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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

と言っても日本代表のことではない。いや、そっちも盛り上がっているが、今日は別のバレー大会があったのだ。今日は神奈川県のデイケア対抗のバレー大会があり、今日から外泊の私も一緒に応援に行って帰ってきた。夕方になって家に帰ってきたらくたくたである。いったん荷物を家に置いてから再び家を出て横浜に出て、久しぶりに寿司を食べて足裏マッサージをして帰ってきた。足裏も久しぶりである。今日は彼女が友達の家に遊びに行っているので夜も暇だ。男子バレーを見ていたらカナダに負けてしまった。今日はバレーの日なのか。

ここ最近7時間くらい連続して眠れるようになってきた。とは言えまだベゲタミンAもイソブロもロヒプノール2mgも飲んでやっと7時間眠れているから、まだまだ睡眠障害としてはかなり強い方だろう。テンションが上がりすぎて躁になることはなくなってきた。今日もハッスル(死語?)したが、テンションは上がりすぎることはなかった。今回の外泊も3泊4日で、月曜日に病院に戻る。特に問題がなければ来週中には退院できる見込みだ。やっとここまできた。ここに来て焦ってはいけない。ゆっくりと行こう。

昨日は0時前に寝て、起きたのは5時半。5時間半の睡眠だ。もう少し長く眠りたいが、そこで追加眠剤を飲むと寝すぎになってしまう。前より熟睡できているので体は楽だ。朝から「冬のソナタ」の第5話を観た。

昨日テレビのCMで、プレステ2用のゲーム「Eye Toy Play」でダイエット、というのを観て、これだ〜と思い、今日の午前中に買ってきて遊ぶ。う〜ん、おもしれぇ。技術的に何をどうやっているのかも気になるが、とにかくおもしろい。バーチャルリアリティーなのだ。カメラに写った自分がテレビの中にいて、それと合成される映像で遊ぶのだ。すごいのだ。

彼女がバイトに行ってから、午後からまたEye Toy Playをやる。あまりやると疲れるので今度は「冬のソナタ」の第6話を観た。おもいきりくさいストーリーだが、う〜んはまってしまっている。続きが気になるのだ。そしてその後はまたEye Toy Playだ。ああこれの無限ループか。第7話まで観てしまった。

今日は夕飯を自分が作ることになっていたので、ナスをいためてミートソースにからめ、パスタをゆでる。今朝届いたばかりのパスタ用鍋を試してみたのだが、蓋がなかなかしまらなくてちょっと危なかった。ゆだった鍋に、カップ焼きそばの湯きり口のような穴の開いた蓋をしてロックし、そのまま湯きりができるという鍋を通販で買ったのだが、その肝心の蓋がなかなかしまらなくて、ゆだった鍋がぶっとびそうでちょっと危なかったのだ。これはせっかく買ったけど危なくて使い物にならんなあ。

夜に彼女と2人でEye Toy Playをやってみる。うむ、非常に楽しい。よくできてるわ、このゲーム。

昨日は6時間弱連続して眠れた。早朝に目は覚めたものの、頭はものすごくすっきりして心はおだやかだった。彼女が起きてくるまでネットで会員向け無料配信されている「冬のソナタ」の第3話と第4話を観た。あいかわらず「くっさ〜」というストーリーであるが、なんだかはまってしまうのだ。

彼女が起きてきて朝食を食べ、洗濯物を干したら2人でお出かけ。久しぶりにカレーミュージアムに行くのだ。ゴールデンウィークに行ったら長蛇の列であきらめたのだった。

関内の駅を降りてから、いつも通る地下街を通りたくなかった。「上から行こう」そう言って信号を渡った。そう、あの日の帰りに地下街の携帯屋で携帯を衝動買い、というか機種変更してしまったのだ。あのときくらいから自分はおかしくなっていたのだ。躁になっていたのだ。頭がおかしくなっていた自分を思い出したくない、そんな深層心理が働いたのだろうか。

カレーミュージアムは開店した直後で行列はできてたもののスムーズに進み、10分ほどで店内に入ることができた。前々から入りたいと思っていた「パク森」に入ったものの、2人の感想は今まで入った店と比べるとちょっと、という感じだった。

その後横浜で買い物をして帰った。少し疲れているような気がしたが、Webカメラで目の前のモニタに映し出される自分の顔はそんなに疲れてなさそうに見える。彼女もそう言う。なんというか、疲れている、と言っても「くたくた」というのではなく、力が抜けた、というか、そう、自律訓練法をやって手足の重量感を感じてだら〜んとなった、そういう感覚に近い気がする。

夕飯を食べる頃になるとそれはおさまったが、テレビで拉致被害者の家族の報道を見て憤ったり泣きそうになったり、そして何もないのにいきなり笑いがとまらなくなったり、ちょっと感情の起伏が少し大きくなっていた。少し躁がまだ入っているのかもしれない。躁のときは感情の起伏が激しくなる。2週間前の友人の結婚式では、最後の「新婦から父への手紙」の場面で泣き出してしまって、式が終わってもしばらくはぐすんぐすん泣いていた。「新婦の父親か〜?」と友人に言われたが、自分がこんな状態だから彼女にこんなちゃんとした結婚式もしてやれなくて、と思ったら涙が止まらなくなったのだった。

夜はまったりとしてテレビを観て過ごしたりしたのであった。

今日、会社へ行って人事部の人と面接してきた。

自分の直近の状態を伝え、そして人事部の人から復職に向けての手続きについて説明された。自分が思っていた以上にいくつものステップがあり、自分も慎重にしないといけないが、会社側もかなり慎重にしているようだった。

まず、今は入院中なので、退院したらその時点での診断書を持って、もう一度人事部の人と面接をしなければならない。そしてその次に会社の産業医(心療内科)と面接をしなければならない。最後に自分が復帰する部署の部長と面接をしなければいけない。これらをクリアして、やっと復職できる。復職時には会社所定の書式の診断書を主治医に書いてもらわないといけないが、これがものすごく細かいことまで書くようになっているらしいのだ。と言うのも診断書の書式を医者にまかせると、おおざっぱすぎて、具体的にどういう場合に、何をどんな風に気をつけたらいいのか、とにかくそういう細かいところまで患者(社員)の情報がほしい、というわけである。社員のことを本当によく考えている証拠である。順調に行けば復職は夏真っ盛りの8月頃か。

しかし、復帰しても自分はもう前のようにばりばり働けない。病気が完治して戻ってきたのではなく、こころの病というハンディキャップを背負って戻ってくることになった、だからその点の配慮をお願いしたい、そういうことを人事部に正直に話した。精神障害者保険福祉手帳を申請したことも話した。うちの会社は障害者をたくさん雇用している。精神障害者に関しては企業の雇用義務はない。(身体障害者と知的障害者に関しては、企業は従業員の数に応じて一定数の障害者を雇用しないといけなく、一定数に満たない分はペナルティを払わなければならない、という法律があるが、精神障害者はまだ蚊帳の外である)しかし、うちの会社は2年ほど前に精神障害者を対象に10人の募集をかけた、というくらい進んでいるのだ。こういうハンディキャップを持ってしまった社員を受け入れてほしい、という願いは通じるはずだ。

とにかく、今は焦らずにゆっくりと回復を待つのみである。まだちょっと躁気味で、下手すると突っ走ろうとする傾向がある。

5月11日火曜日のことである。久々に8時間も熟睡できて朝目覚めたら、体が軽く、心も穏やかで、数年ぶりに心にかかっていた霧が晴れたような気がした。元気になっていろんな人と話すようになり、以前のように頭が速く回転し、話をしていても言葉がぽんぽん出てくるようになった。そしてその状態は先週いっぱい続いた。今までとは違う。これは一歩前進した。今度こそいけるかも。そんな感じだ。今の調子が続けば早くて今月いっぱい、遅くとも来月いっぱいには退院できる見通しである。そして退院して1ヶ月くらい様子を見て復職できそうである。明後日の火曜日に会社に行って、復職に向けて人事部と面接をする予定である。

しかしながらこういう病気は再発性が高い。今回よくなったからと言って、いつまた調子を崩すかわからない。いくら自分で気をつけていても、季節の変わり目などにホルモンのバランスが崩れたりして調子が悪くなることはいくらでもあることだそうだ。いつ爆発するかわからない爆弾を抱え込んでしまったようなものだ。だから私はもう以前の私ではない。前の私には戻れないのだ。今まで「なんとかしてこの病気が治らないかなあ、いつになったら治るのかなあ」と思っていたが、これからは「治そう」というのではなく、「うまく病気とつきあって生きていこう」、そういう考え方になった。

そして私は「精神障害者保険福祉手帳」を取ることになった。主治医に書いてもらった診断書を持って明日区役所に行って手続きをしてくるつもりだ。つまりそれは、「こころの病気」というハンディキャップを持った「精神障害者」として生きていくことになったことを意味する。なった、というか自分で選択したのだが。

これからは障害者の立場から「こころのバリアフリー」を提唱していこうと考えている。退院して落ち着いたらもう一つHPを立ち上げようかなあとも思っている。精神的な病気を持った人にとっての一番の障壁(バリア)とは何か。それは「社会の人々の偏見、理解のなさ」である。車椅子の人には優しくできても、どうしてこころの病気の人には優しくできないのか。そういうことを綴っていこうかと思っている。

とりあえず今日は、彼女が仕事から帰ってきたら久しぶりに焼肉を食べに行くことにしているので、それが楽しみである。彼女の仕事が終わるまで、冬のソナタを見ていたところだ。実は先月ついに光ファイバーがうちに来たのだ。有線ブロードネットワークのBROAD-GATE01である。うちは無線LANだが、有線で実効速度を計測してみたら54Mbpsも出て超感激である。無線だとさすがに10数Mbpsに落ちるが、それでも充分である。そしてUSENが今、BROAD-GATE01加入者を対象に「冬のソナタ」全20編を無料配信しているのだ。それを観ていたのだが、Windows Media Player でノンフレームモードにすれば、まるで液晶画面がテレビになる。それで冬のソナタを観ていたのだ。みんな言っているが、はっきり言って「くっさ〜」というドラマである。しかしはまってしまいそう。