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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

カテゴリー:カウンセリング

昨日は22時半頃に寝た。眠剤は元の量に戻したが、4時頃にいったん目が覚めた。その後は断続的な浅い眠りに変わり、4時45分に起床。今日も朝からフルスロットル。5時過ぎに家を出て新居に向かい、せっせとAVラックを組み立てる。1時間ちょいかかったか。それからテレビとオーディオを開梱し、接続して設置。お〜、ますますリビングらしくなった。よしよし。テレビが映るか試したかったが、同軸ケーブルがない。よく見ると壁に同軸ケーブルのソケットが1つしかない。不動産屋の広告では「BSあり」と書いてあったので、BSの分もあるはずなのだが。むむむ、これはおかしいぞ。これも今日仲介業者に投げてみよう。

いったん家に戻ってきて朝食を食べ、今のBS用に接続している同軸ケーブルを外してまた新居に逆戻り。同軸ケーブルを差して無事テレビは映った。よしよし。そしてその足でデイケアへ向かった。退院後の初出勤?である。

今日のデイケアは最初はあまり人数が集まらなかった。始まるまで時間があったので、携帯から歯医者の予約と人間ドックの申し込みをした。人間ドックは今申し込んでも9月になってしまうようだ。そういうと去年もそれくらい待たされた。そしてマンションの仲介業者にも電話。担当者が他の電話に出ているというので折り返し連絡をくれるように依頼。すると土曜日に伝えた、コンロが2つつかない件と、もう一件、和室の壁に貼り付けてあるハンガーなどをかけられる木製の板が剥がれかけている件について、新居に来て修理するという連絡が業者から入る。土曜日の午前中に来てもらうことにした。土曜日は午後からボーカルアンサンブルの練習、夜は合唱団Pの練習なのでなかなか忙しい。

デイケアではやっと人も集まってきたし、今日は「100点バレー」をやった。どっちか100点取るまでひたすら続けるという持久戦だ。結果はぼろ負けしたが、なかなか楽しかった。またやりたいものだ。

その合間に仲介業者から電話がかかってきてちょこちょこ抜けたりもした。どうも相手の言うことがおかしい。マンションのオーナーに問い合わせたところ、「アンテナは設置済みなのでチューナーは自前で用意してください」と言われた、と言う。仲介業者もプロの癖にあまり詳しくないようで、チューナーは自分で用意なんて当たり前じゃないか、だからそのアンテナを引き込む線の口がないんです、もう一度確認してください、と再度クレームをつける。するとまたオーナーに連絡をとったようで、今度は「このエリアはケーブルテレビがカバーしているので、ケーブルテレビに加入すればBSが見れます」との返事。おいおい、それはつまり「BSアンテナ設置済み」が嘘だったってことじゃねーか。どうも客をなめてるなあ。一応そのケーブルテレビの会社名を教えてくれたので、念のためメモっておく。

午後はだらだらと過ぎ、遅めにミーティングが始まった。週当番を決めた後、今週金曜日の海水浴についての連絡。天気予報では雨が降るようなのでみんな心配している。残念ながら私はこの日はフォトウェディングの日なので参加しない。でもやっぱ雨はいやだなあ。申し込みに行ってタキシードを試着した日も土砂降りで、靴下がぐちょぐちょになったのだ。ちゃんと本番用の靴下は別に持って行かなくては。海水浴の話の後は9月に予定されているキャンプの話。結局、以前のアンケートではこういうことがやりたいという意見が出ていましたね、という確認だけで何も話が進まなかった。

15時からはカウンセリング。自分が最近オーバーペース気味なことを話す。今朝も5時から新居に行ってAVラックを組み立てたりしたが、急ぐ必要のあることでもないのに朝早くからそんなことやらなくてもいいのに、これから一日デイケアに通院してプログラムをこなさないといけないのに、そんな朝からペースをあげてやばいんじゃないか。頭ではそうわかっているけど体が先に動いてしまう、止められない。そういうことを話す。

今日のBSの件もそうだ。そんなにBSを観ているわけでもないのに、そして引っ越すのは15日だから別に急いでクレームをつける必要もないことなのに、朝早くから仲介業者の営業が始まる10時を待って、自分の中では「一刻も早く」という感じでクレームの電話を入れてしまうのはなぜか。

カウンセラー曰く「あいまいな状態にしておくことができないんでしょうね」と言う。白黒はっきりしない状態が我慢できない。今日はいろんな話をしたが、今日のメインテーマはそれだった。あいまいさを許容できるように変化すれば、もっとゆとりが出てくるだろうと言う。そして意外にも「実はあなたは人を信用していないんですよ」と言われた。そんなことないつもりなんですが、と言うと、「仲介業者の人とやり取りしててまどろっこしいと思って、自分で直接オーナーと話したい、と思いませんでしたか?」と言われ、まさにそうですよ、と答えると、それは仲介業者の人を信用してないからですよ、と言う。

気心の知れた友人や仲間ならもちろん信頼しているが、そうでないが自分と係わり合いになる手合いの人を信用しきれていない、だから自分でやった方が早いと思う。そして何でも自分でやってしまう。自分でやらないと気がすまない。人に頼むのが下手。うつ病になりやすい性格の特徴らしい。

確かに言われてみるとその通りだ。会社でも、派遣の女の子に任せたりしたらいいのに、というようなことを「自分でやった方が早い」と思って自分でやってしまったりしていた。確かに早いかもしれないが、人に頼んだ方が自分の負荷は減る。そこの折り合いがつけられないのだ。そこをなんとかしていかないと、会社に戻ってもまた仕事をどんどん溜め込んでしまうだろう。「今日はもう無理しないように」そう言うカウンセラーに「今日はもう何もやりません。今朝やりましたから」と答えると、「いや、やってもいいんだよ。やってもいいしやらなくてもいい。そのときの状態で決めればいいんです。そういうあいまいさを残しておくのができなくて、今日はやらない、と決めてかかっているんでしょう」と指摘された。ああ、そうなのか。もっと柔軟にならなきゃいけないのだ。

カウンセリングが終わって家路に着く。昼間に聞いたケーブルテレビについてネットで調べてみたが、月に3600円もかかるのに普通のチャンネルとBSしか映らない。そもそも横浜のオフィスビルなどの間で電波が届きにくいエリアをカバーするための財団法人らしい。しかもNHKのHPで確認すると、ケーブルテレビでBSを見るのにも衛星受信契約が必要だと言う。ばかばかしくなって、BSなんてそんなに観てなかったからNHKに電話して契約を普通のカラー契約に変更してもらった。どうせ金を払うんだったらCSの方がよほどましだ。

この近所では6月から8月まで4日、14日、24日は縁日をやっているので、今日は縁日ご飯にした。縁日をぶらぶらして広島焼きを買って帰り、家で食べる。今日はその後はのんびりテレビを観て過ごした。明日はいよいよ指輪が出来上がってくる日だ。デイケアの帰りに彼女がバイトが終わったあとに横浜で待ち合わせて二人で取りに行くのだ。私の方はとりあえずしばらくデイケアのプログラムは15時までの参加にしているので、横浜で時間をつぶさないといけない。横浜で買いものでもしていよう。

昨日寝たのは22時45分くらいだったか。自律訓練法をやりながら寝た。3時過ぎにいったん目が覚めたが、もう一度寝たら、5時頃目が覚めたので起きてきた。昨日の疲れはない。よしよし。一服しながらのんびりメールチェックする。

ゴミ袋4つを出し、のんびり散歩する。朝の空気はすがすがしい。またまた新居のマンションの前まで行って帰ってきた。早く入りたいのだ。契約は8月1日からで、来月になると入れる。1日は引越の見積もりに来てもらって、そして新居に行ってあちこちの寸法を測る予定だ。帰ってきて間取り図作成ソフトでキッチンの間取り図を作る。昨晩和室と洋室を作ったので、これで大きな部屋の間取り図が全部できた。あとは寸法を測って家具を注文するだけだ。楽しみ楽しみ。

なんだか熱っぽいなと思って熱をはかると37℃。う〜ん、微熱だ。昨日寝冷えしたのだろうか。そういえば昨日から鼻がぐしゅぐしゅいっている。昨日の練習会場が寒くて、練習の途中から鼻水が出だしたのだ。昨日も念のため風邪薬を飲んだが、今日も風邪薬を飲んでおいた。

7時前に家を出て病院に戻ってきた。混雑した電車ももう平気である。病院に戻っても元気だったが、なんだか熱っぽいのは変わりない。病院に戻ってからも熱をはからせてもらったら、今度は36.3℃。まあ大丈夫だろう。念のため大事をとって、エアロバイクは中止してデイケアまで体を休めよう。

9時過ぎにデイケアルームに顔を出したら、ほとんど人がいない。今日は人の集まりが悪いようだ。他のメンバーから「今日の午前中は盆踊りの練習だって」と聞かされ、あ!そうだった、と思う。みんな嫌がっているのだ。私も例外ではない。毎年この病院恒例の盆踊りが8月にあって、今日は踊りの先生に来てもらって指導を受けるとか。しまったなあ、そんなのやだやだ、スポーツがしたい〜、と思ってもそう決まってしまっているからしかたがない。10時半から始まって、病棟の人や看護婦たちも集まってきたが、肝心の先生が来ない。スタッフが連絡を取ってみると、不幸があったとかで急に来れなくなったとか。と言うわけでみんなうろ覚えで練習する。病院の職員たちは毎年やっているはずなのに、やっぱり覚えてない。私は盆踊りの日は通院デイケアも1週目で早く帰る予定のため、途中で抜けて見学していた。

11時半くらいに盆踊りは踊り、その後30分だけ卓球をした。月曜日だけ来る卓球経験者の人と試合をしたが負けてしまった。う〜ん、いつもは勝つことが多いのだが、調子も悪いわけではないが、まあこんなこともあるさ。少しだけでも汗がかけてよかった。

午後からのデイケアは、ずっとソファでだらだらしゃべっていた。14時くらいにやっとミーティングが始まり、週当番を決め、掃除。早く退院してあれもこれもしたい、と気が焦っている自分にとってはこういうゆっくりした時間はなかなかじれったい。

そしてカウンセリング。カウンセラーはデイケアのスタッフでもあり、カウンセリング以外の時間にもデイケアに参加している自分の様子を見ている。そして、最初に「以前のような過活動はなくなったけど、先週あたりからなんだかいらいらしているように見えますね」と言われた。そこで、私は退院したら彼女と一緒に住むことにしていて、そのためにマンションの契約をしたり、引越の準備をしたり、買い物をしたり、あれもやりたいこれもやりたい、早くやりたい、ああ早く退院したいんだ、という心境だということを話した。それでカウンセラーもなるほどと納得がいったようだ。

カウンセリングではその他盛りだくさんな話をして、かなり密度が濃かった。詳しく書こうとしたが、このPDAからだと長い文章をアップすると途中でちょんぎれるので割愛。

夕食後、17時半くらいから横になって音楽を聴いていると、なんだか急に疲れがどっと出てきたようで1時間半くらい横になっていた。今日の活動率はそんなに高くないのに。昨日までの疲れだろうか。まだまだ疲れをひきずっているのだろうか。夜になってまた鼻水が出てきてくしゃみが連発だ。昼間は止まっていたのに。やはり風邪か?風邪から来た疲れなのだろうか。

昨日の睡眠の状況
 21:50 就寝
 01:47 中途覚醒
 02:59 中途覚醒
 03:10 中途覚醒 追加眠剤
 04:23 起床
昨日は早目に寝た。今日は朝に病院に戻らないといけないので、夜更かしは避けた。そして、最近は追加眠剤を使っていなかったが、そうすると朝に頭がぼんやりしてしまい、もう一度寝てしまうことも多かったので、昨夜は追加眠剤を使った。おかげで目はばっちり覚めた。しかし、追加眠剤のサイレース2mgが1時間くらいしかもたないとは。外は雨がけっこう強く降っている。今日も早朝散歩は無理そうだ。引越しに向けて捨てないといけないゴミだけでも捨てなければ。とりあえず傘をさしてゴミを捨てに行く。他にも紐でしばった書籍や紙袋につめたCDがあるが、これらは晴れの日に捨てよう。それにしても、少し頭がぼんやりしている。追加眠剤が残っているのか。もう少し眠れたかもしれない。あわてておきる必要はなかった。

朝はデイケアに出るには8時過ぎに家を出ればいい。が、朝早く起きたので暇だったから7時過ぎに家を出た。バスの本数が少ないので病院まで行くバスを15分ほど待つ羽目になったが、8時50分くらいに病院に着いた。今からなら作業棟へ行ってエアロバイクを漕いでからデイケアに合流することもできる。が、やめておいた。ちょっと調子がよくなったからと言っていきなりあれもこれも、と詰め込みすぎるのは自分の悪い癖だ。今日はちゃんと朝起きて、昨日の疲れも残さずに病院に来れただけで充分。デイケアの時間までちょっとゆっくり休もう。そう、今日もリラックス、リラックス。満員電車の中でもリラックス、リラックスで乗り切った。これから病院の中でも、何の活動をしていても常にリラックスを心掛けていって、自分の心の癖にしてしまおう。あせらずに、ゆっくりと、ゆっくりと。そう言えば、前回の入院のときから、2泊3日の外泊を疲れずに乗り切ったのははじめてだ。今回の外泊は成功だと言えよう。やっと前に進み出した。前にに光が見えてきた。

デイケアに行き、しばらく調子よくお喋りしていたのに、デイケア担当医が来てメンバーの訃報を知らされ、愕然となる。ショックでしばらく口もきけなかった。先週まであんなに元気に飛び回っていたのに。しばらく落ち込んで何もやる気が起こらなかったが、デイケアのプログラムは通常通り行われた。卓球と三角ベースをやって、少しは気が紛れた。でも病棟に戻って昼食を食べてると、またやるせない思いがこみ上げてくる。なぜなんだ、なぜ彼が死ななければならないんだ。なぜなんだ。

午後のデイケアはミーティング。朝はメンバーが少なかったので、ここであらためて師長からメンバーの訃報について話があり、お通夜や告別式の日時が知らされた。私もかけつけたいところだが、なにせ入院中のため夜の外出もできなければ喪服もない。退院したらお墓参りにでも行ってお線香をあげよう。いつもは明るいデイケアも今日は雰囲気が暗く重たかった。しばらくはこの状態が続くかもしれない。私もそうだが、本当に身近な人の死というものに直面したのははじめての人が多く、みんな相当ショックを受けている。みんなで彼の死を乗り越えて、また明るいデイケアに戻していきたいものだ。

デイケアの後はカウンセリング。自律訓練法を毎日やって、外泊では1日ごとに疲れをためないように注意したこと、そのために常にリラックス、リラックスを心掛けていたら、疲れを感じなく、ずっと調子が良かったことを話す。そして「流動的思考」を試してみて、入ってくる情報をため込まずにどんどん流していったことも話した。カウンセラーは「非常にいいやり方をしましたね」と言った。まずリラックスだが、リラックスするというのは副交感神経が優位に立つことだ。しかし、「リラックスしなければ」という思いに駆られると、その「しなければ」と言うのが自分にとっての命令となり、それは交感神経を優位に立たせること、つまり体を緊張状態に導くのだ。だから「リラックスしなければ」と思うのは矛盾していることだと言う。では私の場合なぜうまくいったかたと言うと、「リラックスしなければ」という命令ではなく、ずっと「リラックス、リラックス」とぶつぶつ自分で言っていたからで、それは命令ではなく、自己暗示となって無意識下に刷り込まれる。だからうまくいったのだと言う。そして「流動的思考」も、禅で言うところの「無」と同じことで、必要な情報を追いかけない、追い払わない、自然体で、そのままで、というのに通じるものがあるという。人はあることにとらわれると、それにかかり切りになってしまう。が、そのとらわれを除いてやれば無の境地になれるそうだ。何かを追いかけていることにとらわれていることは割と自覚しやすいが、何かを振り払おうとしていることは自覚しにくいという。禅をやっていて「何も考えではだめだ。ああ、こんなことが頭に浮かんできた。だめだだめだ」これは「「振り払おうとしている」とらわれだという。そして、電車の騒音や人混みなどの刺激を自分に素通りさせて流していくことは、この「振り払うとらわれ」から逃れることだと言う。カウンセラーにそう指摘されて、また少し自信がついたような気がする。睡眠に関しても自分は「眠れない、眠れない、なんで眠れないのだろう」ととらわれていたような気がする。今は眠剤の量は多いものの、夜中に3回くらい目は覚めるけど、ちゃんと眠って昼間活動している。それでいいじゃないか。とらわれを捨てると、また状態も自然によくなってくるかもしれない。

病棟に戻り、今度は主治医と面接をする。外泊がうまくいったことや睡眠の状況を伝える。あと何回か外泊を繰り返して退院ですかね、という感じだった。よし、順調にいけばあと1ヶ月くらいで退院できるぞ。来週は3連休で月曜日が休みなので、3泊4日にして火曜日の朝に帰ってくる、という外泊訓練をやりたい、と言うと認めてくれた。よし、外泊時だけでなく病院にいるときもリラックスと「流動的思考」を心掛けて、心と体の癖にしてしまうぞ。そして、報告という訳ではないが彼女と結婚することを話し、彼女の母親が私の状態について直接聞きたいので面接をお願いしたい、という話をしたら承諾してくれた。

明日の14時から15時までの間に服薬指導があるので病棟にいてくださいと言われた。明日は亡くなったデイケアのメンバーのお通夜がある。外出は16時までなので、入院しているから行けないと思っていたが、外泊届けを出せば行ける。看護婦に相談し、外泊届けを書く。15時までの間、と言っても時間がおして服薬指導が長引いたら、お
通夜に間に合わないかもしれない。うちから病院まで遠いので、家にいったん帰って服を着替えてくるのに時間がかかるのだ。喪服なんか病院に持ってきているはずない。看護婦さんと相談し、服薬指導を延期できないか明日の朝に聞いてもらうことにした。

昨日の睡眠の状況
 22:00 就寝
  0:34 中途覚醒
  0:51 中途覚醒
  1:09 中途覚醒 追加眠剤
  1:59 中途覚醒
  4:23 起床
また中途覚醒が4回。まだまだ進歩はない。一昨日の夜、寝る前には「追加眠剤をもらい忘れた」と思っていたのだが、うちにも眠剤のストックがあったので、あらかじめそれを準備しておいて、夜中に飲んだ。上の時刻を見てわかるように、0:51に目が覚めて、もう一度寝ようと思ったのに1:09にまた目が覚める、つまり睡眠が20分しか持続しない状態になったから、もう眠剤の効果はきれている。それで追加眠剤を飲んだところ、なんとか眠りを続行できたのだ。それにしては追加眠剤を飲んでから50分で1回目が覚めている。ありゃ?と思ったが、もう一度寝直したらけっこう眠れた。本当はさらにもう一度寝ようかと思ったが、眠気がなくなって、疲労もとれているし、頭のぼんやり感も体のだるさもなかったので、起きて来たのだ。そして軽く「目覚めのヨガ」のポーズをやってみて、早朝散歩に出かける。と言ってもすぐそこの交差点までゆっくりと歩いて戻ってくるだけ。朝から無理は禁物だ。朝の空気はすがすがしくて気持ちいい。5時前でもこの季節ではすっかり明るい。深呼吸をしたり伸びをしたりしながら、ゆっくりとした足取りで一歩ずつ歩いていく。今日は何をして何をして何をしよう、そういう1日の計画を頭に描きながら。夏だから早朝散歩は気持ちいいが、冬になると暗いし寒いし、つらいかもしれない。今は散歩から戻ってきたところだ。やっと月曜の朝にしてリフレッシュが完了したようだ。

朝出かける時間まで暇なので、自分のHPをいじくったりする。趣味のページに「腹話術」を追加した。ちょっと最近練習しているのだが、やはりなかなか難しい。やっぱ自己流では限界があるのか。そういえば、昨日テレビを見ていて思ったが、ちょっと目が悪くなったようだ。今ですら0.0いくつというレベルなのに、このシグマリオン3の小さな小さな文字を見ているうちに、さらに悪くなったようだ。病院で「目が良くなるマジカルアイという立体視の本を見てると、本当に少し目が良くなった」という話を聞いたので、今度買ってこよう。

朝、病院に行くまでにはまだ時間がある。掃除機をかけたり、ちょこちょこと部屋の整理をしたりする。また止まらなくならないように、落ち着いて落ち着いて、休みを入れながら。テレビをつけっぱなしにしながら快適に掃除する。おっと6時半になった。日課のラジオ体操をする。そしてこの日記の続きを書くが、昨日入れ替えたエディタがさくさく動くと思いきや、そうでもなかったのでWordpadに戻す。

たった今病院まで戻ってきた。9時40分。なんとか調子を崩さずに戻ってこれたので、外泊訓練の最低目標としてはクリアできたかな、という感じである。病院に来るだけで少し疲れた。当然である。作業療法は今日は行かずにデイケアに行く。作業療法は、家から通うときの負荷を考えてスケジュールに入れていたから、本当に家から来たときはやらない。とりあえずこれ以上負荷はあげない。今はなんとか落ち着いているが、今日はこれから始まるのだ。今日一日を乗り切れるか。慎重に行動しよう。

とりあえず午前中のデイケアは無事終了した。卓球とバレーボールをやった。卓球では他の卓球経験者と試合をした。今のルールに基づき、サーブは2本交代の11点マッチ、3セット先取である。これが白熱した試合になって、5セットまでもつれこんで最後はデュースまでいったが、惜しくも負けてしまった。バレーは人数が多くて4チームできたので、2試合ずつやった。1試合目は勝ったが2試合目は負けてしまった。

終わってみると、体の疲れは多少あるが、爽快感がある。スポーツをすると精神的にはいいような気がする。それから、バレーボールが前よりうまくなったような気がする。技術的に、ということもあるが、それ以外の要素もある。前は周りを見る余裕がなかったのが、ボールの軌道を読んだり周囲のプレーヤーがどういう動きをしているか、ある程度把握しながらプレーしていくことができるようになってきたのだ。これは自分のものの考え方や生き方そのものにも重要な要素であるような気がする。周囲を見て状況判断しながら、なおかつ自分の状態も把握しながら適切に行動する。そして「休む」のも重要な行動だ。

アクシデントがあった。バレーの途中で眼鏡の鼻の部分を止める部品が取れてしまったのだ。とりあえず片方なくても眼鏡はかけれたのでプレーは続行した。病棟に戻って眼鏡を見せ、理由を話して緊急に外出許可をもらう。本当は外出、外泊は前日に届け出用紙を出さないといけないが、事情が事情なので許可してもらえた。昼食を食べてすぐにバスに乗り、駅の近くの眼鏡屋に行って修理してもらう。「シリコンパッド」という部品らしいが、それを交換して無事直った。すぐにUターンして病院に戻る。1時間もかからなかった。

午後からのデイケアに少し遅れて参加する。今日はミーティングのみ。9月に予定されているキャンプについて何をやりたいか、みんな紙に書いて出し、スタッフが読み上げていって、だいたいどういう感じのキャンプにしたいか方向性をつかむ。詳細を決めるのは来週以降になるだろう。看護実習生が5人来ていたので、その自己紹介とか、なぜ看護婦になりたいと思ったとかを質問したりもした。「なんとなく」みたいな人も何人かいた。世の中そんなもんだろう。

その後はカウンセリング。先週テンションがあがりすぎて失言してその後鬱に陥ったことと、外泊の様子を話す。私は「外泊訓練」というひとくくりで自分にノルマを作ってしまっていて、一日一日でその日の疲れをクリアできてないことを指摘された。月曜日の朝に帰れればオッケーで、それまでに2泊3日の間に帳尻を合わせているだけなのだ。そして先週との大きな違いは、日曜日の過ごし方。先週は1泊で日曜日は夕方に病院に戻ってくるだけでよかったのだが、今回は2泊で、日曜日にも予定があった。土曜日の疲れをその日のうちにクリアできてないのは先週と同じだが、昨日は日曜日の疲れもクリアできなかった。ではなぜ疲れが取れたのか。カウンセラーは私の話の中から「自律訓練法をやっているうちにそのまま寝てしまって、目が覚めたら楽になっていた」という点に着目した。自律訓練法が効いたということは、それまで筋肉が硬直していて疲れが取れていなかった証拠である。要するに夜になっても日曜日自体の疲れが取れてなかったのだ。日曜日は休んでいるように見えて休んでなかったのだ。やはり体のどこかによけいな力が入っていて、ただぼーっとゲームをやっているだけのつもりでも疲れていたのだ。そう言えば土日に異常に首が凝っていたのも、無意識のうちに体に力が入っていたせいだろう。ではどうすればいいのか。それはこれから模索していこう。自律訓練法は一つの効果的な方法に違いない。これはたまった疲れをとりのぞくためのものではない。ただその瞬間、筋肉を弛緩させてリラックスするだけの効果だ。しかしそれが効いて、やっとリラックスした状態で寝ることができて疲れが取れたのだ。これを1日のサイクルでできないか。入院する前、何ヶ月も毎日毎日何もやってないのに疲労感を感じていたのは、実は寝ているだけでもどこかの筋肉が緊張していて疲れていたのではないか。私がそう言うとカウンセラーも同意した。自律訓練法は訓練を重ねると、どんなときにも全身の筋肉を弛緩させてリラックスさせることができるようになるという。そう言えば1年以上前に同じことをカウンセラーから聞いたのにすっかり忘れていた。私もこれから「訓練」してリラックスを心掛けるようにしよう。

他にも、なぜ病院では疲れないのに外に出ると、家に帰るとこんなに疲れるのか、環境以外に自分の中で何が違っているのか、そういう話も出た。前にも出たが、これもこれからの外泊訓練を通して模索していきたい。まだまだ課題は山積みだ。

病棟に戻り、今度は主治医と面接。カウンセラーに話したようなことをかいつまんで話す。とりあえずこの調子で外泊訓練を続けていくことにする。眠剤の効きが早くなってきたので、寝る前の薬を20時から21時に変えてもらった。今夜から眠る時間が少しシフトするかなあ。

昨日の晩は目が覚めた時刻をメモ帳にメモっておいた。寝たのが20:20。割とすぐ寝つけた。目が覚めたのが22:10。もう一度寝る。そして23:20に寝るが23::45にすぐ目が覚めたのでここで1回目の追加眠剤をもらう。そしてまた寝て、目が覚めたのが2:40。もう一度寝ても寝られないかもしれない。追加眠剤は3:00までしかもらえないので、ここで2回目の追加眠剤をもらう。そして起きたのが4:20。起きてホールに出てきて一服する。すでに何人か起きてきている。タバコを吸いながらぼ〜っと過ごす。昨日の疲れは残ってないようだ。よかった。

朝食後、昨日話をした躁鬱病の子と話しこむ。ずいぶんといろいろ悩みを抱えているようだ。自分と共通するようなところもある。それにしても、このような精神障害を持った人は、家庭に問題があるケースがほとんどだ。

その後作業棟へ行っていつものメニューをこなす。体力テストも一般トレーニングも今までの最高値だった。昨日の疲れは残ってない。元から体の疲れではないのだから。体力は順調に上がっているが、体重は思ったように減らない。まあ、少しは減りつつあるが、いったい体のどの部分の脂肪から減っていくのだろうか。私の場合、顔がまず細くなった。なぜだ?先週末に自宅に戻ったときにウェストを測ったが変化なし。へっこんでほしいのは腹なのに。

そしてすぐにデイケアへ合流。前半は卓球、後半はバレーボール。いい汗を流した。卓球は自分以外に経験者が2人いるので実戦ができて楽しい。

昼食をはさんで再びデイケアへ。月曜日の午後はミーティングなのだが、スタッフもメンバーもだらだらしていて、なかなか始まらない。14時過ぎにようやくミーティングが始まる。今月は今日でおしまいなので、来月からのリーダーとサブリーダー、会計を決める。その後今週の週当番を決める。リーダーとはスポーツのときに準備体操の掛け声をかける人、サブリーダーはリーダー不在のときの代任者、会計は、毎月お茶代をみんなから100円ずつ集めてコーヒーやお茶を買って自由に飲めるようにしているのだが、その集金と会計報告をする人。週当番とは灰皿当番、お湯当番、司会、書記である。メンバーが交代でこういう役目もこなす。その後はスタッフからの連絡。9月に予定していたキャンプが場所がとれなくて日程が変更になったことや、今週金曜日のイベントである水族館の見学についての連絡があった。残念ながら私は水族館には行けない。入院患者は原則として外に出ていくデイケアの行事には参加できないのだ。

その後はカウンセリング。土日の外泊のことなどを話す。この外泊はいろんなことがあった。ハイテンションになったと思ったら自分で掃除を止められないほどの躁状態になったこと、早起き健康法の早朝散歩を試してみたことなど、いろいろ話す。

どうやら今の自分は過活動がベースになっているようだ。普通の人は、朝起きて昼活動して夜寝る。それで一日のサイクルが終わる。今日中にできそうにないほどやることがあったら適当に後回しにしたりしてバランスを取っている。できるだけ今日の疲れを明日に残さない。

しかし、この土日は土曜日から日曜日の朝にかけて過活動で、その後病院に戻るまで寝てしまって疲れをとった。要は2日でそのサイクルをまわしたことになる。なぜそうなったのか。それは過活動のときは疲れを自分で自覚できないからだ。適当に疲れたから休もう、残りは明日にしよう、それができたら1日のサイクルでまわせる。それを目標にするのだ。

そして一日のスタートである朝、この朝の過ごし方が大きな鍵となった。朝の過ごし方でその日の調子が決まるといってもいいだろう。今回の外泊で試した早朝散歩では、調子があがったものの、上がりすぎた。しかしそういうことも経験しつつ、何回も外泊を繰り返して「自宅での朝」の過ごし方をつかむのだ。

それをつかむために、そして退院後にまたデイケアに通うことを想定して、今週末から外泊を2泊3日に、土日月とやってみることにした。そして、最終日の月曜日は、普通昼間とか夕方に帰ってくるものだが、そうではなくて朝の9時とか10時に病院に戻ることにした。朝、自分できちんと起きて朝を過ごし、デイケアに通う訓練をするのだ。カウンセラーに話すと「いいんじゃないですか」と言ってくれた。

このアイデアは、実は来週の日曜から合唱団Pの本番指揮者の先生の練習が始まるので、それに出られるにはどうしたらいいかなあ、と考えて思いついたものである。土日は合唱団Pの練習に出て月曜日の朝に戻ってくる訓練をする。一石二鳥だ。

カウンセリングの後、病棟に戻ってお風呂に入る。あがったところでちょうど主治医に呼ばれた。面接を希望してあったのだ。最近の睡眠の状態と、あとはカウンセラーに話したこと、要は前のパラグラフで書いたようなことを話した。ハイテンション気味なので、眠剤はそのままにして抗鬱剤が半分に減ることになった。薬が減るのは嬉しいことだ。入院してすぐに調子がよくなったことに関しては、主治医は「環境が変わったからじゃないですかね」と言うが、環境が変わったのはそんなことはわかっているのだ。問題はその環境にあわせて自分がどう変わったなのか、なのだ。この課題に関してはカウンセリングで進めていこう。

20時を過ぎた。眠剤を飲んでパジャマに着替え歯をみがく。さあ、今夜の睡眠はどうだろうか。前の入院のときは1ヶ月くらいで追加眠剤なしで眠れるようになったが、今回は4週目に入っているというのにまだまだだ。早く薬なしで眠れるようになりたい。