TOPに戻る
鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2015年2月3日

改めてクラウドソーシングについての評判をネットで調べてみたら、

・デザイナーやエンジニア、クリエイターなど、フリーランスにとってはコネに頼らずに仕事を受注するのに便利な手段で、単価は安いが経験は積むことができる。

・しかし、クライアント自体が相場をわからず、簡単な仕事だと思って引き受けたら「あれもこれも」とか言い出して揉める、という地雷も多々ある。(これは通常の仕事でもよくあるが)

という感じなのだが、いわゆる副業的な作業については、時給換算にして100円とかそういうレベル。とにかく、

 

「超ブラックな世界」

 

ということがあちこちに書いてある。

案件にもよるだろうが、そもそも発注者にとっては「安い労働力を手っ取り早く調達できる場所」なのだ。しかし、自分がやってしまった案件みたいに「違法すれすれ」なものもある。とりあえず自分は懲りた。案件の詳細は書かずに「Excelができる方」とか、そういう曖昧な書き方をしているところは要注意だ。中には、

「在宅ワーカー急募!前回の募集では途中で辞退する人が多かったので、責任持って最後まで仕事をしている方を募集しています」

なんて書いているのもある。「途中で辞退する人が多い」という時点でこれはアウトだろう。

「ライターが書いたブログ記事をWordPressにアップするだけです。当方のサイトはhttp://… 」

という案件があった。サイトを見たら、画像と記事があって、ところどころ文章を装飾していくるくらい。1件50円と他の案件に比べると割がいいのに、応募状況が思わしくないようだ。「これって、記事や画像をアップして適当に整形するだけのお仕事ですか?」と質問したら、回答は返ってこない。どうも怪しい。そういうのが山ほどあるようだ。

 

副業的な仕事では、単なる「作業」だけではなくいろいろな種類の案件がある。数としてはライティングがかなり多い。これは自分にハマればさくっと書けるのだが、経験がないと書けないものがほとんどだ。例えば以下の様なもの。

・全身脱毛の体験談記事の作成(1000字以上) 280円
・ブログ投稿用のゲームを話題にした記事の作成をお願いします(300文字以上)30円
・酵素ドリンクダイエット体験談募集。500文字以上 100円
・着物の処分, リサイクルに関しての記事依頼【1記事1000文字以上】108円
・【お金、マネー】に関する記事(3,000〜5,000文字程度)800円

プロのライターではないから単価は安いのはしかたがないが、それにしても安すぎる。

どうやらこういうのは「アフィリエイター」が募集しているものが多いらしい。アフィリエイトサイトで稼ごうとしたら、常に目新しい情報をアップして多くの人にサイトを訪問してもらわなければならない。自分でいろいろ調べて書くのは限界がある。そこで、こういう安い労働力で実際の体験談を募集しているケースが多いとか。(書くほうが実際に体験しているかどうかはわからないが)

アフィリエイトサイトで稼ぐ方法については以前にも調べたことがある。「こんな人目を引くような情報を常に発信し続けるのは無理!」と思ったのだが、こんな裏があったとは。

そんなにうまい話はない。地雷だらけである。

昨日はメンタルクリニックへの通院日。しかし、体が全然動かない。しんどくて起き上がれない。また妻に薬だけ取りに行ってもらおうかと思ったが、この状態をきちんと自分で医者に話さないと意味が無い。必死に頑張って、やっと起きて着替えて外に出た。調子が悪いと着替えるのもしんどい。お金が勿体ないけどタクシーを拾おうかと思ったが、なんとか動けたのでバスで病院へ。

ぜんぜん眠れないことや、最近物忘れが激しかったり漢字が書けなくなるなど、少しおかしいことを話した。主治医は難しい顔をしていた。「仮性痴呆てやつですか?」と自分が聞いたら、「確かに鬱の症状でそういうことはありますが」と言うが、それだけ。これだけで「そうです」と断定できるわけはないから、それは当たり前の話だが。夜に眠れなくて昼間に頭が働かない、というのが解消されたら少しはましになるかもしれない。

とにかく眠剤を調節してもうらようにお願いした。眠剤は2種類処方されているので、これ以上は増やせない。ハルシオンを何かに替えて欲しかったが、ベンザリンがユーロジンに変わった。それから未だに少し副作用が残るアモキサンは中止して、夕食後のサインバルタが増量になった。

帰ってくると、行く前よりも少し元気が出ていた。その辺がよくわからない病気なのだが、夕方から頭が冴えて夜になると眠れなくなる。またこのパターンか、と思っていたが、夜になって急に疲れがどっと出てきた。まるで体の中から毒素が全身に滲み出てくるような疲労。いろんな疲れのパターンがある。

そしてそのまま横になったら、吸い込まれるように寝てしまった。途中で妻に起こされて「薬飲みなよ」とピルケースを渡され、薬を飲んでまた寝た。

昨晩はぐっすり眠れたのだが、眠剤を飲む前から寝ていたからユーロジンが効いたのかどうかわからない。

そして今日も昼近くまで寝ていた、起きるのがとてもつらかった。遅い朝食、昼食を食べたあと、またしんどくなって2時間くらい寝てしまった。もう寝れるときに寝たほうがいいのだろうか。

今夜は眠れるかどうか不安である。