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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2019年2月23日

朝うつらうつらしていた。時計を見る気力もない。やっと目が覚めて時計を見たら9時26分。ほえ~こんな時間か~と思ったが体が動かない。しんどくて起きれない。体を反転させ、四つん這いになった状態から動けない。やっとこさ起きた時には9時40分を過ぎていた。今日も朝から低空飛行だ。

今日は某福祉施設で面談だった。いつもふたりで1時間なのに、今日はいろいろ話すことがあって私だけで1時間近くかかり、妻の話をしたら1時間20分くらいかかってしまった。私は最近の状況を話した後、リカバリー系のプログラムの件と、主治医から「4月くらいからアルバイトとかできないか」と言われた件について、けっこういろいろ話した。

リカバリー系のプログラムに関しては、いまいちピンとこない、これが治療の役に立つのかがよくわからない、なんだか馴染めない、そういうことを話したら、いろいろ話をしてくれた。他の人の話を聞いて刺激を受けたり、自分にも当てはまることだな、ということが出てくれば主体性が出てくる、自己肯定感に繋がるという話を聞いて少し腑に落ちた。主体性は大事である。とりあえずは来月も参加して様子を見ることにした。

就労の件については、いきなりアルバイトはハードルが高いでしょう、というところで意見は一致。徒歩圏内に2つ作業所があることや、そこでの作業内容や利用するまでの手続きなどを教えてくれた。就労継続支援B型事業所と地域活動支援センターがやっている作業所が1つずつあるのだが、B型の方が作業内容のバリエーションがあるらしい。と言っても本当に内職程度である。時間や勤務日数の融通もききやすいらしい。とりあえずは体調の様子を見つつ、4月に一回見学に行くことを目標にすることにした。なんだか知らないが、のんびりしていたらいきなり就労への第一歩を踏み出す羽目になった、そういう気分である。いきなり負荷が高くなって失敗したことは何度もある。慎重に行きたい。

帰宅後、昨日から読んでいた伊坂幸太郎の「死神の浮力」を読了。この本は以前読んだ「死神の精度」の続編。話はつながってない。前の本が短編集だったのに対し、この本は長編である。娘を殺された両親が、裁判で無罪になったサイコパスな犯人を私刑にしようとするが逆に翻弄される話。最後の結末は予想だにしなかったので驚いた。人間の姿をした死神とのズレた会話や、音楽をやたら聴きたがるシーンなど、シリアスな中にクスッと悪える描写が多々あって色んな意味でおもしろい。「死ぬこととはどういうことか」というのが繰り返し出てきて考えさせられる(でもあまり考えてはいない)。章ごとに一人称が死神と人間の方の主人公に入れ替わるのも面白かった。

林原めぐみ「今際の死神」。なんか椎名林檎ぽいと思ったら、椎名林檎が全面プロデュースだった。