TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

また調子悪い。

今日はデイケアに行くつもりだったのに、朝目が覚めても起きる気がしない。起きて朝食のコーンフレークを食べてもそれ以上動く気がしない。結局何もできずに時間が過ぎていった。「行かなければ」そう思うとよけい体が動かなくなる。「自分はこれから何をどうしたらいいのだろう」不安がまたいっそう強くなる。しばらく不安感はおさまっていたのに。

夜、全国高校ウォーターボーイズ選手権を見て感動した。若いっていいなあ。

今週の火曜日の診察のあとにデイケアに参加した後、これからはまたデイケアに行こう、と思った。日記にもそう書いた。でも実際には行っていない。行けていない。

水曜日、前の晩に「明日は起きてデイケアに行くぞ」そう思って寝たのだが、起きていざ行こうとしたらダメだった。「行こう」というのが自分の中では「行かなくては」というものにすり替わり、無意識のうちにプレッシャーになっている。結局その繰り返しなのだ。今週はまた前と同じようにあまり家から出なかった。しかしまあ、以前ほどの不安感に襲われることはなくなった。焦ってはだめだ。

今日も昼過ぎまで低調だったのだが、ようやく涼しくなったし、「よし散歩に行くぞ」と決めて彼女と一緒に夕方から散歩に出かけた。40分くらい歩いただろうか。みなとみらいの臨港パークにやってきてしばらく海を見て過ごした。海面上で何匹もの魚がぴちぴちはねている。トビウオ?あんなに魚がはねているのは初めて見た。

疲れたので帰りは電車で帰ることにした。体重はどんどん増えてトトロのような体になってしまっているのだが、毎日家にいるので体力はめっきり落ちて、これだけ歩いただけで足の付け根が痛い。桜木町の「餃子の王将」に寄って久しぶりに王将の餃子を食べた。懐かしい味だった。

横浜でレンタルCDに寄り、映画「ホテルビーナス」のサントラを借りた。先日デイケアで観たときに、いい曲がいっぱい使われているなあ、と思ったのでサントラを借りてきたのだ。しかし、帰ってきて聴いてみると、私が一番聴きたかった曲が入ってない。サイという少女が出て行って、彼女を草なぎが探しまわっているときの曲なのだが、多分Love Psychedelicoの曲だと思うのに入ってない。ネットで検索しまくって、ようやくLove Psychedelicoの「These Days」という曲だということが判明。ベスト盤に入っているようなので今度また借りてこよう。

今日は診察だった。

前回はどうしても動けなくて彼女に代わりに行ってもらった。今日は何回も揺り起こされて、なんとか起きて家を出た。ここ1週間くらいは調子がよいのだが、なぜか診察に行かないといけない、というときに動けなくなる。プレッシャーを感じるのだ。昨日の晩からプレッシャーを感じていた。なんなんだろう、これは。

病院はけっこう混んでいて、椅子に座って待つこともできなかった。以前の入院で知り合った人が2人いたので、立ち話をしながら待っていた。外来に来るたびに知り合いに会う。行きのバスでも1回目の入院のときに同じだった女性と一緒になった。私もこの病院に3回も入院しているので知り合いが増えた。なんてったって精神科はリピーターが多いのだ。

診察では、ずっと調子が悪かったがここ1週間くらいは安定していることを話すと、とりあえず様子を見ましょう、ということになった。あまり調子が悪い状態が続くと入院もやむなし、と思っていたが、なんとかそれは回避できた。

診察後、久々にデイケアに顔を出した。今日の午後はビデオ鑑賞。前に彼女と観た「ホテル・ヴィーナス」を観た。前に観たから帰ろうかな、とも思ったが、せっかく来たからと思ってみんなと一緒に観た。いい映画は何回観てもよい。

帰ってきたらなんだか疲れてしまった。だけど、なんだかリズムをつかめそうな気がする。動くまでがしんどいのだが、一度動いてしまえばなんとかなるものだ。今までひきこもり気味だったが、最近の調子だとまたデイケアに通えそうだ。明日から無理のない範囲で通うことにした。がんばって起きよう。

今日は会社の健康管理室へ行って、嘱託医と2回目の面接をした。

嘱託医とはそんなにたくさん話をしたわけではないのだが、前回と今回の話をしているだけで、「背中に背負っているものが重たい」と言われた。やはり私はいつも空回りしているのだ。いつも勝手に悪循環に陥っているのだ。

どの本を読んでも、うつ病の治療の基本は投薬と休息であると書いてある。もうこんなに休んでちゃんと薬も飲んでいるのに、なんで治らないんだ。ずっとそう思っている。だがそれがかえって自分にプレッシャーを与えているようだ。「何がなんでも治さねば」という「ねばならない」ができてしまっている。これは病院のカウンセラーにもさんざん指摘されたことなのに、やはり自分でわかっていない。自分で荷物を抱え込んでいるのだ。もっと開き直れれば、というか、軽くできたらいいのだろうが。

「会社に復帰することと病気を治すことは違うから」と嘱託医は言う。しかし、病気が完全によくならないのに復職させてもらえるのか。それが自分にとって疑問なのだ。

今年の5月はじめ、入院中の私は一晩で躁転した。そして2週間くらいしてノーマルな状態に落ち着いたとき、「この状態が続けば復職できる」と思った。そして会社の人事部と相談したのだ。その際に言われた復職の手続きの中で、「復職の前に3ヶ月の仮出社期間を設ける。その間にぶり返すようなことがあると、復職を認めない。完全に病気が治った状態でないと復職できない」というようなことを言われたのだ。

だから私は嘱託医に、そのことを伝えた。人事部からは完全によくなってから、ということを言われてるのですが、どうすればいいのか。嘱託医と人事部は完全に意思疎通されているわけではないようだ。「その辺の基準はまだきっちりと固まってないはずだが…」と言われた。実際、嘱託医が見てきたなかで私のように休職から復帰した人も、完璧にできた人は少なく、スタートで多少つまづいたり、途中でちょっとへばったり(このパターンが多いそうだ)、そうやってなんとか軌道に乗っていくものらしい。しかしまあ、最終的にはほとんどの人が復帰できているそうなのだ。

残念ながら私は退院して一週間で鬱に落ちてしまった。今の状態では復職に向けて具体的に動くことはできない。しかしタイムリミットは近づいてくる。ラストチャンスで入院するか何かしてとりあえず状態を安定させて、なんとか仮出社にこぎつける、というシナリオでいくしかないか。

ところでその嘱託医はちょっと変わった人なのだ。神経科の医者ということなのだがあまり医者っぽくなく、どちらかと言うと心理療法士に近いような印象を受ける。そして今日は、鬱を治すのに光療法を勧めてきた。光療法とはうつ病の治療法の一つなのだが、日本ではあまり行われていない。「主治医に話すと反対されるだろうけどね」と言いつつ、光療法用の照明器具が海外の製品であるから、と紹介してくれた。「ちょっと怪しいところが輸入しているんだけどね」と言う。大丈夫なのだろうか。「効く人にとっては抜群の効果がある。ただ躁転してしまうこともある」と言うのだが。

いかん、また最近日記を書くのをさぼっている。とは言えあまり書くこともないのだが。調子は相変わらずあまりよくもない。めちゃくちゃ悪いということもないが、外に出るのが非常におっくうだ。出てしまえばなんとか体が動くこともあるが、出てから調子を崩して困ることもある。

台風の影響が凄いようだ。西日本はかなり大変なことになっているみたいなのだが、横浜は幸い雨が断続的に降ったり少し風が強いくらいで済んでいる。

夜、テレビを観ているといきなり電気が消えて暗くなった。停電か?台風の影響か?などと思ったが、よく見ると消えているのはリビングの蛍光灯だけで、テレビもオーディオもついている。蛍光灯のひもを引っ張ってみると、豆球はつくが蛍光灯は2本ともつかない。どうやらグロウがやられたようだ。買ってきて交換すればいいのだろうが、実はうちはこのリビングだけ天井が異様に高く、うちにある踏み台に乗っても背が届かないのだ。この蛍光灯を取り付けたときは、彼女の実家から脚立を借りてきたのだった。また借りてこなくては。この際だから脚立を買うか、とも思ってちょっとネットで値段を調べてみたが、1万円くらいしたりして、めったに使わないし置き場所にも困るのでやっぱ買うのはやめた。

明日はお天気はよさそうだが、金曜日くらいにまた崩れるらしい。次の台風も近づいているようだ。また台風の被害が大きくならなければいいのだが。