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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

今日なんとか彼女にたたき起こされて、一緒に病院に行き、診察を受けた。

もうずっとこんな状態が続いている。主治医は何度も「電気ショック療法」を勧めてくるが、ちょっと怖いので二の足を踏んでいる。

結局明日からまた入院することになった。帰って身支度をする。いろんな不安が押し寄せる。今回の入院は何ヶ月になるのだろうか。いつまでこんなことを繰り返すのか。貯金はどこまでもつのか。彼女は一人で大丈夫だろうか。

なんにもできなくてただ毎日寝てるだけの自分は、本来ならよけいなことは考えない方がいいはずだが、そうは言ってもいろんなことが気になる。

病院からネットできるだろうか。今まではPDAを持ち込んで、PHSカードでこっそりメールをしていたが、いなかの病院なので電波の入りが悪く、窓際のベッドでないと電波が入らない。今まで2回の入院はどちらも窓際のベッドだったのでなんとかなったが、明日からどうなるかわからない。

それに、PDAもまた使わせてもらえるかわからない。精神科の病棟では、患者の自殺を防ぐために、紐やコード類、それから刃物類の持込を一切禁止している。だがPDAをまともに使おうとしたら毎日充電しないといけない。乾電池で動くようなおもちゃではないのだ。そのACアダプターのコードを使わせてもらえない可能性があるのだ。前回、前々回の入院では、コードは看護婦預かりで、充電するときだけ出してもらい、使い終わるとまた返す、ということをやらせてもらっていた。しかし、少しずつその辺の規制も厳しくなりつつある。特定の患者だけに特別の対応はなるべくしないようになってるのだ。

心配事ばかり書いてもしかたがない。おとなしく腹をくくるか。

今日も1日何もできなかった。何をする気力もない。あいかわらず本も読めない。

夜になって夕飯を求めてふらふらと外に出た。今日は彼女はバイトのあと歯医者に行って遅くなるから別ごはんにする約束だった。近くのコンビニの前まで行ったが、コンビニ弁当はなんか自分が惨めだったので、駅前のラーメン屋まで歩くか、と歩き出した。が、途中で歩くのが嫌になって近くの路地に入って家に帰ろうとした。

自宅のすぐ近くだが普段通らない路地。その角に、こじゃれた居酒屋というかお食事どころというか、看板には「居食処」と書いてあったのだが、そういうお店を見つけた。自宅からほんの100メートルくらいなのに今までその存在を知らなかった。これはいいなと思っていったん自宅に帰り、彼女が帰って来るのを待って一緒に行った。いろんなメニューがあるのだが、韓国料理が基本らしい。石焼ビビンバとチヂミを頼んだ。けっこううまかった。他にも刺身やらピザやらいろんなメニューがあって、雰囲気もいいし、大勢で来るのもいいなと思った。しかし地元の人しか通らないような路地の中なので、果たして繁盛しているのだろうか。この店がつぶれないといいのだが。

昨日も今日も寝たきりですって、ええ。

新しく買った本を読もうとしても、2、3ページめくっただけですぐに読めなくなってしまう。面白そうな本なので、買ったときはあっという間に読んじゃうだろうな、と思った本が2冊も手元にある。何もする気力がなくて、そんな本も読めない。

ちなみに最近買った本とは、「言いまつがい」という本なのだが、糸井重里のHPもおもしろいからお薦めなのだ。

今日は日曜日で何も予定がない。こういう日に限って調子がよかったりすることもあるが、今日は最近の日々と同じく、朝も昼も寝っぱなし。18時を過ぎてようやく起きた。彼女はバイトが20時までで、昼に作ってくれておいたカレーを温めて食べる。

明日はどんな1日になるのだろうか。どうにかして3月中に復活したいものだが、この調子でいくとまた入院という手段しかなくなってしまう。入院するとPCも使えないし、メールもPDAでこっそり、と制限が多く、準備もめんどいから嫌なのだが。

今日は、いや今日も、というべきか。行けるような気がするのになぜか体は行こうとしない。朝も、今このまま家を出たら、と思いつつまた寝てしまった。昼、「今からでも行けるんじゃない?」という彼女の言葉に「うん」とうなずくものの、結局家を出ることはなかった。

もう今月もあと10日ちょいしかない。早くデイケアに顔を出して、カウンセラーとも話をしないといけないのに、いったい自分は何をやっているのか。