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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2019年1月22日

今日は9時20分起床。起きるのがつらいということはなかったが、もう少し早く起きなければ。

午前中から伊坂幸太郎の「死神の精度」を読み始めた。死神が主人公の話。死神の組織があって、研修を受けた後に人間界に派遣されるというサラリーマン死神。人間に化けた死神がターゲットの人物を生かすか殺すか決める、その過程でのドラマ。死神は何よりも音楽が好きで、人間界で音楽を楽しむために仕事を引き延ばしたりする。そして微妙な日本語の言い回しがわからなくて勘違いする。おもしろい設定だ。

13時過ぎに家を出て今日は眼科へ。今週は忙しい。眼科は平日のこの時間にしてはまあまあ混んでいる、と思ったら結構早く呼ばれた。はて、他の待ってる人を飛び越したような気がするがなぜ?

前回は眼圧があまり良くなかったのだが、今回もそうだった。左目は11といいのだが、右目が14.6と高い。冬場は高くなることがあるという話だが、去年までは冬でも安定していたのに。ただ視野検査の結果は悪くないのでこのまま様子見となった。次回は視野検査である。あの検査は一番疲れるから嫌なんだよなあ。いろいろな検査があるが、苦しい検査でもとにかくじたばたせずに大人しくなすがままにしていればいいものが多いのだが、視野検査は集中力が必要でとても疲れるのだ。

眼科の後は、ふと思いついてダイエーに行ってみた。横浜駅西口のダイエーは長い歴史に幕を閉じ、2月11日に閉店してしまう。靴とかカバンとか安かったのに不便になるなあ。ただいま閉店セール真っ最中とのことなので、なにかめぼしいものはないかなあと思ったのだ。よけいなものを買わないようにしないと。

・・・靴とカバンを買ってしまった。私が好きなダンロップの防水のシューズがお手頃価格だったので買ってしまった。靴も消耗品だしまあいいや。ぜんぜん履いてなくてもうやばいんじゃないか?という靴があるのでそれを処分しよう。

ダンロップのシューズ

そしてデイパックも、自分の要求仕様にマッチするものが20%引きであったので、これも予備で買ってしまった。カバンも長い間使ってるとクタってくるので消耗品だろう。

デイパック

ところでお会計したときにレシートを見ると、「バック」と書かれている。私はこういうのがすごく気になる。後ろがどうした、と思うのだ。なぜ「bag」を「バック」と書いて読んで平気なのか。他にも「bed」を「ベット」と言われると背中がむず痒い。「simulation」を「シュミレーション」と言ってるのを聞くと「違うんだけどなあ」と思うが、カタカナの発音で「シミュレーション」と言ってるのを聞くと、やっぱり「違うんだけどなあ」と思ってしまう。でもイバラキとイバラギの違いはよくわからない。

デイパック

今月は臨時出費がないと思っていたのに、思わぬ出費だった。でもまあ、いずれ必要になるものだし、まあいいや。買えるうちに買っておこう。

今日の動画。大森靖子「死神」。途中で終わるが、死神に消されたみたいに終わる。

昨日は夜に筒井康隆の「夢の検閲官・魚籃観音記」を読んでしまったが、あまりにも荒唐無稽で読んでてもさっぱりわからない話をついに飛ばしてしまった。なんつーか、前衛的というか単に思いつきででたらめを書いているのか、これが文学なのかどうかさっぱりわからん。私はドタバタハチャメチャな筒井康隆ワールドは好きなのだが、さすがについて行けなくなった。250ページくらいの文庫本で10話あるので一つ一つが短いのだが、そんなに短い小説でも最後まで読みきれない。これはこれで評価されてるのかなあ。

飛ばした話の次の話が「シナリオ・時をかける少女」だったので、おおこれは「時をかける少女」の映画版のシナリオなのか、と思って読んでいたがなんか違う。あの伝説的なジュブナイル小説を、こんなに暴力的かつエロくしていいのか?原田知世が怒るよ。なんかめちゃくちゃである。登場人物が途中で「これ、ちょっとやり過ぎじゃないの?この映画の品位が下がるんじゃないか?」なんて話している。しかもこれ、昭和58年というまさに映画版が上映されているときに書かれた小説である。いくら原作者とは言え、やりたい放題だなあ。

その次の観音様と孫悟空がセックスするという無茶苦茶な官能小説も、圧倒的なボキャブラリーや造語能力(?)、もの凄い描写力には感心するが、読んでて呆れてくる。これが活字になって小説雑誌に載っていたというのが驚き。でも面白くないかと言われれば、面白いと答えるしかないのだが。最後の陪審員の話はちょうどいいドタバタで面白かった。