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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2018年12月2日

今日も9時半起床。調子はまあまあ。昨日と同じなまんねりな書き出し。午前中は音楽を聴いたり読書をしたりして過ぎていった。最近は頭がまわっている。しんどい時は音楽すら聴けなくなるのでいい傾向だ。

昼過ぎからは図書館へ行った。借りている本を読み終わったので、返しに行ってまた本を2冊借りてきた。1冊は原田宗典の「優しくって少しばか」という小説。原田宗典というと自分の中では「おもしろいエッセイを書く人」で、彼のエッセイは漁るほど読んだのだが、本業である小説はそんなに読んでなかった。少し古い本だが、なんとなくタイトルに惹かれて手にとった。

優しくって少しばか

もう1冊は「人工感情 善か悪か」というAI関連の本。今年の2月に刊行された本で、まあまあ新しい。IT関連(に限らず技術的な分野)の本は、できるだけ新しいものを読まないといけない。未来の技術はあっという間にカレントになり、そして陳腐化するのだ。これは今まで読んできた本より頭を使いそうだ。読めるかな。

人工感情

最近よく本を読んでいる。オルガンコンサートに行ったりシンクロナイズドスケーティングを見に行ったりもしたし、この秋は読書の秋であり芸術の秋であった。もう冬になってしまったが、無理のない範囲でまたいろいろ行ったり読んだりしよう。

ローソンアプリにベビースターラーメンの無料クーポンが来ていたので、帰りにローソンに寄ってもらってきた。20円引きとかのクーポンだと、それを使うためにわざわざ対象商品を買ったりはしないが、無料クーポンならウェルカムだ。と言ってもそのついでにいろいろ買ってしまったりすると、まんまと思うツボなんだろうけど。ベビースターラーメンなんて何年ぶりだろう。

ベビースターラーメン

清水義範の「朦朧戦記」を読了。最初はちょっとボケ始めたお年寄りたちが、羽目を外したり周りの人を右往左往させたりすっとぼけたりやらかしたりしながら人生を楽しんでいる様子から始まる。清水義範の小説によく出てくる「あるある感」満載だけでなく「あるのか?感」もいっぱいあった。

読んでいいくうちに、「いくらなんでもそこまではないだろう」という感じになっていくのだが、そこがデフォルメされておもしろいところなんだろう。なんせ70代80代の老人どうしで合コンをしたら最後には乱交パーティーになってしまうのだ。挙句の果てにアメリカと本物の(小さな)戦争を始めたり、学生運動を始めたりする。

これは要するに、今の若い人がやっていることや、お年寄りが若い頃にやっていたことを今再びやってみるとこんなことになるだろう、というある意味パロディとも言える小説で、本人たちにとってそういう「老人の本気」はとてもおもしろいものなんだ、という話なんだろう。おもしろかったのだが、清水義範の小説で人がバタバタ死ぬのは珍しいので、なんだかそこは残念。