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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:メンタルヘルス

昨日は21時半に寝た。よく眠れた。夜中1回目が覚めたら3時半だった。スマホのスマートウォッチと連動したアプリでは「夜中目が覚めても時計を見ないでください」と毎日変わるアドバイスに表示されるが、つい確認してしまう。朝方になって、まぶたを閉じているけどトトノエライトがもう明るいのがわかるぞ、と思って目を開けたらまだ光ってなかった。幻の光か。7時半に目覚ましで起床。「徐々に明るくなって、徐々に体が起きていく、目が覚めていく」という感じはないが、とにかく朝に光を浴びるのがいいのだ。

今日も元気に出勤して仕事。急ぎで頼まれた作業をやっていると、係長が「みんな集まって」と言う。なにごとかと思ったら、単にうちの職員がオンラインで研修をやるので(こっちが講師)、その内容がためになるのでみんなで聞きましょう、ということだった。その職員の周りに集まって、カメラに写り込まないように気をつけてみんなで聞いていたが、確かにためになった。

午後も午前中の作業の続きで、それが終わったら、次はちょっと放ったらかしになっていた仕事をした。昨日までやっていた資料の調査は今日はできなかったが、まあ明日がある。同僚にわからないことを聞きたかったが、出張でいなかった。隣りに座っているこの同僚は、今の業務に関してものすごい知識量で、彼に聞かないとわからないことがいっぱいあるのに、年数から考えると間違いなく今年で異動になる。それは困るから、できる限りのことは引き継がないと。

少数精鋭の今のセクションだが、それだけに属人的なところが多い。誰かが抜けたら大変だと思うのだが、それでもそれなりに組織は回るから不思議である。

昨日は21時半に寝た。昨日も赤い光を浴びて寝たのだが、寝付くのに少し時間がかかったような気がする。前日はトトノエライトの設定を、7時から光り始めて徐々に明るくなり、7時半にアラームが鳴るようにしていたが、ちょっと変えてみた。光り始めるのはアラームの30分前より早くできない。それだと30分しか光を浴びれない。だが、アラームの音は鳴らさないという設定ができる(もはやアラームではないが)。そこで、6時半から光り始めて7時に最も明るくなり、そのまま光り続けて7時半は普通の目覚ましで起きるようにした。これで1時間光を浴びれる。

うーん、うまくいったかどうかわからない。ああ、明るくなってるや~とまどろみながら思って、7時半の目覚ましで起きたのだが、少し眠いのかしんどいのか。「スッキリ!」とはいかなかった。1日だけで早くも疲れが溜まったか。

出勤して仕事する。先日からやっている、業者さんからあるものの保守を引き継ぐお仕事。資料を読んだり資料を読んだり資料を読んだり、いろんなフォルダを漁って中身を見たり、リモートデスクトップで他のPCに入って中がどうなっているか探索したりラジバンダリ(古い)。はあ、これは大変だわ。もっと詳しい資料がないか業者さんに出してもらいたいと思っているが、なんだかなさそうだなあ。自力でなんとかするしかないのか。資料と現在の状態が食い違っているのは、よくあること過ぎる。

昼休みにPCの話になったが、私ともうひとり同年代の職員が昔話をし始めたら、他の職員が「へー!」という状態に。今の職場で活躍しているのは20代と30代前半のメンバーで、昔のPC環境のことは思った以上に知らないようだ。

以下、職員A、職員B:20代の職員
職員X:同年代の職員

私「今はUSBでなんでも繋がるからいいよね」
職員A「そうなんですか」
私「昔はデバイスによって接続する規格が違って、ハードディスクはSCSI、プリンターはパラレル、通信はRS-232C、キーボードやマウスはPS/2とか」
職員A「そんなにいろいろあったんですか」
私「USBというものが発明されて、この辺の環境はがらっと変わった。便利になった」

その後Windowsの話題に。

私「昔はWindows NTとかMeとかいろいろあって」
職員A「聞いたことないです」
私「NTは私が学生時代にリリースされたから、1993年とかそれくらいかなあ」
職員A「生まれてないです。あと、Windows miniですか?」
私「いやいや、Meと書いてミーと読む。Windows史上最低のOSだった。あとWindows CEというのもあってな」
職員A「聞いたことないです」
私「普通のPCでなく、ハンドヘルドPCという、スマホの元祖の元祖みたいなハードウェアで動く、なんちゃってWindowsなんだが」
職員B「(ネットで調べたらしく)本当だ!電子辞書みたい」
職員A「キーボードめっちゃ小さいですね」
私「おう、むっちゃ打ちにくかった」
職員A「これ、どうやって通信するんですか?」
私「ドコモからP-in Compactというコンパクトフラッシュ型のPHSが出ていて、それで通信したんだよ」
職員B「PHS?」
私「昔はダイヤルアップと言って、電話回線でインターネットに繋いでいたんだよ」
みんな「えー!電話で?」
職員A「ADSLというやつですよね」
私「いや、ADSLはまだ進化した方で、その前はもっと低速だった」
職員X「ピー、ガガガってFAXみたいな音がしたんだよ」
みんな「ふーん」
職員A「コンパクトフラッシュというのは?」
私「ああ、それももう使わないんだ。記録メディアだったんだけど、今ではUSBメモリーとかSDカードしか使わなくなったな」
職員A「いろいろあったんですか」
私「そう、いろんなメディアが乱立していて、カードリーダーと言っていろんな種類のメディアを挿せるのがあった」
職員X「その前はMOとかあったよね」
私「あー懐かしいなあ。MOはけっこう使われましたよね」
職員X「その前はフロッピーで」
職員A「フロッピーと何が違うんですか?」
私「容量が全然違う。MOは何MBだったか忘れたけど、フロッピーは1MBちょっとしか入らなかった」
職員A「そんな少ないんですか」
職員B「MOって、音楽のMDみたいなものですか?」
私「そうだね。昔のフロッピーがカセットテープだとしたら、MOはMDみたいなものかなあ」
職員A「フロッピーディスク、使ったことないです」
職員X「昔のパソコンにはフロッピーを入れるところが2箇所あって、フロッピーを入れないと動かなかったんですよ」
みんな「え?なんで?」
私「MS-DOSと言ってね、フロッピーからOSを起動していたんだ。もう1枚のフロッピーがデータ用」
職員A「OSをディスクから?」
私「うん、今ではUSBメモリーからLinuxを起動できたりするけど、そんなものだね」
職員A「なんでわざわざフロッピーから起動するんですか?」
私「ハードディスクというものが内蔵されていなかったからだよ」
みんな「ハードディスクがない!」
私「そう。私が学生時代に買ったパソコンも内蔵ハードディスクがなかったから、外付けのやつを買ったんだけど、130MBで10万円した」
みんな「・・・」

というようなところで雑談は終わった。「歴史の授業でしたね」と職員Aには言われたのだが、本当に若いんだなあ。今ではExcelとかWordの保存ボタンに描かれているアイコンが、何の絵かわからない若者が多いという。「フロッピーディスク」は死語か。

そして午後も同じように調べて調べて終わったのだ。ちょっとこれは。もし資料がもうないんだったら、追加で作ってもらわないといかんな。はあ。

昨日は21時半に寝た。さっそくトトノエライトを使ってみる。赤い光を1時間で切れるようにして寝た。音楽も最近では一番催眠効果が高いロシアの教会音楽をかけてみた。よく眠れたのだが、最近はよく眠れていることが多いので、効果があったかどうかはわからない。

朝は早くに目が覚めてしまった。自分の状態を観察する。今日は動けそうだ。6時頃だったが、もう起きてしまおうかと思ったが、トトノエライトを試してみないといかん。7時15分からだんだん明るくなって7時半にアラームが鳴るようにしている。結局アラームが鳴るまで布団の中にいた。かなり明るい。これはいいかもしれない。今日みたいに自然に目が覚めるのでなく、調子が良くない時にどれくらいの効果があるだろう。寝室は遮光カーテンで、朝になっても真っ暗なのでかなり期待できるかもしれない。

出勤して仕事をする。体調は大丈夫なようだ。先週の水曜日に休暇を使い切ったので、木曜と金曜は欠勤になるはずだ。勤務管理簿にどう書けばいいのか、事務のお姉さまに聞いた。正式な職員は勤怠管理はシステム化されている。今どき当たり前だが、会計年度任用職員は手書きなのだ。休暇の申請も手書き。欠勤の場合は「私傷病欠勤」と書いてください、と言われた。そして「欠勤した、欠勤が多かったからと言って、再度任用(いわゆる契約更新)ができなくなるということはないので安心してください」と言われた。ジョブコーチにも言われていたが、もう一度言われると安心する。大事なことだから2回言いましたよ、は正しい。

しかしまあ、仕事をしていて頭を抱えた。業者さんから取り寄せた資料をずっと読んだりファイルシステムを漁っていろんなファイルの中を見ているのだが、あちこち足りないものがあるなあと思っていたが、それ以前に丸ごとドキュメントがない部分がある。こ、こ、これは?なんとなくであるが、この部分は全く資料がなさそうな感じだ。

頭を抱えたまま今日は終わって帰ってきた。明日同僚に確認してもらおう。

昨日は21時半に寝た。昨日は眠れた。朝目が覚めたがやっぱり動けない。でも今日は8時45分に起きれた。昨日までよりは早い方か。

今日は昨日よりは調子がいい。午前中から寝てない。昨日の夜に注文した光療法のライトが早くに来たので、喜んでいじっていたら昼になった。

昼過ぎに買い物に出かけた。私のカップ麺の在庫が少なくなったので買い出しである。5日ぶりに外に出た。う~ん不健康。いや、健康ではないのだが。私の昼ごはんはラーメンと憲法で決まっているのだが、毎日家にいるからどんどん減ってしまった。安いカップ麺の多いローソンストア100に行って、まいばすけっとで妻に頼まれたお買い物をして帰ってきた。せっかくだからウォーキングもしたいと思って遠回りして歩いたが、そんなにたいした距離ではなかった。もうちょっと足を伸ばせばよかった。

今日は比較的落ち着いて過ごせた。回復してきたのかどうかは、明日になってみないとわからない。さあ、どうなっているだろうか。光療法のライトの効果を信じるのだ。プラセボでもいいから信じるのだ。「プラセボでもいいから」と言ってる人間にプラセボ効果はあるのだろうか。

どうでもいい話だが「プラセボ」なのか「プラシボ」なのか「プラシーボ」なのかわからないのでGoogleで検索してみたら、「プラセボ」が214万件、「プラシボ」が99,300件、「プラシーボが」867,000件。「プラセボ」が一番メジャーらしい。

ずっと調子が悪くて仕事を休んでいるが、この時期は毎年しんどいからがまんするしかない、と手をこまねいているわけにはいかない。前回の診察で光療法を主治医に勧められたので、それを試してみることにした。攻めの治療をしなければ。光療法のための照明器具を購入することにして、昨日の夜にAmazonでいろいろ調べてポチった。

光療法は日照時間の短い北欧では盛んに行われているが、日本ではあまり勧める医師はいないと聞いた記憶がある。しかし、今の主治医もその前の主治医も勧めてきたし、そもそも前の主治医は入院していた病院の医師なのだが、病棟に光療法のライトを置いてみんなで浴びていたくらいである。活用しているところは活用している。

光療法のための照明器具を購入するのは、実は4回目である。最初のはもう15年くらい前に使っていた「サンライズクロック」というもので、アラームをセットすると、それより前の時間から徐々に明るくなっていって、セットした時刻に一番明るくなってアラームが鳴るというものだ。愛用していたが、照度はそれほどでもなく普通の照明器具だった。壊れてしまったのでその手の機器はしばらく使っていなかった。

2015年に入院したとき、前述の通り病棟で光療法をやっていて、私は個人的にこれは効果があると思ったので、入院中にものすごく簡易なものを買ったが、あまりにもちゃちいので、すぐ使わなくなってしまった。そこでどういう器具を買ったらいいか主治医に聞いてみた。光療法は1万ルクスの光を必要とする。当時は光療法用の照明器具は日本では手に入らなかったので、主治医に教えてもらった機種をアメリカのAmazonで購入した。玄関先で関税を取られたよ。

退院後もしばらくは朝しばらくその明かりを浴びるということをやっていたが、だんだんやらなくなり、どでかい電気スタンドみたいな形でかなり場所を取るので、結局しまってしまった。それっきりである。

前回の診察で、主治医から「最近ではいろいろその手のものが出ていて、Amazonでも簡単に手に入る」と聞いたので、昨日調べてみたら、たしかにたくさんあるが、ちょっと胡散臭い国のものが多い。値段は3千円台からあるが、アラーム機能がなかったりする。安物買いの銭失いになってもいかん。病気の治療のために使うのだからそんなところでケチってはいかんだろうと思って、国産(と書いてあったが本当かなあ)の3万円くらいするやつを夜に注文したら、今朝10時前に届いた。はや~い。やはりAmazonプライムに入っているとお急ぎ便が無料で使えるので便利。

購入したのは、moonmoonというメーカー?ブランド?の「トトノエライト」という製品。サクラチェッカーでもサクラ度0%だった。

moonmoon トトノエライト 光目覚まし時計 ( アイボリー / ナイトライト ) 大音量アラーム デジタル時計 / 睡眠改善 快眠 安眠 / 朝日 太陽光 / スマホ連動

開封の儀。箱はこんなの。「ちっちゃ」と思った。

箱

本体を取り出してみると、さらに「ちっちゃ」と思った。比較のためにボールペンを置いてみたが、手のひらサイズである。しかしこいつ、2万ルクスの光を出せるらしい。

本体

さっそくセッティングしてみる。スマホのアプリと連動できるので、スマホにアプリをインストールし、本体を電源に接続してBluetoothで接続。あっさり繋がったと思ったら、表示されていた時刻が現在時刻に変わった。スマホがセットしてくれるのだ。便利~。

スマホの設定画面

このアプリからライトをオン・オフしたり、アラームの時刻やスヌーズやら、何分前から明るくなるかなど、いろいろ設定できるのだ。さらに本体自体がWi-Fiに接続して、本体のアップデートまで自動で行うらしい。進化してるのだ。こんなちっこいものが3万円?と思ったが、まあいろいろ便利だから許そう。

スマホのアプリ画面

照明を試してみた。消灯時はこんなもの。時刻が表示されてる(消すこともできる)。

消灯の状態

ここから3段階に明るくできるのだが、

第1段階

第2段階

第3段階

はっはっは。これじゃさっぱりわからんな。周りが暗くなっていっているだけのような気がするが、これはカメラが自動的に露出を調整しているからで、実際には周りの明るさは変わらなくて、照明がどんどん明るくなっているのだ。無理やり露出を調整した写真を撮ると、

第3段階・露出調整

真っ白だ。なんにも写らん。「まーぶしーすぎーるあーさひー」という平井堅の歌を思い出す。

赤い光も出せる。これはおやすみの時に使うらしい。徐々に眠りにつけるように、セットした時刻に自動的に消灯する。これは他の機種にはない特徴だ。「赤ちゃんの寝かしつけに活躍」が強調されている。この用途は確かに他にはない。これも試してみようかな。

赤い光

これで明日から朝日とともに爽やかに起きて動けるだろうか。