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鬱るんです
躁鬱病のITエンジニア「はまー」が心と体の模様を記した雑記帳。 大手IT企業で心身ともにぼろぼろになり退職した後、ほそぼそと働いたり事業を立ち上げようとして頓挫したり、作業所に通ったり障害者雇用で働いたりと紆余曲折したが、今は無職な毎日。

日別アーカイブ:2013年7月21日

お通夜も告別式も体調を崩すことなくなんとか切り抜けた。横浜から大阪まで4,500円という安値の夜行バスが、意外に快適だったのが幸いした。気に入ったので、帰りも同じバス会社のバスをスマホから予約した。

帰りを土曜日深夜の出発にしたので、土曜日がまるまる空いた。会いたい友だちがいたので、木曜日に「突然だけど、土曜日暇?」とメールしたら、特に予定はないという返事が返ってきたので、梅田でお茶でもしようと約束した。

そして昨日の土曜日、約束は16時だったが、最近梅田がいろいろと新しくなっている、と聞いていたので、何がどう変わったのかぶらぶらしてみようと思い、14時前に梅田に行ってみた。JR大阪駅の改札を出たら、そこは異空間だった。呆気にとられてしまった。

JR大阪駅周辺はあまりにも変わっていて、愕然としてしまった。あちこち歩きまわって、「キレイでピカピカになってしまった。ここはもう自分の思い出の場所じゃない」と少し寂しかった。かつては予備校に通ったり友だちと遊んだり彼女とデートしたり、そんな思い出がつまった、なんとなく小汚くて雑然としているイメージの「梅田」が、今は洗練された「UMEDA」になってしまった、そんな気がした。

友だちと落ち合い、横浜へのお土産を一緒に選んでもらったりした後、しばらくお茶をした。会って話をするのは久しぶりだったので、あっという間に時間は過ぎた。こんな機会にしか会えないのは寂しいが、今の健康状態と経済状態では、そう頻繁に大阪に帰ることはできない。もし生活保護のお世話になったりした日には、たとえ親兄弟が死んだとしても帰るに帰れない。身内の葬式すら出られなくなってしまう。

友だちと別れたあとは、ネットカフェで時間を潰していた。バスの発車時刻が2240分だったので、それまでしばらく体を休めるだけのつもりだったが、せっかくだから店のPCを立ちあげ、スマホから予約した夜行バスの詳細をPCから確認してみた。行きよりもちょっとグレードの高いシートのバスを予約したのだ。しかし、その説明をよく読んでみると、

 

「トランクが無いため、荷物はお預かり出来ません。」

 

 

え?

 

 

 

「トランクが無いため、荷物はお預かり出来ません。」

 

 

 

え?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

( ゚д゚)

 

( ゚д゚)

 

゚д゚)

 

 

ちょっと待て、そんな話は聞いてないぞ。いや、自分がよく読まなかっただけだ。あーそれよりも、えーと、どうしたらいい?どうしたらいい?このカラカラと引っ張り回しているキャリーバッグはどうしたらいい?もうあんまり時間がないぞ。

テンパるとこんなに汗が噴き出るものか、というくらいテンパったのは久しぶりだ。一瞬のうちにTシャツは血みどろになり、頭は白髪になった。

それで、急遽ネットカフェの狭いスペースでキャリーバッグを開けてお店を広げ、薬など最低限持って帰らないといけないものをデイパックに移し替え、キャリーバッグはコンビニから宅急便で送って、なんとかなった。明日の朝には家に届くが、そんなことをやっているうちに、バス乗り場にはぎりぎりセーフで乗り込むというはめに。

しかし、ネットカフェで気がつかなかったら、どうなっていただろう。

いざバスが来て乗ろうとしたときに、

「あの、トランクは・・・」
「トランクはありません」

ということになっていたら。

ひょっとしたら、頼み込めば秘密のトランクがあったりしたのかもしれないが、まあ、今度からはきちんと確認してから予約しよう。