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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

今日も9時半起床。起きるのがしんどい。昨日からちょっと不調。今日も屋上工事の音が凄まじい。頭が割れそうだ。ヘッドホンで音楽を聴いていてもよく聞こえない。スマホ難聴になってしまうよ。

午前中はなんだかしんどいながら、昨日から読んでいた「カメロイド文部省」読了。筒井康隆の自選短編集の1つで、この本は「ブラック・ユーモア《未来》篇」と書いてある。う~ん、そんなにブラックだったかなあ。筒井康隆の小説にはもっともっとブラックなものがあるので、そういうのに慣れてしまったから麻痺しているのか。先日読んだ「怪物たちの夜」は「ショートショート篇」だった。このシリーズには他に何があるか調べてみたら、「ドタバタ篇」「パロディ篇」「ロマンチック篇」「ブラックユーモア《現代》編」の4冊あることがわかった。また借りてこよう。

調子が悪いのを我慢しながら本を読んでいたら、昼にはますますしんどくなった。明日は利用している福祉施設でリカバリー系のプログラムだ。先月も出る予定だったが、調子が悪くて行けなかった。明日は行けるだろうか。そう言えば今回のテーマを聞いてなかったので電話して聞いてみた。「不安」らしい。そしてサブタイトルとして「不安はむしろ勝利者のものだ」と書いてあるとな。むむ、どういうことだろう。まあ明日のお楽しみだ。

午後になってもしんどかったが、頑張って図書館に行った。借りていた本4冊を返して、また4冊借りてきた。今日はめっちゃ暖かかったのに、いつもと同じダウンを着て行ったら暑くて手にかけて歩く羽目に。

今日借りた本。

本2冊

本2冊

宮部みゆき「ここはボツコニアン3」
伊坂幸太郎「グラスホッパー」
薬丸岳「Aではない君と」
伊坂幸太郎「死神の浮力」

「ここはボツコニアン3」は、先日読んだ1,2の続編。薬丸岳はやはり先日読んだ「宮辻薬東宮」ではじめて知った作家。なにか受賞作を借りてみようと思って、吉川英治文学新人賞を取った「Aではない君と」をチョイス。「死神の浮力」は以前読んだ「死神の精度」の続編。あれはものすごく面白かったので楽しみ。

「ここはボツコニアン3」から読み始めた。12歳の双子の姉と弟のRPGの中の冒険物語。前回の続きなので、あらすじを忘れないうちに、と思って読み始めたら・・・やっぱり。忘れてる。なんで三国志の話から始まる?と思ったら、ようやく思い出した。あんまんを追っていって三国志の世界に迷い込んだ所で終わったんだった。ファンタジーなRPGの世界から一気に三国志へ。宮部みゆき、ゲーム好きだなあ。

読み進めるが、う~ん、いまいちピンとこない。と言うのも私は三国志のことはさっぱりわからないのだ。最初に「3分でわかる三国志」みたいな解説があるものの、やっぱりよくわからん。三国志を読んだ人や「真・三國無双」とかゲームをやってたらピンとくるのかな。しかも出てくるのはボツコニアンだけあって、三国志には出てくるけどゲームには出てこない「マイナーなキャラクター」すなわち「二軍三国志」の物語。登場人物は郭嘉、荀彧、楽進、蔡瑁、張允、蒋幹、程普、魯粛、孫策、張昭、丞相。こういう名前は覚えられないので苦手なのだ。それにしてもGoogle日本語入力はこれらの名前をちゃんと変換してくれたからありがたい。

ストーリーもぶっ飛んでいる。なんか知らんが実際の三国志の正史の作者と、それに脚色を加えた「三国志演義」の作者の争いで、赤組と白組に分かれて○×クイズをしていたらゴジラみたいなモンスターが現れて暴れだし、それを科学者が作ったタコ型ロボットが退治するという荒唐無稽ぶり。作者やりたい放題という感じである。なんでもありだな。今日はこの三国志の章を夕方まで読んで終わった。本を読んでいてもちょっとしんどかった。

というところで今日の動画。MISIA「オルフェンズの涙」。オルフェンズとはガンダムのシリーズらしく、この曲はそのガンダムのエンディングテーマ。男の子と女の子がコンビがボツコニアンみたいだ。

今日は9時半起床。ちょいとだるい。

昨日から読んでいた池井戸潤の「下町ロケット」読了。これはちょっと面白すぎる。こういうビジネスシーンを舞台にした小説を読むのは初めてかもしれない。駆け引きがとてもおもしろくて、読んでてどきどきわくわくする。私はこの小説は下町の工場がロケットを作って飛ばす話だと思いこんでいたのだが、ちょっと違った。それにしてもこの展開はじわじわとくる~。

午前中はずっと読書で終わった。記録によると、去年の11月22日以降、約3ヶ月で56冊の本を読んだらしい。う~ん、ちょっと読み散らかしすぎだなあ。

13時過ぎに昼食を食べた後、さて午後はどうしよう。特に用事はない。いきたいイベントもない。おまけに元気もない。なんとか頑張ってまた散歩にでも行くか。でも今日は雨降り。モチベーション下がりまくり。何もしないまま時は過ぎる。

14時を過ぎてから、妻がローソンに買い物に行くけどどうする?と聞いてきた。とりあえずついて行った。気が向けばそのままいつもの公園まで行こうと思ったが、どうも今日は気が乗らない。雨はやんでいたが、ローソンまで行ってそのまま帰ってきた。今日は低空飛行だ。

帰り道に梅が咲いているのを発見。紅い梅の木が1本、白い梅の木が2本あった。春は近い。

梅

梅

梅

夜になっても気分は上がってこない。しばらく調子良かったのにな。こんな調子では、やはりアルバイトどころか作業所も様子見だろうな。繰り返し書くが、焦ってはいけない。

今日の動画。私立恵比寿中学「梅」。桜の曲はいっぱいあるのだが、梅の曲はなかなかないのだ。桜に対抗しようとしている歌詞がおもしろい。

今日は9時半起床。今日も朝から屋上工事の音がする。真上ではないから騒音はまだまし。今日も昨日と同じくそんなに寒くないな。

昨日の夜から伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」を読み始めた。4つの話の短編集。以前読んだ本に出てきた登場人物が3人出てきたり、他の本で出てきたエピソードが散りばめられている。伊坂幸太郎の話はこういうのが多いから、できるだけ古い本から読まないといけないな。知ってる人物が出てくると「よお、久しぶり」なんて感覚に陥る。どれも読みやすい話で長くもなかったので、午前中に読んでしまった。おもしろかった。最後の話はじーんとしてちょっと涙が出てきた。予定調和が予定通り終わってくれたことに作者に感謝。「こういう結末がいいな」と思ってたら裏切られることも多いのだが、伊坂幸太郎は幸福感を伴って読み終わることが多いような気がする。モヤモヤが残らない。

水道料金の紙が入っていた。今回は前回より1,500円くらい安い。使用量は48m³から44m³と4m³減っているが、この差は一体なんなんだろう。ライフスタイルは変わってないのだが。

今日はメンタルクリニックへの通院日。診察で、最近はまあまあの状態をキープしていて外にも出られていることや、昼間にしんどくなることもないし夜もよく眠れていること、今週はピア・ミーティングに参加する予定であることなどを話すと、「いい調子が続いているので、4月くらいからアルバイトくらいできそうですかね」と言われてびっくりした。いきなりアルバイトは無茶でしょう。しかも4月ってあと1ヶ月ちょいですがな。

「それは、ちょっとハードルが高いです。作業所で、せめて週に2~3日くらいから始めたいのですが」
「そうですね。B型とかですかね」
「あと地域活動支援センターがやってるのもあると聞いたのですが」
「ああ、地活ですね。それもありますね」
「今利用している福祉施設でも面談しているので、そちらでも相談してみます」

という感じで話は終わった。作業所とは、障害者が就労訓練をするための施設である。大きく分けて、「就労継続支援A型事業所」「就労継続支援B型事業所」「地域活動支援センターがやっている作業所」がある。「A型」は本格的な就労に近い形で雇用契約も結び、まともな仕事をして基本的に最低賃金以上の給料がもらえる。それに対して「B型」は内職程度の軽作業で工賃も時給数十円というもの。フルタイムで通っても月1万円くらいにしかならない。あくまでも「働く」「稼ぐ」というより「働く訓練をする」ためのものである。それから私が通っている福祉施設は横浜市が独自にやっている(と思う)精神障害者のサポート施設だが、それとは別に「地域活動支援センター」というのがある。これは障害者自立支援法を根拠とする、障害者の日中の活動をサポートする福祉施設であり、他のメンタルな人のブログを読んでいても「地活」という言葉でよく出てくる。その地活がやっている作業所もあり、それはB型よりもさらに軽いらしい。これらは利用している福祉施設の職員から聞いた話である。

単に「作業所」と言ったときにはB型あるいは地活の作業所を指すことが多く、たいてい障害者が始めるとしたらその辺りから、つまり軽いところから、ということだ。当たり前の話である。B型で慣れたら次はA型に、そこで慣れたら本格的な就労に、というのが理想である。ところがいろんなメンタルな人のブログを読んでいると、B型から先に進める人はほとんどいないらしい。内職程度の軽作業しかできなくてもっと複雑なことができない、というわけではなく、体がもたないのだ。精神障害者は疲れやすい。体調にもムラがある。B型や地活はけっこう緩いらしいから、多少調子が悪くても続けられるかもしれない。しかしそこから本格的な就労につなげるA型へのハードルはかなり高いようだ。

というのが実情だとわかっているので、いきなりアルバイトを勧めてきた主治医には???である。相変わらずスパルタである。いきなり飛ばしすぎて潰れたことは何度もある。慎重に行きたいのだ。そもそも毎日出かけていると言っても、1時間弱の散歩とかそんなのである。その負荷と、1日何時間かわからないが何らかの作業との負荷を同列には比べられない。とりあえず今週末に利用している福祉施設で面談があるから相談しよう。

そう言えば、今は動けると言っても主に午後からである。毎日9時半くらいに起きて、午前中はなんとなく過ごしており、外に出る気力が出るのは午後になってからという状態が続いている。この辺のところをきっちり主治医に話せていない。朝から動けないと、たとえ作業所と言っても難しいかもしれない。なんとか落とし所を見つけて少しでも前進したいのだが。焦ってはいけない。

そんなことを考えつつ、行きつけのカレー屋に寄ってメンチカツカレーを食べて帰ってきた。ルーティーンである。

メンチカツカレー

今日の動画。「フィッシュストーリー」を読んだから、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」。バカバカしいけど好きだなあ。

今日は9時半起床。8時50分に目が覚めたがその時は起きれず、定刻に。

メールチェックすると、私が公開している他のページへの質問が来ていた。私が使用している家計簿ソフトMicrosoft Moneyに、金融機関からダウンロードしたCSVファイルを取り込むためのExcelマクロを作成したという話を以前ブログに書いたところ、そのマクロがほしいという人がいたので公開したのだが(「CSVファイルをMicrosoft Moneyに取り込むExcelマクロ」)、そのマクロがうまく動かないとの質問。原因を調べたがよくわからなかったので、回避策を調べてメールで送信。無事動いたというメールが返ってきた。こういうのは久しぶりだ。エンジニアをやっていた頃を思い出す。嗚呼エンジニアに戻りたい。

午前中はいつもどおりネット巡回に動画を観て読書。今日は日曜日なので屋上の工事はないはずなのに、近くで道路工事だかなんだかわからないけど、それっぽい騒音がしてうるさい。はあ、工事ばっか。

午後からは図書館へ。2冊返して2冊借りてきた。前に借りたのは4冊なのでまだ全部読み終わってないのだが、天気もいいので散歩がてら行ってきた。予約している本もまだ全部揃ってないけど、用意ができている本だけを借りてきた。

本2冊

筒井康隆「カメロイド文部省」
池井戸潤「下町ロケット」

「カメロイド文部省」は筒井康隆の「自選短編集5」と副題がついている。今日読んだ「怪物たちの夜」が「自選短編集2」なのでそのシリーズ。「下町ロケット」は、下町の工場がロケットを作るという話・・・いや解説はいらんか。映画やドラマになった本はきっと面白いだろう作戦(?)で借りた本である。

帰りにはいつもの公園を半周して帰ってきた。今日は日曜日で天気もいいので割りと人がいた。ハーモニカを吹いてるおじさんがいた。腕前を披露してると言うよりか、譜面を見ながらつっかえつっかえ練習していた。家でやるとうるさがられるのかな。私はオカリナを吹くのが趣味だったが、近所迷惑になるのでもう10年以上吹いてない。昔入院していた病院では敷地が広大だったので、よくその敷地内で吹いていた。この公園だったら吹いても迷惑にならないかなあ。また音楽をしたいのだ。

図書館の近くの自販機にこんなものが売っていた。

アフリカ開発会議の水

「横浜市オフィシャルウォーター 第7回アフリカ開発会議横浜開催」。「はまっ子どうし」と小さく書いてあるが、これは横浜市の水源のひとつである道志川の清流水のことである。値段が電子表示なのでカメラでちゃんと写らなかったのだが、これで120円である。水道水ではないとは言え、富士山麓とか六甲とかよりも格段にブランド力が落ちる水に120円も払うかなあ。コンビニでも水は100円で売ってるよ。

夕方、筒井康隆の「怪物たちの夜」を読了。今まで読んだドタバタエログロナンセンスではなく、正統派のSFもしくはコメディー、ギャグ、ブラック、ホラーなどのショートショート集。おもしろい。1ページで終わる作品もあり、4コマ漫画を読んでいるようだ。ほとんどが自分が生まれる前の作品なのに、色褪せることなくちゃんと面白いのはさすがである。

本文との脈絡はないが、今日も昨日に引き続き宇多田ヒカルの動画を貼っておこう。「真夏の通り雨」。「花束を君に」同様、自ら死を選んだ母親を思って書いた歌。歌詞の一つ一つが深い。「いつになったら悲しくなくなる」「思い出たちが不意に私を乱暴につかんで離さない」といった歌詞に胸が痛くなる。「自由になる自由がある」という歌詞があるのだが、「自由になる自由」というのが自死を選ぶ自由と解釈されていたりと、とにかく意味深なキーワードらしい。最後の歌詞「ふりやまぬ真夏の通り雨」。「通り雨」なのに「ふりやまぬ」というのは、もし自分がそこで死んでしまったら、次の瞬間というのはない。だから「ずっとやまない」のだと、宇多田がNHKのSONGSで言っていた。

人は自由になる自由はあるのだろうか。自戒をこめて問う。

今日は9時起床。屋上の工事の音で起こされた。すぐ天井裏でドリルを使っているかのようだ。土曜日もやるの~?

午前中はいつもどおりネット巡回して動画を観て本を読んでいた。昼から妻がカトレアプラザに行きたいと言うのでお出かけ。カトレアプラザと言ってもぴんとこない人が多いと思うが、伊勢佐木モールの松坂屋のあったところにできた商業施設である。ゆずが昔路上ライブをやっていたあの場所である。わからんか。

その前に天下一品で腹ごしらえ。ふたりで来たのは久しぶりだ。いつもひとりで中途半端な時間に来るのですいているのだが、土曜日のお昼どきだったので混んでいた。いつもは見ないファミリーも何組かいた。今日はガッツリと豚キムチ定食。

天下一品の豚キムチ定食

天下一品の伝票って暗号だな。

天下一品の伝票

そしてカトレアプラザへ。妻のお目当ては小さな手提げバッグらしく、ダイソーフルルとミカヅキモモコを見たいとのこと。

ダイソーフルル。ダイソーの「ファンシーなものメイン」な店。

ダイソーフルル

ミカヅキモモコは300円ショップ。ここもファンシーなものメインなお店。

ミカヅキモモコ

カトレアプラザには時計のような謎の物体が壁にかかっている。時計ではないと思う。1の前がBなので、多分階数表示だと思うのだが、ここは3階までしかないし、これがかかっているのは2階なので2と3の間を指しているというのも謎である。

謎の物体

無事お目当てのバッグをゲットした後、昨日妻が母親に「近所の公園に桜が咲いている」という話を聞いてきたので、妻の実家の近くの公園へ行ってみたら、確かに咲いていた。義母によると河津桜らしい。早咲きの桜は他には熱海桜などがあるとのこと(今日の「王様のブランチ」情報)。

河津桜

河津桜

河津桜

そしてスーパーで買い物して帰ってきたのだった。今日は昨日と打って変わって日差しもあって暖かかった。このまま続けばいいな。

DA PUMP「桜」。「USA」が「洋」ならこちらは「和」な曲。「奈落だって裾だって人生の舞台」という歌詞がいいな。PRムービーなので途中で一度切れます。