録画しておいた生活保護のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」を3日遅れで観た。今回の利用者は「識字障害」。いろいろ出てくるなあ。識字障害って精神科なんだ、ふ~ん。先週はPTSDだったし、来週はアルコール依存症らしいから、精神障害ばっかだな。
ハローワークのシーンは身につまされる。自分がハローワークの障害者窓口で求職活動していたのは10年ほど前だったが、あれから状況は少しは変わったのだろうか。あそこまで冷たくはなかったが、精神障害者には本当に親身になってくれる気あるのか?という感じだった。事務的な事務員がすばらしく事務的な対応をしているだけであった。求人票をプリントアウトして持っていき、紹介状をもらおうと思ったら、その会社は以前他の人を紹介しようとしたときに「精神障害者はちょっと」と言われたから、ということもあった。そういう差別はしてはいけないのだが、紹介する以前にハローワークの職員に「精神障害者はちょっと」などとたわけたことを言っている企業があるのだ。職員も職員で「精神の人は難しいですよ」というだけで、なんにもしてくれない。
いろんな病気がある。いろんな障害がある。全ての人が全ての病気について全て理解しろというのは無理がある話だということはわかっている。でも、理解してくれる人を根気よく探す努力と、探すお手伝いをする、手を差し伸べる人や制度は不可欠だ。必要としている人の元に、必要とされるものが行き届きますように。今回はじーんとくる話だった。
ケースワーカーの栗橋さんの、
「だったら、しっかり生きなきゃ!」
というセリフに背中を押されたような気がする。毎日やることもなく、なんだかただ時が過ぎていくのを眺めているだけのような自分は、しっかり生きているのだろうか。しっかり生きなきゃ。うん。