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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:入院生活

昨日は1:00頃に追加眠剤をもらって飲んだものの、比較的よく眠れた感じがする。いつものごとく寝付きは悪いが、途中で目を覚ますことも少なく、割と熟睡感もあった。

 

 今日は認知行動療法の勉強会に参加。以前入院していた病院ではこういうのはなかったからちょっと新鮮。なんとなく知ってはいたが、きちんと理解していなかった認知行動療法を5回に渡って学ぶ。もちろんちゃんとやるには臨床心理士の指導の元でやらないといけないが、どういうものかを理解するのは有意義だ。

 

病棟の人達ともだいぶ馴染んできたので、昼も夜もトランプやらUNOで遊んでいた。UNOなんてやったのは何年ぶりだろう?前の入院以来だな。最近はこういうアナログなもので遊ぶ機会もすっかりなくなったなあ。

昨日の夜は、入院してはじめて追加眠剤を飲まずに朝まで眠れた。眠れたと言ってもまだ何回も(おそらく10回以上)中途覚醒があって眠りは浅く、朝起きても眠たくて体がだるくて頭はぼ~っとしているが、とりあえずば少し前進したかな。

 

入院してからあまり他の人とは話をしなかったが、今日は何人かの人と話した。自分と同じく自殺未遂をした人、3日間眠れないという人、等々自分と共通する、共感できる人がやはりいる。

「なってみないとこの病気のつらさは分からないですよね」

その通りなのだ。こういった入院の場では、同じ悩みを持った人どうしが共感しあえる、一種の自助グループのような側面もある。

話していると、自分と同じリピーターの人がやはりちらほらいる。(自分はここの病院は初めてだが)

薬がちゃんと効いてそれなりに社会生活を送っているうつ病患者も多い中、入院にまで至るのはやはりそれだけでは解決しなかった人ばかりで、病気が長期化している人が多い。

リピーターがこんなに多いのは精神科だけではないだろうか。

昨日の睡眠の質は前日よりいまいち。21時に消灯だが、いつも1時間以上経っても寝付けない。自分は寝るときにあれこれ考え事をする癖があるので、それが寝付けない原因の一つだろうと思い、試しに音楽(グレゴリオ聖歌)を聴きながら寝てみた。しかし、結果は変わらず。

そのうち眠れたのだが、相変わらず浅い眠りで何回も目が覚め、2:30には眠れなくなったので追加でレンドルミンを貰ってなんとか朝まで寝た。相変わらず途切れ途切れで、朝になっても寝た気はしない。

 

ところで、自分は精神科の他に内科と皮膚科に通院している。

入院中は他の病院に通院できない制度になっているらしく、皮膚科に通院したときに入院することを医者に話すと、飲み薬を2ヶ月分、軟膏を大量に出してくれた。

 

後日、内科で同じように薬を多めに出してほしいとお願いしたら、

「入院中はそちらの病院で薬を出してもらってください。精神科の医者でも内科の薬は出せますから」

と言われて、いつもの4週間分しか出してもらえなかった。

 

入院してみたら「この薬はうちの病院には置いてないので、薬が切れそうになったら外出届を出して内科に行ってください。そのときに必要な書類はお渡ししますから」と言われた。はあ、そういう例外もあるんだ。

 

再来週辺りに薬が切れそうなので、一応内科のクリニックに電話して確認したら、「入院中の患者は診れません」の一点張り。どういうことかわからないので医師と看護師に聞いてみたら、診療報酬がどうたらで、

「まあ、どっちかがかぶればいいんですよ。うちがかぶることになっているので、内科に行ってください」

と言われ、再度内科に電話してそう伝えたが、話が伝わらない。向こうもその間に調べたらしいが、だめなものはだめだと。でもこちらの医療スタッフは「皆さんにそうしてもらっていますから」とのこと。もうなにが何やら。

 

結局明日、内科クリニックの医療事務の人がこの病院に電話して確認することになった。なんだかんだで疲れたよ。なんで入院しているのにこんなストレス抱えなきゃならんのか。

今日は寒い。そして雨が降っている。寒の戻りというやつだろうか。

 

昨日の睡眠も少しずつ改善。

21:00に就寝。その後、22:00頃までは寝付けず。ここまでは前日までと同じだが、その後2時くらいまで3回くらいしか目を覚ますことなく眠れた。それから眠れなくなったのでレンドルミンを貰ってまた寝た。追加眠剤は3:00までしか貰えない。それ以降は翌日に残ることが多いから。しかし、自分の場合はその時間に飲んでも2時間くらいで目が覚めた。たがその後も起床時刻まで眠れた。久々に熟睡感。

今日も病棟は閑散としている。外出、外泊の人が多いのだ。自分も早く外出したいのだが、焦ってはいけない。まだ入院5日目なのだ。2週間は外出許可は出ないし、何もしてなくても夕方には疲れてしまう。やはりかなり自分は弱っているようだ。

昨夜はいつも通り21時に就寝。1時間経っても寝付けない。その後、いったん浅い眠りに入ったものの、やはり23:30くらいに追加眠剤のレンドルミンを貰って服用。ここまでは前日と同じパターン。しかしその後、何度も目が覚めるもののその頻度は少なくなり、少しずつ眠りが深くなってきている。そして4:30くらいまで眠れた。いい傾向である。

 

今日は土曜日なので外泊している人が多く、病棟は閑散としている。

精神科の入院治療は、回復したら即退院というわけではない。ストレスフリーな環境でのんびりしている状態から、いきなりストレスフルな社会に戻ったら、そのギャップでまたすぐに調子を崩すリスクが高い。それを避けるために「外出訓練」「外泊訓練」というものがある。

 

最初は短時間だけ外出して戻ってくるところから始め、徐々に時間を延ばしていき、慣れてきたら週末は自宅に帰って戻ってくる。まずは1泊2日から始め、慣れてきたら2泊3日に延ばしたりする。自分の最初の入院ではここでかなりの時間がかかった。病棟では元気なのに、外泊して戻ってきたらへとへとな状態が続いてなかなか退院できなかった。

 

どうやらこの病院では3ヶ月経ったら退院させられるらしい。この病院では、というより今は全体的にそういう方針なのかもしれない。自分も入院申し込みしてからベッドがあくまで1ヶ月近く待たされた。ベッド数は増えないのに患者はどんどん増えている、というのが現状なので仕方がないのだろうか。

 

とりあえずは入院後2週間は外出許可が下りないので、おとなしく療養に専念しよう。