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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:入院生活

昨日の夜は22:00の巡回のときには目が覚めていたので、寝つくのに1時間はかかったと思う。一度寝入ってから目が覚めたのは23:30頃だっただろうか。追加眠剤を飲んでまた寝ようとした。なんか今度は眠気がぜんぜん来ない。0:10分頃2回目の眠剤をもらって飲んだ。やはり眠れない。眠れないのでハンドヘルドPCを出して遊んでたら、1:00の巡回で看護士に注意された。「そんなことやってると、よけい眠れないですよ。横になるだけでもいいからじっと休んでください」とのこと。そういやヒーリングのCDを昨日持ってきたんだ、と思い出し、寝ながら聞いていると、これが効果抜群。いつの間にやら眠ってしまっていた。夜中に目が覚めたが、もう一度そのCDを聞きながら寝ると、また眠れた。でもまた目が覚める。う~ん、なんかいたちごっこだ。

今日はたまりにたまった洗濯をしようと思っていたのに、朝からどしゃぶり。困ったなあ、外に干せないや。乾燥機もあるけどお金かかるし。洗濯機も1回100円也。みんなどうしてるか聞いてみると、いろいろ工夫して部屋の中に干してるみたい。私も苦難の末、角ハンガーを窓の鍵のところにひっかけることに成功した。

昨日からくしゃみが連発して、鼻水も止まらない。のども少しいがらっぽい。当直の医者に言うと、体温と血圧を計って、喉の状態を見てくれた。熱はないが、喉頭が少し赤くなっていて、風邪の初期症状っぽいらしい。10:30に内科の医師が回診に来るので、そのときに薬を処方してもらえるそうだ。

洗濯を終えて窓にひっかけた角ハンガーに干すが、長ズボンやら短パンやら大きめのものが干しにくい。いろいろ悪戦苦闘した末、なんとか全部ひっかけることができた。

その後は日課であるオカリナを吹きにいつもの丘へ。またEさんが先に来ている。最近ここでのEさんとのデートが日課となりつつある。デートとはいってもEさんは二人の子持ちなのでこれから何か期待することは無理なんだが。というか、この病棟内でそういうことは考えてはいけないのだ。退院したS美さんが「彼氏がほしいんだけどねぇ」とため息をついていたときに、みんな口をそろえて「相手は健常者じゃないとだめだよ」とのたまっていた。こういう病気どうしでくっつくと、二人そろって落ちたときが危ないのだ。中年女性のKさんが言うには「優しいだけの人じゃだめだよ。思いやりがある人じゃないと。思いやりのある人は優しいけど、優しい人が思いやりがあるとは限らないからね」そういうもんなのだろうか。「健常者で病気に理解があって思いやりのある人」自分たちのような病気を持った人の相方となる人の必要条件だそうだ。私もそういう人をどこかで見つけられるだろうか。そもそも普通でさえ相手には「健康な人」ってのを望むのが当たり前なのに、自分が病気で相手は健康な人がいいってのは虫がよすぎるような気もするし、なかなか難しいだろう。特に「鬱状態」に陥ったときのつらさは、経験しないと絶対にわからない。健康な人と話していると、鬱状態を「憂鬱のひどい状態」と思っている人が多いようだが、全くそんなのとは違う。あえて一番近い気分をあげるとすると、「自己嫌悪のひどい状態」であろうか。「苦しみは実際にはわからないけど理解してくれる」人なんて見つかるのかなあ。

入院してから一週間くらいは、午前中はずっと寝ていたが、最近は寝ることはなくなった。とは言え、けっして調子がいいわけではない。ぼ~っとした頭で何かをして過ごしている。今日は風邪気味なのでよけいしんどい。くしゃみと鼻水だけだったのが、昼前になって咳が出てきた。いよいよ風邪が進行してきた。今日の当直の医師はまだ来ない。

当直の医師が来たので診察を受ける。内科の先生じゃなくて自分の主治医だった。風邪薬を出してもらうことになった。ついでに睡眠障害が改善されていないことを伝えると、眠剤が増えることになった。薬はどこまで増えていくのだろうか。みんなホールに集まって一斉に薬を飲むので他の人の薬もわかるのだが、大量の薬を服用している人もいる。

13:30から土日恒例のカラオケが始まったので参加するが、なんだか熱っぽくなってきた。看護婦さんに体温計を借りて熱を計るが、35.2度と異様に低い。汗のせいだろうか。「風邪ひいて喉が痛いんだったらカラオケやめなさい」と看護婦に言われてあえなく退散。CDを聴きながらベッドに横になる。CDはトライトーンの最新アルバム「One Fine Sunday」こんな日にはぴったりだ。そういや入院前に持ってくるCDを選んでたときに、自分のお気に入りのCDがないないと思っていたら、Mちゃんに10枚も貸したままだった。「聴きたいから持ってきて」とでもメールしてみようかな。

携帯の留守電は2週間しか保存されないので、ちょっと外に出て留守電チェックしたいと思い、看護婦さんに携帯をいったん返してほしいと頼んだら、だめだと言われた。病棟の外に出て使うのもだめだそうだ。普通の病院なら院内では電源を切るくらいでいいが、ここでは携帯を所持すること自体がすでに禁止で、「事情はわかりますがお返しできません」とのこと。ここは何から何まで厳しい。ただ、外出時には返してもらえるそうなので、木曜あたりに駅前にでも買い物のために外出することにして、そのとき返してもらおう。もちろん病棟に戻ったらまた取り上げられる。P-in Comp@ctがPHSだとばれなくてよかった。今はこれがなければ何もできない。ただしP-inを使ってると、あっいう間にバッテリーを食うのがたまにきずだが。これで通信してるのがばれるとかなりやばいだろうな。

しかし、なぜ携帯を所持すること自体が禁止されているのか理由がわからない。普通、病院で携帯がご法度なのは、電磁波が医療機器に影響を与えるから、というものなので、携帯を取り上げられたのも院内でこっそり使わないためだとすれば理解できる。だが、それなら病棟の外で使用するのであればそのときだけ返してくれてもよさそうな気がする。これだけ広い敷地なので、見晴らしの丘あたりに行けば電磁波は全く問題ないのだが。「外に行って使う」という患者の言葉は信用ならない、こっそり中で使う人もいるかもしれない、だから全員一切携帯は禁止、ということなのか。もし、携帯による院外の人とのコミュニケーションが治療上問題ある、ということならば、公衆電話も病棟への電話取次ぎも同様に制限されるはずだが、それは全く制限がない。

でも、いろいろ裏技はあるらしい。家族がいる人は、家族が面会に来たときに「携帯所持禁止らしいので持って帰ります」と家族が看護婦に申し出て、いったん家族に返してもらい、その後こっそり本人に手渡す、というパターンが多いらしい。しかし、私は一人暮らしで遠く離れた家族はめったに来ることはない。外出するときはいったん返してもらえるので、「おもちゃの携帯を買っていって、病院の戻ったらダミーでそれを預けるとばれるかなぁ」とSさんに言うと「そんなのばればれじゃん」と大笑いされた。確かにおもちゃはいかんだろうな。しかし何らかの方法で、私の携帯と同じ機種で、もう使われなくて実際の契約をしていない実機が手に入れば、これは絶対にばれないような気がする。○○カメラのたぐいの店に行って店頭在庫処分品あたりが手に入らないか調べてみよう。

外出許可は出たものの、昨日みたいに1時間くらいショッピングをしただけでものすごく疲れる。外出するにも、どれくらいのペースでどういうことから始めていけばいいか主治医と相談したい、と看護婦に言うと、ちょうど主治医が当直だから先生の都合がつけば今日時間を割いてくれるかもしれない、と言われた。が、救急車で運ばれた急病人がいるので明日になるかもしれないとのこと。精神科に救急で運ばれるというのはどんな患者だろう。

18:30の連絡会の前にTちゃんから電話あり。明日の午後来るそうだ。家族以外では初めての面会者だ。ここに来てびっくりするかもしれない。

20:00就寝前の服薬。眠剤が一種類増えた。増えたのは「ベゲタミン」という名前のようだ。これで4種類の眠剤を飲んでることになる。これで眠れるかなあ。昨日のヒーリングのCDをプレーヤーにセットして、これを聴きながら寝ることにしよう。

久々に自宅で寝たが、いつもと同じパターン。夜中に何回も目が覚めた。一回目に目が覚めたときに、もらっていた追加眠剤は飲んだのだが、あまり効果はなかったようだ。結局熟睡感がないまま、朝5時過ぎに起きて、こうやって日記を書いている。

午前中は久々にネット三昧。やはりADSLはつなぎっぱで高速で快適だ。いろいろと追加で持っていくものを準備して、10時過ぎに家を出る。

卓球のラケットがかなり古いので、卓球専門店へ行ってラバーを貼り替えた。高校時代に部活でやっていた頃からボールの大きさも変わったし、ルールも改正されて、卓球界はかなり変わったようだ。愛ちゃん効果も大きいらしい。最近では渋谷ではやってるそうだし。

本屋へ行って、情報セキュリティーアドミニストレータ試験の参考書とニコリのペンパ本を買う。情報処理技術者試験も、ころころ内容が変わるなあ。私が入社2年目に受かった「プロダクションエンジニア」が今年から廃止された。せっかく受かったのに、これって無意味?その代わり新しい試験も追加されて、秋に受けるセキュリティーもその一つ。春にはテクニカルエンジニアの区分に「システム管理」が追加された。システム管理は私の得意分野なので来年受けることにしよう。

昼飯はラーメン。これも病院では食べられなくて、食べたいと思っていたものの一つ。これでしばらくはおいしいものとはおあずけで、また元の病院食が続くのか。

それにしても、決して暑くない地下街でショッピングを一時間くらいしただけで、かなり疲れた。肉体的に、ではなくて精神的にである。やはりまだまだ調子が悪いのだろう。頭がぼ~っとしてきて、エスカレーターの手すりにもたれながら落ちそうになった。落ちるってのは物理的に下に落ちることでなく、精神的に沈み込んだ状態のことで、うつ病の掲示板なんかでよく使われる。鬱状態に陥ると「昨日は落ちてました」なんて言ったりする。そういうときは自分でもどうしようもなく、「寝逃げ」してました、なんて表現もよく使う。

それにしても疲れた。今これを書いてるのは夕食の直後だが、一泊外泊して戻ってきただけで、すごく疲れた。体がしんどいだけでなく、精神的に少し参ってる。まだまだ回復には時間がかかりそうだ。以前、やはり会社をしばらく休んで実家で静養していたときに整体に通っていたのだが、その整体士にそそのかされて勝手に薬を飲まないでいた時期があったのだが、そのとき頭の中にぐわ~んとノイズが走るような感覚がしばらく続いた。それが今来ている。

横になってしばらくしていると、Sさんが卓球しようと声をかけてきた。マイラケットを試してみたいので、ちょっと調子が悪いかなと思いつつ、しんどかったらやめればトの出番だと思ってやってみる。うん、やはり自分の使い慣れたラケットだとぜんぜん感触が違う。とてもやりやすい。ラバーも病棟のつるつるのやつでなくて、新品のタキネスなので、カットサーブもドライブもよく回転がかかる。やっと攻撃型中陣ドライブマンの本領を発揮できる。看護士のIさんはカットマン。対戦すると、とてもおもしろかった。天井が低いにもかかわらずロビングをあげてくる。体育館でやるともっとおもしろそうだ。卓球をしていると、しだいに気分がよくなってきた。やはり運動すること、特に自分の好きなものを休み休みやることは精神衛生上よいようだ。

残念ながらこの日の記録は失われている。記憶によると、この日は外泊で、他の病院に緑内障の検査(視野検査)を受けに行っているはずだ。視野検査が時間がかかってとても疲れた記憶がある。

ちなみにこの文章は2018年8月13日に書いている。17年後の追記である。

昨日から薬が変わった。新しい眠剤でぐっすり眠れるかなと期待したが、だめだった。寝つきは前よりもよくなって、22:00の巡視までには眠りに入ったようなのだが、夜中に10回くらい目が覚めた。1時間おきくらいに目が覚めていることになる。あいかわらず熟睡感はなく、朝とてもだるい。看護婦さんに「薬が変わってどうですか?」と聞かれて、状況を伝えると、そういうときでも追加眠剤をもらいに来ていいですよ。と言われた。今夜も目が覚めるようだったら早めに追加をもらいに行くことにしよう。

今日は灰皿当番だ。灰皿の吸殻をかたづけて、灰皿をきれいにする。他にテーブル当番というのもあり、そのうちまわってくるだろう。

朝食の後、少し休んでからまた昨日の場所へオカリナを吹きに行く。またEさんがベンチに座っていた。隣に座って海を見ながらオカリナを吹く。頬をなでていく風がとても気持ちいい。これも日課にしよう。

Eさんも毎日この場所へ来てるらしく、一時間くらいいろいろ話をした。彼女は躁鬱らしい。以前は有名な音響機器メーカーで働いていたが、病気のために解雇されたらしい。中小企業ならともかく、かなり大きな会社なのに、そういうことするんだ。明日はわが身かもしれない。幸い私の会社は、会社に産業カウンセラーもいるし、日本の企業の中ではかなり進んでいる方なので、これはラッキーと言えよう。「またオカリナ聴かせてね」と言ってくれた。そう言ってくれるのは演奏する側としてはとてもうれしい。

木曜の午前中は、9:30から体育館レク。体育館用のシューズが必要らしいが、そんなこと知らなかったので持ってきていない。病院へ履いてきたスニーカーの底を雑巾でぬぐって代用する。

体育館には2つ扉があり、片方には「体育館」、もう片方には「運動療法室」と書いてある。レクの内容は毎週変わるらしく、今日はドッジボールだった。ドッジボールなんて小学生以来だろうか。あ、大学生の時に合唱団の合宿のレクでやったっけ。2試合したが、2回ともうちのチームは負けてしまった。その後、時間があまったので10分ほどバドミントンをやった。ドッジボールもバドミントンもまじめにやると結構しんどい。汗をかいて気持ち悪いけど、明日までお風呂に入れないなぁと思っていたら、シャワーをあびさせてくれた。汗で濡れた下着を替えて気分爽快。そういや、午前中寝なかったのは今日がはじめてかもしれない。

明日は別の病院で眼科の検査の予約が15:00から入っている。人間ドックで緑内症の疑いがあるという結果が出たので先月検査を受けたのだが、白か黒かわからないので、追加検査をすることになっていたのだ。一日に二人しかできない検査らしく、1ヶ月待たされた。15:00から検査なので、規定の16:00にはとうてい戻って来れそうにない。しかたがないので外泊ということにして、ついでに家に帰って足りないものを取ってこようと思い、外泊届けを出したら、自分はまだ単独外出しか見とめられてない(外泊は不可)と看護婦さんに言われた。事情を説明すると、先生に相談してもらえることになった。

昼からはレク。って何をするのか聞くと、今日は園芸とのこと。と言いつつ実際は花壇やその周りと玄関前の草むしりだった。こういうのもずいぶんと久しぶりだ。雑草をむしりつつ、ふと考えた。同じ植物なのに、なぜ雑草は雑草といわれてむしられるのだろうか。自分たちは雑草なのだろうか。根っこから抜けない雑草は鎌で切り取る。今の治療・療養は根っこから抜いているのか、鎌で見える部分を切り取ってるだけなのだろうか。

夕食時に外泊OKと看護婦さんからお知らせがあった。これでこころおきなく眼科の検査に行ける。家に帰っていろいろ持ってこなくちゃ。卓球のマイラケットを持ってこよう。ラバーがだいぶ古いので、スポーツ店によって貼り替えてこようかな。それにしても夕食がしそご飯なのには参った。私はしそが食べられないのだ。運動しておなかがすいているのに、間食する習慣のない私は一切食料を持っていない。売店ももう閉まってる。
これから14時間食べるものがないのはつらい。

今まで眠れないのを我慢して23:00頃まで追加眠剤をもらわないでいたが、昨日は22:00と早めに追加をもらって飲んだら、久々の熟睡感。目が覚めてすっきりと思って時計を見たら、まだ1:00。はじめての2回目の追加眠剤をもらって飲んだが、その後は中途覚醒の嵐。30分おきくらいに目が覚めてしまう。どうなってんだ。

朝食の間に洗濯機に放り込んでおいた洗濯物を干しに行き、そのまま散歩道にある「見晴らしの丘」に行ってオカリナを吹く。吹く場所あるかな?と思いつつ持ってきたオカリナだが敷地が広大なので場所はいくらでもある。先にきていたEさんがベンチに座って海を見ていたので、隣に座ってオカリナを吹いた。後からSさんも来ていろいろリクエストにこたえた。真正面に海が見え、涼しい風が吹きぬけていく。本当に気持ちがいい。

毎週水曜日はシーツ交換。散歩から戻って、シーツ、タオルケット、布団カバー、枕カバーを自分で交換する。その後は環境整備。雑巾でベッドやそのまわりを拭き掃除する。こういうのは普通は看護婦さんやスタッフがやってくれるものだが、自分でやるのは社会復帰の訓練の一環か、それとも病院側の手抜きか。

売店に行くと、FOCUSの最終号が売っていたので記念に買ってきた。ついに廃刊になったのか。

そうこうしてる間も、決して調子はよくない。頭に少しもやがかかっている感じだ。今日から高校野球が始まって、見ようとしたが、がまんできなくなって、部屋に戻って横になってしまった。

横になってると主治医から呼ばれ、状態を聞かれた。相変わらず睡眠障害が続いていること、午前中調子が悪いこと、昨日夕方に鬱が来たことなどを話す。眠剤も抗うつ剤も種類を変えてみることになった。新しい抗うつ剤はトレドミンというやつらしい。これははじめてだ。ネットで調べてみよう。

主に喫煙所で話をするのだが、みんな割と自分のことをよく話す。こういうところだから、「あなた何の病気なんですか」と聞きにくいと思っていたが、みんな自分からしゃべってくれる。そもそも、周りの人から理解されにくく、誰にも話せなくて悩んでいるような人が多いので、こういう同じ悩みを抱えた人同士だと安心してしゃべれるのだろう。聞いてもらうことで楽になるという面もある。聞いていて、みんなやはり同じようなことで悩んでいる、同じような問題を抱えていることがわかる。きっかけはさまざまではあるが。

お風呂に入った後、畳のところで爪を切る。隣できのう倒れこんだTさんが爪を切っていて、ちょっとお話した。リストカットの跡が何本もあって本当に痛々しい。リスカをやるので爪切りもシャーペンも取り上げられていて、使うときだけ返してもらうらしい。爪切りも監視つきなんだ。彼女はODをやって胃洗浄を受けたこともあるらしい。

喫煙所で話をしているときに聞いたところ、トレドミンというのはSNRIらしい。SSRIの次はSNRIか。どんどん薬を渡り歩いてるなぁ。

夕食後、また少し鬱が入って横になっていた。昨日といい、なんでこんな時間に来るのだろう。幸い少し寝ているだけで回復してきた。

連絡会で、食堂で私の隣の席のTHさんと、名前を覚えて知り合いになったばかりのS美さんが退院されると知らせがあった。退院はおめでたいが、友達になった人が去っていくのは寂しい。S美さんはTさんと抱きあって別れを偲んでいた。