TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:日々の出来事

昨日も21時半より前に眠気が来たので寝た。よく眠れた。このデエビゴという新薬、よく効くぞ。「デエビゴ」て変な名前だな。なんとなく「アマビエ」を連想した(違う)。薬の名前ってどうやってつけてるんだろう。朝は7時20分起床。今日も外は雨。夜中のうちに豪雨予報が2回来ていたようだ。「高度なマナーモード」を利用するようにしてから警報で起こされることがなく、快適である。アラーム音とスター付きの連絡先からの電話しか音が鳴らない。そして9時間で自動的に切れるので便利。そう言えば地震があったな。震度4以上だったら高度なマナーモードでも鳴るのかな?各地で豪雨被害が相次いでいるが、これ大地震が来たらどうなるんだろう。

今日は朝からかなりしんどい。しんどいが、これくらいで音を上げてはいけない。ちょっとやそっとのことで休むわけにはいかない。もちろん体調のコントロールは一番の優先事項だから、行ってしんどかったら途中で帰ってくる勇気も必要だろうとは思いつつ、でも自分がまんしちゃうからなあと心配しながら出勤。

午前の作業は昨日の続きでポストカードを封入したPP袋の封緘。よくわからないポストカードだが、有名なイラストレーターの絵らしい。それが11時半くらいに終わったので残り時間は箱を折る。これはこれで注文がたくさん来ているので急がないといけない。

それはそうと、もし万が一来年の4月から週30時間働くようなことになってしまったら、いきなり週20時間から30時間にするのはきついので、少しずつ負荷を高めていきたいのだが、どうしたらいいか思案している。できれば段階的に勤務時間を長くしていき、体を慣らしていきたい。具体的な計画をざっくり立ててみた。今後3ヶ月かけて週25時間、その後3ヶ月かけて週30時間まで少しずつ自分の負荷を上げていって、その中で自分をコントロールできるように調整していくというものだが、今の作業所では週20時間、というか1日4時間までしか働けないから、ここにいてもそういう調整はできない。どうしたらいいだろうか。

どうしようとひとりで考えていても何も出てこないので、いろんなところに相談してみないとな。どこがあるだろう。利用している福祉施設、主治医、精神保健福祉士、あとは障害者就労支援センター辺りだろうか。その前に作業所のボスには「こういう方針で考えているのですが」と話を通しておかなくてはいけない。水面下で動くわけにはいかないし、いろいろな方面に顔が利く人なので、「こういうのはどう?」とアイデアを出してくれるかもしれない。他のところに移るのでなく、作業後にどこかに立ち寄って1時間くらい何か手伝うという手もあるかもしれない。まあすぐに動くというわけではないが、もう少し案を練ろう。7月31日が一次試験の結果発表だから、とりあえずその後くらいからかな。

今日のお昼ごはん。セブンイレブンの「肉大盛!豚肉うどん」。ネギがしゃきしゃきで旨かった。

肉大盛!豚肉うどん

午前中もしんどいなあと思いながら仕事をしていて、昼休みに帰ろうかと思ったりもしたのだが、なんとかできるところまでやろうと思って午後からも仕事をした。しかしやはりしんどい。ひたすらしんどいが、箱折りという単純作業なのでなんとか工夫して自分の調子を整えながら作業を続けようとした。普通の深呼吸、2種類の腹式呼吸、あとは全身の力を抜く。自律訓練法を長くやっていると、瞬間的に全身の力を抜くことができるようになる。ただし一瞬。あとは水を飲む。ただひたすらそれを繰り返していた。

やっているうちに少しずつ疲れが抜けてきたような気がする。14時の休憩時間にはだいぶ復活していた。これは箱折りという頭は使わないが手先は使う作業だったからよかったのかもしれない。頭はぼ~っとしていたから、数を数える作業なんかだとやばかったかもしれない。ただの封入なんかでも単純すぎてしんどかったかもしれない。

作業が終わり、ローソンに寄って帰った。アイスカフェラテとわらび餅とブラックサンダーを買って120円。アイスカフェラテはTwitterのリツイートキャンペーンで当たったクーポンを使用。わらび餅はローソンアプリに常にあるウチカフェスイーツ20円引きクーポンを使用。ブラックサンダーは毎月来るお菓子のクーポンを使用。せこい話題ばかりだ。

アイスカフェラテ

家に帰ったら、妻がコウペンちゃんのシールブックを買ってきていた。コウペンちゃんというのは皇帝ペンギンの赤ちゃんのキャラで、人を褒めたり慰めたりするセリフばかり言う「肯定ペンギン」である。

表紙。

コウペンちゃんシールブック表紙

ほめほめシール。

ホメホメシール

えらいシール。

えらいシール

すごいシール。

すごいシール

他にもいっぱいある。先の記事に書いたような人の揚げ足ばっかり取っている作業所の連中に、爪の垢でも飲ませてやりたい。ペンギンに爪ってあるのかな。

疲れていたので、帰りに魚屋でついお寿司を買ってしまった。私は疲れるとお寿司が食べたくなるのだ。この握りで税抜598円はコスパがいいと言えよう。これでめちゃうまいのだ。

お寿司

就職活動をしていた友達から「内定をもらった」というLINEが来て、「いろいろ相談に乗ってもらったから、今度お寿司ごちそうします」と言われた。と言っても遠方なので、次はいつ会えることやら。とりあえず「おめでとう!」ということで、コウペンちゃんのシールを贈ろう。

コウペンちゃん

あいかわらず毎日のようにGmailの迷惑メールにいろんなメールが来るのだが、今日は新手のが7通入った。本文をそのまま件名にしてしまい、本文は怪しいURL一行というメールが立て続けに来た。ここで晒しておくので、くれぐれもこういうのが来たらクリックしないように。以下のは全部「件名」である。

Re:Re:私に5分頂けませんか?お願いします。相談事や他愛のない会話をし、対等な友人のような関係になってもらえませんか?もちろんただお願いするだけでは御座いません。少なからず貴重なお時間を頂きますので、その対価としまして月に2200万を報酬としましてご提示致します。日ごろのお仕事の副業とでもお考えください。

Re:Re:まず先に申し上げたいことは、こういう場所で貴方を陥れようとする人間達はなんだかんだで貴方からお金を徴収しようとするでしょう。そういう人間達と私は違うということを断言します。なぜかと申しますと

Re:Re:2200万の関係の詳細ですが、メールする時間や回数も問いませんし、関係が始まってからのメールの回数や時間帯などは一切問いませんし、強要も致しません。友人にそのような強制はしませんよね?それだけでいいのか?と思われるかもしれませんが、私からすると喉から手が出るほど欲しいのです。

Re:Re:声を大にして申し上げたいのは、決して嘘、偽りではなく貴方を陥れることは一切考えておりません。また、詐欺では御座いません。その証拠に貴方は一切お金は出さないで大丈夫です。代わりにメル友になってもらうのですから。

Re:Re:お力をお貸しください。こんなことはありえないと思われますよね、私もそう思います。ですが、本気で私はお願いしているのです。歩いてる人にお願いしたら?と思われますか?それは私の立場上、難しいのです。対価を絶対に支払える、支払えなくなることはありえないほどの立場と考えてもらえればわかりやすいかと思います。

Re:Re:私としては立場上、おおっぴろげに関係をお願いすることができないのです。ですので、このようなサイトを利用し、私の助けになって頂ける方を探しているのです。

Re:Re:厚生労働省の2017年の統計では、年収別での不満、満足での値も異なります。300万未満ですと、不満が60%を超えます。では高年収では満足なのかといいますと、額面での不満はないが、妻帯者の場合、奥様は転職してほしいと考えてる方が半数を超えます。これはどういうことを指し示してるかと言いますと、

これ、件名だけで全部ひと続きの文章になってるんだよな(最後のだけよくわからないけど)。この続きは送られてくるのだろうか?

昨日は21時半に寝た。寝る40分前に眠剤を飲むので昨日も20時50分に飲んだのだが、いつも21時半の時点では眠気が来てないけどしかたがなく布団に入っている。しかし昨日はもう眠気が来てふらふらしていたので、ああやばい縦になってられない、と思って寝たらすーすー眠ってしまった。夜中2時過ぎにトイレに目覚めたが、その後朝方まで寝て、6時くらいには目が覚めた。まだ早いので枕元のスマホで遊んでいたりしたが、6時20分に起きてきた。眠剤がデエビゴに変わってから変化があるだろうかと思っていたが、2日連続でよく眠れたし、主治医の言う通り今日は朝はすっきり起きれた。このまま同じ調子で明日からも続いてくれるといいのだが。しかし6時から起きてたら作業所に行く頃にはなんだか疲れていた。ちゃんと睡眠時間は確保しないといけないのか。

夜中に岐阜、長野に大雨特別情報が出ていた。昨日からの風水害はすごいな。横浜は風はかなり激しいものの雨は降ってない、と思っていたらスマホに豪雨予報が来た。本格的に降る前に動こうと思って10分早く家を出た。作業所に着く1分前くらいに雨が降り出して傘が役に立った。早めに出てよかった。それにしても各地の豪雨被害は凄まじい。

今日の作業は昨日の続き。昨日PP袋にポストカードを封入していったのだが、今日はそれを封緘していった。テープをびりっと剥がしてよく空気を抜いて封をする。地道な作業である。黙々と単調作業をしているとだんだん無の境地になってくる。

ポストカードの封緘作業

今日のお昼ご飯はカレー。うちの職員が時々やる企画で、作業所内のキッチンでご飯を作ってみんなで食べましょう、というもの。作るのは職員である。飯盒炊爨ではない。

カレーたくさん

無料ではなくて、ひとり400円。しかし量はたっぷりあるし、サラダもついているので安いものだ。

夏野菜カレー

夏野菜カレーでお肉もお野菜もごろごろ入ってておいしかった。カレーもご飯がかなり量が多く、みんな食べ終わった後はお腹が苦しいと連発。

おしんこもあった。写真を撮るのを忘れてたので、残り物の写真。

おしんこ

お腹いっぱいになったまま、午後もひたすら単純作業を続けていると、本当に無の境地になってきたようで、休憩を知らせるチャイムが鳴ってはっと我に返ると、目の前に整然と封入したポストカードが・・・というわけはない。眠い目をこすりながらちゃんと作業しました。

終わって家に帰ってきたらもうへとへと。今週はずっと疲れをひきずったまま仕事をしていて、もうダウン寸前。いや、今週でなくて先週からか。明日はダウンして休むんじゃないか、明日は無理なんじゃないか、そう思って毎日過ごしている。明日は本当にだめかもしれない。この辺で手を抜かなければ。手を抜ける環境、休みたい時に休める環境でないと今の体調ではまともに仕事はできそうにない。でも明日はこの作業の続きがあるし、いつも隙間の仕事で折っている箱の注文が急ぎで入ってる。5,000個納品しないといけないからそっちもやっつけないといけない。地味に忙しい。

公務員の障害者募集の話。

来年の4月から週30時間なんて、とても自信がないのに、なぜみんな無責任に「大丈夫じゃない?」と言うんだろう、とずっと考えていた。

どうやらそれは、自分が最初に勤務していた会社を長い間休職した後、体調が十分整わないのに休職のリミットが来て、無理やり復職した挙げ句、半年ちょっとしかもたずに潰れたことがよっぽど大きなトラウマになっており、自分の心が極度に過剰反応しているから、と思い当たった。それも今まで自分が思っていたよりも大きな大きなトラウマのようだ。

あの時はちょうど躁転したタイミングで復職したため、いきなりぶっ倒れるということはなくて、出だしこそ順調だと思ったが、会社側からしたらぜんぜんだめだった。アウトプットを出せなかった。同じ職場の人にも迷惑をかけ、部長にはさんざん嫌味を言われた。体調を崩して1週間休んだら「ほら見たことか」というようなことを言われた。

2005年5月31日の日記をそっくりそのまま転載する。人事上はまだ正式な復職ではなく、「仮出社期間」として本当に復職可能か見極める期間のことだった。

うちの会社の嘱託医にはずいぶんお世話になっていて、職場復帰に向けて背中を押してくれたのもこの先生だ。何かあったら気軽にメールをください、とアドレスが入った名刺をくれていた。

そして、以下が今日私がその嘱託医に向けて出したメールである。

○○先生

××会社のの△△です。大変お世話になっています。
お忙しいところ恐縮ですが、ちょっと相談させてください。

今日、所属部長から事実上、戦力外通告、及び退職勧奨ともとれることを言われました。現在の自分は自分の職位(副主任○○級とかです)に値するだけの仕事ができていない。正直、入社数年次レベルの動きしかできていない。この状態で仮出社期間を終えたとしても、現場としては復職を認めることは難しい、と言われました。仮出社期間中に現在の職位に値するアウトプットを出すだけの仕事をやっていける、ということを示さないと現場は受け入れることはできない、と言うのです。

そして、このまま行くのか、これからペースをあげていけるのか、自分としてはどうしたいのか聞かれました。どうしたいのか、と言われても、自分としては予想以上に仕事ができていたつもりで、これ以上ペースをあげて、またつぶれるわけにはいきません。

今のペースをキープしたいのですが、それでは現場として受け入れるわけにはいかない、と言われると、どうしようもありません。つぶれるのを覚悟で無理やりペースをあげるか、おとなしく退職するか、どちらか選べと言われているようでした。さらに、

「この会社に残ることに固執する必要があるのか」
「実家の方には戻れないのか」

と、暗に退職を迫るようなことも言われました。

正直、○○先生と人事部、そして現場の上司の言われることがみんな違うので非常にとまどっています。○○先生は、仮出社について、

「昼間ぼうっとせずに、定時で会社に来てそれなりに仕事ができればいい」

というニュアンスでお話をされていたと記憶しています。

人事部の方の話では、時間的な点だけの確認(週5日、1日7時間半業務ができること)はしましたが、業務の内容に関しては、

「エンジニアとして一定のアウトプットを出せる業務をアサインしてもらうように部長には伝えてある」

と言われただけです。現在の職位に相当するレベルの内容かどうかはおいておいて、とりあえずエンジニアとしての仕事ができていれば復職は可能かと思っていました。

しかし、今日の部長の話は全く寝耳に水という感じで、正直どうしていいかとまどっております。○○先生との面接で、他の人の例と比べるとむしろ私は職場復帰直後にしては仕事をしている方だと思っていたのに、部長が認めてくれないということは非常に不本意なのです。

あと1ヶ月しかない仮出社期間において、今自分はどうすべきか悩んでいます。嘱託医として○○先生から人事部、現場レベルに何かしらの意見をしていただくことはできないでしょうか。

お忙しいところ非常に恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

という事態になっているのだ。なんだかなあ。どうなるんだろうなあ。

この退職勧奨を言い渡されたときのことは強烈に覚えている。要は「お前みたいな半病人は使えないから辞めたら?」と言われたのだ。こんなに頑張っているのに、こんなに頑張っているのに、こんなに頑張っているのに、病気という薄いのか厚いのかわからない壁のせいで全く評価されないのだ。「病気のためしんどいのでパフォーマンスが落ちているのです」は会社では通用しない。特にこの会社は裁量労働制で徹底した成果主義だったので、こういうできの悪い社員には厳しい。「しんどいんです」と言っても「お前、治って戻ってきたんじゃないのか」そう言われたこともある。

今現在、週20時間でもキャパオーバーだと思っているのに、来年から週30時間というのはかなり高いハードルで、正直今からどんなに調整しても無理なような気がする。またあの頃の繰り返しにならないか、そのトラウマが蘇って自分の心は萎縮する。殻をかぶったカタツムリ。丸まったアルマジロ。外に出るのが怖い。みんながみんな自分を攻撃する。

そういう事情を知らないから、作業所のボスが、他のメンバーが、利用している福祉施設の職員が、主治医が、友達が無責任にプレッシャーをかけ、トラウマをえぐる。もちろんみんな心から応援してくれているのだろうが、それは大きなハンマーで頭を叩かれて杭のごとく地中に埋まっていくようなもので、言われれば言われるほど意固地になって「そ・れ・は・む・り・な・ん・で・す」とそこから動けなくなる。

それは今の作業所が一度卒業したら戻ってきてはいけないというルールになっているというのもある。この作業所を卒業して次のステップに進んだ人は、「だめでした」と戻ってくることは許されていないのだ。だから「次にいくのはまだ怖い」と言ってずっと留まっているメンバーもいる。私も十分な準備ができないまま片道切符を手にして冒険するのは怖い。

結局自分は、「まだちょっと無理じゃないの?辞めておいたら」と言ってくれる人を探しているのだ。どこかに免罪符が落ちてないのか探しているのだ。逃げ道を探しているだけだ。臆病者なのだろう。

自分と向き合うのは難しい。このトラウマを乗り越える方法は1つしかないと思っている。ハードルを上げて、それを乗り越え、自信をつけることである。ハードルを下げて自信をつけてみたら、という人もあるが、そういう見せかけの自信をつけたところで実力が伴わないと何の意味もない。いざ現実の壁にぶち当たったとき、その高さが相対的によけい高くなるだけだ。自分でハードルを上げ、それを乗り越えてみせる。そうやって自信をつける。努力に裏打ちされ、成果を出してつけた自信こそ本物の自信なのだ。トラウマを乗り越えるのは、自分自身にしかできない。だけどそれができるのだろうか。来年の4月までに。

そして僕は途方に暮れる。

(注:この記事に書いてある問題は解決済み。詳しくは最後の「追記」を参照)

昨日のことだが、スマホのSDカードを64GBから128GBのものに入れ替えた。別に容量が足りなくなったわけではない。うちの中でもう1台使っているスマホがあり、それは寝るとき専用にしている。夜は私は「meditone」というヒーリングサウンドを流してくれるアプリを聴きながら寝ているのだが、メインのスマホは寝ている時に充電している。充電しながらアプリを使用するとバッテリーの消耗が激しくなる(と言われている)が、1月に機種変したスマホは大事に使いたくて、無駄にバッテリーを消耗させたくないので、寝るときだけのためにかなり古いスマホをネットで買った。ヤフオクだったかな。1,800円くらい。

で、最近スマホで音楽を聴くことも多いのだが、よく考えたらこれも別にメインのスマホで聞く必要はないじゃない、サブのスマホで聴けばメインのスマホはバッテリーの消耗を防げる、ということに気がついた。しかしサブの方は古いのでメモリ容量が少ない。音楽をたくさん入れるにはSDカードが必要だ。でもカードは余ってない。ということで、メインのスマホ用に新しいSDカードを買って、今使っているやつはサブマシン用にして、ということにした。

PC経由でSDカードのファイルをコピーし、元のSDカードを古いスマホに差して音楽を再生してみたら、音がしょぼい・・・。そう言えば今のスマホは「AQUOS sense3 plus サウンド」という、音質がいいというのが売りのスマホだったのだ。でもまあイヤホンで聴くくらいだったらめちゃくちゃ音が悪いというほどでもないので、しばらくこれで聴くことにしよう。

それで、ここまでが前置きなのだが、新しい128GBのSDカードをメインのスマホに差してちゃんと認識するか動作確認。ちゃんと写真も音楽も認識できるのでOK。写真を撮ったらちゃんとSDカードに保存できるのでOK。そしてそれを削除しようとした。

削除画面

これが通常の画面で、「ゴミ箱に移動」をタップすればそのまま削除(ゴミ箱に移動)できるのだが、なぜかこんな画面が出るようになった。

GoogleフォトからSDカードのファイルを削除することはできません。

「GoogleフォトからSDカードのファイルを削除することはできません。」

なぜ?SDカードへの書き込み権がないのなら、保存することもできないはずだがそれはちゃんとできている。SDカードの中身をまるごとコピーして入れ替えただけだし、それは前もやったことがあるのだが、なぜこうなる?

「ギャラリーアプリから削除してください」

と言われても、そんなものない。Androidの画像表示・編集アプリは以前は「アルバム」だったが、Android9くらいから「フォト」で統一されている。どちらにしろギャラリーなんてものは入ってない。それなのに「ギャラリー」を使えとは?と言うか、なぜフォトアプリから削除できないのにギャラリーアプリからは削除できるのか。

ギャラリーアプリなんかないから、Google Playストアから「Gallary Go by Googleフォト」という一応Google製の似たようなアプリをインストールし、「ギャラリーを起動」を押してみる。

使用するアプリの選択

使用するアプリを選択しろと出てきたので、インストールした「Gallary Go」というのを選ぶ。残りの2つはあまり関係ない。

Gallary Goの画面

なんか画面が元に戻ったようだが、これはフォトアプリでなく「Gallary Go」に移った画面。ここで「削除」をタップすると、

削除しますか?

と出てくる。「この操作は元に戻せません」ときた。フォトアプリから削除したらゴミ箱に移動するのだが。それは無理そうなので「削除」を選択。

1個のアイテムを削除しています

ようやく削除画面が出た。「しばらく時間がかかることがあります」と書かれているが、本当にちょっと時間がかかる。25秒もかかった。ファイル1つ削除するのになんでそんなに時間がかかるかな。ちょっと不便だ。

問題はまあ解決したのだが、よけいな手間が増えたのと、よけいなアプリをインストールさせられたのが腑に落ちない。何か根本的な解決法がありそうなのに、検索しても見つからないのだ。と思っていたらあった。https://jetstream.bz/archives/97471 によると、

Google オンラインフォトライブラリサービス「Google フォト」の Android 版アプリが、2020 年 3 月 19 日に v4.44.0.301481214 へとアップデートされました。

今回のアップデートでは、かなり久しぶりに新機能が追加されています。それは、設定項目内に新たに追加された[SDカードへのアクセス]設定です。

とあって、その「SDカードへのアクセス」の設定方法が書いてあるのに、そのとおりにしようと思ってもその設定項目がない!

どういうこっちゃ・・・。

 

2020年12月6日追記。
解決した。

別記事でももう少し詳しく書いたが、

1.GoogleフォトアプリをPlayストアからアンインストールする。アンインストールといっても、「アップデートをアンインストールしますか」みたいなメッセージが出るので、アプリ本体が消えるわけではない。
2.アップデートをアンインストールした後、改めてアップデートする。

これをやってGoogleフォトを起動してみると、前の設定画面では出てこなかった「SDカードへのアクセス」が出てきた。これを設定してやると、削除できるようになった。

Googleフォトの設定画面

なぜこれでうまくいったのか、よくわからん。