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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

気がつくと今年も今日で終わりではないか。そんな日に、今日も一日寝て過ごしていた。昨日とほぼ同じ状態だ。なんなんだろう。やはり自覚症状はないが相当疲れがたまっているのか。寝て起きて寝て起きての繰り返しだった。そうして今日が、いや今年が終わっていくのだろう。

今年には職場復帰できるだろうか?この分だとまだまだ難しそうだ。焦ることはないのだが、だんだん一般社会から自分の存在が遊離していくようで悲しくなる。どうしたら元に戻れるのだろうか。元に戻るのは不可能なのだろうか。自分の歩むべき道が見えない。

今日は一日中寝ていたのだった。

やはり昨日、おとといの疲れが出たのだろう。朝起きて朝食を食べては寝て、起きてはまた寝て、起きてはまた寝て…、を繰り返して17時過ぎまで寝ていた。自分自身の感覚としては、それほど疲れがたまっているとか、うつ状態というわけではない。が、起きて動き回る気にもなれず、ずっと寝ていた。間違いなく疲れているのだろうが、いまいち自覚症状がないのが問題だ。今日は何の予定もなかったからよかったようなものの、もし何かやらないといけないことがあったり、行かないといけない用事があったら、動けなくて悩んでいたかもしれない。

そんなに寝ていたのに、21時をまわると、また疲れが出てきたような気がして眠たくなってきた。まあいいや。今日はゆっくり寝よう。

10月から書いているこの日記、ついに1日あいてしまった。昨日から今日にかけて歌仲間の合宿に行っていたからだ。もちろん合宿先からでもPDAやi-modeから日記の更新はできるのだが、そこまでやるのはやめておいた。旅先まで自分をそのような日常にしばるのはやめよう。一年前も同じ合宿に参加したが、そのときと比べると自分は少し変わったような気がする。去年は旅先でも日記を書いていたような気がする。そしてデジカメで写真を撮りまくっていた。今年はデジカメは持っていったものの、ほとんど使わなかった。写真ばかり撮ってると、記録は残るが肝心の「今を楽しむ」ことができなくなってしまう。いつも「先のことを考えすぎて」今をだいなしにしている自分である。日記にしろ写真にしろ、「今のことをすべて記録しなければ」という思いにかられているから、なのだろうか。自分をもっと今へ開放してやらなければ。

そして調子は悪くはなかった。いや、先週からの状態を考えると、むしろよかったと言ってよいだろう。ただしかなりドーピングはした。咳が止まらなかったので咳止めシロップを飲み、お値段高めのユンケルを2日とも飲んだし、さらにのど飴なめなめで参加した。風邪の症状はそれで抑え込み、なんとか咳にも悩まされずに歌うことができた。

精神的にも好調だった。少しは加減がわかってきたような気がする。昨日の朝、出発する直前は少ししんどかった。2日間体がもつか、それが心配で鬱が入りかけていたようだ。だが、なんとか外に出たらスムーズに体が動いた。しんどかったら部屋で休んでいてもいいし、途中で電車で帰ったってかまわないだろう。そうやって開き直れていたし、テンションも抑え気味だったのでなんとか2日間持ちこたえた。以前は周りのテンションにつられて無意識のうちにテンションがあがってしまい、そして急にバタンと電池が切れてしまうことが多かった。今回は無意識のうちに自分をセーブしていたような気がする。意識してセーブしていたわけではない。が、決して調子が悪いわけではないのにも関わらず、あまりテンションがあがってなかったような気がするのだ。なぜかを考えると、「マイペースを守る」ということが身についてきたから、という気がするのだ。これはいい兆候だろう。この調子で日々を過ごしていき、常に自分で自分をコントロール可能な状態においたまま、自分のキャパシティをあげていくことができるといいと思う。

今日も朝から咳き込んでいる。風邪がまだ治ってない。デイケア忘年会の日だが、午前中に病院に行くことにした。したのだが、まだ早いと思って二度寝したら10時頃まで寝てしまった。朝一に行こうと思っていたがちょいと寝過ごした。眠りながら「起きて病院に行かなきゃ〜、でも体が動かない〜」という夢を見ていた。少し強迫観念が入っている。調子が悪いときに見る夢だ。こんなことでも心理的に圧迫感を感じているのだろうか。

10時頃起きてやっと近くの医者に行ってみたところ、大盛況であった。診察を待っている患者が入り口近くまで溢れている。見た瞬間、踵を返して帰ってきてしまった。やだやだ、何時間も待たされたくはない。かえって病気になりそうだ。結局デイケア忘年会は休むことにして、日曜日からずっと飲んでいる市販の風邪薬を飲んで寝た。

風邪薬の副作用か、やたら眠くて夕方まで寝てしまった。相変わらず咳は出て、あまり咳ばかりしているのでわき腹が痛い。まだ黄色い痰が出てくる。喉にからんでいるというより、思い切り咳き込んで気管支の奥から吸い上げているという感じだ。

夜になると少し咳もましになった。明日は診察だ。病院が遠いのでやたらめんどくさく感じる。デイケアに出るかどうか迷っている。週末にはヴォーカルアンサンブル仲間の合宿も控えているし、できるだけ無理をしないように温存しておきたい。合宿中に咳が出るようだったら、咳止めシロップで抑えてやろう。あれは1997年だったか、スタジオアルシスが主催したヴォーカルアンサンブルのワークショップに2泊3日で参加したときも同じような状態で、そのときも咳止めでしのいだ記憶がある。結構効き目はあるが、飲みすぎると危ない強い薬だったと思う。完全自殺マニュアルにも出ていたっけな。いまだにこの本を愛読しているのはやはり危ないかもしれない。私は希志念慮はないしODもリスカもやらない。が、常に頭の隅っこに「最後の手段は…」というのがあることも事実だ。何だかんだ言って睡眠薬も100錠くらい溜め込んでいる。これもなんとなく「いざというときは…」というのが頭の片隅にあるからだ。できればこれらのお世話にならずにすませたい。

やっと動けた。デイケアに行けた。

朝3時45分起床。起きたくてこの時間に起きているわけではない。いったん目が覚めて、眠れなくなるのだ。しばらくメールチェックやネットサーフィンする。そして5時頃また眠たくなる。そのまま寝てしまい、気づいたら昼過ぎ…、というのが今までのパターンだった。今日は7時半頃目が覚めた。目が覚めて、そして体が動く。おお、動くではないか。こんな当たり前のことにこんなに感動するとは。昨日までは二度寝してしまったら、途中で目が覚めても体が動かずにまた寝てしまっていた。

とりあえずたまっているごみを出しに行った。新しいPCを梱包していた段ボールもまだそのままだったので、かなりすっきりした。いそいそと外出する準備をし、いざ病院へ。

しかし、駅へ歩いていく途中で気がめいってきた。やばい、調子がいいと思いきや、少し鬱が入ってきた。引き返して布団にもぐりこみたくなった。でも「行ける所まで行ってやろう」そう思って駅まで行った。

なんとか電車に乗り、横浜で乗り換える。ちょうどラッシュアワーで、人込みから逃げ出したくなるのを必死に我慢して電車になだれ込む。当然座れるはずもなく、「次の駅まで」そう思いながら必死につり革にぶら下がっていた。最後にわずかだが座ることができて少し落ち着いた。

バスを乗り継いでなんとか病院へ。病院についたときには気分はだいぶ落ち着いていた。よかった、あのままだと午前中のスポーツは見学かと思っていたが、参加できそうだ。少し寒いが外のグランドで久々にソフトボールをやった。バットを思いっきり振り回すと気持ちがいい。

しかし昼食を食べてからデイケアルームのソファで休んでいると、急にどーっと疲れを感じてきた。今週ずっと寝たきりだったのに、いきなりソフトボールなんかやるから体がびっくりしたようだ。う〜ん、これは最後までもちそうにない。午後のプログラムを省略してさっさと帰ってきた。

帰ってきておとなしく寝てればいいものを、彼女の家に遊びに行ってしまった。プレステのゲームをちょっとやってみたかったのだ。私は基本的にゲームはやらない。嫌いというわけではなく、はまって抜け出せなくなるのが怖いのだ。だから自分ではゲーム機は買わない。人の家でしかやらないことにしている。「はまりやすい性格」だということは昔から自覚していて、そのために「はまりやすそうなもの」は極力避けてきた。ゲーム機を買わないのもそうだし、学生時代にマージャンに誘われても参加しなかった。というかルールも覚えようとしなかった。ギャンブルにも一切手を出さない。せいぜいジャンボ宝くじを買うくらいだ。

この「はまりやすい性格」というのは実は今の病気に大きく関連している。自分で区切りのいいところでやめることができない。やりだしたら誰か止めてくれるまで、あるいは疲れ果てて動けなくなるまで猿のようにやり続けてしまう。うつ病の人にありがちな性格だ。そしてはまり過ぎて抜け出せなくなると○○依存症という病気になってしまう。入院中にいろいろ本を読んだり他の患者の話を聞いて知ったことだが、うつ病と依存症、そして拒食症や過食症などの摂食障害(も依存症のひとつだが)とは密接な関係がある。事実、アルコール依存症の治療で入院したのに、アルコールは絶ててもその後にうつ病になってしまった、という人が何人もいた。摂食障害の患者の多くはうつも併発していた。入院して何ヶ月も一緒に暮らしているとお互いにどんな人間かわかってくるものだが、私は他の患者から「お酒が飲めなくてよかったね。お酒が飲めたらきっとアルコール依存症で入院してたよ」と言われた。

話が脱線したが、だからまあゲームは自分の家じゃなくて人の家でやることにしている。帰ってくる途中でだいぶ落ち着いたので、バイトが休みの彼女の家に遊びに行ったのだ。幼稚園児の姪御さんと猫とも遊んで、また夕食をごちそうになって帰ってきた。子供の相手は少し疲れるけれど、たまにはこうやって遊ぶのも気晴らしになっていい。

明日から世間は三連休だ。まあ私も最近は勝手に連休にしてしまってるが、この三日は堂々と休める。あさっては彼女の誕生日だ。かわいそうに、クリスマスと近いため、今まで誕生日とクリスマスをいつもまとめられてたらしい。とは言え、確かに22日に誕生日プレゼントをあげて24日にクリスマスプレゼントをあげるのもなんなので、22日はディナーをご馳走して、24日は家でまったり二人で過ごすことにした。22日はせっかくだから夜景がきれいなお店を予約したら、通常の倍の値段の「クリスマスのスペシャルディナー」しか選べないらしい。う〜ん、向こうも商売だからしかたがないとは言え、こっちはあくまでもクリスマスでなくて「誕生日祝い」なんだけどなぁ。そんなことお店に言ってもしかたがない。