータを読む。ほとんどの記事は読んでしまって、残りは広告特集になった。広告特集も馬鹿にできないが、とりあえず今日はここまでにして、コーヒーをいれてホールに行く。う~ん、それにしてもMZさんが話しかけてきてさっぱり日記を書くのが進まない。このハンドヘルドPCを物珍しそうに見て触ってはいろいろ聞いてきたあげく「さっぱりわからない」と言う。

と書いているうちに20:00になってしまった。はあ。便通の回数だけ書いて戻ってくるとするか。

昨日は夕食後に寝てしまったからか、なかなか寝付けなかった。時計を見たら22:00過ぎで、あぁ1時間たってしまった、と思った。が、寝付いた後は夜中に目を覚ました記憶はない。次に目を覚まして時計を見たらら5:00過ぎだった。まだ早いのでまた寝た。6:00の起床のアナウンス。まだ眠いのでずっと寝る。6:30近くなって起きてきた。喉が痛い。咳が出る。痰も出る。喉がひゅーひゅーいってる。

今週は風邪を治すためにじっくり休む週にしよう。エアロバイクもお預けだ。朝食後はずっと音楽を聴いて横になっていたが、今日が入院124日目ということを思い出して、生保の書類を確認し、保険金請求書を記入する。入院証明書は主治医に書いてもらわなきゃ。

合唱団のYさんに喘息のことで相談メールを書いた。最近ひどくなったことを書いて、この地域でいい呼吸器系の医者がいたら紹介してほしい、と書いた。

9:00過ぎに生保のおばちゃんに電話したら、まだ出社してないという。折り返し電話してもらうようにお願いしておいた。

今日はおとなしくしておこうと思ってぶらぶらしていると、S看護婦が「作業棟行かないの?」と聞いてきた。「風邪ひいてるのでやめときます」と言うと「自転車漕ぎじゃなくても、行って何かしていたら?」と言う。そうだな、とりあえず行くだけ行ってピアノでも弾いていようか、そう思って作業棟に行ってみる。外に出ると寒い。ピアノはT君が弾いていた。革細工にS美さんが来ていた。月水金と来ているそうだ。なんだかだるくなって、熱っぽさも感じてきたので早々に引き上げて戻ってきた。

生保のおばちゃんから電話があった。入院して124日経ったので保険金受け取りの申請をしたいが、どこへ送ればいいか聞いた。おばちゃんは「退院してから」と言ったが、約款を読んだら124日目から請求できると書いてありましたけど、と言うと「あらそう」と言って、必要な書類は医者に書いてもらう入院証明書(診断書)と保険金申請書だけでいいから彼女宛に送ればいいと教えてくれた。長年保険の外交員をしていて、入院特約の保険金が「退院してから」と言うのはなぜだろう。124日目を過ぎれば請求できることは知らないはずないのだが、しらばっくれてるのだろうか。「どこが悪いの?」と聞くので「うつ病というのになってしまったんですよ。もっと早く退院できると思ったのに、こんなに長くかかるとは思いませんでした」と答える。

「図解雑学精神分析」を読み始める。今年の11月に出たばかりの本だ。帯に「フロイトの精神分析理論をやさしく図解」と書いているが、確かにわかりやすい。今日はカウンセリングだ。それまでちょっと読んでみよう。

「図解雑学精神分析」を読んでいる間に入浴の機会を逃してしまった。「15:00からカウンセリングなんで、帰ってきてからでいいですか」とI看護婦に聞いたら、「これからは女性が先のときには一番はじめに入らせてくださいって言ってね」と言われた。前まではそうしていたので、これからはそうしよう。今日は外出から戻ってくるMさんと一緒に入ることになった。

15:00からカウンセリング。今日は「自分は何がしたいのか」というのが焦点だった。自分の話は「これこれこういうことが『望ましい』と思ったからそうしてきた」というのが多いが、「望ましい」と「~したい」は別でしょう、ということだ。「~したい」というのは純粋に自分の欲求なのだが、「望ましい」というのはすごく第三者的な見方である、とカウンセラーは言う。そうなんだろうな。自分は「~したい」というのを抑えてきたのだろう。これからはできるだけ「私は」というのを主語にしてお話してください、カウンセラーは最後にそう言った。自分は何をしたいのか。無意識を抑圧してきた自分にとって、それがわからなくなっている。「それは結局自我が未成熟で、自分のことを超自我で語っていることなんですよね」と聞くと「まあ、そういうことですね」ということだ。自分は何をしたいのか。これからどうしたいのか。自分はいったい何を考えているのか。今日話した自分の「プライド」「名誉欲」というのは、それはそれで一つの欲求だが、人間の欲求の中で最も高次元なものであり、その下に本能的な欲求があるという。それは一番下位では「食欲」「睡眠欲」「性欲」という本能的なものだ。その間にいろんな社会的欲求があるのだが、その中で自分が抑圧しているものがあるのか。どこかに歪みが生じているのか。

カウンセリングから戻ってきて、少ししてから主治医に呼ばれて面談する。今回の外泊では精神的な面ではとても調子がよく、翌朝に鬱の兆候がでることもなかったことを話す。これから週に一回のペースで外泊してみるが、2泊というのをしてみた方がいいか、というのを聞いてみた。「自信があれば」というような答えだったが、そんなことはわからない。まあ、しばらくは1泊で様子を見よう。風邪は治ったと思ったらぶり返して、先週末も治ったと思ったのに外泊から帰ってきて今朝起きるとまた風邪気味だったことも話す。外泊して精神的な疲れというのがやっぱりあって、それが関係しているんですかねぇと尋ねると、まあ関係はしているでしょう、との答えだった。今週は無理をせずに風邪を治すモードでゆっくり休みます、と言っておいた。最後に生命保険の入院証明書を書いてもらうようにお願いした。「保険に入ったのはいつですか?」と聞かれたので「98年です」と答える。「じゃあ、その前のことは書かないようにしますね」とはじめから援護射撃をしてくれるような発言だ。「病院にかかったのがそもそも99年なので」と話すと、じゃあ問題はないですね、と言われた。この辺を細工してもらう人は結構いるのだろうか。

夕食後にお風呂に入った。その後にKさんと喫煙所でしばらく話をする。「自分っていったい誰?」「自分は何をどうしたいのか」「理屈だけじゃないんだよね。自分の感情なんだよね。そこがわからないんだよね」そういう話をする。しばらくその手の話をした。「恋をしたら自分の感情がよくわかるよ。理屈じゃないんだって。苦しいけどね」Kさんはそう言う。

その後はずっとCDを聴きながら横になる。途中で一服しただけで、ずっと寝ていた。気持ちを落ち着けてじっと音楽に聴き入る。最初は山下達郎の「On the street corner I」を、その次は大英博物館のサウンドトラック。このメロディーは本当に好きだ。これは本当の自分の感情だろう。うん、このメロディーが好きだ。それに気づいただけでも今日はよかったかもしれない。途中、「心のメッセージを聴く」を読みかけたが、あまり本を読む気もしなかったのですぐに閉じた。

聴き終えると20:10。就寝準備をしようかな。

昨晩は割と寝付きはよかった。夜中目が覚めて、また2:00くらいかと思ったら、まだ0:00過ぎだった。その後一回くらい目を覚ましたような気がするが、よく覚えてない。そうそう、寒いから暖房をつけた記憶がある。6:15に目が覚めて起きてきた。

家を出る。昼飯を食った後、電車に乗ろうとする前、駅のホームでポケットに携帯がないのに気づいた。焦りかけたが、落ち着いてどう対処するか考えた。とりあえず今は病院に帰ろう。病院ではダミーの携帯をとりあえず返そう。家に忘れただけかもしれないが、どこかに落としたのかもしれない。落とすとしたら、さっきのお店しか考えられない。財布を見ると、レシートはあって電話番号が書いてあった。とりあえずお店に忘れたかどうか確認しよう。なかったら、悪用されるのを防ぐために番号を止めよう。DoCoMoの連絡先がわからないが、誰かに聞こう。そうだTちゃんに聞こう。よし、いったん病院に帰った後、まずお店に電話して、それでだめならTちゃんに電話だ。

病院に着いて、とりあえず公衆電話からさっきのお店に電話する。が、そういう忘れ物はないという。続いてTちゃんの自宅に電話するが留守。まあ忙しいからそうだろう。ここで看護婦が近くにいることに気づいたので、ここでの電話は避けようと思い、夕薬を飲んだ後に自販機へペットボトルを買いに行ったついでにTちゃんの携帯に電話する。留守電になったので、急用があって電話したけど、メールをしておくので、と言い残す。

病棟に戻ってTちゃんの自宅と携帯にメールを書く。落ち着け落ち着けと考えているうちに「はて、携帯今日使ったかな?」ということに気がついた。Tちゃんのメールには「途中で使ったから家に忘れたのではない」と書いたが、よく考えると使ったけ?

17:30頃だったか、メールチェックすると、Tちゃんの携帯に送ったメールがエラーになって帰ってきている。Tちゃんの携帯のメールアドレスは変更されていたようだ。過去のメールを検索して変更したアドレスを再登録する。加えてさっき送ったメールに自己レスして「途中で使ったと思ったのは勘違いかもしれない。けどなくしたか忘れたかわからないのでよろしく」と書いて出す。

夕食後、ちょっとしんどくなってきた。どうも風邪がまたぶり返しているような気がするし、体も乾燥してかゆい。しばらく横になる。途中で布団に潜り込む。19:30まで眠ってしまった。起きて日記の続きを書いている。メールチェックしたが、Tちゃんからは来てない。私のHPを見たという知らない女性からメールが来ているが、少し怪しげなものを感じる。「テレパシー」とか出てきて気持ち悪い。もう一通、合唱団のMLにYさんが出している。シグニチャを見ると「○○病院呼吸器内科」とある。そうだ、Yさんがいた。彼に喘息のことを相談してみよう。

ヴォーカルアンサンブルの連中に、毎週外泊OKになったので12月の練習に2回とも出られる旨のメールを送ったと同時にTちゃんからのDoCoMoのサービスセンターの番号を書いたメールを受信する。ありがたい、明日の朝にでも電話しよう。

今日は焦った。もう20:20を過ぎた。就寝準備をしよう。

寝付きは久々によかった方だろうか。途中で目が覚めて「2:00頃かな」と思ったら本当に2:00だった。次に目が覚めたときに「5:00頃かな」と思ったら、今度は5:10だった。その後も寝たが、浅い眠りで夢をずっと見ていた。周りがざわざわしてきて目が覚め、起床のアナウンスが入って少ししてから起きた。

朝食後、今日のライブ会場へのアクセスを「駅探」で調べる。いったん家へ戻る暇はある。読み終えた本を置いてこよう。

8:00にいったん病室に戻り、外出準備をする。テレビでは今録画した「北条時宗」をみんな見ているが、S君が昨晩にテレビ東京でやっていた「最新アトピー治療」を録画してくれたそうなので、それを後から見せてもらおう。外出までに間に合うかな?

アトピーの番組を見た。特に目新しい情報はなく、ステロイド剤を上手に使ってうまくコントロールしていきましょう、という内容だった。ステロイドバッシングやわけのわからない民間療法の紹介ではなかった。プロトピックも紹介されていた。「紫外線治療法」というのが紹介されていたが、これは知らなかった。が、そういう装置がある病院なんて数えるほどなんじゃないかな。

いったん家へ戻ろうかどうか迷っている。本屋にも寄りたいし昼飯も食わないといけない、と考えると時間の余裕はない。家へ戻らず途中でぶらぶらしようかな。

バスに乗り、電車に乗り換える。巨大な本屋に入り、「心理」のコーナーに行く。Sさんが勧めてくれたアダルト・チルドレンの本を探してうろうろするが、「心の病」のコーナーの本の充実ぶりには驚かされる。こんなにも「心の病」関係の本があったのか。「恋愛依存症」「ラブ・アディクション」がタイトルに入っている本も何冊かある。普通の本屋じゃまずお目にかかれないな。うつ病の本に至っては数え切れない。アダルト・チルドレンの本もたくさんあって、病院の売店にあった本も置いてある。私が読んだ本の続編もある。買おうかどうか迷ったが、今日は目的の本だけにしようと思って、手に取ってぱらぱらとは見てみたが戻した。が、目的の本が見つからない。著者の「斉藤学」の書いた他の本ならあるのだが。店員に聞いて調べてもらったが、単行本は在庫がないが、文庫ならあると言う。Sさんは単行本だから高いよ、と言っていたので単行本しかないと思っていたが、文庫本があるならそっちの方が安いし小さいのでいい。文庫本コーナーへ行って探すが、ここも広いのでどこにあるのかわからない。店員に「斉藤学という人の『アダルト・チルドレンと家族』という本を探しているんですが」と聞くと、まっすぐにその本を置いているところに行って教えてくれた。う~ん、すごい。そんなに売れてるのか、この本は。「あのベストセラーが文庫化」なんて書いてあり、つい最近文庫化されたようだ。しかも結構売れた本らしい。病院に戻ってじっくり読むとしよう。他にフロイト関係の本を買おうと思って文庫を探したが見あたらず、新書のコーナーへ行って探すが、やはり見あたらない。代わりに「心のメッセージを聴く」という本を買った。

再び電車に乗り、ライブ会場へ行く。料金を払って会場に入ると、けっこう狭いスペースに大勢の人がぎっしり立ち見状態。すでに別のグループが歌っている。メンバーのメールでは確か13:00からと書いてあったのだが、実際は12:30からで、友だちのグループの出番が13:00かららしい。壁際に立っている友だちの女の子を見つけた。声をかけようかどうか迷ったが、向こうがこっちに気がついた。「Mさんもいるよ」とそばにいたMさんを突っつく。Mさんは私を見てもすぐに誰かはわからなかったようだ。「お久しぶり~」と再会を喜ぶ。「やせたんじゃない?」そう言われた。やはり目に見えて前よりやせたようだ。他にもMさんと同じグループの人が何人か来ていた。

友だちのグループの演奏はとてもおもしろかった。徹底的にジャズで攻めてきた。う~ん、うまい。テクニックもさることながら、音楽性の高さに舌を巻く。久々に聴いたが、やはりすごい。彼らはマイクなしでも十分通用するが、オンマイクでも相当おもしろい。

その演奏の後、そのまま次のグループも含めて最後まで聴くつもりだった。が、Mさんたちはこの後練習があるというので引き上げるらしい。私は「このまま聴いていく」と言ったが、狭苦しい中にものすごい人混みで立ちんぼうはつらいし、久しぶりだから友だちと話をしたいと思い、「やっぱり帰ることにする」と言って連中についていく。途中でお茶した。

電車で帰途につく。途中乗換駅で本屋へ行き、フロイトの本を探す。精神医学や心理学のコーナーにあったが、難解な本や、逆に大雑把すぎる本が多くて適当なのがなかなか見つからない。探しているうちに「図解雑学精神分析」というちょうどよさげな本があったのでそれを買った。

その後、久々にリフレクソロジーの店へ行って足裏マッサージをやった。無駄遣いはいけないが、ひどく首と肩が凝っているし、たまにはいいかな、と無理矢理自分を納得させる。は~、気持ちよかった。

終わったらちょうど17:00。むむむ、今度はすぐ近くの回転寿司に行きたくなってきた。高いけどうまい。うまいけど高い。夕飯はまたもや牛丼あたりで安くすませようと思っていたが、結局誘惑に負けて入ってしまった。

帰りにはじめて豆をひいてもらったコーヒー屋に寄って、ちょうど今朝なくなったフィルターと、オリジナルブレンドの豆をひいてもらって真空パックにしてもらう。結局けっこうお金を使ってしまった。手数料がかかるがATMで1万円おろした。

電車に乗って帰ってくる。あまり疲れは感じない。なんだかんだやっていて、22:00頃に寝た。