昨日の夜中、朦朧とした頭でなぜかプロバイダのWebメールにアクセスした。迷惑メール振り分けサービスを利用しているので、普段PCで受け取るメールには迷惑メールはあまりない(と言ってもそこそこある)のだが、ここを開くと隔離された迷惑メールがいっぱいある。たまに面白半分に迷惑メールを見て新手のやつがないか見たりするのが変な楽しみ。怪しいところをクリックしないようには気をつけている。いろんなパターンが多いが、代表的なのは、
- バイアグラやその他クスリの広告。俺にはそんなものいらんっちゅうのに。
- 何も着ていないお姉さんのあられもない姿満開であんな姿やこんな姿の画像をもろに貼り付けてきて、怪しいサイトに誘い込むメール。なかなか刺激的だったから目の保養になっていたが、2月1日を境にばったりこなくなった。それはそれでちょっと寂しい。
- Amazonから来たように見せかけた偽の領収書。そんなもの買ってない!と思って「支払いキャンセル」をクリックしたらアウト。これはいろんなパターンで来るが、たいてい日本語がおかしい。
- AmazonやLINE、楽天のアカウントに異常が見られたので(第三者がログインしたとか)、確認のためにこのリンクをクリックしろとか。
- 「あなたのPCにスパイウェアを仕込んで、ウェブカメラであなたが恥ずかしいこと(マ○ター○ーション)をしているところを撮影した。ばらまかれたくなったらビットコインを払え」という脅し。
- クレジットカード会社から不正使用を検出したから、カードの利用を一時的に停止している。至急以下のURLにアクセスして確認してくれ。
→これもたいてい詐欺だが、本物もあり得る。友達は同じようなメールが来て詐欺かと思ったら、本物だったという。自分もカードを不正利用された経験があり、そのときは電話で連絡があって、怪しいからカード会社が決済を止めてくれていた。このメールはリンク先が.xyzという変なドメインで終わるからおかしいとわかるが、巧妙にできている。とにかくまずは「リンク先URLを調べる」ことと、ヘッダー情報を見て発信元のドメインを確認すること。 - あなたは幸運にも大金を受け取ることができます。詳しくは私にメールをください。というメール。
- 似たような感じだが、私の資産運用をしてくれたらお金をあげます、というメール。そういうのに近いFAXがシリアから来たことがあるのだが、そっちの方が不思議。
- ブランド品のコピー品の販売。はっきりと「コピー品」と書いてあるものもあれば、そうは書かずにただただ70%offとか書いているものもある。まあコピー品だろうが。
- 寄付を募るメール。勉強したくてもできない子どもたちのためとか、オーストラリアの森林火災のためとか。これはかなりしっかりしたメールである。日本語は完璧で、調べてみたらメールに書いてある寄付金を集めるNPOも住所も実在するし、電話番号で検索すると「公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」というのが出てくる。しかしリンク先のURLは、少し怪しげなよくわからないドメイン名。実在するメールをそのままコピーし、アクセス先のURLだけを変えているのはフィッシング詐欺の基本なのでその類か。そうだとしたらかなり巧妙にできている。もう少し調べてみたら、まさにそのNPOを名乗るフィッシング詐欺が発生しており、注意喚起されていた。自分に来たメールもよく調べてみたら、発信元のIPアドレスが中国だった。危ない危ない。これは引っかかる人いそうだなあ。
もっとおもしろいのないかな。昔はもろに「セフレ募集」とかあったのだが。