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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日も特に予定はなかったので昼まで寝てようとしていたら、朝食を食べている隙に布団をあげられてしまったので、仕方なくソファで横になる。でも寝室の掃除が終わったらまた布団を敷いてくれたので、結局昼まで寝ていた。

昼食を終えた後、いい天気だしどこかにでも行こうか、と言うか今日開通したみなとみらい線に乗りに行こうか、と思ったが、どうにもこうにもまたまた何にもやる気が起きない。だらだらと布団に横になる。昨日はなんとか横浜までは行ったのだが、そのまますぐ帰ってきた。今日はどうしよう、などと頭の中でぐるぐる考えていた。

私が動く様子がないので、彼女は実家に電話をかけて家族の予定を聞いていた。彼女の家族はこれから散歩に行くので、出るときに電話をまたかけるという。そしてしばらくして電話がかかってきた。私はこのまま寝ていようか。そう思ったが、頭の中で「1、2、3」と数え、ダー、ではない、うりゃーという感じで飛び起きた。その様子に彼女はびっくりしたようだったが、自分で無意識に「今日も動けない」という自己暗示をかけているような気がしていたのを無理やり気力で振り切った、という感じだった。一度動けることを確認できれば後はスムーズに動く。てきぱきと着替えを済ませて外出の準備をし、彼女と一緒に家を出る。やはり最初の一歩なのだ。そしてその一歩は本当に病的な原因で踏み出せないときもあるが、心理的に自分で壁を作っていることもある。その壁をうちやぶるのだ。いついかなるときも。今日はそれができた。これを一つの自信とするのだ。

しかし、彼女の家族との散歩ははっきり言って疲れた。何が疲れるって、気疲れである。彼女と彼女のお母さんとお姉さんと姪。女3人集まればかしましくって、歩くにしても子供があっちへ行ったりこっちへ行ったりでなかなか前に進まない。我々は昼食を済ませたが彼女の家族はまだだったのでファミレスに入り、その後ぶらぶらと近くのSATYまで行く。この中でも3歩歩けば立ち止まってあれやこれや、また3歩歩けば…、という感じなのだ。自分の中ではさっさかさっさか先へ行きたいのだが、その心理にいちいちストップをかけられる。それが積もり積もるとなぜだか気疲れしてしまうのだ。

帰りは彼女の家族が家具屋へ寄るというので、私たちはそこで別れて近くのおいしい餃子屋へちょっと早い夕食を食べに行く。彼女に「疲れたよ」という話をすると「女の買い物ってあんなものよ」と言う。私は男4人兄弟、男社会で育ってきたので「女の中に男が1人」という状況に慣れてない。これから慣れないといかんなあ。私が関西人だからかどうかわからないが、常に先を急ぐ癖がある。「ゆっくり待つ心」が必要だ。

何にもやる気がおきない。

昼まで寝ていた。まあ、休みだしいいだろう。

今日はとりたててやることもない。しかしまあ、暇だからと言って寝てばかりいるのもなんなので、何か暇つぶしでもしたらいいのだが、それができない。何もやる気が起きないのだ。

とりあえずコンビニに行ってみた。私の好きな漫画家の特集の雑誌が出ていたので買った。ここ数年は漫画を買って読むということもあまりなかったが、「まんがタイム」とか「まんがライフ」系の4コマ雑誌は割りとすきで買っていた。その中でも特に好きだったのが、週刊モーニングで「OL進化論」も連載している秋月りすだった。秋月りすのまんがが載っている雑誌は目ざとく買っていたのだが、それももう1年以上途絶えていた。

秋月りすの特集号を買って家に帰り、読もうとした。しかし、途中までしか読めなかった。まんがすら読む集中力がなくなっているのだ。最近は本も読めない、まんがも読めない。できることと言えば寝ることか、あとはただぼ〜っとテレビを見るか音楽を聴くくらいだ。受動的なことしかできない。以前は暇があったら外へ出てなんだかんだウィンドウショッピングをしたり漫画喫茶へ行って何かの漫画を全巻読破したり、ということをしていたが、今は全くそういうことをしようという気も起こらない。自分の好きなことすら気乗りがしなくて体が動かないのだ。

いったいどうしたことだろう。どうしたことも何も、それはうつ病の症状の典型例なのだが、どうも自分自身で納得がいかない。カウンセラーにも言われたが、やはり病気になる前のアクティブだった頃の自分のイメージが自分の中にあるので「こんなはずじゃない」という思いがどうしても強く、自分で自分に納得がいかないのだろう。病気のせい、と言われて頭で納得できても体で納得できない感じだ。

15時くらいになって、横浜へ行って新しく開通した地下通路をちょっとだけ通ってみた。みなとみらい線がいよいよ明日から開通するのだが、それに通じる地下通路はもう通れる。「行ってみたい」という強い欲求にしたがって行動したのでなく、「何もやらないとますますだめだ。何でもいいから体を動かさないと。どこでもいいから行ってみないと」という自分への思いからなんとか重い腰を上げていったのだ。重い腰、というか重い頭、という感じだったが。

しかし、せっかく横浜まで行ったものの、ちょこっと地下通路を通っただけですぐに帰ってきてしまった。せっかく横浜へ行ったのだから、新しく開通したところをもっと端から端までくまなく探検してみたり、大きな本屋でも服屋でもCDショップでも、どこでもいいからついでに行ってくればいいのに、とてもそんな気が起きなかった。ぼんやりする頭で、さっさと帰ってきてしまった。

家に帰るとウィルスメールが来ている。うちはウィルスバスター2004のパターンファイルを常に最新に更新しているのでウィルスにひっかっかったことはないが、ここ数ヶ月ウィルスは来てなかった。が、最近4日くらいにかけてたて続けにウィルスメールが来ている。トレンドマイクロのHPによると、1月26日からアメリカを中心に出回っているらしい。

夜になったが、テレビもつまらないし、2人でうだうだ時を過ごしている。何か有益なことをしないと時間がもったいないと思うのは貧乏性だろうか。それにしても今日だけでウィルスメールが4つも来ている。全部同じウィルスだ。やはり猛威を奮っているようだ。

昨日は必死の思いでやっと病院に行って、帰ってきたら夜までくたくただったので「もう明日は無理して行かなくていいや、休もう」とはじめから決めていた。ので朝から昼まで爆睡。11時半に起きて昼食のパンを買ってきて食べ、皮膚科に行った。

実は私はアトピー持ちなのだが、この季節は乾燥との戦いである。昔は全身の皮膚がひどくあれていて痒くてしかたがなかったが、ここ数年は安定している。しかし、最近唇とその周りが異常にあれてきて、唇もそのはしっこもひび割れて痛くなっていたのだ。おまけに目の周り、というか目のふちや目頭も痒い。皮膚科に行って症状を見てもらい、薬を出してもらう。唇に塗る薬は持っているので、目のふちに塗る薬だけだしてもらった。この「かゆい」というのはなかなかやっかいなのだ。「かゆい」は「痛い」より我慢できないのだ。

帰ってきてからまた寝てしまう。彼女はバイトが休みだが、子守りのために実家へ行ってしまった。そのまま歯医者に行って夜に帰ってくるというので、私は夜になったら昨日の残りのカレーを温めて食べる。皮膚科で「カレーなどの刺激物は避けてください」と言われたばかりであるが、いたしかたがない。塩やしょうゆの味の濃いものや柑橘類もよくないらしい。

夜は前に途中まで見た映画「ヤマカシ」の続きを見た。フランス映画だが、ノースタントのアクションが見ごたえがあってけっこうおもしろかった。そして久々にVOX ONEのCDをかけて聴く。今ではもう活動していないが、アメリカで活動していたアカペラグループで、日本人の松岡由美子という人もメンバーだ。その彼女がとあるMLに流したボーカルアンサンブルAのコンサート案内を読んで、なんと去年のコンサートに来てくれ、ご丁寧にアンケートまで書いてくれた。尼崎在住のメンバーが、その松岡さんのワークショップが1月に神戸であるのでちょうど先日急遽行ってきて報告してくれた。プロの人に直接いろいろ感想やアドバイスを聞けてよかった。コンサートの思わぬ収穫だった。

あさってはいよいよMM線が開通するが、その構内のきた通路やみなみ通路は明日から通れるようになるという。明日行ってこようかなあ。

今日、やっと病院に行けた。本当にがけっぷちだった。ザイルとギアがあれば懸垂下降で降りるところだが、無事に行けてなかったらそんな冗談も言ってられないところだった。なんとか這うようにして服を着替え、病院に行って診察。予約外だったがすいててすぐに呼ばれた。また薬が1錠増えた。どうしても調子が悪いときはがんばって行こうとしなくてもいいです、焦らないようにしてください、と言われた。焦ってるつもりはないのだが焦ってるのだろうか。動かないといけないのに動けない自分に歯がゆいというのは、すなわち焦っているのだろうか。

久しぶりにデイケアに出た。今年初めてだ。1月いっぱいで他の病院に移る心理のスタッフと最後のゲームをやった。もう何日か病院に行くのが遅れたら入れ違いになるところだった。今日行けてよかった。明日からも行けるといいのだが。帰ってきたらもうくたくただった。首と肩が凝りまくっている。相当体に力が入っているようだ。「リラックス、リラックス」を心がけなくては。入院中に効果があると知ったこのおまじないもすっかり忘れてしまっていた。

今日も朝起きれなかった。と言うか、いったん起きてPCに向かい、朝食を食べるのだがそれ以上動けない。抗えない力に引き寄せられるかのようにまた寝てしまった。「寝ちゃだめ」と彼女が言うが、もう体は動かない。体が動くようになったのは14時過ぎ。

私の主治医の外来は水曜日と木曜日だけ。今日を逃してしまったので、もう明日しかない。本当に明日しかない。明日行かないと、薬のストックも本当になくなってしまうし、今月中に書いてもらわないといけない、会社に提出する傷病手当金の書類も間に合わなくなる。予約外なので11時までに病院に行かなくては。9時過ぎには家を出なくては。本当にもうがけっぷちである。

しかし14時過ぎに動けるようになったので、とりあえずコンビニに行って弁当と雑誌を買ってきた。遅い昼食を食べて、買ってきた雑誌「週刊アスキー」を読んでると、PDA情報のページに「シグマリオン3用のFLASHプレーヤーをMobile Customで配布」とある。Mobile Customというのシグマリオン3付属のソフトとDoCoMoの専用サービスで、ここからシグマリオン3用の新しいソフトなどをダウンロードできる仕組みになっている。シグマリオン3はPDAにしては画面も800×400とでかく、ブラウザもかなり見やすいのでモバイルには非常に重宝している(でも最近使ってない)のだが、何せWindowsCEマシンゆえに機能の制限が多く、IEもFLASHは再生できなかった。この記事を読んでさっそく試してみたところ、みごとフラッシュ対応ページが表示できた。万歳である。

なんてのんびりしている場合ではない。明日こそ病院に行くのじゃ。