Amazon Prime会員なので、Amazon Prime Readingで一部のKindle本が無料で読める。Kindle Unlimitedならもっとたくさん読めるのだが、さらにお金は払いたくない。Prime Readingだけでもそこそこ読める。読める本一覧を見ていると、コミックスがたくさん読める、と一瞬錯覚するが、どれも1巻のみで、2巻以降はお金がかかる。うっかり1巻だけ読むつもりが、その続きが気になったらおしまいである。その手には乗らない。
コミックス以外ではあまり難しい本はなく、ライトなハウツー本や「マンガでわかる○○」みたいなのが多い。今日は「今日から役に立つ!使える「語彙力」2726」というのをダウンロードしてちょっとだけ読んでみた。
敬語の章から始まるのだが、のっけから驚いた。以前は敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類だったのに、今では「尊敬語」「謙譲語Ⅰ」「謙譲語Ⅱ」「丁寧語」「美化語」の5種類に分類されているという。ぜんぜん知らなかった。「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」の違いがよくわからない。「伺う」は謙譲語Ⅰ、「参る」は謙譲語Ⅱ。
誤った敬語の例で、「接客業の敬語遣い」というのがあったのだが、「それおかしいやろう」と思っていたのが満載。
「一万円からお預かりします」
なんだその「から」ってのは。
「こちらでよろしかったでしょうか」
なんで過去形なんだ。
「デザートになります」
今はデザートじゃないんだ。
とかそんなやつ。突っ込んでばかりだと思ったが、
「させていただく」を使いすぎると卑屈に聞こえる。
とあった。あー自分はけっこう使うなー。なんか手っ取り早く丁寧に聞こえそうなのでつい。
「電話対応の敬語遣い」は、うー自分が使っているのはNG例ばっかりだよ。
「○○は休みをいただいております」は自分の会社に敬意を表しているのでだめ。
使ってた。でも会社にいたらみんなこういう感じだったので、そういうのが身についてしまった。接客業のことは言えない。
「人称代名詞の正しい使い方」で気になったのは、
「奥さん」「奥様」は他人の配偶者に使う言葉。「家内」「女房」は、若干見下した感じがあるので、「妻」が無難。
というところ。自分の妻のことを「うちの奥さんは」という人がけっこういるのだが、前から違和感を持っていた。私の場合、「妻」も使うが、「嫁さん」または「嫁」の場合が多い。これはだめ?別に見下してはいなくて、自分的には仲のいい人と話していて「俺の妻が」というのがよそよそしいので使っているのだが。感覚的には、社外の人と話すときにはたとえ上司でも身内の人は名前を呼び捨てにするのに近い。
作業所では圧倒的に「嫁」を使う人が女性も含めて多い。しかも自分の妻だけでなく、話す相手に対し、「お前の嫁はどうなんよ」という使い方をする人もいる。女性の場合は自分のことを「嫁」という。そこは70前後の人たちだから、ジェネレーションギャップがあるのかもしれない。結婚したときは「嫁に来た」という意識だったのだろう。今の人は違うだろうな。
ん~と、これは男尊女卑なのかなあ。こういうことを書いてると、森さんみたいに怒られそうだ。